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セイコーマチック seiko matic

国産ビンテージ時計に惚れています。
腕時計というとイメージしやすい、腕時計らしいデザインが好きです。
飾り気のない、スリムなデザインで腕に着けていて気にならない。
でも、自分だけが満足する自己満足の世界です。

セイコーマチック

1960年代のセイコー自動巻き時計です。
手巻き機能はなく、ローターのみの回転でゼンマイを巻く形態です
そのため、手巻きをしなくてもよいために、竜頭はケースから出っ張らず、ケースと一体になっています。
セイコーの初自動巻き時計は「オートマチック」、「ジャイロマーベル」を経て、薄型自動巻き時計として初代セイコーマチックが登場です。
厚みは4.7㎜というのもいいですね。古き良き時代を感じる。

セイコーマチックを購入

購入はオークションです。
私はセイコービンテージで、マーベル、ロードマーベル、クラウン、クロノスを所有しています。すべて手巻きです。自動巻きも一つどうかなと思ってて見ていたところ良さそうなのを発見。
購入したのは中古時計を中心としたリサイクル業者です。そのため、必要な情報が画面からどうぞ的なもので、稼働品かどうかの説明もありません。
商品説明のないものを購入するのは勇気がいりますね。
しかし、そんなに高くない金額でとりあえず、入札しました。
入札金額は2000円(税込みで2200円)でした。
こんな時計です。

どうでしょうか、皆さんならこんな時計を買いますか?

入札したのはこの時計。
秒針外れ、文字盤汚れている。

秒針取れてる~
わざと見づらくしているのか、チラ見SDマークと30石の文字。
SDマークは金を使っていると言われているが、付け替えられていたりして・・・・
文字盤の汚れすごいな~、9時くらいのところに変な黒点あるし・・・・
まあ、翌日見たら見事に落札していました。
送料930円+2200円で手に入れることができました。
高いのか、安いのか

時計を買うとき注意点

私が国産ビンテージを買うときに注意しているのは以下の点
・文字盤の汚れ
・動くかどうか
・価格
・ロマン
文字盤の汚れは、汚れだけなら拭けばなんとかなりそうですが、浮き出ている汚れや錆はどうすることもできない。塗りなおす技術がない。
動くかどうかですが、これも多少のずれなら許せる。日差1分以内なら許容範囲。昔かったオリエントは日差10分。。。これは許せない。止まる時計は論外です。オーバーホールに金がかかる。
価格はおおむね決めています。
キングセイコー 2~3万以内
ロードマーベル ~2万以内
マーベル・クロノス 1万以内
他、1万円以内
この金額ではきれいな文字盤は期待できません。

セイコーマチック届きました。


届いた時計

届いてからの作業
1.文字盤磨き まずは文字盤の汚れに挑戦しました。入札中の写真に合った通り、4時位置くらいの黒いものが。届いたものを見ていると塗装の剥がれが発生していました。ラッカー膜が剥がれ、そこに黒い汚れが溜まってました。アルコールでは落ちなかったので、剝がれそうなラッカー膜を取り、コンパウンドで磨いたら、黒汚れはきれいに。
9時位置の汚れは落ちませんでした。

2.秒針戻し 秒針を戻してみたら見事に針が動く!ラッキー!!稼働品でした。

3.竜頭抜け 時間を合わせようとしたら、竜頭が抜けます。
 裏ブタを開けてみたらなんと金機械!これもラッキー!!

4.ケース磨き 全体的にはきれいな状態で届きましたが、さらにコンパウンドで磨いていきます。ステンレスケースなのでガシガシ磨きました。

結果

今回、格安でセイコーマチックを購入することができました。
問題なく文字盤の汚れはあるものの、特に問題なく稼働しています。
日差も非常に優秀で、1分以内に収まっています。
トータルで考えると、5千円以内で結構正確に時を刻んで切れる時計としては自分としては良かったと思っています。

古き良き時代を感じさせる時計。ロマンを感じます。

腕に着けてみました


ケースは36㎜と計測すると小ぶりなんですが、文字盤が大きく、ケースの枠が狭いので少し大きく感じます。
次は何を狙おうか。

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