百田尚樹代表と飯山陽先生の確執について(2)
北村弁護士、魂の応援演説
いよいよ終盤戦。
某党による選挙妨害は更に激化し、YouTubeから流れる飯山氏の演説は某党のメガホンから大音量で発せられる卑劣なヤジに掻き消されることが続いたが、その隙間を縫って聞こえてきた有本香氏の応援演説。
日本にとって今何が問題で、どんなことが起こっているのか。
日本保守党が何を理念に、国政をどう変えたいと考えているのか。
明瞭に響く発声で時には力強く訴え、また緩急を持たせて優しく語り掛け、思わず手を止めて聞き入ってしまう素晴らしいものだった。
梅原氏、平井氏においては飯山氏の喉を休めるタイミングを見計らい、安心感のあるスピーチを聞かせてくれた。
百田代表のスピーチもなかなかのものであった。
相変わらずコアなファンにだけわかる身内ウケのネタで場を暖めたかと思えば、力強い言葉で衰退するニッポンを光の方向に導いくが如くに拳を高くあげる。
それを受けた群衆がごぉぉと沸き、拍手とシュプレヒコールが響き渡る。
まるで某人民共和国のアレである。当人はさぞかしご満悦だったことだろう。
飯山氏へは薄っぺらいエールのみ。
言い様のないモヤモヤが残った。
それに比べて応援に駆け付けた北村弁護士の魂の演説は圧巻だった。
飯山あかりがこの国の未来にどれだけ必要な人なのかということを熱く、弁護士ならではの強烈な説得力で聴衆を感動の渦に巻き込んだ。
これぞまさしく「応援演説」だ。
あえて代表の功績を称えるとすれば、北村弁護士を弁士に招いて頂いたことと思った。
善戦虚しく
開票が行われた結果、残念ながら奇跡は起きなかった。
24,264票もの票数を獲得し、最有力と言われていた乙武氏に5千票近い差をつけて追い抜いたことからも惜敗であり賞賛に値する快挙だ。
たらればの話は選挙においてご法度だとわかってはいるが、あの選挙妨害がなければ…、選挙運動期間があと1週間長ければ…などと夢儚く散った悔し紛れに思いを巡らせた。
そしてこの短い期間にいつしか「飯山あかり」に夢中になり、すっかりと心を奪われている自分に気付いた。
彼女の命懸けの頑張りと、日本を守りたい、恩返しをしたいという強く熱い信念はまさに政治家に人間だと確信した。
それでいてキュートでコケティッシュな一面を持ち、家族を大切にする優しいママの姿はきっと私だけでなく多くの人々の心を鷲掴みにしたと思われる。
垣間に零れ見れた小さな亀裂
またたらればの話になってしまうが、もし飯山氏が当選していたら党を挙げての万歳三唱で日本保守党の知名度は一気に全国に拡がっていただろう。
そうなれば百田代表と飯山候補者は手を取り合ってお互いを讃え合ったことだろう。
しかし惜敗の悔しさから一部の支持者から百田代表の応援演説が邪魔をした、歌など謳っていなければと、Xなどに批難の書き込みが見られた。
アンチ連中からは口汚い揶揄が浴びせられた。
これは結果を聞く前からちらほらとは書かれていたのだが、落選を機に一挙に増えた。
さて、ここからは私の想像なので読み流して欲しい。
選挙の終盤が近づき、百田氏を批難する書き込みは飯山氏も見ていたのではないだろうか。
飯山氏は身も心も疲労困憊し、焦る気持ちだけが先走り、普段なら胸にしまっておけるようなことでもつい口走ってしまい、百田氏に苦言を呈したのではなかろうか?。
群衆の拍手喝采を浴び、心地良い余韻にひたっている最中、
冷や水をぶっかけられたのではたまったもんじゃない。
皮肉なことに明晰な頭脳を持つ飯山氏は、相手の急所を瞬時に見抜き、百田氏に対して鋭いナイフの様な言葉で斬りつけた。
きっとそれは誰も反論できない正論で、決して間違ってはいない。
だから誰も彼女を咎めることは出来なかった。
百田氏はいたく傷付いたものの、小娘に口論で負けたとは認めたくない。
だから押し黙り、その後距離を置くようになったのでは?。
などと不仲説を裏付ける想像を巡らせていた。
オヤビンアカリン
選挙が終わってYouTubeに張り付く時間も減り、いつもの日常が戻ってきた。
あさ8では代表と事務長が応援してくれたファンへの御礼と共に飯山氏へのねぎらいのメッセージを発信していた。
飯山氏はPTSDを患っていたとのことで心配したが、木曜日レギュラーで有本氏とお揃いみたいな服で和気藹々と喋っているし、百田氏が入院した際にはXでお見舞いのメッセージが送られていた。
私が危惧した二人の亀裂も取り越し苦労だった様だ。
選挙後に変わったことと言えば、私のスマホのライブ配信通知は百田チャンネルにあかりちゃんねるが追加されたこと。
今まではどこか遠い国でまるきし関心の無かったイスラム圏のお話は、毎回目からウロコ。この歳で新しいことに触れ、勉強させてもらえるのは有難い。
それより何よりあかりちゃんの「みなさぁ~ん♪」の声と、可愛らしい笑顔は毎日の楽しみで元気をくれる。
(続く)
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