カナレットとヴェネツィアの輝き~SOMPO美術館 2024.10.12~
日本初!カナレットの巡回展、第二弾が始まります。
(短めの展覧会予告です。
さらっと、スキマ時間に読んで頂けると嬉しいです。)
静岡県立美術館から巡回で、
10月12日(土)から、SOMPO美術館にて開催されます。
開催日:2024年10月12日〜12月28日
SOMPO美術館
開催日:2025年2月15日〜4月13日
京都文化博物館
開催日:2025年4月24日〜6月22日
山口県立美術館
18世紀、ヴェドゥータの巨匠 日本初の展覧会
カナレット Canaletto 本名 ジョヴァンニ・アントニオ・カナル (Giovanni Antonio Canal/ 1697-1768)
『小さなカナル』
カナレットの名前について。
劇場の背景画家をしていた父から、遠近法の基礎を教わりながら働いていました。親子の呼び名を区別するために、”カナレット”(小さなカナル)と呼ばれるようになりました。
カナレットが描いたのは、ロンドンに滞在した10年間の絵を除くと、ヴェネツィアの絵ばかりだと言われます。
特にヴェネツィアの水や光の煌めき、
大運河を行き交うゴンドラや、華やかな祝祭の様子に思いを馳せ、
当時の旅行者気分に浸ることが出来そうです。
ぜひタイムスリップしたような感覚で、楽しみたいと思います。
ヴェドゥータ(景観画)とは
透視図法を用い、主として都市の景観を精密に描いた絵画。
名所旧跡を正確に描き出したヴェドゥータは、旅の記念品として、
グランド・ツアーでやってきた英国人貴族をはじめとする外国人旅行者に人気を博し、ヴェネツィアやローマで18世紀に発展しました。
グランド・ツアーとは
貴族の子弟が教育の仕上げとして、数か月から数年をかけて文化の中心地を巡った周遊旅行。
18世紀後半の英国でその最盛期を迎えた。特に英国人貴族の場合、たいていの目的地はフランスかイタリアで、ヴェネツィアは人気の旅先でした。
【 水の都・ヴェネツィアの魅力】ホイッスラー、ブーダン、モネまで
カナレットの没後、ヴェネツィアはどのように描かれ続けてきたか・・・
スコットランド国立美術館をはじめとする英国内のコレクションに、日本国内作品を加えた総数約60点が集結。
本展を通じて、絵画に描かれるヴェネツィアの姿の変遷を、
20世紀初頭のクロード・モネに至るまでたどることができるそうです。
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