映画「孤独のグルメ」

directed by 松重豊

starring : 松重豊、杏、塩見三省、内田有紀、村田雄浩、磯村勇斗、ユ・ジェミョン、オダギリジョー


井之頭五郎(松重豊)は、かつての恋人・小雪の娘の千秋(杏)の祖父の一郎に絵を届けるために、パリへ飛ぶ機内。タイミングが悪く、また自身も眠ってしまったため、機内食を食べそびれた五郎は、パリに着いて早々「腹が・・・減った!」

さて、良さげな店を探して、パリの街を歩く五郎が入った店は、小さいながらも、なかなかの味だった。

さて、祖父の一郎(塩見三省)からお願いがある・・・という千秋。二人から頼まれたものは、「子供のころ、長崎の五島列島に住んでいたときに、母が作ってくれた”いっちゃん汁”の味が忘れられない。食材を集めて探してほしい」というもの。

しかし、「いっちゃん汁」という名前に、方々尋ねてみるが、全く心当たりがなく、ならば現地へと向かった長崎五島列島・・・「深海魚の一種の魚の出汁じゃないか?」と言われ、扱っていそうな店を訪ねて行こうとするが、五郎の行くところ様々な人々や事件に巻き込まれ、嵐にまきこまれ、どこかの島に流れ着いたり、韓国や東京や・・・

やがて、「今はもうやってないかもしれない」と言われた、東京のラーメン店を訪ねるが・・・


「孤独のグルメ」・・・話には聞いていたものの、今まで漫画本もアニメ版も深夜ドラマ版も全く見たことなかったのだが・・・

でも、これ、予習の必要、全く要りませんでした!!


もう、松重豊さんの一人語りを聞いてるだけでおもろいし、あの「腹が・・・減った!」の表情見てるだけで笑えてしまうし、あとはもう、ひたすら美味しそうに食べる松重豊さんのせいで、私のお腹がぎゅるぎゅる、ぎゅるぎゅる・・・ほんま「飯テロ」映画でした。


しかしまぁ、あんなん、死ぬよ? 五郎さん

SUPで島に渡ろうなんてさ~、しかも、台風ってさ~、死ぬって!!(苦笑)


東京で、コロナ禍の影響を受けて、ほとんど閉店状態のラーメン屋の大将が、オダギリジョー!!

これは反則技やん!(苦笑)

その立ち居振る舞い、全てが絵になる!!

存在感ある、でも、主役ではない位置・・・オダギリジョーが一番似合ってる「やくどころ」だと思う。

ぼそっとした一言、生気なさそうな、でも、味にかけては超一流!っていうニクイ役、

ドンピシャ!でした。


最後の韓国でのオチもいいし!

内田有紀さんたち女性たちの暮らす島での「食の研究所」という設定は謎!だったけどね~

塩見三省さん、こうやってスクリーンに復帰して、いい味出してくださって、ほんまにうれしい!!





いいなと思ったら応援しよう!