年齢別の注意点①
幼犬期(0~1歳)
膝蓋骨脱臼
犬の後ろ脚の膝には、膝蓋骨とよばれる皿状の骨があります。
この骨の役割は太ももの筋肉の力をすねの骨に伝えることです。
しかし、先天的に膝蓋骨がはまり込むための溝が浅かったり、成長期に外部からの力が加わったりすることで膝蓋骨の位置が通常の場所からずれてしまうことがあります。これが膝蓋骨脱臼です。
ヨークシャーテリアの場合内側に骨が脱臼してしまうことが多いです。
初期は無症状で脱臼しても自然に元に戻ります。
しかし、進行してくると徐々に骨の位置が元に戻りづらくなり、内股や腰を落とした状態で歩くようになります。
重症化すると足をあげたままになってしまうこともあります。
予防方法は膝への負担を減らすことです。激しい運動を避け、太りすぎないように注意しましょう。
また、膝蓋骨脱臼だけでなく、前足の橈尺骨(とうしゃっこつ)を骨折する例もよく見られます。
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