遺言2
朝から多忙につき。
車で遠きところまで仕事へ行く。
終わりスーパーで買い物。
何か視線を感じる。
それも気にしていなかったがジリジリ焼きつくような視線。
「ママより綺麗!」
と子供。
そのママに睨まれる。
そのママは細身で綺麗な顔立ちだ。
その子、私のカートの前に飛び出しぶつかりそうになる
「危ないよ〜」と笑顔で子供に言うと母親が更に睨む。
どちらの理由で睨みつけているのだろうか。
綺麗なお母さんなのに。
どうせ命短し。
どうせ死ぬのだから比較してもされてもしかたない。
何と戦っている世の母は大変だ。
やはり短し。
怒りは心を不細工にする。
今日も死んだ私。
明日は目覚めるか。
明日は新しい朝ではない。
明日は新しい命になってるか。
今日死んで明日生きるか。
どうせ死ぬのだから今日の自分を偲ぶ。
今日も。
いや、今日死にました私。
明日も一日死んでやろう。
成仏候。