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「21世紀美術館で作品を見た」
月に1~2回、夫を金沢21世紀美術館に連れ出して、展覧会を一緒に鑑賞する。
これは、夫が脳出血を起こす以前は、あまりしなかったことだ。
毎月第二土曜日、金沢市民を対象に「美術奨励の日」というのが設けてある。
私自身、これ、もっともっとPRせんかい!!
やる気あるんかい?
例えば、第2土曜日、市民の人だけが「プールの地下に入れる時間帯を設定する」とかしたらどうなん?って個人的に思ってる。
金沢市民の間で、もっともっと「金沢21世紀美術館は、市の美術館」という意識があって欲しいなぁと個人的に思ってます。
先月、渋谷区の松濤美術館に行った日が「区民デー」に当たってたんですが、毎週金曜日という設定だというのもあって、本当に「周辺の人が気軽にその日に鑑賞されてる、混んでいても、すごくマナーがよかった」というのを目の当たりにして、羨ましいって強く思ったのでした。
そういう普段からの気持ちもあって、夫が退院してきてから、毎月、一緒に「まるびぃ・ウォーク」を楽しんでいるわけです。
夫が毎日つけている「iPad日記」にも、その月一まるびぃ訪問がちゃんと反映されてきています。
最初は、全部私が口添えしてたんですが、今や、一人でちゃんと「金沢21世紀美術館に行って、作品を見た」という文章が綴れています。コピペかもしれないけど、でも、そういう行為をした、それを表現する文章はこれだ・・というのは分かってるわけですよね。
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「これはうさぎです」というギム・ホンソックさんの作品では、「人が入ってるんじゃないの?」と不思議そうに見てました。
ラファエロ・ロサロ・ヘメルさんの「パルス・ルーム」
めっちゃビビってました(苦笑)。センサーを握るんですが、「作品触っていいの? 握っていいの? え? 」ってビビって、最初は「指先で?」なんって言って触ろうとしない。「検査」だと思ったみたいです(苦笑)。
ようやく、体験を終わって、一緒にベンチに座ってしばし、光の点滅を見ていました。
メガネを外して、ぼんやりした光だけが明滅する状態の方が、私は大好きで、メガネを外して見ている光景は、写真には絶対撮れないわけで・・・自分だけが見ている光景ってのが、素敵なんですよ~
「炎に包まれた8つの髪束」(レベッカ・ホルン)
ナイフが動き出すまで、止まってる状態では「何これ?」って怪訝そうな夫でしたが、動き始めると、ナイフが中空で止まってるように見えるので、すごく不安定感がある。「怖いね」と呟いてました。
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「ブルー・プラネット・スカイ」(ジェームズ・タレル)
ちょうど雪が降ってきてる時で、その雪に濡れながら中央で写真撮ってる、中国系?ご家族を見てて、夫は、「寒いのに、濡れるのに、大丈夫なんか」と・・・思わず彼らに直接声をかけにいこうとしてました(苦笑)。
エッジのところに、屋根雪が垂れてきてて・・・そのうちどさっと落ちてくるなぁ。