【きさらぎ賞2024】全出走馬個人的長所・短所まとめ
※全て主観です。あくまでも参考程度に。
※オッズは2/4 2時時点のものです。
・コース特徴
最初の直線が果てしなく長く、3コーナー付近で坂越え。4コーナーに入るころには既に下り坂に突入し、直線はずっと平坦。ジワジワと長く脚を使えてタフな流れで強く出られる馬が望ましい。
・馬場状況
内は荒れに荒れまくっている。雨による影響もあり、例年よりもさらにタフな馬場。スピードよりもパワーのありそうな馬を優先したい。
ビザンチンドリーム(8枠12番 一番人気2.6倍)
騎手:R.ピーヒュレク 厩舎:坂口智康
長所
荒々しさを見せながらも、かなり強引な競馬で圧勝した。向かい風がある中で他馬を置き去りにして差し切ったのは相当。底知れぬポテンシャル。揉まれず自分の競馬が出来そうな大外枠はこの馬にとってプラスかもしれない。
短所
荒々しさが悪い方向に出ないかどうか。レースを見るとムルザバエフJが上手く卸して勝ちへと導いた感もある。仕掛けどころを間違えたら一気に暴走してしまいそうなので、騎手の腕にかかっている部分は大きいと思う。
ファーヴェント(6枠8番 二番人気3.9倍)
騎手:川田将雅 厩舎:藤原英昭
長所
川田Jを用意したことから本気度が伺える。タフな展開で、長くいい脚を使える馬なので、今の京都には合いそう。東スポ二歳では少しモタれる部分があったので、川田Jの真剣追いで真っすぐ走れれば力は発揮できそう。
短所
東スポ二歳のメンバーレベルがそんなに良くなさそう。シュトラウスはイマイチで、そのほかも前後でパフォーマンスが高かったかと言われるとそうでもない馬ばかり。支持されるくらいの人気かどうかは疑っていきたいところだ。
ジャスティンアース(7枠9番 三番人気6.4倍)
騎手:松山弘平 厩舎:杉山晴紀
長所
前走で戦った相手が次走次々と好走しているので、レベルが高い中圧勝したのはかなり大きい好材料であると言える。コース適性も文句なしで、買いやすい一頭だと言える。タフな先行馬ということで、松山Jとも手が合いそう。
短所
パンパンの良馬場に替わって成績を伸ばした馬なので、今の若干タフなコンディションの京都競馬場で100%を発揮できるかどうか。重馬場も走れていないわけではないが、現状はベストコンディションとは言えないわけで。
レガーロデルシエロ(6枠7番 四番人気10.3倍)
騎手:A.ルメートル 厩舎:栗田徹
長所
前走戦ったジューンテイクが朝日杯FSでかなり頑張ったのでそれに合わせる形でこの馬も一定の評価ができる。来日からずっと京都で騎乗し、コース特徴をつかんできているルメートルJ。先行して上手い立ち回りが出来そう。
短所
この馬が戦ってきた三戦すべて展開が向いての勝利のように見える。また、一桁頭数での競馬が二戦続いている為、少し増えた頭数での競馬に対する耐性があるかどうか。
ブエナオンダ(7枠10番 五番人気12.4倍)
騎手:武豊 厩舎:須貝尚介
長所
新馬戦の勝ち方が強く、前走も三着だったのに一戦でここまで評価を落とすなら美味しそう。京都コースは問題なさそうで、前走は外が伸びるコンディションで内内を回ったことが敗因と考えているので巻き返しはそこまで難しくはないはず。名手が上手くエスコートしてほしい。
短所
やはりすこし無理やりな中一週感は否めない。ここをわざわざ使うのは京都が合っているからなのか、もしくは坂があまり得意ではないのか。いずれにせよ、少し強引に使うゆえのリスクは考えて検討したい。
ヴェロキラプトル(4枠4番 六番人気12.5倍)
騎手:西村淳也 厩舎:高野友和
長所
結果的に2000mは長かったか。はたまた坂が応えたか。いずれにせよ今回の方がこの馬が走りやすそうなコースなのは事実。新馬で東京1800で差し馬の追撃を交わし逃げ切ったあのパフォーマンスは中々のものだったと思うので、前でしぶとく競馬できればチャンスはある。
短所
勝った二戦はパンパンの良馬場だったのに対し、今回はタフな馬場。また、逃げずに戦うことも明言しているので、前で抑えて抜け出す分の脚を上手くやりくりできるかにも注視していきたい。
シヴァース(5枠5番 七番人気16倍)
騎手:M.デムーロ 厩舎:友道康夫
長所
新馬勝ち時の馬場状況はタフかつ外差し有利で今の馬場と少し似ている感じはする。そんな中で前走より外の枠を貰っているので、馬場の恩恵にあやかれそうな馬。良血が爆発するか。
短所
父母どちらを見ても本格化するのはもう少し後になってからな印象。友道先生のコメントもお試し程度な感じで、あまり勝負気配ではなさそう。若さもある中でどれだけやれるか。
ウォーターリヒト(3枠3番 八番人気19.5倍)
騎手:幸英明 厩舎:河内洋
長所
激走を見せた前走と同じ鞍上を確保できた点は良い。未勝利勝ち時の馬場がかなりタフで遅かったので、前走よりさらに走りやすい馬場になるかも。1800mになって位置取りは多少改善されると思うので、スムーズに流れに載れればもう一発あっても。
短所
前走は後方一気がハマっただけ感は否めない。実際上がりを要する展開になり馬場も外が伸びていた。今回芝の悪そうな内枠に替わってどれだけスムーズに差しに行けるか、懸念である。
ナムラエイハブ(5枠6番 九番人気22.8倍)
騎手:和田竜二 厩舎:長谷川浩大
長所
毎回相手馬場問わずしっかりと追い込んでくる。となると人気していない時は抑えておきたいところ。パワーのいる馬場ならガシガシ促す和田竜Jは尚更合うはず。道悪馬場に強いリアステ産駒の血も騒ぎそう。
短所
ここ数走はかなり後ろからの競馬になっているので、差し損ねリスクは常に大きい。折り合いの悪さもあってのものなので、頭に入れておきたい。
インザモーメント(2枠2番 十番人気28.9倍)
長所
新馬やホープフルの走りを見ていると、スピードが要求されそうな展開は苦手かと思うので、それを考えると今回は比較的走りやすそうな馬場なのかなと。二走前もダッシュがつかない状況から勝ちきったので、意外と本当の実力を測られてなさそうな気はする。
短所
内枠という事で、荒れた馬場をどう進んでいくか、最終直線でどう進路取りするかは気になる。スローになって上がりの脚を求められる展開になったら少々苦しいか。
テイエムリステット(8枠11番 十一番人気66.1倍)
騎手:酒井学 厩舎:木原一良
長所
前走はかなりメンバーの揃った一戦で、そこから一番不利な最内から六着はかなり頑張っている方だと思う。ダートでの勝ち上がりだが、血統的には芝もそこそこ走れそう。それをある程度証明できているのはいい。今回は馬場も渋るので、ダートの経験が活きれば。
短所
1400mで勝ちあがった馬だが、そこから400mの延長は未知の要素が強い。前走は流れに乗れただけで、スタミナが足りずに負けるという線はかなりありえそう。
ピエナオルフェ(1枠1番 十二番人気137倍)
騎手:川島信二 厩舎:荒川義之
長所
今の馬場よりもさらにタフな2200m戦で勝っているのは大きい。前走も同じく1枠1番で勝っているので、荒れた内も難なくこなせそう。馬場の適性だけで言うなら人気上位場にも負けず劣らず。
短所
1800mが合わず2200mで勝ちあがり、という経緯があるので、再び1800mに戻したことでまたアッサリ敗戦という展開は十分あり得る。捲りが上手く機能するかも展開に大きく左右される。
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