Life gallery(人生書廊)」 プレイ感想 一問一答 その3
※プレイ感想という名の言い残しです
※クリアまでのネタバレと完全素人の自己解釈を許せる方のみどうぞ
つけたし1 単眼くんってどんな性格?
簡単に言ってしまうと、芸術家になるために生まれてきたような子です。
内気でインドア派、愛情深く依存的。手先が器用。これらの全ての要素が両親に似ています。単眼くんに妻子ができた場合、どっちに転ぶかとても心配。
つけたし2 どうしてOP画面の単眼くん(胎児)はこっちを見るの
ちょっとしたメタ演出か、西洋絵画でたまに見る技法のはずです。
つけたし3 OP画面の各章選択にステンドグラスが使われてるけど意味ある?
多分ないと思います。あるとするなら、ごく平凡な家の子に生まれたはずの単眼くんがフィッシュヘッド教団によってステンドグラスに飾られる聖人か教祖に祭り上げられる怖さ、教団の強い存在感を表している気がします
つけたし4 序盤で出てくるでかい秤は誰が重さの基準、価値を決めているの
私としては間違いなくフィッシュヘッド教団ですね。命に価値をつけるのは人間な気がするので。
つけたし5 単眼くんが本当に両親の蘇生に成功していたらどうなったと思う?
生前の人格や記憶を持って蘇生できた場合、両親は単眼くんに隻腕くんのことを聞きまくると思います。なので、おそらくやはりハッピーエンドにはならないかと。
つけたし6「取り出して、埋める」ってどういう意味?
あの場で普通に考えるなら「綿を取り出して、蛾を埋める」怖く考えるなら「弟を取り出して、僕を埋める」ですね。
弟がいなくなれば自分が両親を一人占めで7きるという発想が幼くて悲しい。
ただ「飛んで火に入る夏の虫」の意味まではまだ考え中です。
つけたし7 最近遊んで苦労したミニゲームを教えて
目が粗すぎる網で蛾を捕まえるやつです。他のミニゲームは大方楽にクリアできますが、いまだにここだけはほぼお手上げ状態です。多分あそこだけ意図的に難しくしてあると万年ゲーム下手くそがここに主張したいです。
つけたし8 作品「ダンス」は何を意味していると思う?
私的には「薄布一枚で分けられた、自分には届きそうで絶対に届かない幸せ」を表現していると思います。幼少時の単眼くんが見た蛾たちの踊り(マティスの「ダンス」モチーフ)から思いついたのかもしれません。物悲しいけど、その事実が分かっただけでも良かったはず。
つけたし9 小ネタを一つ教えて
「単眼くんと隻腕くんが同じ場所にいて同じ表情をしている場面は2回しかない」
生まれた時の笑顔と儀式の時の恐怖と嫌悪ですね。もっと笑いあって欲しかった。
つけたし10 751GAMESのここがすごい的なところを教えて
「両親の蘇生という目標に燃える単眼くん」を描いた際、口を描かなかったことでしょうか。描かれていたら、多分どんな形の口でも怖かった。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。あと最後に一言。
project boxはまだですか(切実)
すみませんcatmuseumが今一つ刺さらなかったもので……西洋絵画と戦争の影響というテーマは良かったのですが……