アダルト版JC淫魔刑事獣鬼編20『伊良衣良と明美』4

アダルト版JC淫魔刑事獣鬼編20『伊良衣良と明美』4
2024/02/25校正更新
2024/02/20校正更新
2024/02/12更新追記
2024/01/05校正訂正

この話はストーリーの都合上過激な性描写や暴力描写、及びグロテスク、パクリな表現を多く含みます。
20才未満の方の閲覧はご遠慮ください。

登場予定人物

激辛選手権王『ルシファー』
前髪に癖毛のある方まで髪の毛を伸ばした少女、というのが最初に会ったイメージだったが擬態能力を持っているらしくて何とも言えない、
【この娘が全くもって正体が不明だとしか言いようがなかった。しかし最近になって『ローズ』と判明、『かなえ』は最初『ローズメイディン』とか考えていたらしいが長すぎるので本人が断固拒否をしたもよう。
私が推測したところあそこにいた淫魔の中でもずば抜けた能力使いだった。彼女は私とあつしが『瑠璃』さんの正体(獣鬼化していた)を伝える前から彼女(実際は瑠璃の姿と大きさに擬態した獣鬼だった。
私もあろうことか1学年上の上級生に輪姦射精されて種子と人造精子を仕込まれている。
その瑠璃になりすましていた獣鬼はその後、彼女のペットになったらしい。)
【最初から瑠璃の正体を知っていたようだったし、奴らに種子と人造精子を撃ち込まれて肉体と精神を凌辱されながら獣鬼に肉を喰らい尽くされ自我を失うという演技をやってのけていた。】
現在は約400年前の第4惑星『地球』(火星)にいて今までの過去の自分の記憶に疑問を持ち始めた数ヶ月前の自分と情報交換のために入れ替わっている
『ハルサメとナッツ』シリーズのナッツの中にいる「サタン』や『淫魔』と過去に因縁があるらしいが謎だ。

伊良衣良『博多ラーメン』
もちろん私自身のことだ。胸まであるソバージュヘアが理由らしいが、これでも毎日ブラッシングはしているつもりだ。
それにしてもひどいコードネームじゃない?、『瞬足娘』とかまともな名前を考えられなかったのだろうか?
もっとも『ウ〇娘』とかだったら断固拒否だけどね。
ちなみに『博多ラーメンはストレートの細い麺だぞ』と言うツッコミは亜希に言ってくれ。
【未来の世界では『あつし』 こと『ニナ』を始めとする6人姉妹(とはいえ受精卵クローン)の長女『イカロス』である、あ、念のために断っておくが某アニメのような背中に大きな純白の大きな翼がはえた超巨乳の優しい瞳をした美少女を思い浮かべないように、それこそ失望しかしないから!】
決めゼリフは『遅いことなら〇〇でも出来る』だ。過去の私はほとんど記憶がなく東北地方の海辺の町で幼少期の『刈り上げ君』を肩車しているセーラー服を着た志乃らしき人物を見た記憶はあるがその前後の記憶が曖昧でほとんどないに等しい、小学四年の時に静岡県富士市から今の武蔵市にトラックで引っ越す際に所属不明のオスプレイから銃撃を喰らうあたりからはっきりとした記憶はある、その時に志乃と『刈り上げ君』に再会している。

名前 不明 『刈り上げくん』
前髪以外は刈り上げのボーイッシュな女の子、どうやら未来世界では『ホームズ』と呼ばれていたらしいが、過去には志乃との関わりが深いらしい。
【この子は今のとこ正体不明、未来世界におけるわたしたち6人姉妹(受精卵クローン)の1人。能力は今のところ不明、だがハルサメとナッツシリーズでは『ジェネシス』と言う能力は物事を過去の本来ならあるべき状態に戻せるらしい】

名前 不明 『ツインテール』
某進学塾のCFあたりに出て来そうな見た目は可愛い子、しかし性格は結構卑しい。
【あの忌まわしき未来世界では私の妹であり、末っ子だった『ヘナ』だった。彼女達は研究所の職員たちから陵辱、輪姦をされて大量の獣鬼の種子を子宮を通じて脳髄に撃ち込まれている、この娘の場合はその影響もあって今から9年前にタイムスリップしてから約3年間は若い女性を襲って彼女たちの生肉を生きながらにして喰らって命を奪って生きてきたらしい。
しかし彼女の前に突如として現れたふざけた幼女夏乃花奈がその卓越した肉体再生能力を駆使して『ヘナ』が飽きるほどにおのれ自身の肉を喰らわせて正常化させたとのことだ。今は3才の女児と5才と7才の男児を拾い食いやら万引きをしたりして養っている。能力は『願望達成能力』だが未知数。

草薙敦子『あつし』
私の同級生であり、隣の席の男子、未来の研究施設でのニックネームはコンプライアンス的に問題のある娘だ。
【未来世界での『ニナ』、本来は女子ではあるが諸事事情により男子を演じている、とはいえ『召喚、送還能力によりどんなものでの出したり送りこんだり出来るありがちなパクリ能力を持ち自分の肉体の一部や全身に対しても行える、『送還女の身体、召喚男の身体』と念じれば男になれるし『送還男の身体、召喚女の身体』と念じれば女になれる。後色々細かい設定もできるので擬態化と違い気を失ったり死んでもそれは解けない、生みの親(仮胎)は『あつこ』、だが彼女は『ニナ』を出産後銃殺されている。その彼女が『ニナ』の中に生きていた。その後、『ニナ』が9才になった頃こっそり覗きに行った『かなえ』の部屋で彼女が多人数の男性職員に強姦されているところを目撃してしまう、その時『ニナ』自身も強姦され、幼かった身体故に瀕死の重傷を受けながらも這いずって逃げ出す。その後『かなえ』が人が変わったかのように職場放棄を始め彼女が姉妹のひとりを突き飛ばした現場を見てしまい逆上して初めて召喚能力を使い斧を出して惨殺をしてしまい他の5人の保母も惨殺をして自己嫌悪から逃げるようにして過去の世界に行き現在に至る】

名前 不明『瑠璃」
私たちと同じく6人姉妹のひとり、痩身傷だらけで路上で倒れているところを水野美衣(びい)、絵留(える)姉妹に拾われ10才まで育てられるが美衣、絵留のふたりに11才以上しか成長できない呪いがかけられているた。
そのため見た目が義姉たちを追い越してしまうためにそこからは佐原家の世話になりこの国の政治に疑問を持ちルポライターの職に着く、しかし取材中に獣鬼たちに襲われて獣姦されながら種子を打ち込まれ幼児化が進む一方二重人格化して一方は咲の中に、もう一方は瑠璃自体に残り獣鬼に利用され精神的な身体を喰らわれながらも咲の中にいた超妖魔に守られつつ現在に至る。しかし最近になって二重人格化どころか三重人格化していた説も浮上している。
、かしその可能性は薄くなりつつある。

ちなみに私たち姉妹の共通事項において眼球カメラと耳の中にも細工が施されていて鼓膜付近は高性能カメラに置き換えられて内耳部分にある三半規管も高性能なジャイロに置き換えられているらしい、それ自体がかなり謎なのだがそれらは研究所が勝手に私たちの身体をサイボーグ化した事によるものかもしれない。
しかし最大の謎は私たちは基本的には同じ受精卵から作られたクローン受精卵を6人の少女達に(無理矢理)本人たちの同意なしに人工着床させて生まれたはずだから実質的に6子という事になるのだが・・・全然みんな顔も性格も似ていない、謎だ。

ハル(春雨)、年齢は2025年時点では小学6年生の12才のはずだったが、タイムスリップ時にどうなっているか不明。肩まで伸ばした茶髪、そばかす顔だがなぜか可愛くて憎まれ口を叩かれても憎めない。
身長は160センチメートルくらい、ブラサイズもDカップくらいだが超高タンパク質食品と二次性徴ホルモン分泌促進剤の影響で8さいの頃から既に今に近い体型を持ち、所長もその子らから始まっていたと言う。

明美 先回より名前が割り当てられた。
見た目は夏野明美だが、波瑠沙芽の義弟であり波瑠幸恵の実子、長男である波瑠健太の罠に嵌め(はめ)られて獣鬼たちに輪姦射精されて無数の種子と人造精子を胎内に撃ち込まれ物質エネルギー化能力を人為的に強化されて脳のニューロンの大半を種子による大規模なシナプスネットワークに置き換えられていた。
健太の命令により九州鹿児島県にある川内原子力発電所の下にある岩盤を破壊させられた。
その結果原子力発電所は重大爆発事故を起こして瀕死状態で発電所付近の砂浜で横たわっているところを春と遭遇する。時間軸が全く異なるふたりがどうして親友関係を構築できたのか謎だ。(ちなみにハルは元々1960年代の人間だった、その頃は花奈はフルメタルに改造されていた筈だ)

冴子 本名はsae-Co で外来系知的生命体と聞いた、しかし科学者のはずなのに臨月間近まで自身の妊娠に気が付かなかった大マジのうつけものであるが実は志乃が造った人造人間だと言うことが発覚している。
現代の第3惑星においてはJK国会議員である『倶名尚愛』の秘書アンドロイドを開発製造するという天才ぶりも発揮するが本人の拘りか余りにもリアルに生殖器周りまで造りすぎてしまったためになんらかのトラブルで椎奈が全裸となってしまった時にフェミニストたちの絶好の攻撃対象となる。
もちろん椎奈は人間の男性とセッ〇〇をしても妊娠をすることは絶対にないはずだったが・・・・・?。

風間志乃 通称中出し刑事の娘であり1年半以上前の大型拳銃による射殺事件で帰らぬ人となったはずだがその時に出現した葉類亜希(当時は無名)の中で何故か生きている。実は彼女は『染色体加工人間』という名前で呼ばれていて父親の風間達也との血縁関係は皆無だったりする。しかし彼女の能力の限界は未知数だ。ただしタイムリーパー兼テレポーテーショナーとしての能力は特出していて彼女が一度の跳躍で数100年過去と未来、そして数万光年の距離を瞬時に跳べる。
どうやら観萌クラスの肉体再生能力はあるらしい。しかし観萌らと同じく放射性物質による被曝には弱いらしい。

葉類亜希(ストレート黒髪の小柄な女児タイプ)、志乃と入れ替わりに出現した謎だらけの少女。
私はてっきり最初に会った時は擬態化したボサボサ亜希だとばかり思っていたが少し違うようだ。
普段は愛知県警小田井署勤だが度々東京近郊の武蔵署にやってくる。年齢も能力も不詳。
拳銃は全く使えずに野球のボールに見立てた鉄球、もしくは強化ゴムのボールを時速180キロメートルの速度で狙ったコースを狙った位置に投げることが出来る・・・らしい(投げたところを私は見たことがないから)
痴漢や強〇魔を何十度かあの世に送りかけて何十回も謹慎を喰らっているとの事(まあ東京近郊に出没している時はそれが理由と思って間違いない)

葉類亜希(ボサボサ亜希)、少なくとも8年以上前からこの武蔵市にいるらしい。淫魔刑事のひとりだ。
髪は常にボサボサ、肌荒れもひどい、どうやら武蔵のコ〇〇ボと呼ばれたいらしい。
クセはもちろん頭皮をツメでボリボリと掻くことだがものの数分で30センチのフケの山を作るのは正直言って勘弁してほしい。

風間亜紀(ポニテ亜希)、ボサボサ亜希に憑依している淫魔、身長や体重、プロポーションは変幻自在、どこからどう見ても非の打ちどころのない美少女だが喋ると全てをぶち壊しにする性格の乱雑さが特徴。
いつも何故か夏のミニスカートセーラー服を着用しているが下着は着用しない主義。あぐらをよくかくのでそんな時は大事なオ〇〇コやオチ〇〇ン(男に擬態した時)が丸見えとなる。
そんな彼女が水溜りの上を歩くとどうなるのか?って?彼女は人の目には直接見えるがカメラや鏡などには映らない。だから見えないので問題ないなと思っていたら彼女は大雨で道が冠水した時に「スカートが濡れる」という理由で両手でスカートを捲り上げて歩いた事がある。当然だがオマ〇〇も丸見えだ。
しかもかつて彼女はかの大天使『ミカエル』を身体中に大きな刺青を入れた『不良少年天使』と勘違いしていたらしくその姿に擬態して同じく不良少女だった山崎秋子を誘惑してセッ〇〇をやっちゃって返り討ちに遭い精液を全部抜かれるという醜態を晒している。
なんか兄妹の純愛少女漫画をみて誤解したらしいがこやつもうつけものだ。

私はこの3人を3バカ亜希と呼んでいる。本当に馬鹿だ。

葉類智恵 ただ一言、片山〇〇きも裸足で逃げ出す鬼ババア、私はほとんど会った事がないので悪魔でも噂だ。小田井署警部と署長、そして武蔵署の署長も兼任している。公安や内閣調査室の影のトップという噂もあるがナゾである。かの天才養女前田リナが造った『フルコンパチブルアンドロイド』が何体も存在する説もあり真相は闇の中だ。

波瑠沙芽(はる さとみ)
火星から来たクローン女性と崖信介とのS〇〇によってできた受精卵を無理矢理佐原観萌の妹詩織の胎に強制的に人口着床させられて生まれたさっきまでの娘たちとは違う理由でコンプライアンス的に問題のある娘、ハルサメとナッツシリーズの主人公の1人。淫魔と妖魔が棲んでいるので見た目はお子ちゃまだが実はアソコはかなりスゴいらしい。

夏野明美(なつの あけみ)
崖信介直系の子孫であり実の娘でもある奈津菜摘と他複数の少女たちとの複合体。
その中にあの『サタン』も内包されている。
数代に渡る近親相姦を平気でやらかす崖信介一族なのでこちらもコンプライアンス的に問題だらけだ。(要するに彼女の実父は自分の実の娘や孫娘らを平気で犯して孕ませ子を産ませるヤバい奴、そしてその子が女の子なら彼女が二次性徴を迎えた頃又(強姦を)やってしまうという想像を絶するヤバいやつ)
波瑠沙芽も夏野明美もガードが固かったため波瑠沙芽の方は義弟の健太を操って沙芽を誘惑して彼女の胎の中に2体の悪魔を超える存在になる胎芽を植え付けることに成功した。
その年の12月頃に出産する予定だったが意に反して彼女たちはもうすでに生まれていて夏乃花奈と秋草加奈という2人の姉妹としてすでに目の前に存在している。もちろん胎の中の彼女たちが消えたわけではない。
(その辺の詳しい話は『ハルサメとナッツシリーズ』の火星の野望編で。)
タイムリーパーが介入した結果であるがなぜか花奈と加世のふたりは波瑠沙芽を『母親』と呼ぶのは当たり前として夏野明美の事を『乳親』と呼ぶ。彼女たちは認識していないがハルサメとナッツは誰がどう見ても恋人同士にしか見えない。私は彼女たち太陽系外から来た外来種の特性によるものだと思っている。
実は奈津菜摘も毎日のように排卵が始まった頃から18才まで毎日のように犯されていたらしいが受精したことさえない。

佐原観萌、佐原詩織、花梨、『あつこ』、『かなえ』どなたも普通に太陽系外の外来種らしいが実は『染色体加工人間』である志乃の娘疑惑が浮上中。

それらの中から意識複合体として次の四名とハル、サタンを中心に話は進む。

文面からすれば花奈の中にいたのは志乃さんのはずだった。しかし彼女は放射性物質による内部被曝や外部被曝などに非常に弱いという理由から花奈の中にストレートヘアの亜希が寄生してその中に志乃と『刈り上げ君』が同時に寄生していたようだ。
つまり、No.1 花奈(ストレートヘア亜希(志乃+『刈り上げ君』))
という事のなるのか?
そして衣良の中にも『B』さんがいる事になっていたが巧妙なトラップが仕込まれていて『B』さんの中に可奈野椎(『願望達成能力者』)と春香織(『時間操作能力者』)がいたという事らしい。
No.2 伊良衣良(『B』(可奈野椎+春香織))か?
そして加世の中には『G』が入っていてさらに『自慰』と言うコンプライアンス的に問題のある奴と『椎(シイ)』と言う紛らわしい名前の奴が入っていたらしい。
No.3 秋種加世(『G』(『自慰』+『椎(シイ)』))
そして『激辛料理選手権王ルシファー』だが最初はあたしひとりで十分と言っていたが観萌に強制的に『L』を押し付けられていた。
しかし実際には『L』の中には『絵留』と『少女N』が組み込まれていたようだ。
No.4 『激辛料理選手権王ルシファー』『L』(『絵留』+『少女N』)

JC淫魔刑事、文月輪、冬河銀、夏乃可奈、秋種加世、春香織、冬河銀、シルバー・ウインターリバー、水無月海、可奈野椎、佐原観萌、葉類亜希、葉類智恵(上司)
部外者 風間亜希(葉類亜希に憑いている淫魔)佐原詩織(観萌の妹)、花梨(観萌の分身)山崎秋子、倶名尚愛、楓凛、樋口由紀、樋口有希などまだ出る予定の人達も含む。

そして重大な誤認が発生、今までのストーリーの展開上花奈や椎、観萌らは中学2年生になっていて、香織と月海は3年生のはずなのだが何故か中1中2のままである。特に花奈は14才になったつもりでいたらしいが実際にはまだ13才であり中1である、謎だ、もしかしたら〇〇“エさん現象に巻き込まれたのかもしれない。

彼女たちはこれまで私が関わってきた少女たちだ。まあハルサメなら身長とかバストのカップサイズとかも嬉々として書き込んでやれとろけるような完熟マンゴーとか男をトリコにする黄金マンゴーとか言い出しそうだけど私そんなのに時間割くの面倒なので茶々っと話を進ませてもらうから夜露死苦。

基本的に語りにおいて一人称は『私』は伊良衣良、『あたし』は今回より正確にはサタン、こと夏野明美だ。
本来なら先回から明美が語りだった筈だが諸事情によち今回からとなった。許してほしい。
それと前もって断っておくが一重カッコ「」は肉声、そして二重カッコ『』は心の声だ。

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@戦え!祖国のために!爆ぜよ!【地神】の.....

『気がつきましたか』
私の中に寄生中の【B】さんに心に語りかけるように言われて私は目を覚ました。

『ここは?』
と私。
見るからに周りはどう見ても廃墟だった。
今まで上を見るのが苦手だった私の目前、いや、私を中心として半径500メートル以上は鉄筋コンクリートビルさえ土台基礎しか残されていない廃墟と化していた。
『まさかさっきの【戦闘斧】に【戦略核兵器嬢】が搭載されていたとは思わなかったよ』
のんびりと椎が言い切った。
まるで【風俗嬢】か何かが巡航ミサイルに搭載さてていたかの表現に私は思わず吹き出してしまっていた。
しかしすぐにそれがえげつないまでの残虐な状況であったことに気づくと思わず吐き気を催していた。
『つまりあのまだ右も左も分別をつけられない幼い少女たち6人を獣鬼に犯させて廃人にした上に【次世代獣鬼】の素になる種子を撃ち込んで戦略核兵器として使ったわけ?』
これは私が最後に【乃木坂のセンターになれますように】なんて流れ星に願をかけるような無茶な願い事をした罰だろうと思ったがそうではないらしい。
どうやらあの【地神】や【地人】と言われる連中がとんでもなくゲスな野郎たちの集まりだったことは確かだったようだ。
『彼女たちに与えられた能力と使命は特定の思念波を感知して探索する能力とそれが存在する場所に中身が自分しかいないガワだけの戦闘斧もどきを飛ばすサイコキネシス、つまり念動力を使い目標物に向けて飛ばす事』
【B】は胸糞悪そうに言った。
『つまりそのまだ幼い女の子たちは飛んでいる間中、自分たちの脳に寄生させられていた実体のない次世代獣鬼である【獣神】たち数体に次々と放射性物質、プルトニウム240やストロンチウム90などを胎内に輪姦射精されながら目標物に着弾と同時に臨海爆発をさせられてこうなってしまったって事?』
私は力無く呟き周りを見回した。遠くに上部が吹っ飛んで半壊して傾いている高層ビルディング類が見える。おそらくは私の身体は椎の【願望達成能力】でシールドに守られて助かったのだろうが全然嬉しくも助かったという気持ちもなかった。
高々私という存在を消し去るために奴らは6人の幼い女の子の命も希望も蹂躙(じゅうりん)して消し去ろうとする残虐さが許せなかった。
『それは違うよ』
と椎は私に気持ちを伝えてきた。
『あたしはさっき、【ここにきていたのがあたしじゃなくて月海だったらよかったのに】みたいな事をいったよね?』
そんなこと言っていたっけと思いながら私は記憶の重箱の隅を突っつくように探してみた。
実際には私の記憶能力なんて重箱どころか笊(ざる)もいいところでほとんど忘れてしまう事の方が多かったが。

確かにその記憶はザルの荒い目にさえ引っかかって残っていた。

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『う〜ん、月海を連れてこればあたしたちNo.2衣良が1番最強だったかも』
私の中でブツブツと椎がつぶやいていた。
まあ確かに【愛国者】とどっこいどっこいどころかかなりの命中率で【高速飛来物体】、つまりミサイルや戦闘機を岩石や金属の塊を念動力で超音速で自由自在に操り飛ばして命中させて撃墜させることなんて容易いだろう。もしかしたら【超高速飛来物体】同士の軌道を変えて衝突、破壊させることも可能かもしれない。
だけどな、椎、お前だって超弩級に強力な【願望達成能力を駆使すれば簡単だろう?
私は疑問に感じていた。
『だけど衣良ちゃん、あたしの能力でそれをやろうとするにはまず相手を認識しなくちゃいけないんだよ、それから岩石や金属の塊がそれに命中する様に祈らなければならないからその分ワンテンポ遅くなるんだ、その点、月海の念動力はそれに特化しているから、それらを瞬時にして同時にこなせるから、こと対空ミサイル弾や対地ミサイル弾として使う分にはあたしの出る幕なんてないくらい優れているんだよ』
椎はそう言ったが『そんなものかな?』と思う程度の感想しかなかった。

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確かにそうだろう。
でもこんな悲惨な結末を迎えてしまったんじゃ意味がない。
彼女たちの尊い命と意識はもう取り戻せない。
『ところがあの後の40体の戦闘任女たちに襲われた時にあたしは衣良の戦い方を見て気がついたんだ、&馬鹿奈と【願望達成能力】は使い方次第だってね』
と椎はいってくれたがどう役に立ったのかさっぱりわからなかった。

そこで早速、私は再び記憶の重箱ならぬ、記憶のザルに何か残っていないか探すことにした

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その瞬間に私の毛の前には目が眩まん(くらまん)ばかりの見た目が15歳くらいの美少女が次々と40人くらい出現をしていた。しかもプルンプルンとゆれる巨乳と地球、じゃない、恥丘に陰毛が全く生えていない輝く眩しくも柔らかそうな完熟マンゴーのワレメちゃんをさらけ出した全裸姿だ。
『コンプライアンス問題ありまくりな方々ですね』
と呑気に香織さん。
男、特によすもとのクソ芸人共だったらよだれを流しながら不思議な力で彼女たちを拘束して犯し始めるだろう。バカだから。
『ねえ、ちょっとこいつらやばくない?』
私の中の椎が怯えるようにいった。
何がやばいって、両手に日本刀と可愛く開いたおちょぼ口からは45ミリメートル口径くらいくらいの銃口がこんにちわと言わんばかりに飛び出していたからだ。
『う、うん、この一見可愛い娘たちは間違いなく殺戮用のアンドロイドだよね』
と私。
しかしその予想は甘かった。彼女たちは【獣神】たちに輪姦射精されて無数の種子と人造精子で殺戮人形に改造された可哀想な少女、元イブたちだった。
そして案の定、彼女たちは一斉に襲いかかって来た。その動きも素早く、相撃も相斬りもすることなく見事なコンビネーションで襲って来た。もちろん視力による目視だから私が抱きかかえている白い子猫ちゃんのぬいぐるみが放つジャミング信号なんてなんの役にも立たない。
1秒に30発くらいの割合で弾丸が私の頭をめがけて飛んでくるその間にも戦車さえ真っ二つにできそうなほどに長い日本刀が右から左から、そして上から下から斬りかかってくる。さっきなんか股下からワレメちゃんとお尻、腹、胸、首、そして頭のつむじまで左右真っ二つに斬られるところだった。
しかし大丈夫!遅いことならタキオン粒子にだって出来る。
さっきまで具合が悪かったこの妊婦アンドロイドの動きが私の想いについてこれるまで加速していた。
自己修復が完了したのか?
まるで気分はサイボーグ〇〇9だ。
私の代わりに犠牲になったのはジェット戦闘ヘリで下から前後真っ二つに切断されて大爆発をしたが、コレは昔アニメで観た切られたり、レーザー光線で撃ち抜かれただけで大爆発をして炎上する類のものじゃなくて、私が一瞬で見た感じだと刀の速度があまりにも速すぎて切断面が20000度以上に加熱されていたのが原因だったようだ。一体どんな種子と人造精子を子宮に撃ち込まれたらそんな身体になるのか聞きたいくらいだよ。
『レーザーサーベルかよ!それも二刀流かい!』
そう思ったがとにかく可愛い口のない白い子猫ちゃんのぬいぐるみを抱き抱えながらじゃ反撃のしようがなかった。
『わーたよ、じゃあこの子猫ちゃんのぬいぐるみは私が必ず守るから私が望むように私の身体をその凶悪な【願望達成能力】でなんとかしてよ』
私が椎にお願いすると白い子猫ちゃんのぬいぐるみは私の胎(子宮)の中に入っていた。雑菌が入って感染症になるんじゃないのかって?余計な事は気にしなくて良い。椎の【願望達成能力】が何とかしてくれるさ。
私は自由になった両手両足の指先から怪光線を放ちながら口から極太ビーム光線を眼から怪光線を放出していた。
そんなことをしたらジェノサイドじゃないかって?違いますよ?私が解き放っているのは彼女たちの体内で悪さをしている種子と人造精子だけを壊す特殊な光線だ。
しばらくは動けないだろうがやがては動きだせるようにはなる。
もっともそんな頃には両手の日本刀も口の中の大型拳銃も消えて無くなっていただろうけれど。
『瞬殺だったね』と椎。
いや1人も殺していないし。

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確かに私はひとりも殺してはいなかった。だがそれがなんになるというのだろうか?
そして椎のデメリットを月海の能力の優位性をひっくり返せる強みに変えるヒントになるような事をしただろうか?

『本人さんが気がついていないようなので私がヒントを出しますね』と香織先輩がいった。

『つまりジャミング発生器を内蔵した著作権に問題ありな口のない白い子猫のぬいぐるみを抱き抱えたままじゃ戦えない、だからイラちゃんは椎に【願望達成能力】で自分の胎(子宮)の中に取り込ませた、そして自由の身になった途端持ち前の時間操作能力と加速能力を併用して、あの衛星ルシファーで手に入れた指から出るビーム砲で戦うだろうと私も【B】さんも椎も思い込んでいた、だけどイラちゃんは私たちのそれを上回る方法でそれを覆して強みに変えてひとりも殺さずに制圧した、椎の【願望達成能力】を巧みに利用してね』

その時になって私の胎の中、子宮の中が妙にざわついていることにやっと気がついた。
『ねえ、そのねこちゃん、わたくしのだからね』
声だけ聞いていたらまだ小学校入学したばかりの頃の女子の声が聞こえてきた。
『あたしのものなんだからあたしのものなの』
『わかった、わかった、6人分用意できるからちょっと待ってて』
彼女たちの声に混じって椎の声が聞こえてきた。
『ありがとう、ちつおねえちゃん、わたしはあいけいえーあーるおーえす』
ひとりの青いボサボサの縮れ髪を胸まで伸ばした身長が1メートルを少し超えたくらいの可愛い娘がショートカットの椎に感謝の言葉を述べていた。
しかし私にはその娘の姿がダブついて二重に見えた。
一種の分裂症かもしれない。
その娘たちはもうひとつの身体、それは6人とも共通な身長が160センチメートル以上ある娘たちは憔悴(しょうすい)しきっていた。
彼女たちの肉体はとうの昔に二次性徴期を過ぎて熟成しきった大人の女性そのものに成長しきっているようにしか見えない。
しかしあの獣鬼に何度も何度も何度も何度も何度も輪姦射精されていたせいか恥丘のすぐ下にあるべき美しい割れ目は荒々しく削られて血まみれになって開いたまま閉じなくなって腐食し始めていた。
中の内膜が傷だらけでただれた膣や原型をとどめないまで削られた外陰部が見るも痛々しかった。もちろん処女膜なんて影も形も残っていない。

『わたしはえっちえーあーるゆーえっちあい、かわいいおにんぎょうさんをありがとう』
まだ身長が1メートルにやっと達した程度の可愛い金髪を適当にショートカットした娘が椎に優しく子猫のぬいぐるみごと抱かれて嬉しそうに微笑んでいた。

しかし重なって見えるもう1人の彼女の姿は腹を大きく膨らまされて泣いていた。
どうやら獣鬼に孕まされたようだった。

しかしその胎の中の子6人は異常な速度で成長を続けていたがそのどれもがおおよそ人間の胎児とは言えない異常な身体つきをしていた。
そのまま生まれても奇形児のまま死産になる運命をたどりそうな可哀想な娘たちだった。
外陰部などや卵巣、卵管、子宮や膣などの生殖器だけが異常な速度で速く成長して肝心な他の臓器、心臓や肺などの成長を妨げていた。

その娘は椎の腕の中に抱かれた少女の胎の中で時間を逆行させて胎芽に戻されてゆくとやがて1個の受精卵に戻って消滅していた。
要するに彼女の胎の中の娘たちは失敗作だった。
もちろんその娘たちにはなんの落ち度も罪もない、『地神』を名乗る神様の思いつきで人体実験の検体に利用されて、無茶な変革プログラムを書き込んだ種子に身体を作り替えられ、その結果失敗作になってしまった。

ただそれだけの事で彼女は兵器に造り変えられて自爆する運命を強要されていた。

『わたしはえぬあいえぬえー、わたしもやさしくだいてほしい』

身長が1メートルのも達していない黒髪ふわふわパーマの娘が椎に抱っこを求めていた。
彼女のもう一つの身体も孕まされていた。
こっちはみるも無惨だった。
子宮の中の娘の6人が6人とも心臓だけが異常な速度で成長を続けて肋骨を内側から開くように壊して肺も押し潰していた。
もう息をしていないようにも見える。
椎は彼女の中の娘たちのも同様な処置を行った。

『疲れたんだね、おやすみ』
椎がそういうと【えぬあいえぬえー】を子猫のぬいぐるみと一緒に優しく抱きしめながらいうと子供の方の体も大人の方の身体も子猫のぬいぐるみをやさし表情を浮かべながら安心しきった表情を浮かべて眠りについていた。

『ぼくはえっちおーえるえむおーえす、くるしいよ、たすけて』
前髪だけ鼻先まで伸ばしたショートカットの少女は両目から涙をあふれ出す寸前で必死にこらえているように見えた。おそらくはもう限界だろう。

原因はすぐにわかった。大人の女性である彼女の本体が獣鬼に激しく強姦された時に膣をねじ曲げられてその大きな亀頭部で大事な子宮口をぶち抜かれて、それでもなおも暴れ回った亀頭部先端でこすりつけられて傷つけられて荒らされた子宮内膜が感染症に陥って腐敗し始めていた。
まだ幼い彼女は痛いとくるしいの区別さえまだついていなかったのかもしれない。

それも椎の【願望達成能力】で消毒と殺菌をしながら時間をかけて修復をしていた。

確かにこんな事は言っちゃ悪いが月海さんには出来ない技だ、本当にここに椎がいて助かったと思う。

『わたしはえっちいーえぬえー、あ“〜!』
茶髪ショーカットの彼女は突然に自分の頭を抱えて苦しみ出した。彼女の右脳と左脳をつなぐシノプス群がつないでいる人造ニューロンの束が異常動作を繰り返していた。
『頭痛いのしんどいよね』
椎は私の胎の中で正座をするとその娘を向かいあわせに抱きながらその手で必死に押さえている頭の上から自分の左手のひらを重ねてつぶやいた。
『痛いよね、辛いよね?でももう大丈夫だから』
椎がそういうとその娘は安心したように安らかな寝息を立て始めた。

『そこで子猫ちゃんを抱きしめて立っている【あいけいえーあーるおーえす】さんともうひとりの赤髪を腰まで伸ばした娘も来て、【桜花3】に乗せられたからには君たちもどこかくるしいとこ、あるんでしょ?』
椎はぶっきらぼうだが優しくふたりに問いかけた。

『あたしはあーるおーえすいー、あたしと【あいけいえーあーるおーえす】はどこも悪くなんかないから気にしなくていいよ』
肩まで伸ばした青髪ソバージュヘアの娘が表情ひとつ変えずにいった。

『このバカ、あいけいえーあーるおーえすが今安らかに眠っている娘たちが獣鬼に犯されながら人格を変えられて別の獣鬼にあのヘンテコな棺桶に入れられそうになった時に暴走して2、3匹八つ裂きにし始めたからあたしも仕方なく加勢しただけだから』

『ふーん、それで』
わたしはそいつにきいてみた。

『どっからこえかけているんか知らねーけど、名前くらい名乗りやがれ!このクソガキ!』

『おやおや、しつけがなっていない娘だね』と思いながらも一応は答えてやることにした。

『今あなたたちがいる子宮という名の部屋の持ち主なんだけど、子宮ってなんだかわかる?』

いちおうこの娘だけは知能が高そうなのできいてみることにした。

決して他の子が馬鹿だっていっているわけじゃないよ?
ただ年相応の知識しか持っていないというだけのことだ。

実年齢は6歳未満だろうからだけど。
この娘だけは異常に高いということかもしれない。

『はぁ?バカにしてるの?クソババァ』

いきなりディスられてしまった。まあ受け答えが悪かったかもしれない。
クソガキからクソババァにランクダウンだ。

『いや、ここはどう見てもあたしたちが育てられたアパートメント、いや小屋に似ているから揶揄われて(からかわれて)いると感じただけよ、いいすぎた、ごめん』

ちょっと拗ねた(すねた)ような顔が正直言って眩しかった。

しかし誰かに似ていないか?よく見たら前髪だけ妙な癖毛があるしコレで肩まで伸びた髪なら。

『それはあなた自身が馴染んだ(なじんだ)風景と同じに感じているだけよ』

どうやらある程度の性知識は持っているのかもしれない。
だからこそ他の娘たちがどんなに酷い(ひどい)目にあわされているか知っているから【痴神】に刃向かって、ボコボコにされて、輪姦射精されて種子と人造精子を大量に撃ち込まれた挙句に【戦闘斧】を模した【桜花3】に無理やり搭乗させられらのかもしれない。

しかしさっきから椎のやつがニヤニヤして笑いをこらえているような気がするんだが気のせいだろうか?

『なるほどね、【あつこ】さんはアイツらにされるがままに犯されてあなたたちを孕んだわけじゃなさそうね、そして私たちの母でもある始祖の少女Nも同様に私たちを』

【B】さんが突然にクスクス笑いながら私に思わせぶりなことを伝えてきた。

『まだ、気が付かないの?この娘たちが自分で言ったアルファベットを日本語ローマ字読み、もしくは英語読みしてごらんなさい』

私はしばらく考え込んで小さなため息を漏らしてしまっていた。

【あいけいえーあーるおーえす】は私?そして【あーるおーえすいー】はNo.4激辛、ローズ?

だとしたらコレは偶然なのか。それとも必然?

まあそこまで判れば馬鹿な私でも椎が何に【願望達成能力】を使い現実のものを変えたかは推測出来た。

巡航ミサイル【桜花3】に搭乗させられた彼女たちをあらかじめ私の部屋(子宮)内を拡張して確保した部屋に転送した。

少なくともその部屋の様子が【あーるおーえすえー】、つまり【ROSA(ローズ)】にとって馴染み深い空間であること自体が必然なのだろう。
そして彼女はともかく【あいけいえーあーるおーえす】が意外と短気で暴れん坊なのも。
『まるで私じゃないか』
自分自身が抑えきれないほど笑いが込み上げてきたのがわかった。

もちろんそのままじゃ【桜花3】はコントロールを失い、あらぬ方向に飛んで行ってしまうから椎が私の身体に向かうように誘導させて命中させたのだろう。
そして着弾寸前で起爆したように核反応爆発を起こした。
もちろん、それは彼女たちの頭の中に【痴神】がプログラミングした規模の爆発じゃなければ疑われる。
当然だが戦略核爆弾程度の破壊力は想定している筈だ。
だから椎は私の身体やみんなを一時的に異次元空間にずらして爆発の影響を受けないように守ったんだろう。

『さすがイラちゃん、まさに天才的な幼女なんだぉ〜』

そういった心の声はきっと馬鹿奈以外にはあり得なかった。
『こら〜!わたしは千コちゃんか?』
馬鹿にされたと感じた私はすぐに抗議したが返事はなかった。
その代わりとんでもない返しがやってきた。

『もうすぐ震度8以上の巨大地震が第1区から第10区付近までを第3区右舷20度を震源地として発生するから気をつけるんだぉ』

『おい!こら待てや!馬鹿奈!ここは人工惑星だぞ!マントル層もなけりゃ、そのマントル対流もないからプレート移動もないしそれらの繋ぎ目の沈み込みによる歪みの跳ね上がりも発生しない、ウソも大概にせにゃだちあかんぎゃ』
私の言葉の最後の方は妙な方言になってしまっていた。

『イラちゃん、よく聞くんだぉ、確かにこの人工惑星とは名ばかりの巨大な宇宙船で実は今高速にかなり近い速度で飛んでいるんだぉ、でも時々軌道修正は必要になるんだぉ』

どこからともなく馬鹿奈の声が聞こえてきた。
はぁ、どうせ大きな天体物が軌道上にあるからとか、計算から軌道が逸れてそれを修正する為だと言いたいんだろうとは思った。

『その場合はどうやって側面噴射をするの?ハルと明美の所有している数千の【鷹(たか)の目】を少し借りて宇宙船外からの視点で覗いては見たけど、ちょっと見にはサイドノズルは見当たらなかったよ?』と言いかけた私は絶句した。
そう、私はこの現地で合流した地球にいた波瑠沙芽に雰囲気がよく似た娘、ハルともうひとり、ナッツこと夏野明美に雰囲気のよく似た少女、明美とあの衛星ルシファーでまだ単体だった頃に出会い、彼女たちが共有していた(鷹の目】を私にもいくつか貸してくれていた。
つまりこの人工惑星という超巨大な宇宙船の、向きを変えて、進行方向を変えるにはその頑丈で分厚い装甲の側面の直近で核爆発を起こしてそのエネルギーで向きを変えるしかないのだろうか?
じゃああの大量の原子力発電所は?
そこまで考えて私は思わず吐き気をもよおした。
獣鬼たちが少女たちを輪姦射精する事によりその精液の中に大量に含まれる種子と人造精子、それらによって脳の中に十数匹ずつ形成、寄生させられた次世代獣鬼【獣神】、そいつらによって少女の身体の作りそのものが変えられている。
体を動かす必要がなくなるから栄養摂取に必要な消化器官は全て人造精子に食い荒らされる。
脳も人造精子によって食い荒らされて、栄養も酸素なるも必要としない無数の、数千兆個の各自原子力電池を内蔵した種子がニューロンの代わりとなって置き換わり芽を何十本も伸ばしあって、その芽グミちゃん同士がシナプスでつながり合うとその中に次世代の獣鬼が十数匹も形成される。
その間にも、胸から下腹部にかけて大きな人造子宮が形成されている。
その次世代獣鬼同士が結びつき合う様にに異空間から大量に招き寄せた放射性物質と放射性生物を使いその子宮内に空間転送をして瞬間的な放射性崩壊を起こして核爆発をも超えるエネルギーを発生させる、それで超加速をさせたり、逆噴射をさせたり、進路制御に利用したり、挙句には原子炉の燃料棒として利用したりする様だ。
それにさえも『人身御供』ならぬ『少女御供』であの見た目だけが成熟したまだまだ幼い娘たちを利用する気なんだ。 
もちろんその機能を利用して他人の子宮、つまりは私たちのような違法侵入者やお尋ね者の身体を爆ぜさせることも可能なようだ。
実はそこでさっきの女性性器だけが異常に発達していて他の臓器が押しつぶされていた胎児を6人お腹に抱えていた少女を思い出していた。
それはどう考えても胸糞の悪い実験だ。
他の娘に関しても同様だろう。

しかしそれしきの事で船内が激震に襲われるほど軋む(きしむ)ものだろうか?
大体があの大勢のクローン少女たちを犠牲にして強行した【超加速】とやらでもこの居住区はなんともなかった筈じゃ?
それが進路変更のための船外側面数百キロメートル離れた場所でのたかが4〜6人分エネルギー還元程度でそんなに中身が破壊されるわけがなかろう。

『それがそうでもないんだぉ、この超巨大な宇宙船は超加速と超減速を前提として内部の高層建築物は設計されているんだぉ、諸突猛進なイノシシなんだぉ、それ故に進路変更はおろかわずかな方向修正による横方向に対する衝撃は1ナノも考えていないんだぉ』

花奈がいう通りなら【地神】という連中はどんな馬鹿の集団か想像も出来なくなってきた。

『それがあいつらと来たら最下層の獣鬼でさえ知能テストをやらせたらIQ5000は逝くんだぉ、地神クラスだとIQ65336以上なんてザラなんだぉ〜』
花奈の話を聞いていたら激しい頭痛がめまいを起こして腹痛を訴えていた。カオスすぎるでしょが!

『つまりは自分たちの頭の良さを過信しすぎて間違いがないかどうか再計算したり別の視点で物事を考える習性が全くないわけね?』
私は念を押すように馬鹿奈に確認してみた。
『そんな訳で最低でも数千人、下手をするなら数100万人の少女たちを5区より前の船体側面直近で爆ぜさせないと意味がないんだぉ』

といかにも馬鹿奈らしいぶっ飛んだ結果だけが先に飛んできた。

ここまで来ると呆れるほどの【地神】たちの計画性のなさには【痴獣ゼックン(絶句)】としか言いようがなかった。
まだ地球のどこかの国の【異次元の】とか【の定義はない】とかなんとかの一つ覚えのように言っていた何処かの政治家たちの頭の方が遥かにマシなんじゃないかと思えて来る。

それにしても馬鹿奈の奴が軌道修正の正確なタイミングを教えてさえくれれば。

『ごめん、それは無理なんだぉ、今200億人のイブさんたちを200億匹以上の次世代獣鬼【獣神】と5000万匹の【人神】から守るので手一杯なんだぉ』
なんとも頼もしいお言葉が返ってきて私は唖然とした。

私がハルから借りている20程度の【鷹の目】から送られてくる画像を見ても私たちは窮地に追い込まれている様だ。

『他の4組、No.3加世もNo.4激辛もハルもサタンも【獣神】【地人】【地神】たちと絶賛苦戦中なんだぉ』
なんとも頼もしい、と言うか絶望的な答えが返ってきた。
すでに私は200人の【地人】と3000匹の【獣神】、そして【獣神】に代わる代わる何度も何度も犯されて種子と人造精子を大量に撃ち込まれて自我を失い胎脳と頭脳を十数匹の実態の無い【次世代獣鬼】に乗っ取られた元イブたち、600,000人に取り囲まれていた。

『いやぁぁ〜‼︎』『いた〜い!』『裂けそう!』
「あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」
私も【B】さんも椎もそして体の修復を終えたばかりの6人の幼女たちも実体のない次世代獣鬼【獣神】たちの無数の陰茎に四方八方からつらぬかれて大量の放射性物質と放射性生物を含んだ精液を撃ち込まれていた。その水分はおそらく純粋な飲んでも安心な【美味しいトリチウム水】だろうと馬鹿奈なら笑いながら言うでしょうよ?

「誰が馬鹿ですか?」

ムッツリとした表情なき顔でいつか見た超美少女がニコリともしないで言った。
「どうして・・・」
ここにいるの?と私は言いかけて口を閉ざした。
そう、コイツはあの【地神】どもの手下だ。
しかも前にあった時は敵か味方かさえ判らないまま別れた気がする。

「心配は無用、あの女の匂いをぷんぷんさせていた幼女でアホヅラな痴女ならエネルギーに還してきましたから」
おそらくはNo.1花奈の事だろう。
まさかあの最強の花奈がこんな奴にやられるはずがない。何かの間違いだと思いたかった。

「ずいぶんと変わった聖新構造をお餅でしたが大人バージンの志乃と幼女バージンの志乃、そして【B】と名乗る異世界の実験体と厄介な時間帯復元能力者、まとめて消えてもらいました」
やはり日本語は誤変換しまくっていた。

「私は【地神】様から与えられし能力でゴミを始末したまで、他の層にいた以前取り逃した前髪に癖毛のあるすばしっこい女も同様に処分しました」
おそらくそれはNo.4激辛の事だろう。
彼女こそそんなに簡単にやられるはずがなかった。
『何簡単なことです、彼女たちに特有な【加熱食用の牡蠣】をノロウィルスでヒタヒタにした手で生で喰わせる攻撃をすれば最も簡単に【阿片阿片】状態に陥れられます』
おそらくはアホヅラ馬鹿奈でも済ました顔では言えない様なおかしなセリフ、しかし謎の超美少女は淡々と惨虐(ざんぎゃく)な笑みを浮かべて言った。
「素奴(そやつ)の中には【B】と童謡な実験体の【L】とその実娘の【絵留】、そして黒髪ショートカットの褐色肌のアスペルガーを発症していた少女もろとも始末しました」
アスペルガー?ふと疑問が湧いた。あの少女がそんな症例を発症していたとは1番先に先に接触していたはずのストレート亜希も知らないはずだった。

「それからサタンも仕末させて頂きました、私を産んでくれた【地神】様のお告げですから、それに彼女たちとは第3惑星地球での1964新潟地震の時以来の淫粘(いんねん)ですし、おっと盛大に滑ってしまいましたね?』

超絶美少女はそう言うと『クスクス』と笑い出した。

『あなたは失礼な方ですねなぜこの酢北金脈と貴市痴苗の様な超絶世な美少女ではなくて早見沙織や鬼頭明里やLinnの様なドブスと比べるんですか?失礼極まりない!』

しばらく考え込んで見たが私には目の前の超絶美少女の美的センスの無さに驚愕するしかなかった。
おそらくは【痴神】に洗脳された末に美的基準も犯されてしまったのだろうか?

『話が人工中絶してしまいましたが彼女もなかなか興味深い構造をしていました、夏野明美と奈津菜摘、そして呪われし悪魔サタンも一緒でしたが私の敵ではありませんでしたね、所詮は雑魚キャラです」
謎の超美少女がそう言った時に一瞬だけだが彼女の顔がサタンに似ているような気がしたのは気のせいだろうか?

「忘れていました、ハルでしたね、彼女は1番弱っちかったので始末するのが楽でしたよ、どうですか?たった【ひとり】になったご感想は」
謎の超美少女はクスクスと笑いながら続けた。
私はここで彼女が私自身の内部構造について語らなかった事に疑問を持つべきだったかもしれない。

「おしゃべりが過ぎたようですね、残念ですがあなたにも【地神】様から抹消命令が降されました」
彼女がそう言った途端に私の身体は眩い光に包まれて消滅し始めていた。

『ストレート亜希のコア、志乃には及ばないものの22体の精神エネルギー体分解しがいがありました』

『分解のしがいって、あんたこの後どうなるのか知っているの?数万人のイブ(処女)たちだったなんの罪もない少女たち次々と獣鬼たちに犯されてエヴァに改造された挙句が次々とエネルギーに還されて姿勢制御と超加速の続きに使われるんだけど!、そうなったら5区から20区までのほとんどが壊滅状態になるんだけど』
私は先程花奈に聞かされた話を思い出して抗議をした。

『それどころじゃない、イブたちの暴走はこの宇宙船を木っ端微塵にする』

どこからともなく声が聞こえた。

『どこからお話をしているどなたの未来予知かまでは存じませんが私はあくまでも【地神】様の命令に従ったまでですから』
既にこの層に住む少女たちが【獣神】達に次々と犯されながら大量の種子と人造精子を含んだ精液を胎内に射精されて人格も身体の造りも変えられてゆくのがわかった。

彼女たちは獣鬼の陰茎を積極的に求めるようになり虚な(うつろな)目をしながら嬉しそうに激しく自分の膣(ちつ)の中で暴れるそれから勢いよく解き放たれた精液を子宮内に取り込んで行った。
「ははは、頃よし、与えられた座標に自ら飛び頭脳と胎脳に寄生した実体なき【次世代獣鬼】に犯されながら放射性物質と放射性生物を含んだ純粋なトリチウム液で出来た精液を胃と胎にたっぷりと撃ち込まれながら爆ぜさせられて人工惑星の市政と芳香転嫁んに利用されるが良い』
茶髪ボブカットヘアの超美少女が言うと私たちと600,000人のイブたちは実態なき獣鬼、無数の【獣神】たちに輪姦射精を受けながら人工惑星のすぐ斜め前に出現していた。
私の目の前には大勢の【獣神】たちにつらぬかれながら喘ぐ暇も与えられずに次々と爆ぜさせられてエネルギーに還されてゆく少女たちが青白い光に包まれていた。【鷹の目】を通じて5区から8区あたりの建造物が次々と衝撃で瓦解していくのが見えた。
9区から10区も無事とは言い難い。
超高層ビルディングがうねるように揺らされていくつかは素手に耐えきれずにへし折れた。
少女たちは逃げ惑いながら、ある畏怖崩れ落ちる建造物に押しつぶされながら、彼女たちの頭の中に棲みついて自分支配をしている次世代獣鬼【獣神】に輪姦射精されながら次々と私の目の前にテレポーテーションさせられ、すぐに爆ぜさせられていた。
『鷹の目、ですかなかなか便利な代物ですね、もしもあの時の私がこれを使えていたら津波で大勢の人たちも流されることもなかったのでしょうが』
茶髪ボブカットヘアの美少女は涙ぐみながら呟いていた。
しかし表情を再び冷徹なアンドロイドに戻すと私に左手を伸ばして叫んだ。
『予定されていた軌道修正は完了、反逆分子もすべて湖の娼女を爆ぜさせることにより処分完了、私は元いたエリア太陽系第3惑星西暦2011年の3月13日の東北相馬にモドリマス!️』
私はそのセリフを聞きながら青白い光に包まれていた。

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@3.11の悲劇がもたらしたものとは?

前髪だけを長く伸ばした刈り上げの女児を見覚えのある方より少し髪の毛を伸ばしているセーラー服の少女が肩車をして海辺の砂浜を散歩している姿が見えたんだ。
あたしはそれを空高くから見下ろしている。
だんだんとあたしが彼女たちに近づき通り過ぎると少女の方があたしの存在に気がついたのか右足を半歩後退させて振り返って見上げると少しだけ微笑んでいた。

しばらく飛んでいると黒髪を胸まで伸ばした少女が虚な目をして彷徨って(さまよって)いた。
着ているセーラー服のそこらじゅうが破れて血まみれになっていた上に体に大きな木材の破片が突き刺さってつらぬいていた。
おそらくは心臓と肺も太い血管ごと壊されているだろう。
頭の後頭部も何かで叩き割られたかの様に割れてひしゃげて中身を少し外に垂れ流していた。
おおよそ生きているのが不思議な状態で、ただ生きる気力を失っていたのかあてもなくただ歩いている様にしか見えない。
『幸恵はどうして私を殺そうとした?、私は生きていてよかったのか?』
そう呟きながらも歩き続けていた。
あたしは反転をして急降下をすると肩車をされていた女児がかぶっていたまえにだけ青いアクリル製のひさしのある帽子が風に飛ばされていくのが見えた。
その帽子を無表情に拾い上げる大人びた茶髪ボブカットヘアの白いタンクトップと紺色のデニム製ホットパンツを着た美少女がいた。
ただ単に顔に表情を出さないからそう見えただけかもしれない。
その美少女はその帽子を拾うと一瞬だけ消えて次の瞬間に肩車をしているふたりのすぐ目の前に姿を表してその帽子を渡すと一礼をして背中を向けてその場から離れようとしていた。

『そこで諦めてしまうつもり?』
セーラー服の少女は問いただした。
『もう私は生きていたくはない、でも私は死ねない、そう改造されたから』

『どうして?私は何度も何度も何度も奴らに殺されている、自分で死ねないのならあなたを強制的に操っている奴に逆らってみたらどう?』
『無理よ!』
美少女は叫んだ。
『どうして?』
とセーラー服の少女。
その時にさっきまでただぼんやりと虚な瞳をして歩いていた少女が驚いた表情をして振り返った。
『ハルサメ?』
確かにそう言った気がした。
『ハル.......沙芽.......母?私はあの人のおなかの中に還りたい』
茶髪ボブカットヘアの超美少女がつぶやくとセーラー服服の少女はそれに答えるかの様に言った気がした。
『あなたにはもうすぐミッションが降りる、【地神】に歯向かいし裏切り者を始末しろ、と』

『私にこれ以上人を殺せとあなたは言う、なぜだ?』

ふたりは立ち止まったまま動かなくなった。

『あなたには私を始末する様に命令が何度も何度も降りているはず、今すぐに私をエネルギーに還しなさい』
セーラー服の少女に言われたボブカットヘアの超美少女が膝(ひざ)を落として砂浜の上にへたり込んでいた。
そしてさらに体を丸めてセーラー服の少女のひざの裏側に両腕を回して抱きついた。

『ここが恥丘ですね』
超美少女がつぶやくとセーラー服のベルトの少し下に顔を埋めた。
『懐かしい匂いがします』
超美少女が小声で囁いた時に近くで立て続けに3回、いや4回、大きなキノコ雲を立ち上げて大きな爆発音がした。そのすぐ後でこの辺を強い爆風が細かい粒子を大量に乗せて吹き付けてきた。
すぐ北にいくつかある原子炉の中の溶け落ちた本来ならそこにあってはいけない筈の大量のMOXが臨界爆発をした様だった。
プルトニウム240と中濃縮ウラン、まさしく邪悪な組み合わせだ。
東北一帯はおろかジポン全土内のほとんどが死の孤島になるだろう
その時になって超美少女は初めて
『クスッ』
と笑って言った。
セーラー服の少女の肌も、肩車をされている女児の肌もカサカサに乾き始めて苦しみ出している。
強烈なアルファ線、ベータ線、ガンマ線、それらが彼女たちの体をつらぬき破壊し始めていたから。
つまりは今加奈が手を下さなくとも紫乃は死ぬ運命にある、それをわざわざ(自分をエネルギーに還せと言ったという事は?

少し離れた場所を徘徊していた少女も同様に肌を赤紫色と青紫色のマダラ状の肌を乾燥させてさせて苦しみ出して言いた。

『わかった、私が唯一死ねる方法が.........』
超美少女がつぶやくと彼女たちは青白い光球に包まれていた。

「志乃さんが私にくれた最後のミッションをきちんとこなしてきます、だから薔薇樹は志乃たちだけじゃなくてこの島の人たちもあるべき姿に返してあげてください」
そう言うと超美少女は姿を消していた。

『ジェネシス!』
あたしは確かにその時にその女児の声を聞いた気がした。

『もうそろそろ.........』

誰かの声が聞こえた様な気がした。

きっと気のせいだ、私はあの冷徹な超美少女にエネルギーに還されて死んでいるはず。

『どうせならイケメンにつらぬかれて美味しいトリチウム水の精液を撃ち込まれながら死にたかったよ』

どうせ天国か地獄でみている悪夢だ。永久射精地獄だろうが構わないさ。
そう思った時にとんでもない超絶アホヅラが私を覗き込んでいることに気がついた。

『ほらみろ、私はよりにもよってこの超絶アホヅラに犯されて、大事な膣を焦げた様な青紫色のえらく長くて太い水戸の御陰茎様につらぬかれながら【ドクドクドクドクドク】と謎の精液を射精され続けているではないか?』
私はいったいだれの娘を産むんだろうか?

『ハルちゃんは自分を明美ちゃんに産んでもらって いる最中なんだぉ』
超絶アホヅラが私の目を覗き込んでいった。
てか顔が近すぎるだろうが!殺すならさっさと殺せ!エネルギーに還して帝釈天の!
私は危うく超絶にやばいパクリネタを口にしてふと我に帰った。
『ここはどこ?私は誰?そしてなんであの冷徹超美少女に殺されたはずのあんたらが生きている?そしてなんで私は明美ちゃんのうろこで包まれて長くて立派な尻尾を自分の大事な膣ちゃんに挿し込まれてドクドクとナゾの液体を注入されている?』
私はふたたび意識が遠くなり始めて夢の世界を彷徨って(さまよって)いた。

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@改造人間花奈の覚悟

超絶美少女である花奈はまずハルを最初のループも今回でも何度も何度も何度も何度も繰り返して殺害を試みていた。

なぜそうしたのか?ただ1番弱そうに見えた。

もちろんそれだけじゃなかった。

【地神】の手先だった花奈には確かめたい事があった。

『波瑠沙芽、私のことを覚えているか?』
もちろん覚えているはずなどなかった。
姿こそあの時の波瑠沙芽と同様に透き通った白い髪で幼い体つきではあったが全くの別人と言っても過言ではなかった。

あの2025年の夏に1964年の新潟市にタイムスリップした波瑠沙芽も夏野明美もこの時空には来ていなかった。
咲も同様ここにはいなかったし明美も同様にサタンと夏野明美だけだ。奈津菜摘はまだ中にはいない。
あの時ほとんどアンドロイド状態に近かった夏乃花奈は【地神】の戒律を破って自分の教え子に手を出した謀反者を始末しに西暦1964年の新潟市にやってきていた。
その時は花奈には新潟県下越沖に人工地震を起こす命令は降ってはいなかった。
花奈自身もそれが人工地震によるものという認識はなくプレート隆起による活断層のズレだと認識していたのであまり関心がなかった。
むしろその時に出会った少女たちに関心があった。

少なくともあの大きな規模の強い地震で死亡した人間がたったの26人というのは奇跡と評価するより他になかった。
ただそれだけのことだったが花奈には疑問に感じる事が多すぎた。
『死者が想定外に少なかった』のは【地神】にすればむしろ喜ばしいことだったはずだ。
それがどうしたことか【地神】どもは【地人】たちに当たりまくっていた。
ロボット化されていた花奈は【理由を確かめるため】と【地神】に報告して1964新潟地震が発生する少々前に戻りその理由を確認しに行っていた。
案の定1匹の悪魔と1匹の淫魔、そして1匹の火星人と【人神】の間にできた娘である咲なる妖魔も関わっていた。
まずナッツと呼ばれた少女だったが内部構成がかなり入り組んでいて複雑だった。
まずは夏野明美という少女が表には出ていたがその影には悪魔の【サタン】と奈津菜摘と夢魔の明美が棲んでいた。
そして彼女は物理的に女の子を孕んでいた。
しかも彼女は自身を認知していて【秋草加世】を名乗っていた。
どうやら夏野明美自身と波瑠沙芽なる少女による性行為が絡んでいた様だった。

そして咲には岡浜咲をベースに水野瑠璃という未来から飛ばされてきたクローンも関わっていた。そして晴美を名乗るもうひとりの少女もいたがこの少女は中学1年生になってわずかひと月たらずでばかりで入水自殺した所詮弱い娘だと思っていた。
確か晴美という名だった気がする。
そして彼女もまた物理的に孕まされていた。
しかしその娘はわずか5週目で成長をやめて一種の【擬似安定期】に入っているように感じられた。

そして問題の波瑠沙芽だった。
その時の波瑠沙芽の中には目の前にいるハルと波瑠花和、そして佐原詩織が棲んでいた。しかし問題はそのほかにも色々と混在をしていてそれらの正体が見えづらくなっていたことだった。
そして花奈を1番驚愕させたのは波瑠沙芽の胎内に自分自身が宿っていたことだった。

『嘘でしょ?』
そう思った隙を突いて波瑠沙芽の中から女子中学生が飛び出してきて花奈に抱きついてきた。

『どうですか?私もいっしょに爆ぜさせますか?』
女子中学生が言った時にも加奈は機械のように冷徹に笑いながら言った。
『お嬢さん、私は実体の無いものは爆ぜさせられないですから、まあともかくふたりにも消えてもらいますよ』
そう言った花奈と私とはるみんの間に肉体再生を終えたナッツが気を失っている教師の体を背負って出現していた。
『さあ、今度はさっきのようには油断していないから消えるのはあんたの方だよ』

そして花奈はその女子中学生に告げられたのだ。
『あなたは今目に前にいる少女、波瑠沙芽の腹の中にいる胎児の将来の姿』、だと。

その時、花奈の中に一瞬だけ閃いた(ひらめいた)何かがあった。

「あれ?ハルサメ母とナッツ乳だ、どうしてこんなところにいるんだぉ?」

その直後に花奈の体が激しく痙攣(けいれん)を始めていた。
「いや、いやぁ!いやぁぁ〜‼︎いた〜い!いた〜い!やめてぇいた〜い!頭が割れそう!ぁ、あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」
花奈は叫び声を上げながら地面に倒れるとその場から消えていた。

すでに大型宇宙船の中に強制的に転送されていた花奈はその時に激しい痙攣(けいれん)を伴う頭痛に襲われた。
『あなたは何者ですか?』
その女子中学生の名を聞こうとしたがまた再び激しい痙攣を伴う頭痛に襲われた。

『何をぼんやりとしているのだ!次の仕事に取り掛からぬか!』
【地神】様の怒りのいかづちが叩きつけられた。

また次の指令が言い渡された。
【大型旅客機を事故に見せ掛けて墜とせ】
逆らい用のない指令だった。
花奈は【地神】の命令に忠実に動くロボット、アンドロイドそのものだった。

『花奈さんはすごく長生きなんですね』
自分の中に積みついた女子中学生が訊いてきた。
『ただ、死ねないだけです』
アンドロイド花奈は答えた。
そう訊かれ(きかれ)ても自分がどれほど昔から存在していたかさえ判らなくなっていた。
『花奈さんはすごく優しいですよね』
冗談もほどほどにしてほしいと思った。
ついさっきも乗客が数百人乗った旅客機の最後尾の一部をエネルギーに還して操縦不能な状態に陥れて墜落させたばかりだ。
そのほとんどの乗客を殺している。
『それでも4人の命を守ったじゃないですか?』
守った?そんなことをした記憶などないのだが?
『謎の男たちがガスバーナで生存者を焼き尽くしにきた時に燃え盛る機体の一部の物体をエネルギーに還し、一種のバリアのような物を張ってガスバーナーの炎の熱から幼い女の子1人と若い女性3人を守ったじゃないですか』
『どこまでも勘の鋭いやつだ』と認めざるをえなかった。
『木野瀬井田、木野瀬井』
『ほら、本当に照れ屋さんなんだから、すぐそうやって脳内誤変換するからバレバレですよ』
またしても疑問符がついていなかった。全くこいつはしょうがない奴だ。

最近の花奈が移動する時はいつもひとりだった。
交通機関など必要としない。
テレポーテーションで瞬時に目的地に移動できる。
指令のない時は極力体と心をスリープ状態にして【地神】様からの指令を待つ、司令と言っても電撃と共に叩き起こされるのだがそれを好んで待っているわけじゃない。
他者との接触は完全に禁じられている。変に記憶に残されたりすると厄介だからだ。
もしも電車やバスで移動中に子供か少女に声をかけられたとする、うっかり返事などしようものならその子たちの記憶に残ってしまう。
その先に起こるテロ事件や事故前に存在した怪しい人物の目撃者として記憶に残るかもしれない。
その人物が行方不明になればそのこたちの記憶として茶髪のボブカットヘアの少女が残されてしまう可能性がある。
そうなったら本来は関係がなかったはずのそのこたちまで始末(殺害)する対象になってしまう。
そんな理由で花奈は本来なら関係ななかった人間を3000人以上は殺している。
もうそんな思いはたくさんだ。
花奈はもう30年以上前から孤独を選ぶようになっていた。

『今日は不可視化して富士山の上空をゆっくりと飛びませんか?』
女子中学生が提案をしてきた。
いつもならテレポーテーションをして目的地に早く着いて一眠りしたいところだ。
しかしいくら眠ったとしても悪夢からは逃れられない。
今までに手にかけてきた人々の恐怖に支配された顔が何百も、何万も頭の中をよぎる。

『どうしたんですか?急に大きな叫び声を出して』
女子中学生に声をかけられた。
『もぉ!いい加減に女子中学生なんてAVで出てきそうなカテゴリーで呼ばないでください』
その女子中学生はほっぺたをパンパンに膨らませて抗議してきた。
『私には【幸恵】と言う名前があるんですからそっちの名で呼んでください』
その幸恵を名乗る娘はそばかす顔でどっちかと言うと頭の良さそうなイメージの顔には思えなかったがおっとりとした表情が浮かんできて自然と心が和んだ(なごんだ)。
『今日の富士山は分厚い雲で隠れて全く見えませんねえ』
と幸恵
それはきっと花奈が殺戮者(さつりくしゃ)だから恐怖で怯えて隠れてしまったのだろう。
『そんなことないですよ、富士山は女性の山の神様で美人が来ると嫉妬で隠れてしまうらしいですよ』
そんな馬鹿な、それを言うならこんなにも心が醜い花奈に嫉妬するはずがない、だいたい美人で可愛いと言ったら幸恵の方が遥かに美人だろう。
花奈はこうして幸恵がそばにいておしゃべりをして来るだけで心が安らいでゆく気がしていた。

ところであの先生とはどんな関係だったの?
そう訊いただけで急に幸恵の表情が曇ったのを感じた。

幸恵はおっとりとした顔つきの少女だったが情報の収集力と処理、そして考察力に秀でていた。
幸恵は中学校に入学するなり部員数の少ない新聞部に入部した。
部費は少なく大したことは出来なかったが図書室の出入りと書物の借り出しは自由自在に出来た。
不幸の始まりは幸恵が入部して2日目に目にした古い新聞のバインダーの中に水俣病関連の記事を見つけたことだった。

そこには取り扱い自体は小さかったものの国が、しかも厚生省が関与していながら何故か通産省が横槍を入れて来て事件の解明を阻害して年を追うごとに被害が深刻なまでに拡大してゆき、死者と重篤患者が激増してゆく様が克明に記載されていた。

彼女はそれの悲惨さと被疑者の辛さをひとりでも多くの生徒に伝わるように、と祈りながら判り易い文章にまとめて新聞社に写真の使用許可をもらい学校新聞の記事にして廊下に張り出した。

すると彼女は次の日、すぐに新聞部顧問の先生にクレームをつけられた。
「学生が書く記事なんだからもっと楽しい気分になるような記事を書きなさい」と。

次に4日後、幸恵が目にした記事は四日市市に発生したぜんそく問題だった。
四日市ぜんそくとしてのちに裁判沙汰になったこの公害もまた早い段階から政治問題として取り上げられていたが国は『石油は石炭とは違い煙突から排出されるガス(煙)は黒くなく白いからクリーンな筈だ』と言い放った。
確かにコンビナートの煙突から出る煙は石炭を燃やして出るような黒い、煤(すす)を多くふくむ煙ではなく明るい白い色だった。
だから由紀恵も最初はそれに含まれるのがただの水蒸気だとばかり思っていたし、信用していた。
しかし幸恵はちょっとした違和感を感じてコンビナートで使う原油の成分を調べ始めていた。
その時に幸恵はその原因が一酸化炭素などではなく、ソックス(SOx)と呼ばれる一酸化硫黄などの硫黄酸化物など毒性が強い有害ガスである事を知った。
書籍などで原油の成分や原産地によるその成分の違いなどから気がついていた。そして....

これも幸恵は短時間で証拠を集めて記事にして廊下に貼り付けた。

今度は顧問の先生にさらに強く詰問された。
「どうしてもっと楽しくなる記事を書けないのか!嘘を書くな!」
もちろんのこと幸恵が書いた記事には1ミリたりともウソなど混入されていなかった。
幸恵は悔し涙を堪えながらも『もう書きません』と宣言させられていた。

それから次の週が終わろうとしていた頃、幸恵は小さな記事に関心を引き寄せられていた。
それは柏崎刈羽原子力発電所の元となる新潟県に原子力発電所を誘致する噂的な記事だった。
しかしそれこそが新聞部の顧問の先生が幸恵を罠にはめるためのトラップ記事だった。
その原発誘致の話は実際にあったがまだどこも記事にはしていなかったはずだった。
彼女は当時の原発に関する記事を漁り(あさり)始めていた。
当時はすでに常陽という研究炉が臨界突入に成功していた頃だった。
そして彼女は不幸にも1999年の9月30日に起きた茨城県東海村で発生した臨界事故の悲惨な記事を見つけることになった。

彼女は集めた資料を調べることに夢中になりすぎて背後から近づいてきた新聞部顧問の気配に気が付かなかった。
彼女は誰もいなくなった締め切った新聞部の部室の中でクロロホルムをたっぷりと染み込ませたガーゼを鼻と口に押しつけられて意識を失いその間に新聞部顧問に犯され始めていた。

種子と人造精子をたっぷりと含んだ精液をその男を知らなかった膣に陰茎を差し込まれて射精された時はもう遅かった。
顧問はその前に卑怯にも仰向けに横たわらせた幸恵の唇を奪い種子と人造精子をたっぷりと含んだ唾液を喉に流し込んでいた。
その種子と人造精子は胃酸に溶かされることも壊されることもなく小腸に達すると吸収されて肝臓を周り血管を通り脳細胞の中に侵入すると悪さをし始めた。
人造精子は麻酔薬を流し始めて脳の感覚を麻痺させながらニューロンを食い荒らし始めていた。
そこにできた空間を埋めるようにして種子が入り込んでいくつもの芽を出して伸ばしながら自らが人造ニューロンとなって新しいシナプスを次々と形成し始めていた。
新聞部顧問に犯されて苦痛に歪みきったはずの幸恵の表情は快楽に酔いしれているかのようにうっとりとしていた。
幸恵は天性の勘の鋭さと推測能力を残して人格を破壊されていった。
人として、女子中学生としてやって良いことと悪い事を区別する能力を失った。
そしてやがては恥さえも壊され始めて行った。
新聞部顧問が幸恵の胎内に続けて射精している精液に含まれる多量の人造精子によって倫理観を司る脳細胞が壊されてゆき、逆にある特定の能力とさらに鋭敏な勘の良さと、そしてさらに正確で高速な演算能力を与えていった。

それから今度はパンパンに張り詰めたままの陰茎を幸恵の膣に深く差し込んだまま彼が仰向けになって彼女を自分のふとももに座らせた。

「はぁ、はぁ、はぁ、萩田顧問先生好きです、先生のお宅を訪問して玄関先で押し倒してこの続きをさせてもらっていいでしょうか」

幸恵はこうして半ば夢遊状態のまま深部部顧問の自宅を訪れて玄関に入ってすぐに内側から鍵をかけた。

新聞部の部室でも出来ない事じゃなかったが万が一、新聞部顧問と生徒の情事を部外者の誰かに目撃されないとは限らなかった。まだ見られたのが家族だけなら洗脳も容易い事だった。
女房は夜の寝室でたっぷりと時間をかけて犯しながら種子と人造精子を打ち込めばよかった。
まだ幼い息子もなんとでもなると思った。
唇を奪いその喉の中に種子と人造精子をたっぷりと含んだ唾液を飲み込ませるだけだ。
すぐに目の前の幸恵のように自由自在に操れる人形にできる自信はあった。
ただやり過ぎると組織に目をつけられるから自重せねばと思った。
彼はこの国の支配者になる野望を抱いていた。

新聞部顧問は以前からこの手口で気に入った美少女を次々とモノにしてきた。
それまではただ漠然と己の性欲を満たすことだけが目的だった。
しかし今度は新聞部顧問のタイプの美少女ではなかったが彼にとって明確な目的と野望が存在した。
いずれはこの国のドン(総理大臣)となる野望を育て始めていた。
そのためには目の前の新聞部新入部員の頭脳明晰(ずのうめいせき)な解析力と推理力が必要だった。

「いや、いつ家族に見られるか分からないから自重したまえ(俺が仰向けになるから君が馬乗りになって僕の熱り勃った陰茎をスカートの中でパンティをずらしてたっぷりと流れ出した君自身の愛液で濡れた自分の膣の中に挿し込むんだ)」
「あ、あ〜!あ“〜!はぁ、はぁ、はぁ、すてき、腰を振っていいですか?(もちろんさ、君は僕の家族に見られて喘ぎ声を出しながら僕の上で僕の陰茎を深く挿し込んだまま腰をゆっくりと振り続けるんだ)」
「いや、い、い、いやぁ〜、でもすてき、今ピュ、ピュ、ピュ、ピュ、っと熱い液体が私の中に(そうそう、君は気がついていなかったかもしれないがね僕の家族、女房も息子もしっかりと見ているんだ、意識を奪われてカメラで記念写真とテープレコーダーで君の色っぽい声をとりながらね)」
「あ“〜!君はなんてことを僕にああ〜!さっき飲ませた水筒のお茶が淫媚薬?(いんびやく、なんてわけないだろ君が勝手に思っているだけだ君はこうして自ら僕が君の中に射精した精液に含まれる種子と人造精子を受け入れて君自身の脳の造りをさらに強化させられていくんだ)」
「あ、あ〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!はぁ、はぁ、萩田顧問先生好きです、愛してます(はあ?誰がてめえみたいなメスガキを好きになるかよ、てめえにはこれからとてもじゃないが僕の女房にさせられないようなことをさせるんだ)明日も明後日も私の中にたくさん出してくださいますよね!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!ぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、パンパンに張り詰めた萩田顧問先生のおちんちんすてき、はぁ、はぁ、はぁ、また明日、先生の濃い精液を頂きにお邪魔しますね、でももう一回ぁ、あ、あ“、あ〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ、ぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、あ、パンティがびしょびしょになっちゃたからタンポンを差し込んでパンティも替えて帰らなくちゃ」
ガサカサゴソゴソ、
(もういいよ、夏菜子とたけるはカメラとテープレコーダーをそこに置いてリビングに帰るんだ、今のことは全て忘れてね、それから幸恵くん、君は僕を誘惑して交わった罪悪感に持ったまま家に帰るんだよ、何あと十数日経てばきみは人間核兵器になって、この新潟平野にかつてない規模の大震災を起こすんだ、まあそれまでは僕の陰茎もしっかりと受け入れてもらうがね)

『やはり私はあいつを消すべきだったなあの夏野明美と波瑠沙芽という悪魔の言うように』
幸恵の中に残された記憶をたどっていく間にそれを悟られたのか【地神】様の怒りが炸裂した。

『きさまは何故あの萩田新聞部顧問を抹殺しなかった!』
花奈の頭上に雷が落ちた。
『すみません、思わぬ邪魔が入りました』
ウソは言ってはいなかった。ただしその時の花奈は目の前の夏野明美の能力を見誤っていた。
『まあ良い、どうやら奴は素晴らしい実験をその子に対して行おうとしていたようだな、やり方によっては貴様以上の人間兵器になったかも知れぬな、その幸恵という女は』
『彼女をどうする気でしょうか?』
花奈は問い返した。
『まあ良い、きさまには次の任務を授けよう』

そして花世は雲仙岳の前にいた。
『今度はこれをカルデラ噴火させろ』
とアンドロイド化された花奈の人工脳に指令が飛んだ。
『やめて!』
女子中学生が花奈の腰にしがみついてきた。
『あなたのような優れた頭脳を持った人がなぜ大勢の命が奪われることを知りながらそれをするの?』
彼女に肉体があって萩田新聞部顧問が鍛え上げた人造脳があればカルデラ噴火の規模や死傷者の数、まで瞬時にして割り出せただろう。
しかし、それどころかそれを花奈の人造脳を利用してさらに早く正確に演算してのけたのだ。
それはきっと幸恵の持って生まれた能力かも知れない。
花奈に強く抱きついた幸恵だったが【地神】の激しい怒りを買い、さっきよりも激しい【異次元のガンマ線】によって消滅させられていた。
その時の【地神】もまた幸恵の価値をまるでわかっていなかったのだ。
そして又再び花奈は孤独に戻った。

『見損なったぞ!花奈!次の指令は神戸淡路に大震災を起こすことじゃ!それにより世は......』
【地神】は何かを言いかけたかのようにその声を途切れさせた。
【なんだ、結局は私の【地神】様は自分の出世のために惨虐な命令を出し続けていただけだったんだ】
花奈ははそんなくだらないモノのためにかけがえのない友人を奪われていた。

『今の私には荷が重すぎます』

『ならぬ!1995年1月17日の明朝に淡路神戸に必ず人工地震を起こせ』
【地神】は花奈に命令をした。
『無理です!』
花奈はそれを強く拒否した。
『何故じゃ?理由(わけ)を言え』
『ただ単に地殻の上を流れる地下水をエネルギーに還しただけでは縦揺れしか表現出来ません横揺れを実現しなければ核爆弾による人工地震を疑われるでしょう』
『ではワシにどうすれば良いというのだ』
それこそが花奈が求めていた【地神】の問いだった。
『幸恵の魂を蘇らせてください、なに、意識さえ持たせなければ良いのです、私は今彼女の綿密な勘と推測演算能力を必要としている、どうかご考慮を』
『許せ』、と花奈は心の中で詫びた。
【地神】はどうやら花奈の単純な演算能力による地殻の上を流れる地下水のエネルギー化でも南海トラフ地震を誘発することは可能と考えているようだ。
いまその淡路神戸に人工地震を起こすことを拒否すれば花奈の人造脳を操ってでも静岡から宮崎あたりまでの地殻の上にある水分をエネルギーに還して無数にある活断層を次々と刺激させて20世紀最初で最後の巨大地震を招くことは確かだった。
おそらくは浜岡原子力発電所は壊滅的に破壊されて、伊方原子力発電所も破壊されたら日本海側の原子力発電所も避難対象区域となってジポン列島に人が住める場所は無くなるだろう。
『わかった』
答えは意外とすんなりと返ってきた。
花奈は花奈で幸恵を甦らせるきっかけを作る目的があった。
しかし【地神】もそれとは別に目的があった。
花奈の頭脳のスキルアップにより【今の花奈にはない固形物、特に金属をエネルギーに還す能力を手に入れる】という大きな野望が。

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@錯乱する時空

『波瑠沙芽母、いいえ、ハル、あなたにも消えてもらいます』
義体化された花奈にとってそれをいうことはすごく容易いことだった。
しかし、肉体のみを消失させるのは至難の技。
彼女たちを輪姦射精している次世代獣鬼【獣神】を除かねばならないからだ。

そこで花奈はハルの肉体のみをテレポーテーションで人工惑星の3区少し手前の外、右舷側に出現させてエネルギーに還していた。

そして1番厄介なのはこのあたし、サタン、だろう。
あたしは30,000匹もの世代獣鬼【獣神】に実体のない、300,000本の陰茎でつらぬかれながら放射性物質と放射性生物をたっぷりと含んだ精液を次々と射精され続けていた。
あたしの脳は自制心を失い巨大惑星サタンに封じ込められる前の巨大な姿を晒して(さらして)いた。
体長170000メートルつまり170キロメートル、体重が8.5e 13 ton、つまり85兆トン、プラス【獣神】の奴らがあたしの巨大な子宮に直接射精したどれほどの量かさえわからない、巨大な量のプルトニウムと放射性生物をたっぷりと含んだトリチウム水で出来ている精液をどれほど撃ち込まれたかさえわからない状態の怪獣と云うことさえためらうような超劇重な巨大過ぎるだろ的な悪魔の本性をさらけ出して仰向けに倒され自らの重みで11区の床も12区と13区の【地人】や【人神】たちが住むエリアの床もぶち抜いてかろうじて【地神】が住む14区の巨大なビル群を全壊した程度で収まった。
これは単に【地神】たちが11区の床があたしの重みでぶち抜かれた際にあわてて超加速を停止して慣性航行に入ったために人工惑星内の人工重力がゼロになったためと【獣神】によるあたしの子宮内に対する次世代獣鬼【獣神】3000匹による30000本の実体なき陰茎があたしの子宮内にSDI(精液直接射精)を中止させた事によるだが、いやぁ!実に慣性とは恐ろしいものだ。
あたしの激重な質量による動きは簡単には止まんねえぜ!という事だった。
しかもアンドロイド花奈はアホヅラ花奈以上に馬鹿奈奴だったらしくて、何故かあたしをほとんど原形をとどめていない20区の中にテレポーテーションさせて爆ぜさせやがった。
おい!それはイブ何千兆人分の爆発エネルギーだ?
人工惑星は一瞬にして消滅して、気が付いたら冥王星の外周を光速の2パーセント以下で太陽の周りを周回するように航行していた。
これってまさかのワープ航法って奴か?

次はあのふざけた超美少女No.1花奈だったが最も容易く船外に誘い出してエネルギーに還す事が出来た。
え?No.1花奈は【超美少女】なんかじゃなくて【アホヅラ】だろうって?
そんなものは見るものの主観でコロコロと変わるものだ。
義体化された花奈にはアホヅラ花奈がとてつもない美少女に見えたのだろう。

もう彼女たちを邪魔する敵は1人もいない。

史上最強のタッグを組んだのだから。

助かったと思ったのはみんながみんなふたり存在した別の花奈を誤認してくれた事だった。
それは実姉のNo.3加世でさえ同じだった。
彼女もまたふたりの違いを見抜けられなかった事だ

そしてNo.3加世も爆進する人工惑星の人工惑星の1区少し手前の外、右舷側に出現させてエネルギーに還されていた。

少し減速されて光速の1パーセント以下まで落ちた。
それでもまだ音速(マッハ)9,000以上はありそうだ。

続いてNo.4激辛も爆進する人工惑星の人工惑星の1区少し手前の外、右舷側に出現させてエネルギーに還されていた。

さらにこの人工惑星は太陽系を周る軌道をさらに内側に向けて軌道を修正して減速をした。

最後にNo.2衣良も爆進する人工惑星の人工惑星の1区少し手前の外、右舷側に出現させてエネルギーに還されていた。残ったイブたちも次々とエネルギーに還されていた。

目の前にはあの懐かしい巨大惑星サタン、じゃない、どう見ても木星、ジュピターにしか見えないシマシマ模様の巨大な赤い目ん玉がある星の重力圏に捕まってその周りを回っていた。

ちょ、ちょっとどういう事だよ!
誰かこの怪奇現象を説明してくれ。
アイシュタインの相対性理論はどこに消えた?
確か光の速さで500年かかるはずの距離がなんで1時間もかからずに移動出来た?

しかもこの人工惑星はあたしの超質量のエネルギー還元によって跡形もなく蒸発しているはずだった。

『鷹の目を使ってこの人工惑星を外から見てみるといいんだぉ』
間の抜けたこえが頭の中に響いた。
ちょっと待て、おまえは確かめたるぎあそりっどな花奈に消されたはずじゃ?
思わずやばいパクリ思考にハマってしまっていた。

『ロンよりもリーチです、まずはご自分の目で確認なさってはいかがですか?』
こっちは正真正銘の花奈多のあすとらとか!、ってかあたしに危ないパクリネタを言わそうとしているだろその手に乗るものか!

あたしは鷹の目を通してこの人工惑星全体をあらゆる角度から見て愕然とした。

『をい!どういう事だ⁉︎人工惑星は出発したばかりのような完全な鶏卵状態だし、この建物の中を歩いているイブどもはみんなアホヅラ花奈じゃねえか!』

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@種明かし

『全ては最初に私と退治したハルさんの提案がきっかけでした』

目の前のアホヅラ花奈が言った。
しかし見た目はともかく口調はアンドロイド花奈そのものだ。
ハルの提案はこうだった。
No.1花奈の中にいる本家亜希がたとえどんなに離れていても共有可能な倶名尚愛が持っている【願望達成能力】をふたりの志乃が増幅して花奈の姿を幼女化できるのならアホヅラ花奈を超美人アンドロイド花奈に姿を変えて成りすますことが可能なんじゃないかと。

『それからこの婚卵に乗じて日頃から私が気になっていた【地神】たちの隠し事を探ることができました』

目の前にいるのがアンドロイド花奈には違いが無いのは判ってはいるがどこからどう見てもアホヅラ加奈にしか見えないのは笑えて仕方がなかった。

『ところでアンドロイド花奈さん、当分、いや下手をしたらこの先永久にその顔でいなきゃいけないんだけど良いのか?』
とこれまたアホヅラ花奈が言ったがきっと中身はNo.4激辛なんだろうな。

『え?構いませんが』
意外にもアホヅラアンドロイド花奈は言った。
『こんな超弩級の美人に成形していただき感謝してます』
冗談じゃなくて本気っぽいのが怖かった。
『ところであの【地神】達もやはりアホヅラ化したんでしょうか?』
どうやらNo.3加世っぽい気がしたがそれに対して星紫亜から伝言があった。
【彼らに関しては異次元のVLDNAにバックアップがとってあったらしくてすでに地人や獣鬼、イブたちの生産も開始しているようです】

それをきいた全員からため息が漏れた。
奴らがまた悪事を再開することは明らかだったからだ。

そしてアホヅラ巨乳化してしまったアンドロイド花奈だったが。
彼女は次の指令をこなすために太陽系第3惑星地球西暦2011年3月13日の福島第一原子力発電所付近の砂浜の砂浜に向かうそうだ。
もちろん【地神】最大の宿敵【志乃】を抹消するためだった。
しかし今のアンドロイド花奈にはどうでも良いことになってしまったようだった。
もちろん感謝の意を伝えるためともう一つ、自分自身にジェネシスをかけてもらうためだろう。

参考資料

https://ja.wikipedia.org/wiki/四日市ぜんそく?wprov=sfti1

四日市ぜんそく(よっかいちぜんそく)は、1950年代末から1970年代にかけて問題化した戦後日本の公害問題。大気汚染による集団喘息障害で、水俣病、イタイイタイ病、新潟水俣病とあわせて、四大公害病の一つである。

まあいつものように1000倍の妄想で希釈して参考にさせてもらいました。

アダルト版JC淫魔刑事獣鬼編20『伊良衣良と明美』4

おわり

アダルト版JC淫魔刑事獣鬼編21『伊良衣良と明美』5

にちゅぢゅく!

#ハタチ未満閲覧注意
#SFっぽく
#政治色濃く
#過激な性暴力描写あり
#20才未満の方の閲覧はご遠慮ください
#ハルサメとナッツシリーズ
#小説

ナッツ「それにしても今回はパクリの要素強すぎないか?」

波瑠沙芽「そう?」

サタン「一体なんなの?あのオチは?」

倶名尚愛「え?なんのことかな?」

サタン「ふざけんなよ体長が170キロメートルの悪魔なんてどこにいるんだよ!」

倶名尚愛「世界最大の悪魔を書きたかったんで」

花奈「良い加減500年分の話を書くんがめんどくさくなったんだよね」

倶名尚愛「ぎく!」

ここから先は

19字
まだまだ更新中ですが頑張ってみます。

新米淫魔ハルサメと熟練悪なナッツの愛とえろすの物語 20才以上推奨ですが、、特に、、、、過剰な期待はしないでください(笑)

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