GO FOR KOGEI 2024 @岩瀬(富山県)
まず、そもそも、岩瀬行きはゆっくりと時間を取るつもりで、土曜日の朝から出かけて、ゆっくり回って、ランチもちょっと贅沢に岩瀬にあるレストランとか? お酒もしっかり呑んで、じっくり見ようと計画を立てていた。
でも、19日の土曜日はず~っと「雨予報」
3日前に見ても、1日前に見ても「雨」
岩瀬はとてもいい街並みで、街歩きが気持ちいいんだけど、雨降っちゃうと、楽しめないだろうし、そもそも、夫を伴って雨の中を歩くってなぁ・・・ちょっとした雨ならともかく、どうやらかなりキツめに降ってくるらしい・・
18日の金曜日は、夫は作業リハビリと言語リハビリが連続してあるので、買い物の練習があったりで、結構密度が濃くて・・・午後に出かけるの大丈夫だろうか・・・と逡巡したけど・・・
でも、雨の中歩くよりは、なんとか天候が保ってる金曜日に・・・と決断。
私は、午前中は、どうしても見たかった映画「侍タイムスリッパー」を駅前のフォーラスの映画館で鑑賞。終わったら、まず駅で新幹線の切符を買って、昼ごはんにするおにぎりを買って、家にトンボ帰り。
リハビリが終わった直後の夫に「新幹線に乗るから!」とお出かけグッズを持たせて、すぐにタクシーで金沢駅へ。富山まで新幹線で20分、そこから岩瀬までポートラムで20分、よかった、2時半ちょっと過ぎに岩瀬到着。
あとは去年も来た岩瀬の街をパンフの地図に従って歩いていった。枡田酒造店について、あとはもうそこの係の人が全部道順を教えてくれるし、もう会期末が近いので、あちこちに青いガイドブックを持った人がうろうろしてるので、方向音痴の私もなんとかなった(苦笑)。
去年は、金沢駅まで自転車で行ったから、お酒は飲まずに通したけど、今回はもう電車だから、呑んでも大丈夫! 地ビールの飲み比べのセットを頼んだり、銘酒・満寿泉の角打ちができる「沙石」では、冷蔵庫にずらっと並んだお酒を、小さな枡でセルフで注いで呑める・・・いやぁもう至福!(あれ、工芸の作品は??って??)
もちろん、作品はちゃんと堪能しましたよ~
昨年は陶板画や絵画作品が多かったのですが、今回は、作品数は減っているものの、館鼻さんの花魁の履き物からインスパイアされたという、ヒールレス・シューズ・・・レディ・ガガが履いて有名になりましたけど、あの作品にまた再会(大山崎山荘で鑑賞してます)できたし、卯辰山工房展で強烈だった五月女さんの真っ赤な、濡れっとした漆の唇にもまた再会できたし、石渡結さんの大きな糸を編んだ作品を間近で見れたり、とにかく、見応えのある大きな作品を堪能できました。
そして、係の人が着てらっしゃるTシャツのロゴを見たときから、ああ!!っと感動しまくってた、柿沼康二さんのスピードに乗ってグイグイと、という筆の運び、部屋の壁、端から端までという見事な展開、圧巻です。それをじっくり鑑賞しながら、お酒をいただくって、ああ、こういうときは、やっぱり着物着てると映えるだろうなぁ。
岩瀬地区の建物、風情、土蔵や豪商の町家、とにかく、歩いてみると、本当にすごい雰囲気のある場所です。ここはどうしても夫を連れて来たかった場所でした。
とても気に入ってくれて、作品にも素直に感想を言ってくれたし・・・
やっぱり夫はどちらかというと工芸好みなんでしょうね。
そしてやっぱり「金属」に注目してました。外山和洋さんの作品は、一見、陶の作品のようで、実は金属を吹き付けるようにして制作されている作品は、確かに有機的な印象も受ける。土に近い印象を受ける。その薄さと表面の複雑さ、私も夫もこれはなかなかに印象に残った。
帰りは富山のますずし・・・夫がず~っと好物だったもの、を買ったりして、金沢までは在来線で戻る。疲れただろうけど、絶対に連れて行きたかった場所だし、雨を避ける決断をしてよかったなぁと思ってます。
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