映画「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」
directed by 内田英治、片山慎三
Starring:伊藤沙莉、北村有起哉、宇野祥平、久保史緒里、松浦祐也、高野洸、竹野内豊
東京・新宿のゴールデン街の三番街にある小さなバー、カールモールでバーテンダーとして働くマリコ(伊藤沙莉)には、探偵というもう一つの顔があった。ある日、ある組織から歌舞伎町に紛れ込んだ宇宙人を探して欲しいという依頼が舞い込む。忍者「MASAYA」を自称する恋人(竹野内豊)にも協力してもらいながら、宇宙人の行方を追う。この店に集う常連客の間にもさまざまな悲劇も起きていて・・・知らないうちに居なくなってしまう客もいた・・・
新宿のバーに集う常連客の引き交々、そして突然舞い込んだ「宇宙人」というトンデモな珍客・・・伊藤沙莉、北村有起哉、宇野祥平、こりゃ~おもろくなるだろうって大いに期待してたんですが・・・
だからこそ、遠い遠い上映館まで、暑い昼日中自転車でキコキコ向かったんですが~
が===・・・ね??って感じになってしまいました~
もったいないおばけがいっぱい飛びました。
伊藤沙莉さんだよ~、北村有起哉だよ~、役者さんはみな頑張ってたし、オムニバス形式で、一つ一つの話の中身はなかなかに「ピリリとわさびが効いた」話、時代劇でもこんなんあったよなぁってのもあったし、いいんだけど・・
でも、常連の女の子、ホストに貢いで貢いで・・・という状態を心配して電話までしてたのに、その女の子が結局悲劇的な(というか、これって結局純愛だったのか? )心中して死んじゃったわけだけど、でも、マリコさん、な~~んも触れないし・・・あれれ?になっちゃいました~
それに、「悲惨な1日」ってタイトル振ってるけど、これ、1日じゃないし、何日間かに渡ってるし・・・
北村有起哉、なかなかにこの方は「お腹の中は結構黒いかも」と匂わせる役柄、演じるのうまいですよね~、しかも、表情も「読めない」状態から、夜叉の顔まで形相変えて演じ分けるの上手いし・・・でも、突然いなくなっちゃうし・・・
探偵って、マリコさん、何も推理してないし・・・
ただ、忍者の末裔で、忍者道を貫く男を演じた竹野内豊さんが、ほんま似合ってました。話を忘れてしまっても、あの手裏剣投げるのとか、目に焼きついてます。
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