3ヶ月
夫が脳内出血で手術を受けてから3ヶ月。
本格的なリハビリが始まって2か月。
身体の動きは本当に「誰も脳出血を起こした後だとは気づかない」程度で、自分で立って歩いてトイレにいって、普通の食事を食べてるし、髭も爪も自分で整えてるから、立居振る舞いはホントに普通・・・
言葉の後遺症はある。
ただ、FaceTimeで話す分には、割と普通に会話が進むことが多くなってきたし、本人に病認識があって、時に憂えたりしながらも、「日本語を正しく話したい」という意欲は失わずに日々取り組んでいる。
1日に何回も、FaceTimeで話をする。
私はとてもキツい性格なのもあって、言い間違いは必ず正しく言えるまで一緒に繰り返してる。
多くの・・・特に、夫のような年齢の男性だと、キレて怒鳴ったり、怒りっぽくなったり、また逆に落ち込んで話そうとしなくなったり・・・という、精神的な落ち込みもあって、うまくいかないことが多いと聞くが、夫の穏やかな性格は変わっていないので、爆発せずに、何度も何度も繰り返して、やっとうまく話せたら「ありがとう」「うまく話せなくてすみません」と、自分から折れてくる。そこがなんか切ない。
先週のお盆ウィーク、コロナ感染者が病棟スタッフに出たため、リハビリもストップしたり、面会も休止された。リハビリが無い間に退行してしまうのが、怖いし、嫌だし・・・敢えて何度も言い直しをしてもらってる・・・というか、させてる。
私のことだとちゃんとわかってるのに、私の名前を言い間違ってしまう・・・たぶん、気を許してるから、無意識にそれが出てしまうんだってわかってはいるけど、敢えて怒って言い直してもらってる。そこで、「いいや、わかってるんだし、私もそれで返事しとけば・・・」って心が揺れる。長年一緒に暮らしてた夫婦だもん、相手の言いたいことは、たとえ言い間違っていることでも、何を言いたいのかはわかってる。そのまま「○○のことだよね?」「そうそう」・・・で進んでいって不都合はない。
でも、何もかも、こっちが察して、夫が「そうそう」で済んでしまえば、ちっとも言葉のリハビリにならない。「ちゃんと、○○って言ってみて」と言い直ししてもらってる。一生懸命発音してる。間違う。言いたい単語は私だって解ってる。解ってるけど、○○と夫がちゃんと言えるまで繰り返す。
言い直しって、する方も、させる方もすごく我慢がいることで、短気な私にはとてもしんどいけど、でも、彼もよく怒らないなぁと・・・逆だったら、私完全に癇癪起こしてるわ〜と思いながら、切なくって泣けてくるけど、でも、夫の前では、ちょっと怒りながら「ゆっくりで良いから、正しい言葉で言えるまで」繰り返してる。言語聴覚士さんだったら、ここは怒らないで優しく穏やかに「もう一度言ってみましょう」とかの言葉掛けになるんだろうけど、私は妻だから、そこまで人間できてない。だから、ちょっと「むっ!」としながら、「そう、そう・・・でごまかしたらあかん、ちゃんと自分で○○と言って!」と・・・自分でも言い方とんがってる!とは自覚してるんだけどね。
火曜日には次男が仕事休みだからと、来てくれて、たまっていた段ボールの始末とか、手が届かなかった場所の電球を取り替えてくれたり、こまごまとした後始末や買い物を手伝ってくれた。
お米って不足してるんだ・・・お米を久しぶりに買いにいって、びっくりした。
東京では、先日の神奈川の地震とかもあって、買いだめ傾向が起きてて、品薄だって聞いてたけど、全国的に、前年度のお米が不作気味だったこともあって、今、新米が出てくるまで品薄状態なんだそうだ。
ずいぶん、映画に行けてない・・・捻挫が完全に治ったら、映画いくぞ!