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新刊! 石黒圭・石黒愛著『言語学者も知らない謎な日本語』/刊行記念イベントも開催します

こんばんは、教育評論社 編集部です。
今回は10月の新刊をご紹介します。
発売は10月28日、こちら発売日に先駆けて刊行記念イベントも開催します!


1.新刊のお知らせ

石黒圭・石黒愛 著『言語学者も知らない謎な日本語』


帯付きの書影です
帯付きの書影です

「わかりみが深い」「あの発言、メタい」
「ちょっと待った! 例文を頼む!」

本書で登場するのは、50代の研究者である石黒圭さんとその娘・愛さん。
愛さんは大学生ですが、日本語が専門ではありません。
オタク道を極めることに熱心で、家庭内でその方面の若者言葉を使っては、前述したような日本語研究者の父親の質問攻めに遭っているのです……
言語学者の父が娘たちと繰り広げる“謎な日本語の世界”を楽しむことができる1冊です。

▼目次

1章 若者名詞
「推し」のおかげでがんばれる/を極めた「限界オタク」/「豆腐メンタル」はガラスより脆い/我が身に返る「ブーメラン」/「モブ」だって目立ちたい/「ガチャ」で決まる僕らの運命/立った「フラグ」は回収される、ほかに選択肢がない「一択」/「同担拒否」は拒否られる、まとめて「箱推し」!/「民度」の高低、マジで「神」/高カロリーは「罪の味」/流行ったあとの「死語」の世界
コラム1 同じ日本語でも通じない

2章 若者造語
「うれしさ」から「うれしみ」へ/共感できる「わかりみ!」/世間にはびこる「○○詐欺」/笑いすぎて「腹筋崩壊」/乱れ飛ぶ怪しげな「○○説」/ほめられただけで「大絶賛」/意識高い系の「○○系」/はらはらする「○○ハラ」
コラム2 若者言葉も歳を取る

3章 若者略語
「誰得」は誰も得しない/お疲れの「おつ/乙」/「マジレス」乙です/「イミフ」もまた意味不明/「リアタイ」に生きるぜいたく/推しの「ファンサ」もほどほどに/食欲をそそる恐怖の「飯テロ」
コラム3 代々続くキャンパス言葉

4章 若者形容詞
「ヤバい」だけでサバイバル/「ヤバい」から「えぐい」へ/気持ちまで「だるい」とき/「強い」と人目が気にならない/外は寒くても心は「アツい」/読者のみなさん「メタい」の意味わかります?/しみじみと「エモい」/気まずさを生む「気まずっ」
コラム4 気づかない新語

5章 若者動詞
胸に「刺さる」感動/明るく「ディスる」未来/あとから「ジワる」感情/手を合わせて「祈る」/なすすべもなく「詰んだ」/「違くて」は動詞か形容詞か
コラム5 若者言葉の閉鎖性

6章 若者構文
「〇〇しかない」のポジティブ効果/最強の「〇〇しか勝たん!」/「正義構文」は正しいか/ありえない「マジないわ」/「ありよりのなし」は「あり」か「なし」か/父は「ズルすぎ」
コラム6 若者言葉の作り方

7章 若者副詞
「ぶっちゃけ」ないのは人のため/控えめではない「控えめに言って」/プラス思考の「いい意味で」/「なにげに」意外に意味が広い/じわじわ来る「地味に」/秒刻みを生きる「秒で」/とりあえず「とりま」/機会を捉えて「ワンチャン」/「マジ」から「ガチ」へ
コラム7 スマホ時代の若者言葉

8章 若者接続詞・若者感動詞
「てか」次の話題に行くよ/「ゆうて」と言われても/「それな」と「だよね」/「ですです」は丁寧か/「なんか」よく分かんない/「草」しか生えないネット世界/あざとく「ぴえん」と泣いてみる
コラム8 意味の変化と若者言葉

おわりに

▼本の予約受付中!


2.10月18日(金)刊行記念イベント開催!

石黒圭さん×飯間浩明さん「“言語のプロフェッショナル”も知らない日本語とは?」@書店B&B

10月の新刊としてお知らせした『言語学者も知らない日本語』ですが、
先行イベントの開催が決定しています。

日時は10月18日(金)19:30から。場所は下北沢の書店B&Bで行われます。
タイトルは「”言語のプロフェッショナル”も知らない日本語とは?」
ご登壇は著者の石黒圭さん、ゲストにお呼びするのは国語辞典編纂者の飯間浩明さんです。
石黒さんはトークイベントにご登壇されるのは初めてで、
飯間さんもB&Bのイベントには初出演となります。
お二人が揃うとても貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。
対面・オンラインのハイブリット形式の開催です。

▼詳細・お申し込み



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