映画「Twisters」

directed by Lee Isaac Chung
starring : Daisy Edgar-Jones, Glen Powell, Anthony Ramos, Brandon Perea, Maura Tiermey, Sasha Lane

気象学の天才ケイト(デイジー・エドガー・ジョーンズ)はニューヨークで世界の自然災害を予測し、被害を防ぐ仕事に熱中していた。しかし、彼女は学生時代におきた失敗で心にトラウマを抱えている。若い頃、仲間達とストーム・チェイサーとして竜巻を追いかけてオクラホマの平原を走り回り、竜巻の中心部に水分を吸収する素材を大量に投入、竜巻が内包する水分を吸収させることによって、竜巻を消すことが可能ではないかと、成功すればその報酬で自分たちの研究資金を得ることができると仲間たちと計画していたが、結果、悲劇的な結末で、何人もの仲間を失うことになってしまったのだ。
 故郷から遠く離れた都会での仕事に邁進していたケイトだが、オクラホマで連続して巨大竜巻が発生するようになり、以前の仲間だったハビ(アンソニー・ラモス)から協力してほしいと依頼を受ける。トラウマを抱えためらいながらも、かつての仲間の呼びかけに応じて、ケイトはオクラホマの平原にやってきた。そこで、アカデミックとは程遠いが、現地ならではの気象知識を蓄積していて、いかにも西部気質なやんちゃで陽気な竜巻インフルエンサーのタイラー(グレン・パウエル)と出会う。互いに反発しながらも、同じ目的をもった者同士、次第に協力しあっていく。

1996年公開の、ヘレン・ハント&ビル・パクストン主演の「ツイスター」の続編・・・あんまり大っぴらに続編コールはしてないけど、でも、誰がどう見ても「続編」だよね。
軽い羽根付きのたくさんの球体を竜巻に吸い込ませる「ドロシー」改良バージョンも登場してたし。
基本、ストーム・チェイサーが竜巻発生を予測しながら、移動しながら、その中心部に近づいて・・・という、結局、体を張っての命懸けの接近・・・って部分は変わってないし、竜巻がどう発生して、どう移動し、どうシフトしていくか・・・っていう描写も基本は同じ。
前回の「あたりがすご~く晴れてるのに、とってつけたように、巨大な竜巻がでん!と居座っていて」みたいな映像よりは、さすがに30年近く経ってるから、VFX技術はすごくて、臨場感はすごいです。
前は恋愛のもつれ・・・みたいなのが一つあって、まぁ、それはそれでおもしろかったけど、今回は、アカデミックVS地元のやんちゃたち・・・みたいな対決構図はあっても、割と人間関係のあれこれはほどほどな感じなので、竜巻を追いかけながらも、被害にあった地域の救助も手伝うというそういう描き方があって、どろどろしないところがよかった。

  グレン・パウエル、「トップガン・マーヴェリック」でブレイクして、ここでも良い感じで、おバカやりながらも、粗野ながらも、ナイスガイ!って部分は期待通りですね。
  
今回も、映画館が竜巻被害に飲み込まれそうになるシーン、前作とかぶるし、そのとき上映されてる映画も前作は「シャイニング」、今回は「フランケンシュタイン」と、なんか映画ファンがニヤリとくる、こういうところ、丁寧で、うまいところついてくる!
安心してみられるディザスタームービー、私の大好物!!

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