今(更)やる夫スレを作る環境について-エディター編-
なぜか私は10年のブランクを経てやる夫スレ製作を再開しているわけですが、10年はとても長い年月です。
有り体にいえば、その間でやる夫スレは衰退しましたというところで、制作環境を整えるのも手探りだと難しい状態になっておりました。まず何が生きてるのかわからねぇ・・・。
再開を決意してからもっとも厄介なのがこの問題でした。
しかし、しかしです。
それでも滅びなかった関係者達は地道なアップデートを続け、一部制作環境は当時より長足の進化を果たしていたのです。
※厳密に見ると時系列がおかしい部分があるかと思いますが、浦島太郎状態なので許して・・・
今回は現在揃えられるやる夫スレの推奨制作環境を、備忘録の意味を含め紹介したいと思います。
これで、アナタの10年前のやる夫スレも再開できる、はず。
■エディターについて「(´д`)Edit」
今回は作者の心臓部たるエディターについて。
当時はスタンダード中のスタンダードであった「(´д`)Edit」を使用しておりました。
シンプルな機能にスクリプトによる拡張性。
当時はまったく不便など感じておりませんでしたし、むしろ有志が追加していく拡張機能(合成パネル、トーンパネル等)に毎回感動していました。
しかし、当時でも既にアップデートは終了している状態、Windows自体が10・11と無慈悲なアップデートを続ける中、現在は動かないわけではないものの、相当安定性の無い状態です。
正直な所、「(´д`)Edit」がまともに動かないのでカタン再開も諦めかけた瞬間もありました。
※工夫すると今でも問題なく使えるようですが・・・そこまで根気が・・・
■エディターについて「OrinrinEditor」
話の流れで当然、代案があるわけで、「OrinrinEditor(おりんりんエディタ)」が現在の最適解だと考えております。
※ダウンロードも下記サイトで、アップデート版がスレ終盤にあるので注意
当時から知っていたものの、マイナーで不安定な高機能版?という認識で手を出しませんでした(その認識はあまり間違ってなかったようですが)。
しかしなぜか2024年3月、突如として有志(リンゴヅキ◆wNYRbXGGMeqB氏)がソフトを魔改造、改修前を知らないものの、高速版としてリリースし直したのでした。
どうもそれまでは高機能だったものの異様に一部動作等が重く、扱いづらかったものを大改修により高速+安定化させたものとのこと。
当時「(´д`)Edit」で使用していた機能(合成等のスクリプト系も含む)は一通りあり、何より現在のWindows環境でも安定するのが良い。
さほど使い込んだ訳ではありませんが以下の機能が便利です。
レイヤボックスによる簡単貼り付け、合成処理(弊害もあり、後述)
ページごと保存機能! Byte数、Lineも簡単に確認可能
複数行テンプレートによる高効率のAA挿入機能
高い安定性、自動バックアップも完備
ユ ニ コ ー ド 特 化 !(良し悪し)
①レイヤボックス機能
いわゆるテキストボックスに合成、透過等の機能を標準で加えたもの。
これが非常に使いやすく、特にalt + spaceのショートカットが私の捜査感性にどストライクでした。
更には合成精度も高い・・・のだが。
なんとこれ、デフォルトでユニコード特化です。
ユニコードといえば当時は馬鹿にはコピペできない等と呼ばれ敬遠する作者が多かったものですが(自分もそうでした)。
ユニコード使用を禁止する処理もできるのですが、そうすると目に見えて合成の精度が下がります。
・・・ここらへんのユニコードを使用しない合成能力は別ソフトの方が高かったかな?
しかし許容されるならば、ユニコード解禁は強力な武器になります。
なにしろ永遠の課題だった空白問題がユニコードなら(ほぼ)全て解決。
合成後の美しさは比較になりません。
別回で触れる予定ですが専ブラ、自動投下、まとめ等とも相性は問題なく、新規分から私はユニコードを解禁しました。
②ページごと保存機能
投下レスごとに管理ができる機能です。
これがありがたい、容量オーバーとかすぐに判別できます。
またこの形式で製作することで別回で触れる予定の自動投稿にも対応できます。至れり尽くせりですね。
あえて難点を言うとすれば前後の流れが把握しづらい所でしょうか。
まぁ、プレビューを確認しろという所ですが
③複数行テンプレートによる高効率のAA挿入機能
これもなかなか革命的です(前述のリンゴヅキ氏なんかはもう使ってないとも言いますが・・・)。
AAのデータベースから使用する対象のみを選別して表示し、エディターにレイヤボックス(≒テキストボックス)基準で挿入できます。
当時はAAのデータベースは使いづらく、「MLTVier」などのソフトを使いながらも、決定版はない感じでした。
これはまさにかゆいところに手が届く感じで、少なくとも当時の制作環境より格段に効率が上がりました。
④高い安定性、自動バックアップも完備
現在の環境でも問題ない、それが一番(とかいって、まだWindows10ですが・・・)。
自動バックアップも脆弱な部分はあるものの、実用としては十分です。
⑤ユ ニ コ ー ド 特 化 !(良し悪し)
主には①の通りです。
しかし現在は十分に環境が整っており、問題は無いかと思います。
■結論
騙されたと思って「OrinrinEditor」を使ってみてください。
なんだかとっても快適で、10年前にエタったスレを復活させたくなるかもしれません。