「1秒24コマのぼくの人生」 りんたろう
昨年、金沢21世紀美術館のボランティア活動「広坂シネマクラブ」で、あの、りんたろう さんをお招きして、アニメ映画「メトロポリス」の上映会とトークイベントが行われたとき・・・
長年、りんたろうさんが演出されて世に出されたアニメ、「ムーミン(岸田今日子さんがムーミン)」、「新・ムーミン」、「キャプテンハーロック」「銀河鉄道999」などなど、大ファンだった私は、直にお話することができ、サインまでいただけたという、もう、夢が叶って、天にも昇る気持ちでした。
その時に、りんたろうさんの最新のお仕事として、フランスで製作されたという「自伝漫画(バンド・デシネ)」の話をされていました。ペン画で描かれた長編映画・・・
日本の映画館では残念ながら観る機会はなかったんだけど・・・
このたび、日本語版が発刊されて、書店で販売されていると教えられ、さっそく購入。
香林坊の書店でも売ってたよって教えてもらったんですが、最近、とんと天候が崩れている状態だし・・・とAmazonでポチッとしてしまいました~
巻頭から、缶入りフィルムのイラスト・・・
「映画はフィルム」という原点・・・やっぱり、強烈だなぁ。
手塚治虫さんと共に作ってきた「日本発テレビアニメ」・・・
それで育ってきた私は、もうページを繰るたびに、泣けてきます(大袈裟!)
フランスで製作されて、でも、なんで、日本で最初に製作されとらんねん?・・・と、最初は「悔しい」って思いが先に立ってしまった・・・
でも、今はちょっと落ち着いて、これが「日本アニメが世界のものになってる」ことの証明だなぁと誇らしくも思えてきました。
ゆっくりゆっくり味わいながら読みます。