宇野亞喜良展 感想など
こんばんは、魚木まるです。
この間の日曜日、高校時代の友人と一緒に東京オペラシティで開かれていた「宇野亞喜良展」に行ってきました!
インスタにこの広告が流れてきて、ちょっと怪しくて退廃的な感じに心奪われ、最終日に駆け込んできましたよ。
宇野亞喜良さんは、50年代からイラストレーターとして広告、ポスター、絵本、舞台、アニメーションなどなど、様々な分野で活躍されているめちゃめちゃすごい方です。みんなのうたのイラストも担当していたことがあったそう。
活躍の幅からも分かる通り、その作風も、子供向けのファンタジックで可愛らしいものから、見る者をドキッとさせるような妖しげな魅力を放つものまで多種多様。特に目の表現がすごくて、「こっちに良いもんがあるのよ…ちょっと寄ってかない?」と語り掛けてくるような、危険な香りのする愁いを含んだ眼差しが最高でした。マックスファクターという化粧品メーカーの広告が多数展示されていたのですが、少し陰があって、独特な雰囲気を放つ彼のイラストとともに紹介されると、すごく魅惑的に見えるんですよね。なんというか、化粧っていうなれば「綺麗な嘘」じゃないですか…笑 そういうちょっとアダルトな一面が引き出されてて面白かったです。
これが例のマックスファクターの広告なんですけど、なりたい顔の仮面を選ぶっていう構図が最高。素顔は秘密…って感じが洒落てる。
後はこれも素敵。シックな優雅さ。紹介文も素敵よ。
『ロマンティックになりたいとき 胸元に 髪に ちょっと一滴 お好きな香りを 匂わせてみたら すてきな香りにさそわれたように あなたの表情が 動きが 美しくなります 香りのもつムードが 気持ちまで あまく 引きたててくれるからです』
私が特に好きなのはこれです!
なんとも言えない良さがあるでしょ~~~~??!?これぞ猫耳の最高峰だと個人的には思うのですが…。いわゆる萌え~~な感じの猫耳も大好きですが、こちらはセクシーで大人っぽくて、また善き哉。
ディズニープリンセスだって、彼の手にかかればまた違った魅力が見えてきます。
映画内でのにこやかな彼女たちと対照的に、物憂げで、ちょっと不機嫌そうな感じがかわいい。
宇野亞喜良の描くポスターが最高過ぎて、貼ったそばから剝がされてしまうこともあったそうな笑 確かに、ただ心地よいだけではない、良い意味で引っ掛かりのある独特の色気にやられてしまうのは、わかります笑 本当にこの方の絵がもつ色気って、指の隙間から除きたくなるような、そういう引き付け力があるんだよな。
私がイラストを描く時って、だいたい目つきの悪い、とっつきにくい感じの女性を好んで描くんですが、今回のこの展示をみて、私って改めてこういう系統の顔が好きなんだなあと…笑 正統派の可愛らしさも良いんだけど、それだけじゃつまんない。手を出したら嚙まれそうな、でもほっといたら拗ねそうな感じが良いんだよ。つまりツンデレだよ。ツンデレこそ至高。ツンデレこそ正義。この世の春、それはツンデレ。ツンデレ is perfect! あれ、なんか論点がずれてきた…。
アニメでもドラマでも、最初は正統派のかっこいい・かわいいキャラが好きになるのですが、徐々にツンデレキャラが好きになっていくんですよ…。噛めば噛むほど旨味がでる、それがツンデレ。素直になれなくてツンツンしちゃうのが愛しくて、養いたくなるんよ…。
以上、私の好きなものでした♪ 皆さんもぜひツンデレを摂取して生活をより豊かにしちゃおう♪ それでは、この辺で、さようなら。