意外、意外、意外・・・踊る夫
この日、国立工芸館での佐々木類さんのアーティストトークの申し込みをしていた。国立工芸館も今までバスで行ったことなかったなぁ。
私一人なら自転車で・・・・夫と行くなら、まるびぃまで車で行って、駐車場に置いて歩いて坂を上って・・・ってパターンだった。
意外にも国立工芸館って直に止まるバスは、フラットバスとかなんだよね。
そのライン上に家があればいいんだけど、我が家はそうじゃないので、使いづらい。
ネットで調べて、武蔵ヶ辻経由を考えた。そうだ、最近、アートグミにも行けてなかったから・・・と、まずは、アートグミの展示を見ようといちば館の3階へ。
あら? 久しぶりに、なかむらくるみさんがいらっしゃって・・・
全然知らなかったんだけど、偶然にも、この日は「ダンスウェル」がアートグミで行われるのだと。
あらら、夫はこういうの苦手だし・・・展示だけ見るんだけど・・・とお答えしてたら、夫が「別にどちらでもいいよ」というので、成り行きで参加することに・・・
この日は、イギリスから来られてる、ダンスウェルの講師認定を受けようという女性の方のインストラクターデビューみたいで、夫はこの方の英語がすごく気に入ったみたい・・・
驚いてる私を尻目に、パフォーマンスをやってる夫・・・
え? ええっ?? こんなん、好きじゃなかったはずなのに?? 前にまるびぃでやろうって誘った時は、冷た~い眼で冷ややかに「俺、外で待ってるし」だったじゃない?? 同一人物??
私がバスの時間を気にしたり、展示をもっとじっくり見たいのにな~と、途中で離脱しようと誘うも、夫は「いや、もっとやりたい」とめっちゃ意欲出して「踊って」ました。
いや~ビデオに撮っておきたかったな~
終わった後も、そのイギリスからのケイさんだったっけな? に話しかけに行ったし・・・あら~そんな一面知らないよ~、
まさに、「知らない人を見るように」夫の踊るのを見てました。
ダンスウェルは、パーキンソン病の人が最初は対象になった活動で、どんな人も踊ることで芸術術活動に参加しながら、鑑賞者ではなく主体的に参加して互いに感性を高め合おうという活動で、誰もがダンサーだという考え方です。
62歳という年齢であっても、35年一緒に暮らした夫であっても、まだまだ、まだまだ「知らない一面」があるんだ~とつくづくと思いました。
英語だったから・・・と夫が後から言ってました。そうか、ここがとっかかりなんだなぁ。