百田尚樹代表と飯山陽先生の確執について(1)
初めてのnote投稿。
あくまでも一般視聴者である小生個人の私見でありますことを先にお断りしておきます。
2023年6月10日。
百田尚樹氏が新党の立ち上げを表明されました。
この時、私は忘れかけていた胸の高鳴りを感じたことを今もよく覚えています。
そしていよいよ国政政党への第一歩となるべく発表をされたその矢先、
元同党支部長・飯山あかり氏が謀反を起こしていると一部のネット界隈が騒然としています。
この件に関して
◇日本保守党は飯山あかりが選挙に負けたから見捨てた
◇飯山あかりは自民党に買収されて日本保守党潰しに加担している
◇実は日本保守党の影の独裁者は有本香氏で、
飯山氏のポテンシャルを脅威に感じて粛清した
◇飯山あかりは精神を病んで被害妄想になっている
その他陰謀論を含めたトンデモ論が飛び交っております。
しかし、私はどれも違うと思います。
ことの起こりは東京15区の衆院補選選挙
事務総長有本香氏より強い要請をうけ、飯山あかり氏が立候補。
一般知名度も地盤もない飯山氏が、知名度抜群で都知事が応援するタレント候補や地元で何年も活動を続ける有名政党を相手に誰も勝てるとは思っていなかった。
自らも「ノルマンディ上陸作戦」と銘打ち、勝ち目ないのを覚悟で挑んだ様だし、日本保守党支持者の私も最初の打ち上げ花火的なお祭り騒ぎで良いと思っていた。
それにも関わらず、飯山氏はすべてを投げうって全身全霊をこの選挙に掛けた。
毎日朝から街頭に立ち、雨の日も風の日も小さな身体で声を枯らせて演説を続ける姿に、道行く人はもちろん、私を含めて多くの視聴者が毎日配信される彼女の動画に釘付けになった。
何故なら画面の向こうからでも彼女が日本の将来を憂い、自己を犠牲にしてでも国のために尽くそうとする熱い思いが伝わり、胸を打たれたからである。
YouTubeには有志による応援動画や街頭演説のリアルタイム中継が続々とアップされ、辻立ちする彼女を取り巻く聴衆の数は日毎に増えていることから彼女の熱弁は人々の心を掴み、確実に拡がっていることが実感できた。
当初は泡沫候補扱いだったのが、日を追うごとにマスコミの取り上げ方も変わり始め、事前調査では破竹の勢いでぐんぐん順位を上げた。
私は「もしかして飯山あかりは奇跡を起こすかもしれない」と
仄かな期待を抱き始めた。
ただならぬ選挙妨害
しかしその勢いに陰りが見え始める。
某党候補者本人によるヤクザまがいのしつこい選挙妨害を受け、彼女の演説を遮られ、聴衆は蹴散らかされた。
投票日までの限られた日数は残り少ない。
なのに暴力的な妨害行為からカーチェイスさながら逃げまどい、演説する場所と時間を奪われた。
事務所を襲撃され、合間に心休めることも許されなかった。
ただでさえ過酷なスケジュールの選挙運動に加え、ジレンマと恐怖に精神的に追い詰められ、日に日に衰弱する飯山氏の姿は痛々しく、私たち視聴者は応援する気持ち以上に彼女の身を心配する気持ちが強くなった。
他の党では強靭な男性スタッフがバリケードの如く立ち並んで候補者を護っていたり、都知事の権限を利用して数台のパトカーが護衛するなどの対策がされている中、飯山氏の中継動画から見えたのは発泡スチロールのパネルを盾に立ちはだかる勇敢な初老男性ひとりだけだった。
その一方で代表は…
そんな中、YouTubeから流れてくる動画に仰天した。
ご機嫌に選挙カーに乗り込み、
「死んだは~ずだよ、おっとみさん~♪」と能天気に歌うのは
ほかでもない、満を持して戦地に乗り込んだ日本保守党代表、百田尚樹氏その人だった。
ただでさえ演説の時間が奪われているのに、選挙カーの上に立った代表は
「自分が党を立ち上げたのは冗談のつもりだったのに有本さんが…」、
「奥様が王将で…」という何度も聞いたテッパンネタを披露し、下ネタ混じりのトークで選挙区以外から駆け付けたファンの群衆をドッと沸かせ、拍手と声援を受けてはマイクを離さず悦に浸っていた。
こんなの「応援演説」ではなく「百田尚樹大先生のファンの集い」だ。
確かに、日本保守党を立ち上げたのは百田尚樹氏であり、ここに集まった群衆のほとんどは百田氏あってのものだろう。
飯山氏が誰の後押しもなく無所属で出馬していたなら、ここまでの快進撃はなかったかもしれない。
今回の選挙は当選とはほど遠く、箸にも棒にも掛からぬ様であれば皆で歌ってお祭り騒ぎを楽しめば良いだろう。その方が楽しく明るい保守党のイメージアップと知名度に繋がることと思う。
でも私はそうは思えなかった。
爆笑ネタにご満悦な代表にマイクを奪われている、この瞬間も貴重な時間なのだ。
代表のすぐ隣で代表に拍手を送る飯山氏は、疲労困憊の中でも健気に笑顔を見せている。
その姿を黙って見ていられなかったのは私だけではなかった様で、
Xやあさ8のチャット欄には飯山氏を応援するコメントとともに
「歌はやめてください」「邪魔しないで」など、代表を批判するものが増え始め、それに便乗したアンチ連中が「ハゲ黙れ」などと聞くに堪え難い汚い言葉で罵声を浴びせた。
<続く>
※文頭に申しました通り、あくまでも画面のこちら側から見ていた個人の見解と感想です。
裏でご尽力された方々、表面的には見えない執行部のお考え、ご苦労に対しましては大変失礼な内容でありますことを承知の上、お詫びいたします。
尚、同タイトル(4)で伏線回収していますので、ご興味のある方は是非最後まで読み進めていただければ幸いです。
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