年齢別の注意点②
成犬期(1~7歳)
涙管閉塞(流涙症)
涙は目を潤すために必要です。普段は意識していませんが、犬も人も目の表面は常に涙が流れているのです。
流れた涙は目頭の穴におちて鼻涙管を通り、鼻に流れていきます。
しかし、鼻涙管がふさがってしまうと、行き場を無くした涙が目からあふれ出てきます。
この状態が涙管閉塞です。
涙があふれると、目の内側の下部分が涙やけを起こします。
涙やけが皮膚炎や痒みを引き起こすこともあります。
また、涙には毛を変色させる成分が入っていますので、目から鼻にかけての毛がいつも茶色く汚れている状態になります。
この病気の治療方法には鼻涙管洗浄や外科手術があります。