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【百花斉放💕!!!!】100花ノ繚乱 大全!

大変長らくお待たせいたしました。

システム オールグリーン 「100花ノ繚乱」出るッ!!!!


【#100花ノ繚乱】作品大募集!!!!

おはようございます!あるいはこんにちは!そしてこんばんは!
桜の咲く季節ですね。若々しい緑が元気に生い茂っています。紅葉狩りもいいですよね!あぁ雪のかかる椿の美しいこと…
お花とは実にイイものです。
時間・季節・地理風土…本当にさまざまなシチュエーションごとに多様性あふれるお花の美しく…美しいだけにとどまらない魅力のあること、本当に素晴らしい限りですよね。

魅力と言えばそう、からい・にがい・しぶい・すっぱい…って「かわいい」とか「かっこいい」とかとちゃうんか~い!!!!
な~んてツッコミも入れたくなりますが、お花が食べ物として楽しまれているケースなんでのもあるんですから、味の話も捨てられたものではありませんよね!

…さて助走はこれくらい、早速本題に移らせていただくとしましょう。
このnoteはTwitter上にて繰り広げられました非公式二次創作企画「100花ノ繚乱」についてまとめたものとなります。
なにがなんでなにをどうほにゃららするのか、そこら辺は元ツイの方に簡潔にまとめられていますので、そちらの方を参照していただけるとありがたいです。
(えっそこはまとめないの!!!?←あんまりこの序盤で文字数を多くしたくないんです、この先が と に か く 長いので…)

筆者の”もう一つ”のマスターピース、それが「K・愛吾夢」。
ちなみにポスターの構図は野澤先生もススメる「最強構図」を参考に調整しまして… 
ちゃんとべんきょうするのはだいじだなって、じっかんしました。
ちなみにお墓まで持って行く話の有無は…
幅を広くしておいた甲斐があったなぁ…!って作品たくさん、うれし~!!!!

…という次第でございまして、不動の固ツイは「100花ノ繚乱」の発表ツイでお馴染み、お相手は当企画の主催たるけむなわ 一人称 筆者としてお送りさせていただきます。

ちなみにタイトルの「百花斉放」は「たくさんの花が一斉に開花すること」…転じて「学問や芸術上の議論などがフリーダムにアクティブに行われること」なんだとか。めちゃめちゃいい四字熟語だと思います。マジで。


【100花ノ繚乱】noteのススメ

えげつなく長いです。とうとう7万文字をブチ抜いてしまいました。
じっくりじ~~~~っくりと楽しもうとすれば、冗談抜きで日が暮れるほどの内容量を内包しているものになっております。
しかも実を申しますと、これでも内容を抑えたものなのです。
何を隠そう元々は今までの「お花のススメ」にて掲載していたお花案+新案に加えて「100花ノ繚乱」で投稿していただきました作品を掲載していこうとしていたもので、本当にパンクもいいところでした。

結果としてこのnoteにて掲載するものは「100花ノ繚乱」企画に関係するお花のみとすることで事なきを得て…いそうですが再三再四申します通り、そ れ で もえげつなく長いです。

そのため、読者の皆様には「読むのがしんどくならない区切り」を見つけていただくことをオススメさせていただきます。
目次の通り筆者側で「目で愛でる」「耳でも楽しむ」「言の葉で謳う」「もっと!noteで楽しむ」などといただいた作品を形式ごとにまとめておりますので、「目で愛でる」を見たら一回TLでも見てこよっかなぁ…とか、今度は「言の葉で謳う」から読み始めるぞ~!とか、読者の皆様各々のペースでこの大大大大大作を無理せず楽しんでいただきたい…そう思うのです。


このnoteが「えげつなく長い」その裏には、筆者の文章の持つまどろっこしさ…以上に、この企画・noteが本当に沢山の方々の協力と、そしてその一つ一つに込められた思いの強さがあるというもの。
それをこのnoteから感じ取っていただけましたら…それ以上に望むことなどあったものでしょうか。


花紅柳緑 柳暗花明、百花斉放は錦上添花の100花ノ繚乱、お楽しみあれ。








【必読!!!!】本noteにおける諸注意

あァ~~~~!!!!ずっこけ!!!! 始まらんのかい!!!!

これもまぁいつもの。…とは今回、ちょぉっ~~と違いますッ!!!!
以前より当シリーズを楽しんでくださっている方も、今回が初めてだよ~って方も、何卒ご確認のほどよろしくお願いいたします。

お花そのものの写真は例のごとくフリー写真素材サイト、「写真AC」のお世話になっております。また、花言葉や様々な雑学は「GreenSnap」の系列などを参考にさせていただいております。万が一、間違った情報の記述・誤字脱字等が見受けられましたら「けむなわ」までお気軽にご連絡ください。
加えて、万が一「追記」という表記を見つけられましたら、それは普通にダメな奴なのでお申しつけくださいませ。

また、上記のものを除きましてここに掲載させていただいている作品の数々は、例外なくすべて参加者様とのコミュニケーションを経て、無事に掲載許可をいただけたからこそものとなっております。
今回新しく追加された「お花×IOO力ノ」の案そのものはご自由に使っていただいて構いませんが、今回投稿していただいた作品そのものについての転用はお断りしています。くれぐれも画像の無断転載やAI学習への利用などはお控えください。
基本的なモラルの順守を何卒意識していただけますようによろしくお願いします。

(例外として、参加者様による「この作品をこちらの企画に寄稿させていただきました!」的な文章+本noteにてその作品が掲載されている部分のスクリーンショット…という形でのツイートなどは参加者様かつその作品の投稿主様に限りOKとさせていただきます。むしろジャンジャンやっちゃってください。)

内容に関しまして、このnoteは完全に当企画のありのままの結果に基づいてまとめさせていただいております。
そのため、2024年11月段階の恋太郎ファミリー全員とお花の絡みを網羅…とまではいっておりません。
たとえばこのあとすぐ始まる「目で愛でる」章では、羽香里の次が凪乃、その次は胡桃…といった風になっております。
要するに、各章で必ずしもお目当ての・推しの彼女ちゃんたちと会えるとは限らないということです。
その分このnoteでまとめさせていただくものは、誰推しであるかを問わず楽しんでいただけるぐらい充実したものを作ったつもりですが…その点何卒予めご了承ください。
2024年11月時点の単行本で登場していないファミリーも取り扱っていたり、単行本独自の内容・最新話周辺の話も扱っているので、ネタバレにも注意をお願いします。


それでは今度こそ 改めまして
花紅柳緑 柳暗花明、百花斉放は錦上添花の100花ノ繚乱、お楽しみあれ。



目で愛でる!100花ノ繚乱!!!!

「目で愛でる」章ではイラストや写真など、目で見て楽しむ100花ノ繚乱ファンアートをお楽しみいただけます。
お花を心象風景の一部とするもよし、実物を持っているとするのもよし、メルヘンに描くのだってなんら問題なくよォ~っし。

IOO力ノに花に多種多様の彩りがあるように、当企画に参加してくださった皆様の作品に「みんなちがって、みんなすき♡」の良さがございます。
もし心を動かされるような素敵な作品と出会えましたら、ぜひぜひその感動を伝えてみてくださいね。個別にリンクも貼っておりますので。


クジャクソウ・サクラソウ×羽香里 ~ 一目惚れ ~

この「100花ノ繚乱」noteのスタートを切っていただきますは、IOO力ノの始まりともなった まさに運命の名シーン、花園羽香里 その「ビビーン!!」を描いたこちらの作品!!
「ビビーン!!」の瞬間、世界はそれまでにない彩りに満ち、紛れもない「一目惚れ」と「初恋」を予感させた…!
満天の青空に若々しい緑の生い茂る大地、そこに添えられるクジャクソウとサクラソウの見せる心象風景は初々しい恋の心地…
私たち読者ちゃんは、ビビーン!!の一瞬を切り取った廊下での様子しか見ることができないものの、羽香里・唐音・恋太郎くん…その一瞬での世界の変わりようというものがいかに凄まじかったのかは、想像に堪えないものですね。

こちらのおかわよい作品は「かげらー(焼き鳥)」さんよりいただきました!
かげらーさんにはこの作品に加えて、なんと新作を二作も寄稿していただいております!どちらもこの「目で愛でる」章の後半になりますので、ぜひお楽しみに…!

クジャクソウ

孔雀草、英名は「Frost aster」。英語の「霜」とギリシャ語の「星」★

さぁ花言葉は「いつも愉快」「可憐」、そして「ひとめぼれ」。
多く枝分かれした茎の先に花の咲いているその姿が、羽を広げた孔雀のように見えたことに由来するまさしく「クジャクソウ」。
「いつも愉快」という花言葉も同様に、枝分かれした花が次々と咲く、その元気な姿に由来するそうです。
「ひとめぼれ」…ソースに欠けますが、クジャクソウ 元々は北アメ~リカ原産の外来種、それが日本に根付いていることに由来する…なんて説や、秋の風に揺られている姿に可憐な儚さを見出した…な~んて説が見受けられます。

ちなみに海外では大天使ミカエルとのつながりから「正しい心」や「友情」などの花言葉もついているそうで。唐音さんが「闘神グラディウス」であれば羽香里は「大天使ミカエル」…ってミカエルも守護神であったり天使軍の長であったり…結構「闘」の要素強くない…?
ここ最近の本編ではなにかとドンパチ火花を散らしている様子の多い「はかから」。その様子に沿っているとも思えますね~。ステイ ステイステイ。

サクラソウ

桜草、サクラは木でサクラソウは草なのです

ハート型のお花でお馴染み、サクラソウの花言葉は「初恋」「長続きする愛情」「純潔」そして「叶わぬ初恋」…ん?

…おっと…?
困ったな…な~んかドンピシャすぎるぞ…?
先行きが楽しみで仕方なくなってきちゃうな…?

「初恋」はその花期の短さから。反対に「長続きする愛情」はそのピンク色の見せる愛らしさに由来するようです。ちなみにピンク色とは違う、赤色のサクラソウは「美の秘訣」を持っていたり…。

「純潔」はかわいらしくも上品なその様子、同じ由来で存在する「自然の美しさを失わない」は…こんなん…「はかやま」ですやん…!
今回…実は「はかやま」のステキな作品も寄稿していただ…ステイ!!!!ステイ まだステイッ!!!!

さぁドキドキの「叶わぬ初恋」、こちらはシリーズお馴染みギリシャ神話に由来する花言葉となります。バリ簡潔にいきましょう。

パラソリスという美少年がいました。
ある日、パラソリスは妖精メリセルタに恋をするも…悲しいことにフられてしまいました。
そのショックで衰弱…からまさかの死にまで至ってしまったパラソリス。
その姿を不憫に思った母であり花の神フローラは息子をサクラソウに変えたのでした。

男女も逆ですし、IOO力ノではこうはならなかった…のですが、最初の恋太郎くんの選択次第ではもしかしたら有り得たのかもしれない未来であるようにも思えます。実際「愛し合えなければなんやかんやあって死ぬ=DEAD OR LOVE」が大前提の作品なんですし。
かつ、羽香里においては羽香里奪還編あるいは金持ちの家編…にて恋太郎ファミリーとの離別、つまり初恋の終わり「叶わぬ初恋」へとたどり着きかけてしまったところもありましたし。

ちなみにもう一つ激アツポイントとしては花弁が5枚であること、こりゃ羽香里を救けに来た「恋太郎・唐音・静・凪乃・楠莉」の人数と一致している~なんて見ることもできるのです。ヤバい。これ、かなりヤバい。


ゲッカビジン×凪乃 ~儚き月輪~

ゲッカビジン、その名を漢字に起こせばそれは勿論「月下美人」
どう考えても凪乃ですね。太陽たる美々美先輩と 月に凪乃…
さてこちらの作品、ゲッカビジンの髪飾りをつけた制服姿の凪乃さん…いろいろな想像ができそうですね!
筆者としては学校帰りにファミリーの誰かとアクセサリーショップなんかにお買い物に行って、鏡の前で試着をしてみている…ポージングもファミリーの誰か、美々美先輩とか…?にススメられて。そんな風に思えました。
それとも前のめりになって、何か様子をうかがっているような様子…もしかしたら恋太郎くんに”魅せて”いるのかも

こちらのお美しい作品は「小林」さんよりいただきました!
上のかげらーさんや小林さんとは当企画で初めてコミュニケーションをとらせていただいたのですが、こ~れがなかなかに嬉しかったんですよね。
日頃お世話になっている方々とこういった企画で盛り上がれるのも勿論嬉しいものですが、こういった機会に新しく人とつながれるというのもそれまた素敵なことだよなぁって。
改めまして当企画へのご参加ありがとうございました!

ゲッカビジン

月下美人。月来香(ゲツライコウ)の上品な香り…

ゲッカビジン、その主な花言葉は「艶やかな美人」「はかない恋」。
恋太郎くんからのアプローチがなければ「一瞬のはかない恋」で終わってしていたかもしれないこと、ファミリーの中でも指折りの「艶やかな美人」が似合う彼女ちゃんであること…フィーリングでも論理的にでもその親和性を楽しめるお花ですね。

それらの花言葉の由来でもあるその個性的な生態。
美しく可憐な花が開くのは多くても1ケタ台、夏の夜にかけてその大輪の華を一晩咲かせ散っていくことの儚さとその美しさにおいて右に出るお花はないのではないでしょうか。花の咲く回数などの点のみで見ると「ショクダイオオコンニャク」のようなものすんごいお花もあるワケですがまぁ…

美しさで優劣の話を提示するのであれば避けて通れないもの、そりゃ勿論凪乃と美々美先輩の関係性ですよね。
本編開始前に始まり、第161話にてようやく真に克服された二人の苦き思い出「ビューティーコンテスト」。そのラストは以外にも美々美先輩の勝利ではなく、頂点の凪乃に美々美先輩が並んだというものでしたが、まさしくこれがゲッカビジンの瞬間的かつ絶対的な美のようであったと思うものです。


ちなみに「ゲッカビジン×凪乃」、チャイナドレスがすごく似合います。
これは、なんとしてでも、書きたかった。


紅葉(カエデ)×凪乃 ~思い出の価値~

さぁこちら!これこそ当企画の持ち味、どんな作品形式でもOK!の為せる作品になります。そう、それすなわち三次元とのコラボレーションッ!

カエデの木の下 ちょこんと いとかわいらしうてゐたり…な凪乃の粘土工作!葉の重なる様子、質感溢れる黒土にカエデの葉の山ができている様子…凪乃の造形はさらなり、いとあはれなり~!
きっとこの周りには他のファミリーもいて、凪乃はみんなが楽しむ様子を眺めて…そしてまた一つ新しい趣深さを知っていき…という光景が容易に想像できますね。お花見回のように大々的なものでなくとも、学校帰りに公園にふと立ち寄って…というのでもよきかなよきかな。

実物を眺めたくなるこちらの作品は「無駄無駄無駄無駄ァァッ」さんからいただきました!

カエデ

妻恋草(ツマコイクサ)色見草(イロミグサ)竜田草(タツタソウ)
妻恋は夫婦が互いに相手を恋い慕うこと。

山の紅く色づく紅葉もいよいよ終わり、銀世界がもう間もなく迫ってくる…というこの時期に取り扱います紅葉改めカエデの花言葉は「大切な思い出」「美しい変化」。
秋を彩る紅葉のその趣深い光景が、誰にとっても忘れ難い記憶となること…なかなかフワッとした由来ですが、実際紅葉の素晴らしいことといったらこの上ないものですから異論はな…ここに異論を唱えるのが本編開始時点での凪乃かなぁなんて思ったり、むしろ「唱える意味は無意義」で相手にすらされない気もしたり…
しかし今ではそんなこともない。無駄さんがツイートで仰られてい通り、ファミリーとの毎日を経て、思い出を大切にする心に目覚めているというのが実に趣深いものですね。

全てを知っているようで知らないことのなんと多かった昔の凪乃から 若々しい緑の頃から、たくさんのことを心で知っていくうちに頬も紅く色づいていく…

さっきから紅葉とカエデを使い分けながら、そりゃまぁ頭をよぎるのは茂見紅葉ちゃんなんですよね。このnoteでは投稿もなかったということで取り扱わないことにしたのですが、胡桃の項に同じく紅葉(カエデ)を加えて、マジでそのままに天ぷらにする「紅葉天」の話を書き上げんとしていたこと…せっかくなので知っていってくださいまし。


アザミ×胡桃 ~振り向いて あざむいて~

日本は関東 どこかの高原なんだとか
できちゃうね!聖地巡礼!

見るからにツンツンとげとげしい姿のノアザミと、ついついツンツン お腹はペコペコ 食べて喜ぶデレの華、道草を食っていそうな(語弊)胡桃ちゃん!
お花畑の妖精さんかな?いや…?単なるお花畑の妖精さんではなく、この地に咲く1輪のノアザミ、そこに特別思うモノのある そんな妖精さんなのかも…?
振り向きざまの視線がうったえるもの、その先に一体何があったものか…?正体を探るべく我々は現地へと足を運んだ…

…という風に現実の風景にデジタルで胡桃を描き足した、こちらリアリティ!な作品は「波乃木」さんよりいただきました!
波乃木さんは3つのツイートで合計6作品も当企画に素敵イラストを投稿していただきました!!当「目で愛でる」章の最後の最後までご登場していただきます!こうご期待!!


アザミ

「薊」、なんかめちゃめちゃおさかなっぽい謎…

「独立」!「報復」!!「厳格」!!!「触れないで」!!!!

どう考えてもトゲ由来です。(神話関連のもあるけど)
何を隠そう花以外にも葉や花の根元にまで鋭いトゲが付いており、他の動物を寄せ付けない風体に対するこだわりを見せる…それがアザミなのです。
まぁノアザミ、食用でいけるっちゃいけるらしいのですが。苦味こそあるものの、天ぷらなどにすればトゲの要素は気にならなくなるんだとか。
はたまた乾燥させたものを薬用に使っていたケースもあるようです。いずれにせよマジで実践してみたい!!!!という方には入念な情報収集をオススメします。胡桃もそう易々と食べちゃ危ないと思うよ。

アザミですがその名前の由来には様々な説があります。
沖縄で「とげ」のことを「あさ」と呼ぶことから「あさぎ」と来て…だとか、美しい花だと思って触ってみればトゲに驚き呆れ興ざめする…この興ざめを「あざむ」と古語で称した…とか。「あざむ」はあんまりですが「あざむかれる」は現代社会でも見る表現ですね。

ご飯を食べて「おいし~!!!!」ってしてるあのかわいらしい姿からのツンツンっぷりにあざむかれる…あのギャップの良さ、こりゃ胡桃だぁ。


スミレ×芽衣 ~奥ゆかしき路肩~

日本は兵庫の住宅地はずれ
意識的に目をやってみれば、あなたの通勤・通学路にも意外なお花が…?

黒い影差す路傍に十一輪、否 十二輪の花 花となりゆくもの見えたり。
背中で魅せるは自らを主とせず、滅私奉公の影にあるメイド 銘戸芽衣その後ろ姿なり。げにかわよい。かわゆす。
「奥ゆかしき路肩」の文言から推測するにドライブ中の一幕であったりするものなのだろうか。信号で止まり、ふと目をやった先にあったスミレの花…はたまた誰かとともに歩道を歩く際、積極的に車道側を歩こうとするその意識…そのために見つけた路肩の花であったか…。我々はその正体を探るべく…

こちらも「波乃木」さんよりいただきました!
お花って花屋さんとか、個人や地域が育てているものとか…
自然から離れた現代社会では限られた場所でしか出会えないような気がするものの、案外全然身の回りに自生していたりするもんなんですよね。
何度も何度も毎日毎日通るような通勤・通学路の花…季節によってのその移り変わりなんかに気付けると、ちょ~っぴり毎日が楽しくなるかも?我々はその正体を探るべく…

アスファルトにダイコンが生えているとかそういうケースはちょっと違いますけど…

スミレ

菫、またの名を 紫花地丁(シカジチョウ)・駒牽草(コマヒキグサ)

さてスミレ、主な花言葉は「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」
道端にひっそりと咲いているスミレの持つ、控えめさや奥ゆかしさに由来しています。う~ん奥ゆかしき路肩。
「謙虚」「誠実」は書くまでもなく、芽衣さんの性格を言い当てているようですね。最近では第185話「エイラと芽衣は同い年」で見せた、「謙虚」でありながらもエイラちゃんに「誠実」に自分の考えを伝えんとする姿も印象的でしたね。

また、「小さな幸せ」は、ほんの些細な事でも私たちにとってちょっとした幸せであっても、芽衣さんにとっては「大きな幸せ」なのではないか…そう思わせる花言葉であると思うものです。
ご飯がきゅうり一本だけでも「あの頃なら御馳走」だったとあれば、単行本4巻末おまけからわかる羽々里様に拾われるまでの荒んだ生活に…いろいろと胸に来るものがありますね。

ここまでは大体前回第二回オンリーにて公開した「お花のススメ」にも書いていたことなのですが、現段階になって新たに気づいたことがあります。
それは雇い主である羽々里様と「すみれ」について。
以上でこの項の解説を終わります。

れろちゅ。


カンナ×育 ~情熱 快活 フローラル~

とりどりの花に囲まれて照れる育~!!育を囲むはオレンジ・黄色の眩しいカンナ。「情熱」や「快活」を花言葉に持つ南アメリカ原産のお花…この情報だけでもそのエネルギッシュなことが感じ取れますね。
そう、エネルギッシュでありながらカンナはふんわりとしたかわいらしさを持つ…それはそう、須藤育のように!
本人こそ慣れていなさそうなものの、「情熱」と「快活」のバックにあるそのかわいらしさ・お花の似合う様子は何とも比べ難いものを感じられますね~!
さらっと髪の横側を編み込んで、お花のアクセサリーをつけちゃっていたりするのもかわいいことこの上ないですね。ファミリーの誰かに着付けてもらったのかなぁ…なんて想像も広がります。

詩人ちゃんについては後の項に回させていただくとしまして、こちら当企画正真正銘最初にいただいた作品は「えーや」さんのものになります!
最初から私が投稿して…というのも考えましたがそれだとちょっと寂しい、そんなときに先陣を切って投稿していただきまして、とてもありがたかったです…!過去作品でもOK!を実践していただけたのもハッピーでした!

カンナ

壇特(ダンドク)、なんか氷タイプっぽくないの意外だよね~

なかなか類を見ない花弁の重なり方をするはこちらカンナ、花言葉は「情熱」「快活」「妄想」
フィジカルの強さを感じさせる「情熱」「快活」は暑い中でもその鮮やかな花を咲かせることに由来するようである一方、「妄想」についてはあまり有力な説もないようです。幻想的な花の姿に見出したか、暑い中でのオアシスのように思ったのか…真実は神のみぞ…神も知らんかも。

「快活」にキッツ♥を求めるその「情熱」、こりゃ育です。
「妄想」においても異論はないでしょう。19巻幕間の妄想キッツ♥ラッシュはさすがに腰を抜かし…ケツじゃないです 腰 ケツバットはしないって

南アメリカ原産と書いた通り暑さには強いカンナ、一方寒さには弱いですし水もた~っぷりと必要になってくるお花となっています。これってすごくエネルギッシュでスポーティ、そうは思いませんか?
夏場の日差しの中スポーツするには水は欠かせませんよね。それに冬場のスポーツは防寒対策が大事。いくら根性があっても風邪や熱は怖いもんですからね。


伊勢撫子×大和撫子 ~撫然にあらず~

Oh…Japanese Yamato Nadeshiko…Oh…

でかいおうちをかって、しょいんづくりのおへやのかけじくにこのさくひんをかざるために、これからのじんせいをがんばっていきたいです。(私情ダダ漏れ)
う、う~んよすぎる…感嘆符を付けていられない具合によすぎるぞ…これでは逆に、筆者としてでなくけむなわとしての人格が抑えられん…まぁ抑えんでもええか…

さぁこちらナデシコはナデシコでもイセナデシコ
ナデシコの花の中でも下に垂れているその姿が特徴的な種類になります。伊勢はあの伊勢ですが、大阪撫子として呼ばれることもしばしば。
また、着物において撫子柄が意味するものは「可愛い子」。この作品においてはまるでジョークのように思えてきますが。

現大和撫子/ナディーにとって、大和撫子…大和家時代というものは自由への憧れに生きた時代であったと同時に、抑圧と風習に生きた時代であったこと 描写がどれだけ少なくともその想像は難しくないでしょう。
長女として「大和撫子」の名を与えられたものの、「可愛い子」として愛されていたか、想われていたかなんて甚だ疑問に残るものです。疑問にすらならんかも。
むしろ「大和撫子」のあるべき姿として、謙虚に控えめに生きる精神を形成させるための仕打ちというものの方が多かったのではないか…いくら撫子柄であるとはいえとても華々しいとは言い難いこの着物の色合いや、心象風景として取れそうな伊勢撫子の垂れ下がり具合は、そういったものを想起させます。

それと同時にこの作品に感じること、それは大和撫子の横顔がうつむかず、少し吊り上がりめの眉毛に、目と口は真っ直ぐに前を向いている…そういうところに見られる対抗意識のようなものです。
この現状で終わらせない、今は大和家の呪縛にあってもいつかはここを脱して自由を勝ち取る…そういった静かでありながら強い意思というものを筆者はこの作品から感じました。

シュールギャグのつもりはありませんが、この作品の胸元に注目してみるのも考察としては大事なものであると思っています。
そこから読み取れるおおよその年齢、少なくとも小学生のそれではありませんし、大体中学高校の頃であると予測できることに加えて。全てがオーダーメイドなワケもない着物には一定の補正、たとえば胸つぶしのような着付けが必要である=その結果が作品に現れていることを考えれば、身体の発育段階として大和家と絶縁するその直前であることも可能性として浮上してきます。
もし出奔の直前なのであれば、先述した「強い意思」というものにも整合性が生まれてくるものではないでしょうか。これらはあくまで筆者の一主張に過ぎませんが…。

そこら辺実際どうなんだぃ!教えてくれやぃ!と作者さんに質問すればいいと言われてしまえばそれまでですが、そりゃちょっと…なんとも味気なくない…?と思うことは果たしていけないことでしょうか。無論、そんなこともないでしょう。


という次第でございましてこちら筆者特効 勿論客観的に見ても異論ナシの名作は「ちょまふ」さんより頂戴しました!
ちょまふさんよりはもう1作品頂戴しておりますが、そちらも美しく…それでいてどこかダークなものを思わせる作品になっております。しかもこちらの作品とは画風がまるで違う!
順番的にはこの後に出てくる作品の方が当企画に先に投稿されたもので、かつ普段の画風に近しいものであったので…むしろこちらの作品の方が意外性にブッ飛びまくった作品だったりしますがね。本当にいろんな理由で仰天したものでした。謝謝。

ナデシコ

撫子、別名石竹(セキチク)…と思いきや完全に同じではないよう。でもクリソツ。

伊勢撫子…自体は固有の花言葉を持たないということでナデシコ全体としての主な花言葉は「純愛」「貞節」「無邪気」
色別で白色に「才能」「器用」といった花言葉も持ち合わせます。桃色の小さくかわいらしい姿が、愛でるべき女性の姿のように思われたことに名前・花言葉ともに由来するようです。
「大和撫子」から由来してきた、のではなく植物のナデシコに「大和撫子」の特徴を当てはめた、つまり植物のナデシコの方が先のようです。へー。
さぁここでナディー先生を語るのであれば英語の花言葉も見ていきたいところ。英語の花言葉はboldness(大胆)。色別では赤色のpure and ardent love(純粋で燃えるような愛)が変わっているぐらいのようです。

ナディー改め本名大和撫子。そのままの名前でありその通りの気品が…あるとも言えるしないと…。(吟遊詩人キャンセル)
言葉としての「大和撫子」とは「おしとやかで美しい、これぞ日本女性」を指すものです。礼儀作法をわきまえ、男性=主役を立てる控えめさと凛とした美しさを持つといったものでしょうか。近年の男女観からするとなんとも言い難い節もありますが1つの伝統・文化として理解しておきたいですね。

さてこれがナディー先生に合致するかは想像にお任せするとして、ナデシコの花自体との親和性は非常に面白いと思います。日本で捉えられる愛らしさとアメリカで捉えられる激しさ大胆さ、その二面性の魅力がナディー先生にドンピシャリだと。


日本で(言葉としての)大和撫子の姿を才能や器用さに反してまで徹底的に叩き込まれ、謙虚に・奥手になるよう育てられてきたであろう(人名の)大和撫子。しかし無邪気な彼女はアメリカの 日本の大和撫子の真逆を行くその大胆な姿と衝撃の出会いを果たし、ひたすらに憧れに燃える中迎えた24の春。
出会うはビビーン!!とオー眉毛ボーイ。
するとな~んということか、あれだけ憧れ勉強していたアメリカスタイルの心も貞節も慣習もす~っぽ抜け、気づけば猛愛アプローチ!!!!

おそらく(言葉としての)大和撫子として本来の姿は「男性からプロポーズをされてお付き合いを始める」ものであり、自分からアプローチをかけるいわば逆ナンはありえないものだと思います。そもそもビビーン!!のような恋愛結婚よりも、お見合いでの結婚が主流でしょうし。
しかし大和撫子/ナディー、真逆に生きんとする彼女はまるでアメリカのナデシコの花言葉のように「大胆」にアプローチをしかけているのです。

ですが日本人であることがバレてしまい思うは自分の恥。「日本人の恥」。自分なんか恋人にしてもらえるわけ…と卑下せざるを得ない状況に。卑下とは本来の意味では「あえて必要以上にへりくだって謙遜を示すこと」なのですが、ここでは叩き込まれた女性は下・男性が上の精神や「文化的な才能もなく器用でもなく自分はダメな子」という(人名としての)大和撫子に心から戻ってしまっているのです。

その後恋太郎からの返事を受けナディーとしてハッピーエンドになるのでめでたしめでたしでした。アイアムキャプテンアメーリカ。

なんの話でしたっけこれ。ビビーン!!回考察だったかな。
ちょびちょび編集しているとはいえ掲載するのも3回目。そろそろ飛ばした方がいいんじゃないかなぁと思いつつも、それはそれで味気ないよナって…思いません…?

まとめるとナデシコの二面性は撫子・ナディーの二面性に合致していて、ナデシコの花とそれに由来する「大和撫子」からビビーン!!回を考察するとなかなかに興味深いものが見られるというものです。

才能・器用について上の考察ではネガティブ方面に使いましたが、悩める若者を時に批判し、時に強く鼓舞する…そんな教師としての才能はちよナディで見られるように十分にあると思いますし、ファミリー内外の生徒に愛されていることも教師としての素質がそれなりにあることの証明なのではないでしょうか。(コミュニケーションが正確に取れているかはいささか疑問の残るもんだけど…。)
ファミリーに関わるなにかしらの事件があったときに、大人として安否確認を率先して行っているところも良い心意気ではないでしょうか。

また、器用な立ち回りが苦手だからこそ自分にできることを精一杯やろうとするその姿はとてもお美しい…あぁ大和撫子/ナディー ナディー/大和撫子…!



カンパニュラ×大和撫子/ナディー ~La カンパネラ~

「100花ノ繚乱」作品募集日のラストに主催より感謝のイラストをば…
(実際はこれがラストにはならなかったんですけれども)

カンパニュラと来て 結婚と聞いて描くもの。
筆者の脳を一直線にブチ抜いたそれは、筆者としてでも主催としてでもなく一端のファンとして 大和撫子/ナディー推しのものとして、今描かずしていつ描くのだ!というそれでした。
エネルギッシュな黄緑に活力のオレンジを沿える白無垢…そして両手で抱くはウエディングベルを思わせる風体のカンパニュラ。白無垢は和風の結婚様式でウエディングベルは洋風のマリッジスタイル…めちゃめちゃ和洋ガバガバじゃないですか!!!?でも、それが、イイ。
タイトルの「La カンパネラ」は、お花の「カンパニュラ」と名だたるピアノ楽曲の中でも最高峰の難易度を誇るフランツ・リストの「ラ・カンパネラ」、そして「LA」、アメ~リカは「ロサンゼルス」の略…を組み合わせたものなんじゃないでしょうか。たぶん。

こちらの作品は「けむなわ」さんよりいただきました!お前じゃい!!!!
本当のことを書くと、もっと事前に描いておいて盛り上げに貢献できたら…自分の企画は自分でもっとも~っと宣伝できたらよかったな…って思うところもありますが、この作品はこの作品でナディー先生がかわいいので無問題モーマンタイです。

カンパニュラ

風鈴草(フウリンソウ)釣鐘草(ツリガネソウ)、やけにこだわりが強いな…

結婚のイメージが強いようで、実はそんなに関係のないカンパニュラの花言葉は「感謝」「誠実な愛」「共感」「節操」「思いを告げる」など…。
黄金のリンゴを守っていたカンパニュールという精霊の死を悼んだ花の神フローラにより、カンパニュールの姿が鐘の姿をした花へと変化した…というギリシャ神話に由来するものなのですが、一体全体何がどうしてギリシャ神話は死体を作り変えるお話が好きなのでしょうか。筆者の目に入ってくるものに偏りがあるだけなのかもしれませんが、なかなか不思議なものです…。

直接的にこそ結婚に関係するワードはありませんが、やはり物は見様書き様、捉えようとすればいくらでも捉えられます。
特筆するとしたら、鐘のようなお花が口のように見えたことから来るとされる花言葉「おしゃべり」でしょうか。
ありきたりかもしれませんが、いわゆる笑いの絶えない家庭…ファミリーのみんなのいろんな声、勿論ナディー語も飛び交うそんな結婚後のファミリーを想像するものですね。
一緒に暮らすうちにナディー語をマスターする凪乃とかあるもんでしょうかね。マジでナディー語「が」飛び交う、そんな家庭になったら…それはそれで国語とか英語教育にマズいものがあったりしない…?


イチゴ×山女 ~愛情込めた輝く宝石~

「はかやま」だーーーーッ!!!!💕

いやーーーーッ!よく見ろーーーーッ!!!!

恋太郎くんもいるぞぉーーーッ!!!!!!!!💕💕💕


サクラソウの項にて予告しておりました「はかやま」素敵イラスト、こちら「愛情込めた輝く宝石」になります。あぁ、「自然のままの美しさ」「純潔」「可憐」…(これはサクラソウとクジャクソウの花言葉だよ!!!!)

山女ちゃんとイチゴと言えば言わずもがな書かずもがな、第65話「山女ちゃんの園芸部ツアー」にてツアーのシメに訪れた、イチゴ畑のビニールハウス!
真っ赤で大きく ツヤツヤと輝くその実に秘めたる甘さは、愛情なくして生まれず育たず!練乳いらずの天の恵み、知の恵み!!

さてさてこの絵で描かれているのは制服にエプロンの羽香里、発注しすぎたカーテンの織り成すドレス姿ではない…ということはそれすなわち、第65話以降の話!作中でこそ描かれていないものの、きっと存在している1日の様子!!これぞ 二 次 創 作 !!!!
この後とれたて新鮮ツヤツヤのイチゴをファミリーのみんなで分けて、また甘みを感じる味覚の活性化した状態でちゅっちゅをするんですよね…!

ただ勘違いしてはならないこと、それは羽香里は決してキスのためだけに山女ちゃんのお手伝いをしているというわけではないということ。
友情なんですよ、友のためならファミリーのためなら喜んで手伝おうと。
イチゴの花言葉が語るように紛れもない「尊重と愛情」がある「幸福な家庭」、これが恋太郎ファミリーであり「はかやま」というもの。

ついつい熱弁を止められなくなってしまうこちらの作品は「はんどれ」さんよりいただきました!
花言葉は果物にだってある!という視点でイチゴを描いてくださったのだとか。そうなんですよね!実際果物にも木にもコケにも…とにかく花言葉とは先人の行いが凄まじいもので植物という植物に言葉が与えられているものなのです!もはや植物言葉。山女ちゃんがめちゃめちゃそれに強くても、あるいはすさまじく疎くてもどっちでもラブですね…かわいすぎるので…!
改めまして当企画へのご参加ありがとうございました!

イチゴ

苺、ちなみに「strawberry」は直訳だと「藁の果実」なんだとか。

…という次第でございましてイチゴ、花言葉は「幸福な家庭」「先見の明」、そして「尊重と愛情」といったものになっております。
「幸福な家庭」はイチゴの子だくさんな様子、「先見の明」はかつて西洋でイチゴによる視力回復が信じられていたことに由来します。
「尊重と愛情」はキリスト教において、イチゴが聖ヨハネと聖母マリアへの捧げものになったこと・そしてイチゴがその二人を象徴するものになったことに由来するようです。

ちなみに単行本16巻裏の「満開のアガペーで抱擁極まる16巻!!!!」の「アガペー」はキリスト教において、神が人間に与える無限かつ無償の愛であるとされています。
「倫理」の授業でお馴染み…ってことは百八先生の管轄ですね。
ん?百八先生は園芸部の顧問で…つ、つながってもた…!

恋太郎ファミリー全体で見たときのその親和性は先ほど熱弁させていただきましたが、山女ちゃん単体で見ても生きとし生けるものへの「尊重と愛情」の親和性を強く感じることができますね。
また、チョウチョの主食は蜜であってイチゴを直接食べることはないものの、リスさんはイチゴを食べることができるようです。なにやらえーめむめむらーる?ASMRとやらもあるそうなので、よろしければ是非とも検索の方を。


ボタン×ヤク ~高貴、恥じらい~


メンチカツくん初めての100ふぁぼだったんだって?
お兄さん嬉しいヨ…そんな素晴らしい節目に立ち会えたんだからネ…

「高貴、恥じらい」と来りゃぁそりゃもうボタンですよ。牡丹。
先人の貴さ、89年もの人生を生きてきたことに裏付けされている知識量の多さに心のおおらかで落ち着いている様子は、驕り高ぶることのない真に「高貴」なお姿に違いなく。
それでいてこの年から始めた恋にときめいて、ときにキュンッ♥と顔を赤く染めるそのお姿に見えるは「恥じらい」…「永遠の16歳」とは話がまた違ってきますが、いくつになっても心の乙女たることに違いはないものですよね。
さぁそのような親和性を見せつつ口元に牡丹…まっすぐ見つめながらもほんのり赤らめる頬。楠莉先輩やファミリーのみんなに向ける視線とはまた違うような…ってことは恋太郎くんに1輪のボタンをプレゼントするとか、そんな想像ができそうです。

口元に合わせるとなるとボタンの香りも要素に上がるでしょうか。といってもボタンの香りは品種によるものの、一般的には実に弱いもの。
ボタンの爽やかで甘い香りが好きだけれども、その香りは手で仰いで感じられるようなものでもない…だから直接口元に寄せるけどそれを見られるのはちょっと恥ずかしい…そんな一幕なのかもしれませんね。かわいい。

花言葉に思うところのたくさんあるこちらの作品は「メンチカツ」くんからいただきました!
そんでもってこちらボタン×ヤクさんの組み合わせは以前のシリーズから公開しているもので、それを参考にこの作品を描いてくださったのだとか。
投稿に合わせてリプライでそれを表明してくださっていますが、なんとプラスで褒めていただいてもいまして。
いやぁ嬉しいですよ。なんてったってこのシリーズは私一人の力だけだはなく、界隈の皆様のご協力あって成り立っているものですから、私が敬愛して止まないその皆様のことまで褒めていただいているように思えますのでね。

ベリーベリー、サンキュー。

ボタン

花王(カオウ)白王獅子(ハクオウジシ)大極殿(ダイゴクデン)…つよすぎ。

主な花言葉は「王者の風格」「高貴」「恥じらい」
夕方には花を閉じてしまう生態、はたまたイギリスに伝わるはにかみ屋な妖精さんに由来するなどさまざまな説が見られます。

ヤクさんとボタンのつながりと言えば、上のような花言葉もですが第105話「ヤクVS騎士華VS恋太郎」での描写も大きいですね。「ボタンを押す」を「牡丹を押す」と勘違いするというなんともかわいらしいあのお姿。
今こうして花言葉を見て思うと、風格溢れる高貴なヤクさんを陥落させるのはそう簡単じゃない(甘えさせるのは難しい)…ってコト!?なわけ ありエール

また、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉を皆様一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
今では美しい女性をたたえる言葉として広く知られていますが、実はこの言葉、元々は漢方薬の生薬の用い方の例えに使われていたものだったのです。

「立てば芍薬」はイライラと気の立っている状態に鎮痛作用の芍薬を。

「座れば牡丹」は座ってばかりで血の巡りの悪い状態に血流促進の牡丹を。

「歩く姿は百合の花」は歩く姿が百合の花のようにふらっふらの状態、つまり精神的に不安定な状態に百合(びゃくごう)の花を。

江戸時代の洒落本から始まったとされるこの言葉の変化、ヤクさんなら実感していてもおかしくないのではないかなぁと思うところです。
突然「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ですれ違いコントが始まるヤクさんとファミリー概念、私に需要ありにけり。まだまだありにけり。


アヤメ×詩人ちゃん ~青空に雄弁~

ひゃっ えっ かわよい…おめめきれい…かわよい…
柔らかなタッチで描かれる、どこか照れながらもアヤメに優しく語りかけるような詩人ちゃん…吟遊詩人の姿…!
アヤメに語り掛けて詩の一つや二つを詠んでいる…ようにも見えるし、ファミリーの誰かに「見せたいものがあるんだ」って見せているようにも見えるね。いずれにせよアヤメを見つけた瞬間のときめきは、詩人ちゃんに様々な思いを湧き上がらせたのだろうね。

さぁアヤメ、その茎や葉の緑は詩人ちゃんの服装とマッチするところがある一方、花の紫は詩人ちゃんにはない色…のようで髪や目の宇宙を思わせるような青色とつながるところがあるとも言えそうだね。
作品の大部分を占める青と緑、見ていて心が落ち着き慰められるような……やっぱりかわいい。すごくかわいい。
左上にきらり輝く一番星もあぁ素敵。ファンタスティック ファンタジー。

こちらの心安らぐ作品は「メーパル」さんからいただきました!
さてさて当企画はIOO力ノ界隈の先輩方の自由なフリーダムな生き方や過去の企画に触発されたところの大きいものですが、メーパルさんからも結構な影響を受けているもので。そのためこの作品が挙がったときの喜びも人一倍 ひとしお強かったものでした。そして詩人ちゃんがかわいい。
改めまして当企画へのご参加ありがとうございました!

アヤメ

ショウブとアヤメの違いは花の模様をチェックだぞ!!!!

主な花言葉は「よい便り」「朗報」「雄弁」「知恵」
アヤメの成立に由来する虹の女神イシスの仕事が、神々の伝令役として手紙やメッセージを虹とともに配達することだったことに由来します。
色別では青色「大きな志」「信念」が特徴的です。青色のアヤメは田園に恵みをもたらす象徴だったんだとか。

吟遊詩人の詩人にとって旅とは人生そのもの。たぶん。
本人もビビーン!!回にて「土地から土地へとより多くの人々に歌を贈る事がボクという存在の在る意味」と言っている以上ホント!!ホント!!
後述するクレマチスにて「旅」にフォーカスするなら、アヤメでは「詩」にフォーカスできます。

「雄弁」とは人を感銘させるような堂々たる弁舌、またその優れたさまを指します。詩人のしゃべりはまさに雄弁と言えますね。そうでないこともないでしょう。知恵の面も雄弁の必要材料として、吟遊詩人として旅先で手に入れた様々な知識として解釈できます。


吟遊詩人の資料集め、なかなか困難につき、ここからゴリ押しします。

旅先から手紙送られてきたら嬉しくないですかね。
こんなもの見たよーとかこんなこと感じたよーって。
今の時代手紙文化が潰えてSNSに移転しているといっても過言でないので手紙か否かはもうどっちでもいいとして、LINEなんかで「最近どうしてる?」って聞かれるのとか。
所謂安否確認ができて、そこでしかしゃべらないあるいは会えないつながりが特別に思えて嬉しくなったり懐かしくなるものだと筆者は思います。

時に吟遊詩人とは土地から土地を転々として、どこにいて何をしているのか私たちからはさっぱりなものです。歴史について語っているのか、刺客として詩を詠んでいるのか。詩人といえどいろいろあるものでしょう。
そんな吟遊詩人から詩が届いて。
エモいっすね。
マジエモくねーっすか~?(文章放棄)


咳をしても一人。
あ、あー子!!!?
凛ちゃん…!


クレマチス・アルメリア×詩人 ~旅人讃歌~

さぁお待たせしました育ちゃんのお隣、詩人ちゃんと二種のお花についてでございます…ってこれまたかわいい!花冠しとる!!!!
花冠はクレマチス、首元集まるアルメリア。詳しくは後述しますが、どちらも花言葉に「お出迎え」要素を共通に持つ組み合わせであったりします。

一方対照的なのはその色合い!青色のクレマチスに対しアルメリアはピンク色。それはまるで平静を保つ普段の詩人とビックリ仰天照れてお顔は真っ赤っかの詩人ちゃん…その二面性のようであると感じ取れますね。
上にクレマチス下にアルメリア、その中間に顔あるこの作品では、まさに感情も両者の中間…平静を保っているようでやんわり照れているような、そんなかわいらしさのあるお顔になっていますね。かわいい。

当企画の記念すべき1作目となったこちらの作品は、勿論「えーや」さんからいただきました!
突然すごく私的な話になりますが、「アナログ」というものはその巧拙や良さを問わず、「合作」やこの手の企画ではなかなか難しいポジションにあるものです。
共同制作をするとなれば、いちいちアナログの原本を送り合う…というワケにも行きませんし(それはそれで絶対楽しいだろうけど)、デジタル作品の中では変に浮いてしまう恐れがあるというのも、一端のアナログ絵描きとして切に思うものです。
それゆえに、今回こうやって意識的に門戸を広くしたもの…募集の際にそういうことは書かなかったものですが、今こうしてアナログ作品をいただけているのは誠に嬉しい限りなのです。
改めまして当企画へのご参加ありがとうございました!

クレマチス

鉄線(テッセン)、旅路にキンセツ。

主な花言葉は「精神の美」「旅人の喜び」「策略」
「精神の美」は細いツルなのに大きな花をつけること、「旅人の喜び」は宿の玄関口にクレマチスを置いて旅人をお出迎えしたこと、「策略」は茎に含まれる毒性にそれぞれ由来するようです。
細いツルに大きな花をつけるその様子を巷では「ツル性植物の女王」と呼ぶとか。詩人ちゃん王様概念!?あー子のかーいーキングダムと双璧なしちゃう感じ!?!?

旅人、吟遊詩人的要素については上の通りですが、精神の美の点については「詩人はウソを吟じはしない」ことが挙がるでしょう。
今この文を読み「ホントに?宇宙の始まりをみた話は?11巻おまけは?」などを思った読者様は正しいです。ただそれらは年頃の強がりのようなものや友人間で見られるノリのようなもので、それは確かにウソではあるものの私が言いたい書きたい「ウソ」とは違うのです。
詩人の吟じないウソ、それは「悪意に基づいた 他人を騙す・他人に迷惑をかけるための悪質なデマ」。詩人がこのようなウソをついたことがあったでしょうか?。事実に完全に反することや自分以外の誰かについてのウソ、その手のマジもんのウソはつかないのです。

なんなら詩人と対するようなツンデレトリオにとって最大の難関である、「自分の思い」はひた隠しにせずし~っかり相手に伝えるタイプでもあります。第111話なんかがわかりやすい例になりますね。あそこ大好き。

言い方や態度こそペテン師のそれなだけで、自分の思いを素直に伝えようとするその姿勢は実に美しくそれが詩人の良さであるかなぁと。


えッ策略?あぁ…封印されし邪眼の力を…

アルメリア

アルメニアとか「アルストロメリア」とかが出てきて検索で苦戦すること多し…

大きく花開くクレマチスとは対照的に、小さな花が集まって寄り添って1輪を成しているようなアルメリア。その様子に由来する花言葉は「思いやり」「心づかい」「歓待」など。
決して一人の世界に閉じこもるだけでなく、時として「思いやり」や「心づかい」を見せる詩人の姿にマッチしているとも言えるし…
旅人を出迎えるクレマチスと同じように「歓待」の花言葉があることに見出せるこのエモーショナルは必然的に生み出された偶然であると言えるね…

さてアルメリア、その別名「浜簪=ハマカンザシ」。寄り添い合う花の様子が簪=かんざしに似ていると捉えたとともに、ケルト語の「アルメリア」が持つ「海に近い」という要素を組み合わせたものですね。
IOO力ノに度々訪れる海回…ってあれ?もしかしてマジで海だったケースってない…?プールかそれともラピュタか…え、えぇ…

マジの海と吟遊詩人のコンビネーション、アルメリアを添えて海辺の一幕いかがでしょう。(次の夏が来るまでだいぶとなげ~ですけど…)


シクラメン×妹 ~憧憬で染め上げて~

真っ白な世界に彩りの花と感情が差し込まれる…!

こちら感情の動きをありありと描いた作品は「氷点下ツララ」さんからDMの方でいただいておりました!ツララさんからはDMにて次のようなちょっとした解説をいただいております。

(前略)
ピンクのシクラメン:憧れ、純粋 という解釈で幼少期妹ちゃん
描かせていただいたぜ〜!! こちらこそよろしくお願いします🙇

氷点下ツララさんとのDMでのやり取りより

バックのピンクのシクラメンに込められた意味は「憧れ」「純粋」の花言葉でしたと!そして状況は幼少期妹ちゃん…これはアレですよ、憧れにあそこまでの目を輝かす存在となると、それはもう芽衣さんとの邂逅…!

幼少期…その純粋さはまるでまっさらのキャンパス。何をさせるか何を教えるか…それ次第で無限の可能性を見せるものですよね。将来の夢が一番ゆめゆめしているお年頃であるとも思います。
幼少期の妹が芽衣さんとの出会いで得たものはまさにキャンパスを染め上げたもの…黒色の出で立ちにピンク色の憧れ…と
その瞬間をこれでもかと表現したこちらの作品は、こ~のタメにタメてからの爆発、パラパラ漫画的な演出ってのがいいんですよね~!色がついて初めて目に光が希望が宿り、お口の中にハートが登場するってのもよきよき…。

いざnoteを開いてみたら初めて見る方がいらっしゃる!そういうサプラ~イズの持つ良さもありますよね!娯楽コンテンツにおいて、事前に公開されていない要素にブチ当たることほどドキドキしてワクワクするものもない…!
改めまして当企画へのご参加ありがとうございました!

シクラメン

豚の饅頭(ブタノマンジュウ)篝火花(カガリビバナ)、燃える燃えるは嫉妬の炎。

シクラメンの主な花言葉は「遠慮」「清純」「内気」。これに加える形でピンク色のものの花言葉が「憧れ」「純粋」というところになってきますね。
遠慮に内気に…この由来がなかなかにおもしろいです。

とある王様が王冠にお花のデザインを入れることをお花たちに相談します。
数多くのお花たちにお断り申し上げられてしまう中、シクラメンだけは違いました。
シクラメンの承諾に感謝の意を示した王。
シクラメンちゃん。下をむいちゃって、照れり。

あららなんとメルヘンなものでしょう。
以前のシリーズでは愛々ちゃんとの組み合わせも書かせていただきまして、あぁミスディレクション…とまでは行かずとも照れちゃうアレだな~などと書いたものですが、妹においてもこの話はありそうですね。
なんてったて妹、自信家なところが一方、照れるときは照れる…ツンデレの御多分に漏れずそういうところがあるものですもの。
芽衣さん…お姉様の近くにいるときに限らず、男装の麗人…イケメンが間近にいるときなんかのあの照れっぷり、上のお話のシクラメンと似たかわいらしさを感じるものではないでしょうか。

ちなみに赤色のシクラメンには、反り返った花びらが炎のように見えることから「嫉妬」なんて花言葉もついています。
原点に立ち返れば「嫉妬」から始まった恋太郎くんへのアプローチであったこと…そこまで押さえているこのシクラメン、今まで書いてきた「お花×IOO力ノ」の中でも上位に食い込まんとするドンピシャっぷりですね…!ドンドンピシャリ、ドンピシャリ!!!!


モモ×ももは ~実家の酒が一番だ!!~

日本は兵庫 多分実家の庭…庭!!!?
なおびっくり撮影ポイント、まだ”上”があります

さぁハナモモ背中に妖精さんのような百八先生…ってお酒飲んでる妖精さんのメルヘンってどうなんだろうな…教えて夢留せんせ~
モモと百八先生 そしてお酒と言えばそりゃ実家の盆能寺酒店が誇る、自家製の息がいい匂いになるお酒~!ゆる~いタッチで描かれて、さながら静ちゃんの「としょ」のような「ももは」表記、優しい気持ちになれる作品ですね~。おいしそ~に呑んでる呑んでる。

奇しくもこの写真が撮られたのは「波乃木」さんの実家であるとか!ということでこちらの作品も波乃木さんからいただきました!
夜の闇の黒とハナモモの鮮やかなピンク、その輝きのコントラストが決まったお美しい写真ですね~!本当に「実家ならでは」って感じがしてとてもハオです。
さすがに実家を探そうと探検隊を派遣することはありません。倫理倫理。(でも実はめちゃくちゃ近くにあったりして…?)

モモ

桃、御酒草(ミキグサ)は桃の花を三月三日酒に浸して用いることから生まれた「女房詞」だとか

主な花言葉は「チャーミング」「気立ての良さ」「私はあなたのとりこ」
とても多く実をつけることから多産の象徴、女性への敬意の象徴とモモが言われることに由来するようです。強い生命力の象徴としても見られていて、「桃太郎」がモモからパッカーンしてくるのもこの点に由来しているとか。

作中第110話にて桃の花の酒を飲んでいるためモモの花の匂いがすることが明らかになっている通り、モモと百八先生はそのまま直結していますね。
実際良い香りがするのかなと調べると「モモの花」はそうでもないようで。香気成分がないこともないようですがその香りは弱く、モモの香り!と言えるのはモモの実の方なようで…

まぁ食品衛生やら加工のド素人がとやかく言えたもんじゃないですね。きっと娘想いの盆能寺家、盆能寺酒屋のことなので上手いことフレグランス辺りをこう…なんか科学的なアレで。アレなんですよきっと。そう思った方が楽しいし。

百八先生の性欲だとか結婚適齢期とかそんな話はここでするにはまだ早いであろう話なのでご想像にお任せします。思い出した頃にお酒のツマミにでもしましょう。いつかこういうところで真ッ剣に取り扱う日も来るもんだかねぇ。


ハス×盆能寺百八 ~いつも倫理のド真ん中~

大輪!!!!ハスと言えばそれは仏教とのつながり
ハスやスイレン、レンゲソウを総称しての「レンゲ=蓮華」は、泥から出てきても汚れることのないその様子が「尊い仏の悟り」…と清浄を重んじる仏教の教えに通ずるとされているようです。
「泥中の蓮華」ということわざは汚れた環境の中でもそれに影響されずに、清らかな心を持っていることを意味していますね。
特にハスにおいては極楽浄土に咲く花としても名高いのだとか。

仏教と百八先生と言えばそれはもう「倫理」なんですよね。高校の学問としての「倫理」は生命倫理のようなものに加えて、宗教や思想についての勉強も行っていくものになっております。ぜひぜひ選んであげてね。こわくないよ。

さて前提となる知識はこのくらいにしておいて、話をこちらの作品に戻していきますが…ん~…?これは…煩悩の化身…?泥中の蓮華くん…?
ギャップ・対比のたまらないこと、ハスについて理解を深めた今ならわかっていただけるでしょうか。清浄の象徴のド真ん中にこのごちゃごちゃっぷりの目立つ百八先生、こ~~~~の面白さ。ちなみに筆者はフィーリングで味わっています。

百八先生と言えばその乱れっぷりが羽香里の尊敬の対象となるほどの人物ですが、その実 心は綺麗に澄んでいるものですよね。
パチンコ競馬にスロットギャンブル、汚れているようにしか見えない…というか実際そうであると思いますが、「泥中の蓮華」の心がないこともなさそうに思えます。
環境に応じて卑しく媚びへつらったり気持ちを大きくしたり…そういうのを自分の信念を曲げてまで行う人ではありませんよね。いかなる状況でも、揺るぎない一本の信念は通っている…そう思えばこの組み合わせの味わい方も変わってくるものではないでしょうか。

小物周りまでの描き込み・こだわりが見受けられる55時間ものこちら超大作も「かげらー(焼き鳥)」さんよりいただきました!

当時はギリギリ夢留さんビビーン!!前だったけど
今見るとこれは…紛れもなくメルヘン…ッ!!!!

さてこちらハスをピックアップしたバージョンも投稿していただいております。サムネだとどうしても小さくなってしまいますからね~。
池周りの描き込みもさることながら、大輪の中心 百八先生周りの小物を見逃すわけにはいかないでしょう。倫理の教科書にお酒、団子の串であったりお茶菓子なんてのも見受けられますね。
かげらーさん本人も語る根性の賜物、それに裏付けされた非常にエネルギッシュな作品であると思いますね!

ハス

地下茎は「蓮根(レンコン)」、いろいろ疑っちゃうなぁ。

実物を見たことがあるようなないような?ハスの花言葉は「清らかな心」「休養」「神聖」「雄弁」などなどだどだど。
先述した通り仏教とのつながりに由来するところもありますし、池の泥水を吸いながらも美しく咲くことや、花期の短さ・一枚一枚花弁が散っていくさまに由来するところもあります。
ちなみに「雄弁」は仏教ではなくエジプトの神オシリスに捧げられたことに由来するんだとか。言葉で人民を魅了する、まさしく「雄弁」の光る王であったようです。

仏教とか倫理以外の要素で見るなら…「休養」に徹底的に力を入れている点を取り上げるのも面白いかもしれませんね。煩悩ムーブっぽいのに花言葉には含まれているものですから、ビ~ックリしちゃうしちゃう。

さて、この章スタートの「クジャクソウ・サクラソウ×羽香里」にて予告していたかげらーさんの二作目…ここまで来たものですが、皆様おめめの調子などは大丈夫でしょうか。
ここからまだまだ続きますので、どうかご無理なきよう休憩等を挟みつつお楽しみください。


ヒガンバナ×凛 ~四輪と一凛~

日本は京王井の頭線沿い
錆びた金属・禁止のロープ そこにポツンとヒガンバナ…

錆びた鉄に寂れた地。偶然かそれとも必然か、「四」輪のヒガンバナ咲くその下に灰尾凛1人ちょこんとゐたり…
凛ちゃんにとってこの場所がなんであるのか、登下校やレッスンの行き返りで通る道なのか、あるいはたまたま見つけた穴場スポットであったり…?
直接的なバイオレンスこそそこになくたって、長い歴史を感じさせるような寂れ具合であったりヒガンバナの存在することは凛ちゃんとって充分魅力的なものなのかもしれませんね。
それにしても赤色のワンピース似合うね凛ちゃん…少し着飾っているからこそ背景の暗めの印象が際立つ、そんな気もするものです。

数的には折り返し越してます!こちら3投稿6作品の一角…と来ますとご明察、「波乃木」さんからいただきました作品になります。
当然のことですがこの写真を撮っているということは、波乃木さん自身も現地に出向いているということになりまして…実家やその近辺はともかく、こういった穴場の写真まで撮られていること、良いフィールドワークの賜物だなぁと思うものです。

まぁさすがに日本国外へ飛んでいる~なんてことはなさそうですけどね。
一応、一応我々はその正体を探るべく…

ヒガンバナ

彼岸花、曼珠沙華(マンジュシャゲ)死人花(シビトバナ)地獄花(ジゴクバナ)、うわーーっ!

単行本16巻でもお馴染み、もう凛ちゃんと言えばのこちらヒガンバナ主な花言葉は「悲しき思い出」「あきらめ」「情熱」
墓地で見られることが多いため自然と花言葉もしんみりとしたものになっているようです。墓地にて誰かのことを思い、在りし日の情熱に浸る…そんな感じにも捉えられるのかもしれません。
どこかのアニメ作品で話題になりました「リコリス」は赤色以外のヒガンバナを指します。白色の「また会う日を楽しみに」黄色の「陽気」「元気な心」はまた違ったイメージを持たせますね。

パッと思いつくのはバイオレンスの要素。
バイオレンスは「暴力」「乱暴」のような意味を持ちます。バイオレンスな戦い、血みどろ殴り合いの末両者息絶える…永遠の別れ…と考えるとなんとバイオレンスを内包した花なのでしょうか。
ただなんかこれだとなんかワイルドもののようになって花の持つ繊細さが失われているような…。

花言葉も大事ですが、この場合見た目の点がやはり重要に思えます。赤のヒガンバナは凛ちゃんの持つ雰囲気、髪の毛や目に見られる赤色ともマッチしています。
赤色は人に危険性を想起させたり情熱を想起させる色になります。そしてなにより血の赤でもありますね。
こう考えると、リボンや制服で清潔な身なりを出しつつ、内包するバイオレンスは髪の毛と目の色に現る赤に示されるのがなんともナイスデザイン。凛ちゃん自身の持つ赤は控えめなので、赤白黄それぞれのヒガンバナの強めの色とのコントラストも映えるでしょう。

ちなみに彼岸花はリコリンという毒を持ちます。触って即毒にやられる…ということはないものの、口にするとアウトみたいです。バイオレンスわ~。


ツバキ×凛ちゃん ~大正浪漫に赤の咲く~

元は「#810凛黒セーラー部」の作品にございました。

「丸ごと落ちる花が特徴的な椿と凛ちゃんで……!」。

一体どういうことでしょう?丸ごと花が落ちるとは…?

ツバキと凛ちゃん、それもパリッと乾燥した冬の空気を感じさせる白色と、深い深い赤・緑・黒のコントラストが印象的なこちらの作品。
凛ちゃんが主体…というよりも光の当たり具合で考えれば、ツバキの方がまるで主体のように見えるもの。技巧は全体的に光っていますが。
さて細い枝の先、垂れかかっているようなツバキの花を見つめる凛ちゃんの視線。そこにある期待とも取れそうな感情の正体とは…?

タネ明かしの前に紹介させていただきます、こちら投稿主様は「ちょまふ」さん。伊勢撫子×大和撫子も描いてくださった方ですね。
ちょまふさん、当シリーズを初期の初期から楽しんでくださっているあ~~~~りがてぇ読者様にして、生粋の暴力愛好家…言うなれば「暴力の申し子」さんにございます。(結構めちゃくちゃ書いておりますが、筆者が私的に結構強めに尊敬している方です。)
それがこの絵に際してどうであるのかという話、ちょいと上の文に立ち返ってみたらきっとわかることでしょう。
「丸ごと落ちる花」…その意味のなんたるか。

ツバキ

椿、曼荼羅(マンダラ)都婆岐(ツバキ)、曼荼羅絵は好きなんだろうか?

さぁ主な花言葉は「控えめな優しさ」「誇り」「慎み深い」など。
大体の花言葉はツバキの葉が香りを持たないことに由来します。白色の「至上の愛らしさ」も押さえておきたいですし、イギリスでの「美徳」「確固・不変」というのも考え方次第で無限に無限を…
ヤクさんや騎士華先輩との組み合わせのなかなか味わい深いツバキ。
凛ちゃんとのコンビネーションでは、ちょまふさんが用いられたツバキのすわ~!であることに加え、凛ちゃんがお嬢様であることにフォーカスすることもできるでしょう。

お嬢様らしい振舞や「すわ~!」で生き生きとするところに見出せる「至上の愛らしさ」があれば、両親から受け継ぐバイオリンの技術には「誇り」が感ぜられたり…。

さて、出し渋ってきました「丸ごと落ちる花が特徴的」という話。
「丸ごと落ちる」ことが「すわ~!」であることとは?受験期に見る分には確かに充分「すわ~!」なワードであるかもしれませんが。

花がポトリと丸ごと落ちる…その様子をある人はこう見た・捉えた・呼んだのです。「まるで首が落ちたようである」と。
「首が落ちる」、それはなんの比喩でもなく率直に首を切り落とされて死ぬ…その様子を指したものです。
植物にとって顔のようなものである花がポトリと丸ごと落ちる様子は人間の首が切り落とされる様子に等しい…なんと悪魔的な発想であったものでしょうか。これきっかけで江戸では縁起の悪いものとされてきた…そんな歴史がツバキにはあるのです。平安時代なんかには高貴な花である~なんて愛されていたものなのですが…。

いつかポトリと落ちてしまいそうなツバキの花。
そこに向ける視線は、今から初めて”それ”を目撃することになるものなのか、はたまたすべてを知った上での期待の視線なのか…奥ゆかしき「すわ~!」を感じるものですね。


バラ×凛 ~いっそバラバラに~

抽象的でありながら凛ちゃんとわかる髪型に白いリボン、そして滲み出るバイオレンスの香り。バラの持つ甘く優雅な香りに反するか、手を刺すトゲは痛みを伴って鉄の香りを呼び起こす…
そんなバラを握る凛ちゃんの心境やいかに?

…ここで書きすぎても仕方がありませんね。何しろこの作品は…

100花ノ繚乱が形態変化をあと3回残しているように、まだ何か含みのあるこちらの作品は「りんたろふ」さんからいただきました!
とある理由で…って隠す必要もなければ隠せそうにもないですが、いずれこの方と この作品ともう一度出会うことがあるでしょう。それもデカ~い章丸ごと一つ使って。
百花斉放の100花ノ繚乱、まだまだ続きますので乞うご期待を。

バラ

主な花言葉は「美」「愛」
由来なんて言うまでもなく、その外見が感じさせる「美」「愛」。
これに加えて色別ではピンク色の「しとやか」「上品」であったり、本数ごとに1本なら「一目惚れ」5本なら「あなたに出会えてよかった」などの意味を持つともされています。
14巻カバーの羽香里が持ってたことと近しい理由で凛ちゃんにおいての親和性も言えそうですね。「上品」でいて、バイオレンスへの強い「愛」があり…

凛ちゃんにおいては以前羽々里さんの項にて着目したバラのトゲについて注目するのもよいでしょう。ツルとしての役割とともに、外敵から身を守るための役割を持つバラのトゲ、当然ながら触ると痛いです。そりゃぁ、そう。
そこにバイオレンスを見出すのもアリ…と思いつつ、それだけなのも少々味気ない。
そのため、少し飛躍して血とバラの関係性…そういうものに思いを馳せてみるのもよいのではないでしょうか。いつか桜と血の関係性に笑みを浮かべることもありましたが、バラにも同様の…ってそうでもない?

恐怖作家レ・ファニュの「吸血鬼カーミラ」を元にした、ロジェ・ヴァディム監督による「血とバラ」という映画はあるそうです。1960年となかなか古いモノ、コンプライアンスであったり価値観はなかなかのものかもしれませんが…観てみて、そして凛ちゃんがどう観るのか考えてみたりるのも楽しいのではないでしょうか。


ネモフィラ×タマ ~可憐なにゃんこ~

にゃにゃにゃッ、にゃんと可憐にゃにゃんこ~!!
ネコとネモフィラ、白と青…ネモフィラの咲き誇る4月5月の涼しさを感じさせるような安らぐ色合い!最近の4月5月が暑いとか、そういう話は永遠に自春の続くIOO力ノに免じて許してちょ~よ。
質感溢れるこのタッチ、白と対照的な赤や青、そのコントラストがよく効いているものですね。ネモフィラの幻想的な青色が美しければ、肉球や首輪周りの色合いもなかなかに気合が入っていらっしゃる!

ネモフィラの花冠を被ってこのお顔、こりゃもうネモフィラ園デートだぁーッ!!!!少し恥じらいがありながらも、「どうにゃん…?」と聞いちゃうような…似合ってる自信だって期待だってあるその心…か、かわよすぎる…!

しっかし背景見てもここまでのリアリティとは作者さんは実際にネモフィラ園に行かれたのかな…?
おっと行っていらっしゃる!!しかも詩人ちゃんも一緒だ!という次第でございまして、こちらの作品は「おたに」さんからいただきました!

こちらの作品に限らず、おたにさんの作品にはよくお花とファミリーとの組み合わせが見受けられます。
人の記憶は結構弱いもの。メディア欄を遡ってみましたら、懐かしさ以上にその作品と初めて出会ったときのような新鮮な気持ちを抱けるかもしれませんよ。
ちなみにお花関係ないんですけど、私は妹ちゃんづくしの作品がかなり好きです。夕焼けの表現が上手すぎて美しすぎて腰を抜かしました。…だからケツじゃないって。
改めまして当企画へのご参加ありがとうございました!


ネモフィラ

瑠璃唐草(ルリカラクサ)、オオイヌノフグリも同じ名前でややこしい!

世にも珍しい青色のお花…であるようで見渡す限りのネモフィラ園がつくられるくらいには生命力のあるネモフィラ、主な花言葉は「可憐」「すがすがしい心」「どこでも成功」。
アメリカ原産であるものの、ヨーロッパ地方など別の地域に移っても全然繁殖に成功したことから「どこでも成功」と縁起の良い花言葉が付けられているようです。「可憐」や「すがすがしい心」は青色あるある、見た目の青色の愛らしさであったり、青色の花を見て心癒されすがすがしい気持ちに…というところからでしょうか。

上の作品を見ていただければもう「可憐」なことは言うまでもないでしょうし、あえて書きませんでしたがタマの目の輝く青色とネモフィラの幻想的な青色…ここに感じられる親和性も気持ちのよいものでしょう。

ちなみに「ネコ ネモフィラ」で検索すると結構な数のグッズが出てきたりマスコットキャラクターまで出てきたりするものです。そりゃあれだけ似合ううもんねぇ。
ふとしたところで見つけたそういうグッズに対抗心を見せるタマ…そういう想像をしながら上の作品を楽しむこともできるでしょう。


オハイアリイ×奇姫 ~”自分らしく生きる”~

おっとこの作品は…あの日のかな?それともこの日のやつかな?
見たことはおろか聞いたこともない方の方が多いのではないでしょうか「オハイアリイ」、それはハワイの花…王族の花…。

いわゆる「ジャケ写」風に仕上げられたこちらの作品、奇姫が尊敬して止まない米津玄師の5枚目のアルバム「STRAY SHEEP」のオマージュですね。
「Flamingo」「感電」「パプリカ」「馬と鹿」…といった、筆者でも存じ上げている超絶有名曲に加えて姫歌…奇姫が多大なる影響を受けたとされる「Lemon」も収録されたアルバム、そりゃ奇姫もオマージュするよなぁ…納得。

ジャケ写に移る真剣な瞳、そして「自分らしく生きる」象徴たるオハイアリイを握りしめる…その小指だけを立てることが意味することは?
日本において小指を立てることは、指切~りげんまん…に加えて、主に女性において恋人や愛人であることを示すことになるのだとか。

そう考えるとこのジャケ写が撮られたのは恋太郎ファミリーに加入してからのことであったり?それとも相手はいないけど小指を立てる…奇人ね!の心であったり?
前者であるとするならば、個性豊かな「奇」の集うファミリーに入ってもなお自分の奇というものを強く持って「自分らしく生きる」!という強い意志を表現している…な~んて取れるかもしれませんね。

メッセージ性感じさせる、こちらの作品も「かげらー(焼き鳥)」さんよりいただきました!
筆者自身も初めて出会った「オハイアリイ」及びレアな花言葉「自分らしく生きる」、よく見つけなさったなぁ…!と感服するものです。他の人が選ばないものを選ぶ精神のなんと奇姫を理解していることやら、リスペクトを持って「奇人ね…!」と称させていただきます!
改めまして計3作品の投稿、当企画へのご参加ありがとうございました!


オハイアリイ

鮮やかに個性的な色合いの花を咲かせるオハイアリイ、その様子から来る花言葉は「自分らしく生きる」「輝く個性」
赤と黄色がロイヤルカラーのハワイの王室においては、「王室の植物」という名を冠するまでのポジションになっていたり。そりゃ奇”姫”にもふさわしいワケね。
ちなみに和名は「大胡蝶」、「胡蝶の夢」といえば今生きている世界が現実かそうでないかなんてわからない…倫理でも扱われる荘子の代表的な思想ですが、大胡蝶と来るとなんだろう…?
現実か夢かなど迷うこともなく、「自分らしく」奇の世界を堂々と生きている…、そんな力強さを感じたりするものですがね…。

上述した通り「自分らしく」という特徴的な花言葉はオハイアリイの専売特権と言っても差し支えのないようなもので、オハイアリイ自身も我が道を行くし、奇姫もまた奇の道を貫く…他の組み合わせにはない、唯一無二のつながりを感じさせますね。


ルリマツリ×デイマツリ ~出井祭李、地中海に立つ!~

イタリア シチリア 市街地 イタリアッ!!!?
聖地巡礼…できるね!!!!

ル リ マ ツ リ ! ! ! ?

イ タ リ ア !!!!!!?


お、お戯れを…。いやこれ多分マジだ…だって…

さぁルリマツリとデイマツリ、ルリマツリのマツリって祭りなの???って話はこの後のお花解説項でするとしまして…
地中海性気候の織り成す硬葉樹林、その小さく硬い葉を従えるはイギリス仕込みのてやんでぃこと祭李ロリータ!
樹高は大体2メートル、そんなルリマツリの木の枝てっぺんに上り詰めるもその出で立ち未だ恐怖を知らず…!両腕丸出しで受ける、夏から秋にかけての乾燥には気をつけてね…!
にしても祭李ちゃん、こういう高いところから「とうッ!!!!」って感じで飛び降りてくるのぜぇ~~ったい似合うよね…話が逸れすぎです。

IOO力ノ広がるワールドワイド、いただきましたは「波乃木」サ~ン!!
フィールドワークが与えてくれる現実的な知見にインスピレーション、インドア道を極めんとするならフィールドワークはかかせない!!…と日頃から思うものの、やはりここまで飛び出してのフィールドワークというものはなかなかに難しい…!!
それだけに、今こうして外界と触れられていることがなんとステキなことであるか、身に沁みて感じるものですね…!

ルリマツリ

瑠璃茉莉、「茉莉花」で「マツリカ」。

さぁ写真とはうってかわってわかりやすく青色のルリマツリ。
そう、ルリマツリは和名であり「瑠璃」色と花の姿が「マツリカ」の花のように思えた…そういうところから来ているようです。マツリカは別の章にてご紹介させていただきますので、どうぞお楽しみに。
さて花言葉は「いつも明るい」「ひそやかな情熱」「同情」
青色の持つ癒しの効果が見たものの気持ちを慰めて明るくしてきたことや、開花時期の長さ、はたまた開花後に出る粘液のことなど、さまざまな要因をひっくるめてのこれら花言葉のようです。

ばーろちくしょでいつも明るいぞ祭李ちゃん。
友人への悪口は許さない!情に熱いぞ祭李ちゃん。
祭りを汚すものには容赦しないぞ祭李ちゃん。
なぜならそこには信念が、祭りに対して思う 澄んだ「ひそやかな情熱」があるから。
祭りに恋を持ち込む輩がでいっ嫌いなんでい!!!!
てやんでいばーろちくしょってんだばーろちくしょ!!!!


ちなみに別名は「プルンバゴ」だとか。忘れましょう。
でもブルファンゴ乗り回す祭李ちゃんはちょっと愉快すぎるな、見たいぞ見たいぞ…


ツツジ×宇佐美椎奈 ~燃えあがれ想い 今の節度を越えて~

日本の関東の高原、やるな…!!!!
遠近もあって大小さまざまなツツジが見受けられるのがよきよき💕

こちら「ギッチギチ讃歌」は「波乃木」さんよりいただき…って早い早い!!!!
ツツジのギチギチに咲く様子にキュンとギチギチ欲求をくすぐられるうさちゃん先輩。もしかしたら単にツツジとして見ているだけではなくて、そのギチギチに自分やファミリーのみんなを重ねているのかも…?

思わずギチギチ~!!!!💕💕と書いてしまうほどたくさんの作品をいただきました、投稿主様は改めまして「波乃木」さん!!!!
3投稿6作品、ノリを交えていろいろと書かせていただきましたが、ど~れも本当に書いてて楽しかったです!書ける作品の多ければ多い事、なんと嬉しいことか…!
改めまして当企画へのご参加ありがとうございました!!!!

さ~てこのギチギチに触発されて、うさちゃん先輩はここからどう動くのか…その正体を探るべく我々はインターネットの大海原を…っておっとこれは…?

対照的!それまたヨシ!
むしろ二つの作品の間でストーリー性が生まれているような、そんな気も…

飛び込んじゃった!!!!ギチギチ我慢できんかったかぁ~!!!!ギチギチ!!!!
本気グループ特製の絶対無敵ギチギチツツジ畑に違いないのできっと大丈夫
です。現実世界じゃ真似しちゃダメよ~
さぁ密度満天のツツジ畑にダイビング!
そしてこの上なく幸せそうな顔を浮かべるうさちゃん先輩…。恋太郎くんだったりファミリーの誰かに写真を撮ってもらってたりするのかなぁ、そんな想像も膨らむものです。
黒と白のコントラスト、そしてピンクの親和性…うさちゃん先輩のキャラデザイン・カラーリングだからこそより一段と輝く組み合わせですね!

にしてもツツジの描き込みがこりゃすごい、こちらギチギチにギチギチな作品は「しのぎあい」さんからいただきました!

当企画において締め切りとはあくまで形式的なものでしかなく、そんなに重要なものでなかった…なんて話はさておいて、こちらは締め切りギリギリに挙げてくださった途中経過ですね。ラフ段階で午後11時34分…から完成した作品は翌日午前1時26分!は、速…ッ!!!?
改めまして当企画へのご参加ありがとうございました!

ツツジ

漢字表記の「躑躅」、あまりにもギチギチすぎる。ギチギチ選手権優勝かも?

さぁ写真のほとんどがギッチギチのギチ、ツツジの花言葉は「節度」「慎み」
春先にみずみずしい花と葉をつける様子が若い女性を象徴するようなものであると捉えられたことに由来するようです。うさちゃん先輩においてはむしろその「節度」と「慎み」が崩壊しているような気がするものの…

さてさて色ごとの花言葉もギチギチ豊かです。
赤色の「燃え上がる想い」「恋の喜び」、白色「初恋」ピンク色「愛の喜び」…めちゃめちゃラブラブのギチギチじゃないですか!!!!💕💕💕💕
恋太郎ファミリーに対する燃え上がる想いが、恋太郎くんに対する強い想いが突き動かす彼女の圧倒的フィジカル・行動力…!
いつかまた運動会的な回があったとき、曲者ぞろいのファミリーでも上位に位置していそうな脚力で魅せてほしい…そんな期待、皆様にはありませんか?ないなら今植えつけました。楽しみですね。

すごいぞツツジ園!!びっくりギチギチツツジ園!!!!


パンジー×宇佐美椎奈 ~『ひとりにしないで』~

これまた対照的な一作。ツツジのように同じ花からの見出し方が違えば
同じシチュエーションに見出すものの違うことの趣深さ、醍醐味すぎます

さぁこちらタイトルは『ひとりにしないで』
ギチギチの花畑の真ん中に倒れ込む…そのシチュエーションこそ先程のツツジで見たしのぎあいさんの作品と似たものがありますが、その表情とタイトルにははっきりとした違いが見受けられるものですね。(誓って優劣の話はしていません!!!!んなこたぁ無理!!!!)

パンジーの花言葉、紫では「思慮深い」黄色では「誠実」…とある中、パンジー全体では「ひとりにしないで」というものがあるのです。それら由来は後述するとしまして…こちらうさちゃん先輩、手前に伸ばす手は誰かを強く求めているように見えますね。
また、その顔映る涙は哀しみではなく、自分に手を差し伸べてくれる人が現れたことに対する喜びを思わせるような…。西日…かはさておき顔周りに光が射しているように見えるのも、どこか希望のようなものを感じさせますね。
喜ばしき出会い、「思慮深く」「誠実」でうさちゃん先輩を「ひとりにしない」…あぁ、それって恋太郎くん そしてファミリーだ…!

実は以前、筆者もパンジーを取り扱おうとしたことがあったものの、出会えなかったこの花言葉…そちらを見つけ描きなさったのがこちら「ねむい」さん!お見事!!
あまりお花の関係がないところでの私の好みの話になりますが、うさちゃん先輩が胸元につけているリボンの黒色に対して白い線を入れているのが…なんか好きだなぁってずっと思っています。四隅の紫・黄色と来て真ん中に白のあるバランスに惹かれているのかも…?
改めまして当企画へのご参加ありがとうございました!

パンジー

三色菫(サンシキスミレ)人面花(ジンメンカ)遊蝶花(ユウチョウカ)…癖が強いね~

リアルでも模様の特徴的なパンジー、その主な花言葉は「もの思い」「私を思って」そして「ひとりにしないで」
どこかうつむいているような姿がまるで「もの思い」をしているようだ、そうして与えられたパンジーの名はフランス語の「もの思い」=「Pensée」から由来するようです。
「私を思って」
などはその「もの思い」を恋に悩む少女になぞらえたことから来ていそうでもありつつ、司祭バレンティヌスが処刑の間際「私を思って」というメッセージを…牢獄の窓辺に咲いていたスミレの葉に遺したという話がパンジーのものとして伝わったことから…などとも。いいのかそれで。
一つの茎にたくさんの花を咲かせる様子を「ひとりにしないで」ほしいと願っているように見た…なんて説もありますね。

色別の花言葉も豊かなもので、紫・白・青・赤・オレンジ…といろいろありますがどれも明るいものです。この項で特筆するとすれば上でも取り扱いしました、黄色の「誠実」や「純愛」でしょうか。
「ひとりにしないで」といううさちゃん先輩の願いに応える恋太郎くんの、否 恋太郎ファミリーからの愛はどれもウソ偽りのない誠実なものであること。恋太郎くんがファミリーの皆に向ける愛もまた、どれも誠実な×100のものであり、例外なく誰に対しても紛れもない純愛を貫いているということ。

ギチギチでありたい!恋もしたい!そんなうさちゃん先輩の心を満たす最高の環境・関係性、それがパンジーに見る「恋太郎ファミリー」というものではないでしょうか。


ガイラルディア×呉莉羅連合&ユウ君 ~協力・団結・勝利~

ウホォーーーーッ!!!!ユウくゥーーーーんッ!!!!!!!!
聞こえてきますギリギリの呉莉羅連合 その叫び…!
名前が強いぞガイラルディア、濁点多くてガッチリしてるぞガイラルディア。その赤い花びらの集う様子から来る花言葉の「協力」「団結」はまさしく赤の学ランが目印の呉莉羅連合との親和性を感じさせるもの…!
そこから来るこのメルヘン、総長!!!?ユウくん!!!?

楠莉先輩の「小さくなる薬」が暴発して好杉町のみんなが小さくなっちゃった!その裏では巨大な陰謀が動いており…!?この夏、君は恋太郎ファミリー最大最愛の冒険を観る!!!!劇場版君のことが…の一幕に違いないですね!!!!だがしかしガイラルディアはアメリカの花であるから好杉町にはなさそう…どうしたものだろう…

こちらのダイナミックメルヘンも「無駄無駄無駄無駄ァァッ」さんからいただきました!
紅葉(カエデ)×凪乃に続きまして2作目、こちらはファミリー外のキャラクターで参加してくださりまして、こりゃまぁ面白いことになったなぁと思っております。
作の巧拙というのも勿論大事な要素の一つでしょうが、それと同じぐらい発想の面白さというのも作品には不可欠な要素でしょう。その点、この作品は筆者にここまで書かせるだけの面白さを持った作品であると、そう思いますね。
改めまして当企画へのご参加ありがとうございました!

ガイラルディア

由来は「ガイヤール・シャラントノート」、18世紀フランスの生物科学者からだとか。
何をやったかは全然出てこないんだけどな…(フランス語なら出てくるかも?)

名前が強いぞガイラルディア、和名はその姿から「天人菊」。主な花言葉もその姿、花びらが沢山集まって見えることに由来する「協力」「団結」「明るい人柄」「きらびやか」
耐暑性・耐寒性に優れ、乾燥気味の土壌でも育つことのできるその生態は呉莉羅連合のフィジカルの強さ、そしてビーチチャンバラ回で見せたようなユウ君の心の強さ…それら並々ならぬものを感じさせますね。

それにしてもこの「団結」の花言葉を与えられるほどのこのギチギチ、こりゃうさちゃん先輩もご満悦~と思ってみればそういえば邂逅していない呉莉羅連合とうさちゃん先輩…
うさちゃん先輩から見て呉莉羅連合のギチギチは喜びに値するものなのか…?身長はうさちゃん先輩と総長さんとでトントンなのか…?
それを書くなら先先輩との絡みも見たいし、育との真っ向勝負なんてもんだって見たいぞ連合、出てきてくれ~~二次創作にゃ描けるけど欠けるんだ~


サボテン×恋太郎 ~今より強い心で~

この章の最後は少し変則的な形で恋太郎くんとサボテンの組み合わせについて…って既に論じてくださっている!!!?ということでまずは「これ好き」さんよりいただきました、こちらをどうぞ。

覇王樹(ハオウジュ)←その名は重くないか????
三布袋(さんほてい)がなまって「サボテン」になった説もあるんだってさ。

植物園で見事に咲いていたサボテンの花。

乾燥した場所でも枯れずに魅力のある花を咲かせるので、「枯れない愛」「情熱」「燃える心」など、熱い思いのある花言葉が付いているそうです。
恋太郎の彼女ちゃん達への尽きない愛と真摯な態度を貫く情熱、何物にも負けない熱い心。
さらには何度振られても諦めず自分磨きを続け臆病にならずに正面切って告白して玉砕していた姿も現しているように感じられた一枚。
あと、読者ちゃんから作品への想いも体現している気がしたので、投稿させていただきました。

これ好きさんのツイートより

筆者の出る幕ないですやん!!!!
サボテンの花言葉は「枯れない愛」「情熱」「燃える心」で…などとスタンバイしておりましたが、何やらいらぬ準備であったようですね。ナイスリサーチ。

「読者ちゃんから作品への想いも体現している」という点の発想も面白いですよね。商業的にうんぬんかんぬん…を抜きにしても、IOO力ノがメタの効いた作品であるためには、読者ちゃんの存在も当然かかせないものである~なんて思っているのは筆者だけでしょうか?両先生方もキャラクターとして作品の中に入っているようなものですし、現実とのつながりを忌避しすぎるものでもないでしょう。(とは言いつつ勿論メタ展開の好き嫌いはあるよね~)
また、このnoteが筆者含め読者ちゃん達のアツい思いによって実現している作品及び企画であることもきっと実感していただけていることでしょう。
ここまで読んでくださっている読者の皆様だって「情熱」に溢れた方であると存じ上げております。とてもとても、ありがとうございますね…!

恋太郎く~~~~ん!恋太郎く~~~~ん!もうダ~メかっこいいれろt

https://x.com/sand_100man/status/1792906489885278622


耳でも楽しむ!100花ノ繚乱!!!!

こちらでは「#IOO力ノファンミュージック」のパイオニアこと「りんたろう。」さんよりいただきました、100花ノ繚乱ファンミュージックをお楽しみいただけます。(当企画への精力的なご参加ありがとうございました!!!)
再生マークをポチっとひと押しすれば楽曲の再生が始まるので、くれぐれも音量や状況には注意してくださいませ。事故が起きるのは悲しいので…。

また、りんたろう。さんの同一人物説もまことしやかに囁かれるりんたろ…「恐怖!!ポトフ人間」(2024年11月現在)さんによる歌詞の考察も掲載させていただいております。
御年777歳、筆者の十数倍にも及ぶ悠久の時を生きなさったその頭・耳・目…誠の慧眼の持ち主様による考察です。筆者もやんわりとだけ考察しておりますので…是非、楽曲と合わせてお楽しみください。

カラスノエンドウ×静ちゃん ~クロウ~

歌詞考察はポトフ人間さんより。ここまでの筆者の独自考察よりも真に迫っているというか…まるで本人が書かれたような…

さて『クロウ』、筆者としては「腫らす 腫らす」から加わる、階段を駆け上がったり下がったりしているようなメロディが印象的です。不安定でああるというか…ただそれは悪い不安定さではなく、不安定な毎日を生きているけどちょっとずつ前進しているよ。なんてメッセージ性を感じるなぁと思うものなんですよね。
この曲の特徴的な部分として、明確な終わりがなく曲がフェードアウトしていく形になっているのも、永続性であったり私たちが聞き取れない範囲でもお話は進んでいるのだろうなぁ…とIOO力ノ原作にも思うような考えを抱くものでした。

直感的にこの歌の重要な要素として「色」があると思うものでもありますが、「烏」の英語である『クロウ』というタイトル自体も「黒」を含んでいるのはそういうことなのでしょうかね。
考え方によっては、これまでの人生・これからの人生を見据えた「苦労」であるとも捉えられるかもしれません。

ちなみにカラスノエンドウが「カラス」の名を持つことは、果実が熟した=十分に成長したときにカラスのように真っ黒になることに由来するものです。

このことと永続性の点を鑑みてみれば、毎日を重ねて重ねて「小さな恋」に生きながら心身ともに成長していく静ちゃんのことを歌った歌がこの『クロウ』であると取れそうですね。

こちらoff vocalもあげていただいておりますが…ポトフ人間さんにはどうしてここまでのことが…?疑問は残りますがせっかくですしご厚意に甘えさせていただきましょう。

カラスノエンドウ

烏野豌豆、「カラス」がヤハズになったりスズメになったり…。

主な花言葉は「小さな恋人たち」「未来の幸せ」「喜びの季節」
小さな花を二輪咲かせるその姿がまるでカップルのようであると捉えたことや、春の訪れを感じさせる季節に咲くことに由来するようです。
そして上述の通り「カラス」の謎はその成長から。あいにく真っ黒になったものの写真をフリーの方で見つけられなかったのが悔しいものですが、ネット上にはいろいろな写真が転がっておりますのでぜひ見てみてくださいませ。

さて『クロウ』では「小さな恋人たち」から「小さな恋」を抽出しておりましたが、上の考察の裏付けともなってくれそうな「未来の幸せ」なんて花言葉もあったものなのですね。「喜びの季節」も非常に象徴的。

ちなみにカラスノエンドウは「エンドウ」とあるだけにマメ科ソラマメ族の野草、それゆえ下処理さえきちんと挟めば食用OKの植物だったりもするのです。天ぷらにしてみたり、お茶にしてみたり…レシピもそれなりにあるものなのですが…
なんというか…
胡桃ちゃんの静先輩を思う気持ちには「かわいすぎて食べちゃいたい」があったりするのか・否か…そんなことを考えたりするものです…。
「かわいすぎて食べちゃいたい 食べちゃお」の総本山たる羽々里さんはカラスノエンドウのレシピも知っていらっしゃるもんですかね~。幼少期の羽香里と公園で遊んだり…植物採集をしたり…そういうところで身についていたら胸アツじゃないですか。


ツツジ×百八先生 ~ミツジツ~

こちらも歌詞考察は「恐怖!!ポトフ人間」さんより拝借しました。押韻のマーカーが増えましたね。色の連動に意識して文字を追っていけば、お耳が幸せになること間違いナシですね。特にサビの「辻」から始まる「うい」のラッシュは必聴です。
個人的には最後の「酒気帯びのメロディ」でピッタリ終わるのも好きなポイントですね。徐々に音が増えてきて盛り上がってきたところで最後は一発バシッと決める…聴き終わる度に「ほゎ~…」っと余韻に浸るのがクセになります。

内容的な話では「お酒・酔い」がテーマであることが読み取れそうですね。
タイトルにある「蜜日」は造語、「密実」は「密度の高いさま」にして、対照的ともいえそ…うな「蜜月」は「ハネムーン、結婚して間もないこと」を指す言葉ですが…では「蜜日」とはなんでしょう?

それを考えるにあたって「蜜月=ハネムーン」が古代ゲルマン人の結婚後のとある習慣に由来するものとなっていることから知っていきましょう。
とある習慣、それは「結婚後30日間ははちみつ酒を飲む」というもの。考えてみれば「ハネムーン=honey moon」なんですよね。
あらお酒、それに虫の「はち」…「ミツジツ」の歌詞中にも登場しているワードですが…?

これらの情報から考えるに「ミツジツ=蜜日」の意味は第一に「交際後」、そして踏み込むなら「交際後にお酒を飲む・蜜を啜る」…そういったものなのではないかと思うものです。
恋太郎くんとの「蜜日」の今を生きる百八先生の心地…
節操のない愛が「毒」であるとさえ知ってさえいなければ、倫理的な「禁」を貫きながらも自由に味わいつくせるのにな~。そんなことを思いながら今日という日もお酒を楽しんでいるのだろうなぁ…と想像に堪えないものですね。

ツツジ

「てきちょく」とも読める「躑躅」、歩行の進まない状態のことなんだとか。千鳥足かな?

先述した通り「節度」「慎み」…またそれらの花言葉はその姿が若い女性のようであることに由来する、そんなツツジですね。
うさちゃん先輩の項ではそのギチギチっぷりに注目しましたが、百八先生ではその「若い女性のようである」こと…及び「節度」と「慎み」ってこっちも壊れている方だ…!節度も慎みもさっきから破ってばっかか!!!!
まぁそれが悪いというワケでも…ってしっかり財政面的な損は生じているワケですが…

さて注目していただいた花言葉は「禁酒」。百八先生と禁酒…その失敗はビビーン!!回で語られていますが、やっぱりそれ以降は挑戦していないのでしょうかね~。もみもみの禁止された紅葉ちゃんみたいに、健康診断なんかで止められちゃった終いにはどうなっちゃうんだ…?


バラ×凛 ~イバラバ~

えらくシンプルになりました…というのもそれもそのはず、当企画で最初に頂いたファンミュージックがこちら『イバラバ』でしたもの。なんなら順番的には紹介準の真逆で「イバラバ→クロウ→ミツジツ」になっております。
ここまでファミリーの加入順で作ってきただけにここだけ動かすのもなんとも…って感じで…
という話はほどほどに、韻の関係性以外秘められた内容は筆者を含めた我々読者…ここではリスナーの考察に託された、そういう感じになっております。なかなか罪なことをなさる。

さてイバラバ、先の2曲とは対照的に最初から楽器がふんだんに使われており、終盤にかけて静かに…メリハリが効くようになっている曲ですよね。
前半の歌詞が非常に詩的でパーツごとに切ったとて内容の考察には難しいものがある一方で「バラバラにしたいわ」のシンプルであることはなんとも対照的。お花の「バラ」との言葉遊びであることもすぐにわかりますね。

ここから考えるに…と書くものの、とても説得力のないフィーリングだけの考察となりますが、筆者としては「凛ちゃんの心の奥底・深層心理」を歌った内容なのではないかと考えております。
中学二年生って物事をやけに気難しく考えがちであるというか、それを厨二病の一つの病状であるというか…そんな考えが頭をよぎっていますが、凛ちゃんにとって実際の心境がどうなのか…はなかなか判断しかねます。
ただその中でも「バラバラにしたいわ」はそうした厨二病的な思考段階の果てに出たシンプルな答えであり、言行に出るものとなっているのでは…?と思うものです。 ゼロからの歌詞考察って、難しいね!!!!

イバラバもoff vocalを挙げていただいております。
独特なリズム、目で追ってみると楽しいんですよね~!!

バラ

ちくっと刺さるトゲがいったぁい~♪

花言葉は「美」「愛」「上品」…トゲのバイオレンスなことは…ってこれも先ほど取り扱いましたね。そりゃ「いっそバラバラに」はこの楽曲から抜き出したもんなんだからそうなりますわよな。
詳しくは「目で愛でる」章を参考にされたし。


言の葉で謳う100花ノ繚乱!!!!

こちらでは「五七五」及び「五七五七七」のリズムに乗せて100花ノ繚乱を詠んだもの…であったり、ちょっとしたSSをお楽しみいただけます。
ご多分に漏れずバッドな批判ですとか添削案のような…そういったものは筆者の浅学菲才であることにつきましてナシとさせていただいております。

その名に冠する花の名よ

ここからはお花の名前を冠されている「ミモザ」さんからいただきました、IOO力ノ繚乱をテーマにした短歌になります!どえらい数いただいております、その数なんと30!!!!
先にけむなわ作の画像・フォントと合わせての15作、後に文字のみで味わう15作。外見に頼ることのできない分、言葉遊びに気を遣った作品の数々…短歌といえども気難しく捉えすぎず、ラフな気持ちでその世界を楽しんで参りましょう。


(サクラにつきましては一旦後ろに回させていただきます。初手から肩透かし、申し訳ない!)

シロツメクサ
一目惚れ百度重ねるその度に 白詰草を探して回る

白詰草、阿蘭陀蓮華(オランダレンゲ)、江戸時代に緩衝材として用いられてたんだとか

主な花言葉は「約束」「幸運」「私を思って」「私のものになって」
「幸運」は四葉のクローバーの伝承、「約束」「私を思って」「私のものになって」は宗教的なつながりに由来します。実は「復讐」なんてのもあったりしちゃって…
まぁネガティブなものには目をつむ…らずとも「復讐」を優しく捉えて「リベンジ」とするなら、恋太郎くんにとっての高校生活 そして恋の道がそれまでの人生のリベンジであると言えそうですけどね。

いずれにせよこの歌で注目したい要素は「白詰草を探して回る」、それすなわち「ピンク色の四葉のクローバーを探して回る」というものですが…マジでやってそうってかおそらくやってますよね。
最近の本編においては、結婚編やお花見回で花束として出てきたのが印象的なものですが…ではそれだけで終わっているかと言われると…そうでもないような気がするのは筆者だけでしょうか。ただ毎回毎回そうであるとなると、最早四葉のクローバー探しにしょっちゅう地を這うその姿が怪異として見られていてもおかしくないような気もしますが…。

彼女それぞれと一輪のピンク色の四葉のクローバー、どんな反応をしてくれるものか…二次創作の力の出しどころのように思えますね。


春に出会った花
春のままいまだ季節はすぎぬけど 二十八もの花に出会えた

さぁこちらは抽象的に「春に出会った花」と来ました。
歌と合わせずともすぐわかる、その内容は勿論彼女ちゃんたち。募集時期のアレで「二十八」ですが、今ではもう三十を越えていますこと…本当に大所帯になったものですね。
このように、この歌における「二十八」は可変性を残しているわけですが、「百」ではダメだったのでしょうか?そんな風に思うこともあるかもしれません。
答えはどちらとでも…というのは冗談本気半々、筆者としてはこの歌にはIOO力ノ世界の季節の変化を待ち望むところもあるのではないか…などと考えたりするものなのです。
彼女が25人・30人になったときなんかには「とうとう夏始まるか!?」と数字の節目であることに注目した予測が立てられたりもしましたが…実際まだワンチャンあるんじゃない?と筆者も思うもの。
もしかしたらこの歌の数字がピッタリ固定される日が来るかもしれない…その数字は一体なんなんでしょうね。「百」で固定されるのを見届けたい気持ちもありますあります。


ツクシ
身をつくし心をつくす彼こそは 彼氏の中の彼氏ですよね

本当は土筆(ツクシ)ってより「杉菜(スギナ)」が本体であったり。

上に向かってすくすくと伸びてゆくその姿に見出された花言葉は「向上心」。
「身をつくし心をつくす」。日々に全力でありながらも、未来を見据えて自分磨きに励む…向上に努める恋太郎くんのその姿、まさしく彼氏の中の彼氏というものですね。
語調…というか口調からして歌の詠み手は羽香里でしょうね。
ファミリーの最初期…ファミリーの概念が始まるよりも前から恋太郎くんの彼女でいるだけに、彼氏としての恋太郎くんの成長をある種一番…同率アリで一番強く感じ取っているところもあるでしょう。まだ春ですけど。春真っ盛りなんですけど。



間違ってもツクシに卑猥なものを見出していたりしませんね?
上に向かってすくすくと伸びてゆくその姿~を変に頭の中で再生していたりしませんね 花園さん。花園さん?どうして下を?花園さん????

そういうのよくないと思います。メッ ✕


ノアザミ
花言葉「素直になれない恋」というノアザミに似てないんだからね

野薊は「Japanese thistle」だったり。

「独立」!「報復」!!「厳格」!!!「触れないで」!!!!
「素直になれない恋」←オワア”ァッ!!!?
花言葉の由来であるトゲの生態についてなどは詳しかぁ「目で愛でる」胡桃の項を参照されたし!
院田・ツンデレ総本山・唐音さん、トゲのある花言葉が似合わないはずもなく…う~ん唐音のパンチすき(トゲまで愛する恋太郎くんの男らしさにしてさいつよの彼氏であること…上述の胡桃の項でも感じられそうだねぇ)

ここで一回注目しておきたい、同じ花言葉からのアプローチにして…実にクリティカルな青色のアザミの花言葉「安心」「満足」。そしてチョウセンアザミの「そばにおいて」。う~む説明不要…。
いずれもアザミがそのトゲで外敵を寄せ付けないことに安心感、あるいは「ハリネズミのジレンマ」を感じさせるようである…などと見方考え方の違いを生じたことに由来するようです。「素直になれない恋」も同じようなことに由来するのでしょうね。

さてさてこの歌、唐音のかわいらしいところ…特に取り上げるなら、「花言葉を理化している=調べている・あるいは覚えている」というところでしょうか。だって知ってないとノアザミの~なんて言えないでしょうよ。へへ~ん。

普段は「花言葉なんて真面目に信じるもんじゃないわよ」ってツンツンしてるものの内心めちゃめちゃ気にしてて、実のところ調べまくってる…そんなか~な~りかわいらしい様子も思い浮かびますし、スマホの検索履歴に「大好き 花言葉」とか入っていたり…なんて想像をするものならどうしたものでしょうか、あまりにも口角が上がってしまいます。

「ピンク色の四葉のクローバーを探していた」ってある種の答えがなんとまぁ第1話から見つかっているものなのですから、口角は既に輪郭線を置いてけぼりにしていますがね。


クチナシ
常日頃スマホで伝える我が思い あなたに会えてとても幸せ

梔子・山梔子(サンシシ)、くちなし色はめしべのように黄色なもの。

「三大草木」が一角はクチナシ!
「死人に口なし」の「口なし」ですか…?それは違うぞッ!
クチナシの花言葉は女性に贈る花としての習慣から来る「とても幸せです」、風に運ばれる甘く優しい香りが感じさせる「喜びを運ぶ」など。
西洋では「天使が地上に振ってきた花」なんて考え方もされており、その縁起の良さはさまざまなシチュエーションで活躍しています。
天使力天使力!!!!

…が一方で日本は運のツキが悪かったか、「クチナシ」が「口なし」であることから「嫁にもらうくちなし」=「嫁の貰い手がない」ことの縁起の悪さを呼んでしまったり…その一方、無駄口を叩かずコツコツ努力している~といった風に捉えられることもしばしば。言語って難しいね。

さて静ちゃん、そしてこの歌においてはその存在は実にダブルミーニング。
「とても幸せです」という心を「くちなし」であるから今日もスマホに綴りあなたに贈る…実にロマンチックなものですね。


タンポポ
たんぽぽの綿毛のように空に舞う お花畑の妖精さんが

鼓草(ツヅミグサ)から転じて蒲公英(タンポポ)になったとか。

主な花言葉は「愛の神託」「幸せ」
ヨーロッパにてその綿毛が花占いに使われていたことに由来します。

その小ささかわいらしさに静ちゃんを見出すこともできますが、思い出してみましょう第135話「お母さん、あのね」、象徴的に描かれました タンポポの描写について。
タンポポは雨の日には花を閉じる=曇り調子の好本家の中では静ちゃんの心も閉じてしまう。それを解決できたから、最後にタンポポの花が開いた描写・アオリ文の「少しの背伸びで開いた心。」ということだったのではないのか?頭の片隅にでも置いていただければ…改めて本編を読み返したとき、また違った味を感じられるのではないでしょうか。

ちなみにタンポポの根っこはかなり強く、踏まれても起き上がることができる…というのは幼少期に皆様経験済みでしょうか。
ここで思うのが静ちゃんの人生についてです。静ちゃんはおそらく結構ハードな生活を送ってきたでしょう。いやがおうにも人前で話す機会が出てくるのが学生身分というものです。
果たしてその機会から立ち上がってこれたのか。高校に来ているということはある一定乗り越えたのでしょうが、どんな頑丈なものにせよ「限界」はあります。
何かが変わるかもと信じて上がった高校でも自分はしゃべれないままの日々を過ごし、恋をしても叶うはずがなく…第3話の失恋描写を見るに、結構切羽詰まってた、踏みしめられ踏みしめられで傷は深くなっていたのではないでしょうか。
そう思うと、恋太郎を通して凪乃やいろんな友達と出会えて根が立ち直っていき、母とのわだかまりも解消の道へ進んでいぎ…あばば目から本気ジェットバスが


菜の花
菜の花の雫に朝日輝いて その尊さに両手合わせる

油菜。「菜の花」としてハナナなりナタネなりいろいろお仲間が。

菜の花…アブラナとも言えるけど、言葉としては「菜の花」でないといけない理由があることがあるともいえるね。(それに菜の花は自生しているものよりも園芸品種や食用油のことを指すことが多いともいえるね)
明るい黄色の感じさせる元気なイメージから来る花言葉は「快活」「明るさ」「小さな幸せ」「豊かさ」などなど。

さてこちら「尊さに手を合わせる」…と来ると凪乃でしょうかね。「菜の花」なのもそういうことなのでしょう。なのなのだ。
「快活」とは遠いものがあるとも思えますが、ファミリー加入前のことを想えばずいぶん「快活」…といかずとも、活発にはなったのではないかなぁと思うものであったりはしますね。
一方ここで注目したい、手を合わせる「尊さ」とは何か?
凪乃と来ればそれはもう…静ちゃん…じゃないですかね…?菜の花のちっこさ、そこに感じる静ちゃんのちっこいかわいさ尊さを筆者は感じたりもするものです。感じませんか?

一日を始め、体内時計のために朝日を拝み身支度をして学校へ…その通学路で合流する好本静。毎日感じるその尊さ 「小さな幸せ」
当の静ちゃんはぴょこぴょこ困惑している…そこも想像しつつ楽しみたい歌ですね。無論他の解釈もよきよきぞ。



バラ
愛らしく育ってくれた我がつぼみ 五股の虫はすぐに駆除する

チクチクチャパチャパ♪ドゥビドゥビダバダバ・・・(それはどちらかといえばタマじゃない?)


主な花言葉は「美」「愛」
言うまでもなく「美」「愛」、それは羽々里さんです。「美」「愛」、彼女ちゃんたち全員に言える花言葉でありつつ、恋太郎君が単行本で持っている花もまた美しく愛に満ちたバラですが、それは羽々里さんなのです。

歌に合わせて注目したいのはバラのトゲについて。
バラのトゲはツルとしての役割とともに、外敵から身を守るための役割を持ちます。
金持ちの家編での羽々里さんになぞらえて解釈してみると、
「羽香里を5股の蛆虫から守るためトゲのような厳しさを持つ」
とも捉えられれば、
「トゲのような厳しさの奥にみられる羽香里への愛」
とも捉えられそうですね。

さて、バラのトゲには養分を蓄える役割もあります。
養分。羽々里さんのお胸に配合されたビタミンπ。
そこは唐音さんの尊厳のために控えさせていただくこととしましょう。


ハナミズキ
ハナミズキ春の訪れ告げる花 春が来ちゃう春が来ちゃう

花水木、アメリカヤマボウシ。あっちぃデース!!

主な花言葉は「私の想いを受け止めてください」「返礼」「永続性」
「私の想いを受け止めてください」「返礼」は、明治時代の東京のとある市長さんがアメリカのワシントンに友好の証として桜の木を送ったとき、返礼品として帰ってきたものがハナミズキであったことに由来します。

この花言葉から、ハナミズキは母の日におすすめのプレゼントとしてメジャーなお花になっています。流通時期も3月から5月。
さて、5月から6月ごろの100力ノにおける記念日と言えば母の日すなわち…?そしてさらにさらに…?というところでしょう。ぜひぜひ。

「永続性」はハナミズキの花期、花の咲く時期が長い事や頑丈な気であることまっすぐに伸びること…などその生態に由来します。
羽々里さんの側近こと芽衣さんにおいては、羽々里様への忠義の永続性ととれるでしょうか。その主人は春の訪れを叫びなさっていますが…?


ニリンソウ
花園にとりどりの花咲く中で 慎ましき花二輪のメイド

二輪草・福平(フクベラ)。たま~に一輪・三輪になっていたりも…。

二輪草…二輪の花が寄り添うように咲いているその姿から来ている名前に花言葉は「ずっと離れない」「協力」「団結」

さて花園家のメイドで二人、そして協力と言えばそりゃ言わずもがなの芽衣さん妹ちゃん。お花高理事長室で羽々里さんの側近として働く二人の姿もよく見られるものですね。
メイドたちの色とりどりであること、あまり顔が映ることもなければ髪ぐらいしかそういうものを感じ取れる要素がありませんが、一つ忘れたくないこととして、メタい話「女井戸妹」というキャラクターはマジのモブキャラとしてのポジションから始まったということ。
どこで見たか聞いたかは忘れてしまったものの、そもそもデコ出しメイドのデザインは野澤先生の遊び心によって生み出されたちょい役キャラに過ぎず、連載が進むうちにメインキャラクターとして扱うことが決まったのだとか…。
花園家メイド陣営からのファミリー入り、とりどりの花園の…そのどこかにまだ隠れているのかも…?

ちなみに1本の茎から二輪の花を咲かせるニリンソウ…ですがその二輪は同時に花を咲かせるのではなく、片方が遅れて咲くようになっているのだとか。
芽衣さんと妹ちゃん、メイドとして働き始めた順番としても、ファミリーに加入した順番にしても、その順番との親和性が感じられますね。

鳥兜、烏頭。歳時記いわく秋の季語…詠んでみる…?

そんでもってニリンソウと並んでしばしば挙げられるのがなんとあの「トリカブト」。花言葉は修道士の頭巾であったり騎士の兜のように思われたことから来る「厭世的」「騎士道」「栄光」「復讐」。
葉の付き方や根の様子などに違いの見られる二種…その問題は「ニリンソウとトリカブトとを間違って食べてしまう事故」にあります。

慎ましい可憐なメイドかと舐めてかかればその強かさに屈するところとなるであろう、銘戸芽衣その人…はたまた、しごできバリキャリメイドさんかと思いきやの女井戸妹ちゃん…コントラストがシャイニング!!


モモ
立ち込めるテントの桃の香は 娘を想う父母の愛

「桃の香」、そして「父母の愛」と来れば十中八九盆能寺酒店の自家製お酒に違いないでしょう。四六時中そのお酒を持ち歩いているだけに、テントにも広がっているお酒と桃の香り…恋太郎くんともビビーン!!回で一幕あったように、テントをお掃除する妹ちゃんとも一幕ありそうだなぁ…そんでまた怒る…ってかツッコまれるんだろうなぁ…と想像できるものですね。
詳しくは「目で愛でる」百八先生項を参照されたし!


ネコヤナギ
思うまま猫になりたいこの願い 好きな人らと気ままに暮らす

ヤネ~の下にタマがいる
だから
タマやね(感慨)←????

主な花言葉は「自由」「思いのまま」
その花のもうなんとネコちゃんのしっぽのふわっふわを思い出させることか、もうそのままにゃ~んのひねりもなくネコちゃんに由来します。大マジですって。
実際のところネコヤナギの枝が自由自在に広がっているそのさまは、のび~ってしているネコちゃんを思わせるような自由さを持ち合わせています。


タマはネコなのでつまりネコヤナギはタマヤナギですね。おしまい。

ちなみにこちらネコヤナギにも「ピンクネコヤナギ」や「クロネコヤナギ」と、まさしくネコちゃんのように様々な種類があります。
色チェンジタマ、あまり出ていないタマの私服でこれから出てきたりしないかなぁと思うモノです。いつか見たファンアートもかわいかったので。


ケイトウ
あなたには奇抜な花といわれたい それが私の切なる願い

鶏頭。えぇ…。アマランサス、セロシア…といった別名も。

鶏頭…ニワトリの頭?つまりトサカ?あっマジでトサカだ 鶏頭だ…という次第でございまして個性的な姿をしているこちらケイトウの花言葉は「風変わり」「おしゃれ」「色褪せぬ恋」「気取り屋」
個性的な姿から来ているだけにそ~りゃ合いますよね~。

ただぶっちゃけた話、外見の奇抜さにおいて姫歌はそこまで突飛抜けた姿をしていないなぁとは思うもの。ケイトウみたいなニワトリ頭…それをモヒカンと言うには、同列に並べるにはモヒカンの読者様に申し訳ないので控えさせていただきますが。
話を戻しますが勿論外見が奇抜でないことが悪い…という話ではなく、むしろそこにあるコントラストであったり、姫歌が「外見の奇抜性」についてどう考えているかなど思いを馳せてみるのもありだと思うのです。
パジャマスタイルの話などはありつつ、髪の毛で遊ぼう…とかそういうことはしない姫歌の思考、いつかそこら辺も本編に出てくるものなのでしょうか…。

無論歌の中にあるように「奇抜だと思われたい」という心をそこに見出すのも良いものでしょう。自分自身がケイトウの奇抜さに目を奪われたように、私は私らしい「個性」であなたの目を奪いたい…プロ根性と恋心が混じったような気持ち、才奇姫歌だからこそ提唱できるお話であると思いますね。


マツリカ
愛らしさ威勢の良さを兼ね備え 神への願いも届く祭李か

お待たせしました本家本元の 茉 莉 花!!

マツリカ…よりも「ジャスミン」の方が聞き馴染みはあるかも?ジャスミンティーを頻繁に飲まれている方もいらっしゃるかもしれませんね。
花の白いこと、そしてティーにもなりますその優雅で甘い香り…花言葉は「愛らしさ」「優美」、そして「官能的」…ってそんな祭まだ早いんでぃッ!!!!
でもまぁ「愛らしさ」「優美」についてはそう引っかかるもんでもないですよね。むしろビスクドールのようなその出で立ちはたいそうかわいらしく…こういうところを文章に書き起こすのは難しいものですね…。

さてさて「神への願いも届く」という祭の神事的な面を捉えたこちらの歌ですが、マツリカひいては「ジャスミン」その名の由来は「ヤースミーン」すなわち「神様からの贈り物」という言葉が由来となっております。
神様からの贈り物を通して神に今一度願わんとする…そういった要素を感じ取れる歌でもあること、そして祭李ちゃんがすっごくかわいらしいこと。

それらの点を押さえた上で飲むジャスミンティー、いかがでしょうか。


さてここからさらにプラス15作、知識と発想の豊かさをジャンジャン楽しんで参りましょう!



「ヒトリシズカ」
沈む過去手を差し伸べてくれた人 いまのわたしはあなたのおかげ
「フタリシズカ」
手をつなぎあるいていくよどこまでも 大好きな人と大好きな皆と

ヒトリシズカ

眉掃草(まゆはきそう)、あるいは吉野の山に由来する「ヨシノシズカ」なんてのも。

一人ひっそりと美しい花を咲かせ…誰の目にもつかないまま 散っていく…。
それはまるで、舞の名手であった静御前の悲劇的な恋のようで、そしてその美しい舞姿のようで…
そうしたところから来る和名に花言葉は「愛にこたえて」「隠された美」
その生態は実にか弱いもので…って耐寒性であったり耐暑性はそんなに悪いこともないのね…
定規一本で計測に事欠かないようなその大きさと、その葉の柔らかさというもの、実にこぢんまりとしたかわいらしさを持つものです。

フタリシズカ

狐草(キツネグサ)、早乙女花(サオトメバナ)…は他の花と被る別名であったり。

一人から二人へ、花言葉だって「いつまでも一緒に」へと変わり…とヒトリシズカからのわかりやす~いハッピーな変化を感じさせる、こちらフタリシズカ。
開花時期が1か月ほど遅くなったその花はヒトリシズカより2倍も3倍も大きくなり、なんなら栄養状態次第で花穂は増えちゃう増えちゃう。
静ちゃんと恋太郎くん…だけではなく3人目=凪乃の存在なんかも感じさせるような、上の写真に見える3本の花穂の存在はそういことでございます。

「いつまでも一緒に」と来れば珍しく順位のついた投票企画の栄えある1位でお馴染み、第38話「カラオケ・クライシス」で披露された静ちゃんのお歌…その一節二節「手を繋いで笑おう♪大切な皆と一緒に——♪」「ずっとずっと大好きだよ——♪」を思い出すものですね。う~ん崇高なる世界に触れた…

さてフタリシズカ、「二人静」…教養の深い読者様ならパッと思い出される方もいらっしゃるのではないでしょうか。この日本にて先人たちが取り扱ってきた「二人静」というテーマについて。

本当にほんのちょっぴりかじる程度に留めておきますが、書いておきたい世阿弥に語り継がれると言えば能の「二人静」。勿論上記の舞の名手「静御前」をテーマにした悲恋の物語。そしてそして…。
古くは奈良時代の「万葉集」から「つぎね(次嶺)」として語り継がれれば、室町時代には能となり、大正にはあの与謝野晶子に”むしろ隣り合うように咲く花であるからこそ”持つ その切なさを詠まれるところとなる…そんなお花がこの「フタリシズカ」なのです。

無論その悲恋の物語に従わないこの短歌をここで唐突に批判し始める…そんな気は毛等もないと言いますか、むしろそういった悲恋の物語とは対照的に「好本静」は幸せな恋の物語を綴る筆となっている…そこに見出せる趣というものにいとあはれなるものを感じずにはいられないものです。


凪乃「月下美人」
一晩で萎んでしまうこの花は 寝ずに見るのが効率的

愛々「月下美人」
咲く前に終わらせようとした恋を咲かせてくれた最愛の人

ナイトクイーンなんて呼ばれ方も。一夜限りの淡い夢…。

たった一夜だけ咲くゲッカビジンの淡く消えてしまうような儚さ…
それはまさしく、いついなくなってしまうかもわからなかった登場初期のミスディレクションを思わせるもの…

という次第でございましてゲッカビジンは月下美人、主な花言葉は「艶やかな美人」「はかない恋」。
凪乃の項でも紹介しましたゲッカビジン、名前もその姿も花言葉もどれをとってもうつく…?しい…!でいっぱいなものです。
そして凪乃の項で注目した美しさの要素は、美々美先輩の虜にされて虜にして止まない愛々ちゃんにおいても言えることですね。
今もなお作中トップクラスの座を維持しているそのプロポーションを「艶やかな美人」と称すことに申し分はないでしょうし、凪乃の項ではあっという間に終わりかけた一目惚れと捉えましたが、愛々ちゃんにおいても恋太郎くんがミスディレに勝っていなかったら終わってしまっていた…「はかない恋」であったことに違いはないでしょう。
両者において恋太郎くんがすごいや…

二つの歌においてはまさにその「はかなさ」に注目をしたもの。
愛々ちゃんにおいては上述の通りですが、凪乃においてはゲッカビジンの花が咲くのを待つ…その時間を切り取った歌になっていますね。
メルヘンも勧める睡眠よりもゲッカビジンの観察に時間を割くというもの…どちらが有意義な時間であるかを考えた末の決行であると思えば、味わい方も変わってくるものでしょう。加えて誰と一緒に観察に臨んでいるのか…そういう点を想像してみるのもよいでしょうね。

さてさて、太陽が美々美先輩であれば凪乃は月…それでは愛々ちゃんは地球?それとも衛星?
…こんな風に捉えるのもアリだとは思いますが、せっかくなのでロマンチックにミスディレクションなんかも合わせて、「皆既月食」や「皆既日食」なんかに注目してみるのもアリではないでしょうか。
その場合隠れるのはそれぞれ月か太陽かであるから、伴って愛々ちゃんがそのどちらかになるというお話…

…と書きつつも星のことはよくわかりません、科学的な話を嚙み砕くのもさすがに骨が折れます。ただ星のロマンは心でわかる、感じられるもの。
「星座×IOO力ノ」であったり「天体×IOO力ノ」があってもイイと思うんですよね~。な~んつって。


羽々里「ルピナス」
後悔に沈んだ日々もあったけど 今の私はいつも幸せ

和名: 昇藤(ノボリフジ)立藤(タチフジ)
食べると気持ちが明るくなる~~~けどシャ〇ではない!!!!

主な花言葉は「想像力」「いつも幸せ」
ルピナスを食べると気持ちが明るくなったり想像力が高まる!というヨーロッパでの伝承に由来する説ふぁ主流でふゅ~ゥ。
ファミリーの赤ちゃん姿やアイドル姿、メガネ姿などいろいろと想像に想像を張り巡らして!
ファミリーにも読者ちゃん達にもオールウェイズ幸せを届けてくれる羽々里様は女神様にございます。想像を行動に移すその姿に私たち読者ちゃんたちは本当に幸せなものを見せてもらっています。ゴスロリ回なんかでも羽々里さんのはたらきがはっきり表れていましたね。

また「後悔に沈んだ日々」…後悔の中には得ることのできなかった高校生活であったり、パパ里さんに関することであったり…そういった点についての「想像」があったことも忘れるなかれってもんですね。
幸せの重みがあまりにも変わってきますので。

色別の花言葉では、青色の「母性愛」、黄色の「多くの仲間」、そしてローズ色の「珍奇」が解釈のしどころでしょう。
「母性愛」は言うまでもないものとして、「多くの仲間」についてはファミリーに入るまでの羽々里さん、そして今の羽々里さんを思えばなかなかに泣けてくるものではないでしょうか。思う節があればどうぞ筆をお握りになって😉
ローズ色の「珍奇」は、ローズ色のルピナスにはなかなかお目にかかれないことに由来してつけられた花言葉になっています。実際ルピナスは紫や白色辺りが多い印象ですね。

その奇異性、希少であることについては花園羽々里というキャラクターもそうであると言えるものではないでしょうか。

れっきとして彼女の1人にして彼女の母親です。

エンディングを買い取ってしまいます。

いくらラブコメ、ラブギャグといえどなかなかお目にかかれないキャラクターなことにちげぇねぇでしょう。
それにしても「想像力」「母性愛」「多くの仲間」「珍奇」…。
なかなかどうしてお花ってすっごいもんですね。


育「麦」
ふまれてもふまれてもなおふまれるをごくりとのどを鳴らし見つめる

越年草(トコシエグサ)去年草(コゾクサ)…年にゆかりがあるもんだね~。

麦にも花はあります。果物にあり樹にあり雑草にありコケにあり…麦にだってモチのロンであります。
「富」「富裕」「希望」「繁栄」。この世のすべてを手に入れたかいぞ…
さてさてなかなか財産的なものを感じさせる花言葉、そりゃ麦というもおんは古くから収穫の象徴や金銭として取り扱われてきたものですし、そうなるのも納得ですね。ありったけの夢かき集めちゃう。

明るいイメージは行くと通ずるものが…ってこれだとちょっと成金の育概念が出てきちゃいますね。成金…凛ちゃんと組んでみたら極道とかのそれっぽくなるかもしれませんね。釘まみれのバットでのケツバットはダメでしょうけど。

それはそれとして、この短歌で指している「ふまれてもふまれても」とはなんでしょう?なんとなく想像はつくものではないでしょうか、稲作の工程の一つ「麦踏み」であること。
JA堺市が子ども向けに簡潔にまとめてくださっています…がなんか文字の勢いがすごくてビックリしちゃったな…この筆者が言っていい・書いていいセリフでないことは重々承知ですが…。

要するには冬の乾燥や風、霜柱の発生など寒さによる害への対策として、麦踏みを行うのだとか。
そしてこの歌はそれに対するアツい視線…憧れかな…?
蹴りの強いエイラさんこそいるものの、踏むことに特化した女王様系の彼女ちゃんってまだいませんよね~。(先先輩は…うん…)

恋太郎ファミリーの農業体験ってのもよさそうですよね。山女ちゃん関連回を感じさせるところもありますが…稲作特化回とかなら服に泥がつきまくって一歩一歩が重くなること…その状態でぬかるみにはまることなんかを喜びまくる育とかいますよね。とてもよきよき。


育「スミレ(1/9誕生花)」
この花が咲く頃君と出逢ったが 想い人いる君知り痛い

実はスミレを掛け合わせて生まれたのが「パンジー」だったりしちゃってる

さぁスミレ…ってえぇ!!!?芽衣さん×育ですか!!!?いいんですか!!!?マジですか!!!?やったぁ!!!!単行本表紙コンビ、「目で愛でる」の芽衣さんと合わせてスミレコラボレーションの完成でございます。
…という次第でございまして主な花言葉は「謙虚」「誠実」…に加えて色別なら黄色「つつましい喜び」「田園の幸福」、あるいはピンク色の「愛」「希望」、白色の「無邪気」「あどけない恋」であったり…。
芽衣さんが紫の落ち着いたスミレであるとしたら育はエネルギッシュでスポーティな黄色のイメージ…ってことはその花言葉を考えるワケですが、「田園の幸福」といえばさっき麦を見たばっかりなもので、思い出すまでもなくいいろいろ湧き上がってきますね。

…となってきますと「つつましい喜び」か、ここで立ち返りたい短歌の含む失恋の気持ち。歴代ビビーン!!回の中でも屈指の名シーンかつロジカルな展開であるとして名高い(当社比)、失恋前提の告白に際しての心境を詠まんとしたものですね。
「この花が咲く頃」も当然春頃…広くとって3月~5月を示すものです。
まさに恋人…恋太郎くんが凪乃と手をつなぐその姿を見つけるまでに抱いていた気持ちがまさしくこの「つつましい喜び」=誰かと野球をすることの確かな喜びというものでした。

何が面白いって、この「つつましい喜び」とこの短歌の胸の痛みと対照的…というか段違いなとんでもない「快」がその後ろに控えていることなんですよね。心境のめまぐるしい変化の中でも、確かに嬉しい・苦しいの感情があり…だからこそ後の爆発が極まったものになる。そういったことを感じられる歌ですね。

スポーティなイメージとして黄色のスミレをトップに置いたけど
イメージカラー的にはまさしく「菫色」のものもアリだよね~


愛々「芍薬」
恥じらいて姿くらますこともある11人目の恋しいあなた

芍薬、枸杞(ヌミグスリ)夷草(エビスグサ)貌佳草(カオヨグサ)などとも。雅ね。

主な花言葉は「はにかみ」「恥じらい」
夕方には花を閉じてしまう生態、はたまたイギリスに伝わるはにかみ屋な妖精さんに由来するなどさまざまな説が見られます。
説明しろと言われたらちょっと困る「はにかみ」、それは単なる微笑みではなく恥ずかしさや照れくささを伴った控えめな笑顔…そういったものなのです。
まぁ「はにかみ」と「恥じらい」は概ね近しいところにあるものということでどうぞご理解くださいませ。そんな「はにかみ」も「恥じらい」も、両者ピッタリ当てはまるのがちゃん愛々その人。
少しでも恥ずかしいことがあるとミスディレをしてしまう登場初期から今では耐性がついたもの…それこそ「はにかみ」でその場を過ごすようになった、そのような姿が見られるものですね。

写真はゲッカビジンに続きまして黒の背景に白色のシャクヤク…とコントラストの方を重視させていただきました。ピンク色においても白色においてもその姿のすべてが隠れそうにないシャクヤク、花を閉じて一部分だけを隠すというそこに感じる趣が何分ちゃん愛々のチラリズムのように思えるところもありますね。
そんなにチラリズムあるか?あるでしょ。


知与「藤」
枝分かれ幹は同じの千代の藤 薄紫に色づき香る

二木草(フタキグサ)、品種によっては「八重黒竜」

サクラやヒマワリに並んで様々な芸術作品で描写の対象になりがち…な気がするのは筆者の中だけなものか、藤の花言葉は「歓迎」「恋に酔う」「忠実な」「優しさ」「決して離れない」など。藤のその姿に女性らしさを見出すことに由来…ギチギチのツツジでも見られたものですが、藤もまたギチギチの美しいお花と言えるでしょう。

自分の責務に「忠実な」姿である一方、ときには「恋に酔う」なこともある「優しい」中学一年生の女の子…そういったところでも書けそうですが、筆者として注目したい花言葉は「決して離れない」
屈指の名曲 スイートサイン中の歌詞「けっして消えない 色を描くよ」「ずっとほどけない 円を描いて」も思い出させるようなこの言葉。
知与ちゃんにおいては母親との離別…そしてその形見でありトレードマークである眼鏡をずっと離さないこと、そこに「決して離れない」という強い意思を感じるものです。
また、知与ちゃん…ひいてはファミリーのみんなこそ知らないものの、この作品の根底にある「DEAD OR LOVE」。その点においてファミリーの中で深い愛情が育まれて止まることがないのは、DEAD=死に転じて 離れてしまうことなど決して起こさない・有り得させない…そんな恋太郎くんの心持ちまで感じさせるような、そのようにも取れそうですね。

色ごとの花言葉によっては白色の「可憐」は言うまでもなく、「懐かしい思い出」には幼少期…知与ちゃんママがまだご存命であった頃の伊院家の記憶にも通ずるものがありそうですね。

さて「千代の藤」と来れば思い出す相撲回、拝命していた「知与の富士」。
…というのもありますが、この歌で注目すべきは藤の成長と知与ちゃんの成長とを重ねているようにも思えるところでしょうかね。
千代…長い年月を重ねて紫の色の広がりを増していく藤と、今まさに体も心も成長のさなかにある知与ちゃん…健やかに育ちな…!


山女・恋太郎「花占い」
花びらも生きてるんだどじゃあ俺が 花びらつまぬ方法探す

花占いと言えば花弁が奇数枚…妹によく似合うマーガレット。
嫌い、嫌い、嫌い、嫌い、嫌い、嫌い、好き!!!!

ここで閑話休題…お花と私たちの文化的な生活にも目をやってみましょう。
その最たる例…かどうかはさておき、お花とラブロマンスのつながりとして「花占い」があること、なんやかんやIOO力ノでは描写がないものですし…もしかして初耳って方もいらっしゃったり…?
花びら一枚をちぎってちぎって、「好き」「嫌い」「すき」「きらい」…と交互にちぎって最終どっちが出るか?というちょっと算数ができればロマンが吹き飛びそうな遊び…う~ん、昨今の生命倫理とかコンプラにおいて遊びで花を 命をつまんでちぎるってのはあんまりよくないのかも…?

さぁちらっとIOO力ノと花占いについても言及しましたが、コンプラ以上に、IOO力ノにおいて大事な事と言えばそりゃ山女ちゃんの気持ち。
生きとし生けるものその全てに愛を施す彼女にとって、そりゃ花占いはちょっとしょんぼりしちゃう行いになること…言われてみたら確かにそうだなぁとなるもの。
ならばどうするか!それを恋太郎くんと一緒に考える…お花眺めながら?たとえ答えが出なくとも、二人で共有したその時間のステキなこたぁ変わんねぇよなぁ…と思いつつ、恋太郎くんの発想力の豊かさであれば「命をつままない、かつ 結果次第で悲しくなったりしない」ハッピー花占いを生み出してくれそうな気がしますね!!

なんというか、「はじめてのチュウ」のスゴ技の印象が強くて強くて…


ヤク「シャクヤク」
米寿すぎ卒寿も近い彼女だが なおもかくしゃく薬膳ヤクさん

「しゃくやく」と「さけやけ」って子音が似てるよね
(さけやけヤクさんってなに????)

ヤクシャク再び!ん????「はにかみ」「恥じらい」のシャクヤクですね。ここでは「シャクヤク」と「ヤク」、そして筆者としては見慣れない…「かくしゃく」の言葉遊びが重要でしょう。
さてさて「かくしゃく」とはなんであるか、言わずもがな「赫灼」のことで…って考えてしまうあなたはきっとヒロアカがお好きなようで。いいよね。筆者も好き。
おふざけはほどほどに「かくしゃく」、漢字では「矍鑠」というものでございましてその意味は「年をとっても丈夫で元気のいいさま」、こりゃヤクさんだな…!
その元気であることは、不老不死の薬が見せる肉体的な面の話に限らず、愛娘と孫、楠莉先輩であったりはたまたファミリーの活気に影響されて精神的にも元気に生きている…と取れそうですね。これからもどうかお元気で。


ヤク・恋太郎「よもぎ」
よもぎはな揉むと薬になるのじゃと 教えてくれた年上のひと

よもぎよもぎだ。

主な花言葉は「幸福」「平和」など。女性の健康の守り神であるアルテミシスの名が学名になっていて、そこに花言葉も由来します。女神降臨祭。
これは第75話「楠莉先輩のおばあさん」抜きには語れませんね。
ヨモギは古くから草餅・天ぷら・汁物の具などさまざまな方法での活用が試みられてきたもので、第75話内には傷薬として出てきています。
そうした話を通して恋太郎は平和でなかった戦時下、ヤクさんの昔に思いを馳せることになっていき…という風にヨモギは話のキーパーツになっていました
若かりし頃のヤクさん、野澤先生のTwitterにて全体像が公開されているのでいろいろと想像してみたりするのもいいかなぁと。

これは第75話からの勝手な想像ですが、あの恋太郎にヨモギについて教える描写をヤクさんはたぶん幼き頃の楠莉先輩にもしていたと思うのです。
たぶん楠莉先輩もあの調子だとフィールドワークでたくさんケガしてきただろうし、ヤクさんはヤクさんで孫がかわいくてしかたなかったと思います。


騎士華「しょうぶ」
騎士道を貫くために勝負して 己を磨くが赤ちゃんになる

ショウブは花の中心に黄色が見られるのがわかりやす~い特徴。

ショウブとアヤメ…同じ「菖蒲」でありながら、それぞれは「ショウブ科」と「アヤメ科」であって、外見にも決定的な違いを持つ…それを踏まえましてショウブ、見て行きましょう。
主な花言葉は「嬉しい知らせ」「優しい心」「優雅」「心意気」。端午の節句との関係性や、花の下に垂れ下がる…その柔らかなところに由来するようです。

ここでは言葉遊びとして「しょうぶ」を「勝負」としたことが重要ですね。
「心意気」と絡めることもできるでしょうか、決して逃げない己を曲げない…そういう「心意気」から来る騎士道のための勝負、そして赤ちゃん…。赤ちゃん…。これでいいのか…?
赤ちゃんから考える(←????)ならば、恋太郎ファミリーにおいて騎士華先輩が赤ちゃんになれるのは「優しい心」の賜物である、そう捉えてみるのもよさそうですね。

また、「端午の節句」が由来する~とも書かせていただきましたが、端午の節句 勿論5月5日は「子どもの日」。うん。
赤ちゃんの日は誕生日である10月10日だけど…赤ちゃんが「子ども」の範疇に入らないかと言われても…でもなんか譲りたくないものがあるな…?なんだこれは…?


凛「アマリリス」
流れた血それから咲いた花という美しいけどバイオレンスわ

咬吧水仙(ジャガタラスイセン)、金山慈姑(キンサンジコ)紅筋山慈姑(ベニスジサンジコ)
つっよ…

「輝くばかりの美しさ」に「誇り」…これは「すわ」は「すわ」でも美しい私の「すわ」ですわ~!!!!と以前のシリーズでは美々美先輩の項で扱わせていただきましたアマリリス、今回は一風変わったアプローチになります。
「流れた血 それから咲いた花」とありますように、アマリリスはとある恋に悩む少女が矢で自らを傷付け、そこから地面へと零れ落ちた血から咲いた花でして…っていつものギリシャ神話のそれですね。
ちなみにその花がきっかけで少女、その名はアマリリスちゃんの恋のお悩み
は解消したんだとか。
これなら確かに「バイオレンすわ~!」の「すわ」です。完成した暁には諏訪大社にでも行ってこようかな。鎌倉dance。

さて神話からのアプローチから帰ってきまして花言葉で「アマリリス×凛ちゃん」を見るならば…色ごとに見られる白の「内気」であったり「臆病な心」…そういったところがファミリー加入その直前の凛ちゃんを感じさせるもの、そういう風に取れそうですね。
好きな漫画は?と問われて「IOO力ノって作品で~!」と返すことにはまだま勇気のいるもので~ってなんの話?それは凛ちゃんにとってのバイオレンス趣味の話~。
凛ちゃんが恋太郎くんにその胸のうちを明かすことになった決め手が、それまでひたすら隠してきたバイオレンス趣味の露呈であったこと…というかそもそもビビーン!!回の主軸がそういうものでしたよね。
今思えば恋太郎くんよりも凛ちゃんの視点から描かれた部分の多かった、珍しいビビーン回だったのか…。ということはさておき。

アマリリスが花言葉に持つ明るさと暗さの二面性、はたまた凛ちゃんがお嬢様として世間には隠していたもう一人の自分…そこに感じられる親和性、実に趣深いものですね。


凛「椿」
落ちる様切られた首のように見え不吉というけどバイオレンスわ

よくよく考えたらこの冬の時期にはちょい縁起悪いかも!!!!

ツバキの花が丸ごと落ちる様に見出したバイオレンス…不吉だからとダメなんてワケがない!それも含めてバイオレンスであることを愛する、そんな凛ちゃんの心を感じさせる歌ですね。
詳しくは「目で愛でる」ツバキの項を参照されたし。

数「一二三」
一初に二色卯木に三角草 花の名前に数の名前が!

イチハツ・ニシキウツギ・ミスミソウ

一初、アヤメのお仲間。水蘭(スイラン)鳶尾草(トビオクサ)…かっちょよくない?
二色卯木、または二色空木。錦は飾っていないことに注意!
三角草、雪割草(ユキワリソウ)4種の一角だったりするね。

さて初見で3つとも読めましたでしょうか、一二三のくくりにのっとって、こちらも3つセットで話を進めて行きましょう。

花言葉はそれぞれ…
イチハツが「使者」「火の用心」「純粋な心」など。
ニシキウツギが「移り気」ウツギそのものは「風情」「乙女の香り」など。
ミスミソウが「自信」「はにかみ屋」「信頼」など。
…どれから対応していったものかという感じですが、ぶっちゃけた話肝心なことは歌の通り「一二三」が「イチハツ=一初」「ニシキウツギ=二色卯木」「ミスミソウ=三角草」で揃っていることの喜びにあるので、花言葉を考えすぎるのも野暮ったいような気もします。

ただ注目したい、イチハツの「火の用心」。火災を防ぐ植物だったと信じられていたことから来るこちらの花言葉ですが、不思議なことに数とのビビーン!!回との関わりを持つものであること…わかりますね?

そう、火の用心ポスター!「4つのチェックで火の用心」から恋太郎くんは「もしや…?」と初対面の数の”何か”を考えて…?って確かに素敵な事なんですけど「一・二・三」のインパクトの方が強く思えますね…


数「スノーフレーク(1/23誕生花)」
好きなこと好きなひとには純真に 笑顔を向けるひとひらの雪

スイセンと並んでニラっぽさ…とそれに対する毒のヤバい子。

その清らかなイメージに、かわいらしい姿から来る花言葉は「純粋」「純潔」「汚れなき心」「純真な心」「美」。
…ってこれスズランの花言葉と違いますん?姿カタチもスズランとよう似てますし…。まぁそれもそのはず、こちらスノーフレークは「鈴蘭水仙=スズランスイセン」という別名を冠しているのです。
スズランとのわかりやすい違いは花弁の先端についた緑色の模様。真っ白なスズランの花弁もよいものですが、こちらのチャーミングな感じもかわいらしくてイイですね。

シリーズでは芽衣さんによく似合うお花として取り扱っております鈴蘭。
めっちゃ単子葉類の平行脈ですね。

ちなみにスノーフレークはあのヒガンバナ科のスノーフレーク属に位置しているお花…これは単行本表紙コンビにして恋バナをしたい・聞きたいの関係性でお馴染み「凛ちゃん×数」を感じさせてくれるものでもありますね…!
「目で愛でる」のヒガンバナの項ではその毒性について言及させていただきましたが、こちらスノーフレークも同様、その実には毒性を持つので口に入れたり直に触ったりするのは結構危なかったりします。
「鈴蘭水仙」…の「水仙」も毒性でお馴染み…というお話は少し後に置いておくとして、毒性とか苦味で海水舐めての「しょっぺッ」が思い出される…というかそういった部分的なところに限らず、無知の危険性のようなものを感じたりしますね…。
勿論それほどまでに数字にゾッコンというのも素敵なことですけどね。


ファミリー「あやめ」
選ばないみな幸せにするのだと あやめ花咲く素敵な彼女

アヤメの花の付け根には網目状の…まさに「文目」があるのね。

主な花言葉は「よい便り」「朗報」「雄弁」「知恵」。
詳しくは
「目で愛でる」章の詩人ちゃん項もご照覧あれ。

さて恋太郎ファミリーとアヤメ、「三人寄れば文殊の知恵」の究極系的な「100人ギチギチ文殊の知知知知知恵恵恵恵恵」であるかもしれんなぁ…といった与太はほどほどにしておきましょか。
ここでは「あやめ」、漢字に書き起こすと「菖蒲」…なのはそうなんですが。これとは別に「文目」表記について考えることもできるでしょう。
そちらの場合の意味は「織物や木目に現れた模様、色合い」であったり「物事の道理、筋道」…といったものですが、ここではどう捉えたものでしょう…。

ファミリーにおける恋太郎くんの愛とは「1/100ではない×100」愛であること。これはファミリーの名も無い頃、羽香里と唐音に迫られたときから恋太郎くんの「信念」であるということ…はわかっていただけるでしょうか。
たとえそれが「義務」とまで言えてしまいそうな運命であったとしても、告白をして愛を誓うというのであれば筋道を通さなければならない…「あやなし=筋道の通っていない」ことは許されない、そういったところにつながりを見出せそうであることが一つ。

そしてもう一つはとりどりに咲く彼女ちゃん達…その多種多様さと絡まり合う様子がまさしく「文目」のようである、美しい織物のように交差しているものである…そういった風に捉えることもできるでしょうか。

こういった解釈を踏まえてみれば、「目で愛でる項」にて書かせていただいた詩人ちゃんとアヤメについてのつながり…というのも味わいが変わってきそうなものですね。


…見返す際には冒頭の目次からのぶっ飛びをオススメします。目的の記事に飛ぶまでが長すぎて筆者でも一苦労…って感じですので。
それにしてもここまで来たんですよね~。スクロールのバーから感じ取っていただける通り、このnoteもいよいよ終幕へと向かっております。
ミモザさん作の短歌も次がラスト…プラスで先ほど後述するとしたサクラの歌が残るぐらいです。

それでは後半戦のさらに後半戦も気合いを入れて執筆して参りましょう!!!!
読者の皆様に楽しみを提供できるように!!!!!!!!
うおおおおおおっ!!!!頑張るぞ~~~~~!!!!!!!


羽々里・胡桃「あやめ」
くるみちゃんデュフフフデュフフくるみちゃんあやめてやめて通報やめて

撤収!!!!撤収ゥ~ッ!!!!!!!!!!!!!!!!






本当にこの歌ほど解説が野暮ったいものもないでしょう。
あれだけイイムードだったアヤメと文目…と来てこんなことになるとは…羽々里様恐るべし…!

改めまして当企画へのご参加ありがとうございました!


詠めや詠め 歌えや歌え ふるき心

ここからの短歌3作品は「ああああ」さんからいただきました!
杜撰さに光るもののある(さいあく!)私のnoteを愛してくださって、そんでもって校閲してくださる優しい方ですね。
一見 なにがなんやら…となるかもしれませんが、一つ一つの要素を解いていけば十分その意味を理解できる…読解しがいのある作品となっております。
後半戦の後半戦、今一度フィーリング読み取りハートを高ぶらせてまいりましょう。え?そんなワード初登場だって?うん…。

美々美・凪乃
水仙が 水面をいくら 見つめれど そこに映るは あの人の美

スイセン

水仙、雪中花(セッチュウカ)ナルシサス

花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」。ギリシャ神話由来シリーズでもこれは有名、呪いをかけられ湖に映った自分の顔の虜になってしまった高慢な美少年ナルキッソスのお話由来ですね。ナルシストでお馴染みお馴染み。
じゃぁナルキッソスが花になったのがスイセン…というワケでもなく、スイセンがうつむいて咲くのがナルキッソス由来であるというちょ~っと変わったつながりとなっています。全部変わってると言われますと、そりゃそうなんですが…

さてそのナルキッソスの話を知った・思い出した上で再度上の歌を味わってみると、そのいかにダイレクトな表現であるかはすぐにわかるものでしょう。
筆者の解釈としてこの歌は【美々美先輩→凪乃】の形を取っていると思うものですが、逆に捉えることができないこともなさそうでしょうか…う~ん。

原典においてナルキッソスがかけられた呪いはいわば「自分自身を見続ける」呪い。それとは対照的に「自分が映らず 自分以外の誰かのみが浮かび上がってくる・見続けることになる」呪いは、さながらビューティーコンテストの屈辱にしてあの日から始まった美々美先輩から凪乃への執念…そういったもののように思えます。
一方ファミリー加入後の凪乃にとっても近しいことが言えそうであるもの、ビューティーコンテストのあの日に切り捨てたものがどれほど大きいモノであったか…。特に文化祭リベンジにおいて、美々美先輩からコンテストへの参加を提案されるまでの心の重苦しさはいかほどのものだったでしょうか…。

すぐに あるいは後追いで青に映る呪いとなった両者にとっての「あの日」。
その呪いは鮮烈な光を持って解呪と至りましたが、二次創作においてはこれからも大きなテーマの一つとして扱われ続けるだろう…そんな気がするものです。


愛々 いちじく
ぬばたまの 髪の奥実る いちじくよ 淡い恋は 果実の内に

無花果、南蛮柿(ナンバンガキ)唐柿(トウガキ)…中国由来説も西洋由来説もあるんよね。

イチジクの花言葉は「子宝に恵まれる」「実りある恋」「裕福」「多産」。一つの木からたくさんの実がなることに由来するようです。
花言葉から愛々ちゃんについて思うことは…う~んなかなか難しいお題ですね。「実りある恋」というのもぶっちゃけ抽象的すぎて難しいものがある…

ですがイチジク…「無花果」と称される理由である、その生態の面からはイチジク独自の親和性を感じることができるのです。
「無花果」、「花の無い果実」と取れるように イチジクは外側にお花を咲かせません。イチジクの白い花はなんと実の内側に咲いているのでこれを「隠頭花序いんとうかじょ」と呼んだりもします。
花を中に包み込んでいるその姿は、まさに淡い恋を包み隠しているような…と言ってもそんなにファンシーな断面でもなかったりします。写真を置いていない時点でお察しください。

さて一方「ぬばたま=射干玉」、古文でお馴染み 後ろに黒色を付けるお約束の表現。「枕詞」ってやつですね。「ぬばたまの髪」は当然黒髪、それもこの歌では愛々ちゃんの黒髪。
それではその奥に実る、淡い恋を秘めているイチジクの実とはなんであるのか…?
筆者としては、髪の毛に隠れる「目」のことを暗に示しているのではないかと考えております。「淡い恋を果実に秘める」という要素には、眼球に焼き付くビビーン!!の感覚…それから抱く恋の心地…な~んてところに通ずるものがあるのではないかと思いましてね。
(某育凛でぜひともプレイしてほしい超大作アクションRPGで「実」と「眼」に関する表現があったのが思い出されたりもしていて…)

ちなみに上の写真が「ぬばたま」なのですが、見ての通り植物としても実在しています。その場合の名前は「ヒオウギ」でお馴染みですね。ホントに?
ヒオウギ、さすがに終盤に差し掛かってきたこのnoteであるというのになにやら冒険の始まりのようにも思えてくるような…どちらかといえば筆者はカノコタウンの方の人ですが。

檜扇・烏扇(カラスオウギ)、アヤメの仲間。

さて、本筋は「ぬばたま・イチジク」の方であっても一応押さえておきたいヒオウギの花言葉は「誠意」「個性美」「高貴」など。悪霊などから身を守ってくれる存在として扱われていたことに由来するようです。
こちらの花言葉では愛々ちゃんとの結び付けもそう難しくないですね。
自分が何かを任されるとなったとき、たとえ恥ずかしくても・怖くてもその役目や責任からは逃げない「誠意」の感じられる態度であること、筆者的に推している愛々ちゃんの「美しさ」であると思うものです。
悪霊除けとしてのヒオウギと捉えるのなら、妖怪大戦争で見られた口裂け女に対する「ボマードボマード!!」も思い出されますね。

とは言いつつも愛々ちゃんと「ぬばたま」の並びなら注目すべきはその純粋なる「黒」についてですよね。
上…のさらにその上の写真でわかっていただけるでしょうか、ここまで多種多様なお花を挙げてきたもののあまり見られなかった黒色の個性的であること。
ダリアやユリ…これらの他にも黒色のお花はありますが、この日本において特別その黒に注目されてきたお花…この「ぬばたま」という表現を持つヒオウギの右に出るものなどないのではないか…そしてそれは愛々ちゃんの比類なき黒さと通じるところもあるのではないのか…、ここまでシリーズを書きながら今そう思うものです。


さて残り一作は「サクラ×羽々里」で詠んでいただいたものなのですが…ひとまずここで当企画へのご参加ありがとうございました!と綴らせていただくこととします。


三者三様 サクラを詠む ~3!!!!~

やはりIOO力ノという作品においてはド定番…!ということでいただいております、三者三様の「サクラ×IOO力ノ」を言葉で表現した作品!
視点の違い、組み合わせ方の違い…

サクラ (ミモザさん作)
春行かず夏がまだ来ぬ梳杉の  桜は散らず彼を見守る

羽々里 (ああああさん作)
桜花 猛く気高き 美しさ その根に眠る 初恋ゆえに

浅川さん(メンチカツくん作)
桜咲く 横目で俺は 君に散る

主な花言葉は「精神美」「優美な女性」「純潔」
日本の国花として日本の女性、いわゆる「大和撫子」に由来しアメーリカパトロール!?!?!?
サクラにはソメイヨシノにヤマザクラにシダレザクラ…といろいろございますし、以前別のnoteでは個別に注目したこともありましたが…今回はサクラ全体をまとめて解釈することとしていきましょう。


サクラ (ミモザさん作)
春行かず夏がまだ来ぬ梳杉の  桜は散らず彼を見守る

春と夏の付け合わせ…知らない人はいないであろう百人一首の2首目、持統天皇作の「春過ぎて夏来るらし白たへの衣干したり天の香具山」を思い出しますね。意味の方は大丈夫でしょうか?
夏空の青と衣の白さのコントラストが美しい、夏の到来を喜ぶ歌ですよね。

さて、こちらの歌ではどうでしょうか。
IOO力ノという作品においてはどうでしょうか。
なんとまぁ不思議なことに、200話を目前にして未だ春は行かず、夏が来る素振りもない…鬼不咲には今日もサクラの花が咲き、それはまるで恋太郎ファミリーの青春を謳っているよう。

一方色の面、こちらは「彼」とサクラの色合いに注目することとなりますが…コントラストがあるかないかで書くならば、ないこともないのではないかな…と思うものです。
イメージカラーで考えるなら「彼」とは群青色、髪の毛の色で考えるならこげ茶色を少し混ぜたような黒色…サクラのピンク色であったり白色である外見とは明度において大きな差があるものでしょう。

ん?明度?メイド…?鬼分咲 鬼分咲ィ…!


羽々里 (ああああさん作)
桜花 猛く気高き 美しさ その根に眠る 初恋ゆえに

さて羽々里さんとサクラ、まずは花言葉からアプローチして参りましょう。
「優美」
ファミリーを彩るためならなりふりを捨てお金の力でパワフルにやってのける羽々里さんですが、品や美しさも確かに持ち合わせています。
どこで見たか忘れてしまいましたが以前見た、羽香里のしぐさに出る育ちのよさはなんやかんや羽々里さん(とメイドさんたち)の教育の成果が少なからずあったのではないか…というお話を思い出すものです。
もちろん、教えられた品のある行動の実践には羽香里自身の努力も必要なもので、双方のがんばりを評価することも忘れたくないものですが。

他にも金持ちの家編の終盤、羽香里を命がけで救った恋太郎君への言葉や、ファミリー全体の中、時に年長者の1人として分別ふんべつのある行動に出れることの美しいことも「精神美」、実に優美なることでしょう。

さて「その根に眠る 初恋ゆえに」、言わずもがなパパ里さんの存在、そしてその証明たる羽香里のこと…同様の内容を書くたびにしんみりするものですが、こちらも最終的には今の強さ・美しさに帰属する話となっておりますね。
ただ単にその外見が先天的に優美であったり、立ち振る舞いが自身の利権のためだけに強くあるわけではない…諦めたライフイベントの一つ二つ、その多いことも含めすべては娘のためであり。また、娘が健やかに育ってくれるからこそ、自身の身にも力が入る…。
母として咲く そして父であるかのように強くもある…花園羽々里の姿というものを強く感じる歌ですね。


浅川さん(メンチカツくん作)
桜咲く 横目で俺は 君に散る

なんと浅川さんが出てきました。浅川さんが出てくる合作ってすごくないですか?我ながら結構感動しております。

それはさておきこちらの歌は言わずもがなIOO力ノその第1話、そのさらに冒頭も冒頭…中学卒業の日、浅川さんにフラれとうとう100回目の失恋を達成する恋太郎君…あの瞬間を切り取った歌になりますね。
アニメにおいても当然第1話の冒頭から繰り出されたこの瞬間、学ランボタンつけすぎ人間などもおりましたが、そのサクラの描かれ方はまさに圧巻…つかみから作画の良さを実感させたものでしたね。浅川さんの声もし~っかりしちゃっていて。(Twitterにて「浅川さん役を演じさせていただきました~」というお声が挙がっていたのもなかなかに感動したもの)

失恋、サクラ舞う卒業式という勝利確定演出の中での失恋…失意の恋太郎 略して失恋…。恋太郎くんもあのサクラ舞う校舎であそこまでの好感触でフラれるワケなどない、そう思っていたものでしょうか。

さてさてこの歌に見出したいもの、それはこの後のサクラについて。
といってもこの作品においてサクラがどうであるか…という話は「ファミリーの青春を謳っているようだ」などと書いたばかりですね。

そう、サクラは高校入学の前と後でその存在ががらりと変わってくるのです。
中学ではその最後の最後まで、まるでサクラに笑われるかのように恋における不条理さをぶつけられていた恋太郎くん。(今も昔も悪いのは神様だけど)
それが高校からは一変、嘲笑するかの如く咲いていたサクラは、恋を ファミリーを その運命を祝福するものとして咲き誇るようになった恋太郎くんにとってサクラはそのように思えるものになったのではないでしょうか。
今の自分にとってサクラがどうであるか…そこでアンサーソングのような作品も作れそうな歌である…そんな風に思いますね。

ということでこちらは「ボタン×ヤク」でも作品をいただきました「メンチカツ」くんよりDMで頂戴した作品でした。
それゆえにリンクはございませんが…感想などございましたら、ぜひともマシュマロなんかに書いてあげてくださいね。

改めましてお三方 当企画へのご参加ありがとうございました!!


…さて、ここではせっかくサクラを特別にまとめているワケですので筆者よりオマケを一つ。
といっても以前のシリーズで書いたものを持ってきただけになりますが、こちらも楽しんでいただけると嬉しいですね。

サクラ×ヤクさん ~陽光の射す~

日本で一番古い桜は実相寺の山高神代桜。↑ 推定樹齢1800年~2000年!?国指定天然記念物!!

サクラの花言葉といえば「精神美」「優美な女性」「純潔」など。
日本の国花ですね。サクラ自体は他の国、なんならアメーリカでも咲いているようですが、「お花見」は日本独自の文化であるようです。
和風の点も大事ですが、「精神美」「優美な女性」の面がヤクさんの大人をも超えた年の甲の成す立ち振る舞いにマッチしているでしょう。

さて、サクラが「平和の象徴」でもあることを皆様ご存じでしょうか。
このことは第二次世界大戦に由来しています。
かなり簡略化すると、以下の通りになります。

戦時下、とある農業学校の先生と生徒がサクラの木の下での再会を約束した。しかし、出兵した生徒が帰ってくることはなく、先生は悲しみに暮れた。
その思いを、追悼を胸に先生はどんな環境にも耐えうるサクラの品種改良を始める。30年、200種を超える交配の後生み出された「陽光桜」は先生とその息子により中国や韓国、フィリピンやミャンマー、ベトナムなど戦地となった国々に送られて、平和を彩る花を咲かしている。

これだけで収まる話ではないのでぜひ「陽光桜」などで調べてみてください。ヤクさんの知見であれば、おそらくこの話も知られているのではないかと思ったりします。

サクラの持つ美しさを主にすることもできれば、ヤクさんの境遇と重ねてちょっとしんみりするような世界を描いてみることもできるでしょう。ヤクさん本人がミステリアスを貫いているので謎な部分も多いですが、その分作品制作にあたっての考察のし甲斐があるのではないでしょうか。


そんでもってこちらは「お花×IOO力ノ」とはシリーズこそ別にするものの、後半戦にはサクラと季節についてかる~く書かせていただいた過去作になります。前半戦の内容込みでもと~~~~~っても軽いです。マジでノリと勢いで読める作品になっております。
サクラに興味を持たれましたら、その多様さの入り口にでもこちらをオススメしたいものですね。


伊院家、初めてのハワイ旅行

あぁ~知与ちゃん楽しそう!!ヒロおじさんも楽しそう!!!!
事あるごとにファミリーのことを思い出す知与ちゃん良…画面通話とかしてね…ってそういった点での良さもございますがこちらIOO力ノ繚乱はお花、オハナ~(一般通過夢の国フレンズ)特化の企画ですので、ここはなんと「オハナ~」とも関わりがあると言えないこともない「マオハウヘレ」で見ていきましょう。

マオハウヘレ

敢えてのマオハウヘレであることは重々承知ですが、マオハウヘレ固有の花言葉はないもので、一般的に知られているハイビスカスとしての花言葉で一旦進めていくとしましょう。
”神様への捧げる花”としてハワイで大事に…という言葉では足りない具合に…つまるところ「州花」として絶対的な地位を確立している、それがハイビスカス。及びそうやって大事にされていることにも関わらず、咲いた花のすぐ萎んでしまうその姿にも由来する花言葉は「繊細な美しさ」「あなたを信じます」「勇気ある行動」など。
知与ちゃんから恋太郎くんへの想い、逆に恋太郎くんから知与ちゃんへの想い…両者それは飾らないウソのない本心のものであり、親族だからといって茶化すもののない、互いに信じられる愛…。それも両者の「勇気ある行動」すなわち告白があったからこそのものであること、感慨深いものがありますね。

いずれにせよ親和性に素敵な意味合いのあることに違いはないですが、ここまでたびたびドンドンピシャリ、ドンピシャリ~なお花を見てきただけに な~んか決定的な要素には欠けるような…

さて作品の方に戻ってきまして、そうそうこちら当企画唯一の二次創作小説は「ポン」さんからいただきました!
「お花×IOO力ノ」ではいつもお世話になっております!ナデシコに始まり、次に見出した面白さはチューリップの枝咲きという生態の面…そして今回はマオハウヘレと小説の投稿と来ましたか~!フリーダムはトップハイ!
当企画へのご参加もありがとうございました!!

…と思っていますと?ポンさんから一通のDMが送られてきていました。

という次第でございまして、作者様本人による「伊院家、初めてのハワイ旅行」…そして「マオハウヘレ」の秘密をご照覧あれ。

(前略)
ハワイには「オハナ」という言葉がありまして、この言葉が意味するものが「家族」なんですね。
その上日本で言うところの血縁関係の間柄のみではなく、血縁を超えて信頼し合える仲間であったり運命共同体的な仲間も含まれるため、凄い恋太郎ファミリーみを感じまして…!(恋太郎ファミリーの中で知与を選んだのも家族である伊院家を触れることができるのも理由の1つです)  
そんなハワイの象徴である州花であるマオハウヘレを絡めて作品を制作したいと思ったのがこの作品の走りになります。
なので「知与×マオハウヘレ」でもありながら「恋太郎ファミリー×マオハウヘレ」でもある「お花」と「オハナ」のかかった作品でもあります!

ポンさんとのDMでのやりとりより

「オハナ~」とおっしゃられる夢の国のお友達、確かその映画も「家族」に関するお話なんですよね。お恥ずかしながら視聴できていないのですが…。
さて衝撃の事実の連続、なんと上述した「ことあるごとにファミリーのこと思い出す知与ちゃんええなぁ」の気持ちは見事に計算されたものでございました。「血縁を超えて信頼し合える仲間」、そういったワケなのですね…!

いつかファミリーのみんなでマジのバカンス(そんな偽のバカンスがあるみたいな…あったな…馬鹿ん巣あっちゃったんだよなァ…)に飛んだものなら、知与ちゃんが思いを馳せたその人たちとその景色を見れたらいいよなぁ…もちろんマオハウヘレも…などと思うものですね。

ちなみにこれは本当に余談なのですが、11月現在私けむなわ側のチャット欄では過去のやり取りがなぜか消滅しておりもうこの前略を確認する手立ては私にはありません。(引用した部分はかな~り前にコピペしたもの、過去の私とってもナイス)
いざという時に見返したらやりとりが消し飛んでいるって、初見殺しもいいところすぎやしないでしょうか。
皆様も大事なDM…業務連絡に限らず誉め言葉などのかけがえのないやりとりの消滅に備えて、スクショなりコピペなりで保存しておくことをオススメしておきます。

…と思っていたらなぜかパソコン版のTwitterだと無事に閲覧できる不思議。アプリ版だけなんらかの限界で見れなくなっているとか…?それにしても即座に欲しい時に欲しい情報が手に入らない状況はあんまり好ましくないと思うので、スクショ推奨は推奨ですね。これから何があったかわかったもんじゃねーですし。


もっと!noteで楽しむ100花ノ繚乱!!!!


須藤育に育成をオススメしたい花の紹介

「マブル445」さん改め「IOO力ノ与太解説クラブ」より寄稿していただきましたはこちら「須藤育に育成をオススメしたい花の紹介」

もしも恋太郎ファミリーの誰かがお花を育てるなら?絞りに絞って…キッツ♥と来るまで絞って絞って、さぁ育は何を育てるか?何をオススメしようか?

クラブよクラブはIOO力ノ与太解説クラブならではの独特な言い回しと筆者よりも勝る、ズバッと一発はっきり物事を書く姿勢…!短編ながら笑えるポイントがたくさんある面白い作品に仕上がっております。
読者の皆様にとってどう映るかはわかりませんが、筆者的にはピン芸人さんのシュールなフリップ芸を見ているような…じわじわと口角が上がってくる作品であったなぁと思ったものでした。

突然そんなに感想ばっかり書いてどうしたのって感じですが、短編なだけにここでお花をご紹介~なんてネタバレをしてしまうワケにも行かないのです。世知辛いね。
という感じですので詳細につきましてはぜひぜひリンクをクリックしちゃってください。今開いてくださっているnoteと同じですからこわくないですよ~


みんな素敵だね

IOO力ノアニメや原作本編における真摯かつ鋭い考察力が持ち味の「akky」さんより寄稿していただきました、こちらは「みんな素敵だね」

サクラにボタン、タンポポ イチゴ…IOO力ノ本編にはこれまでど~んなお花が出てきた?
そういえば胡桃のスマホの画面に描かれているお花ってなんだろう?(そもそもどこで出てきた????一体何話の描写なの…!!!?)
アニメ放送前100日カウントダウンで見られたフラワーアレンジメント、どんな感じだったっけ?どんな意味が込められてそうなんだろう?

原作及びアニメ化に際して出てきたお花の総まとめに加えて、イメージカラーごとのお花のピックアップなど「お花のススメ」シリーズ・当企画とは別の観点で「お花IOO力ノ」を楽しめる作品となっております。
特にイメージカラー由来の提案では筆者が取り扱ったことのないようなお花がそれはもうじゃんじゃか出てきます。

ほおのき…?
はなきりん…?
るりとうわた…?

あむそにあ・おりえんたす…?

色味重視の方針に則ってこちらで大々的に取り扱う…とはしませんが、イメージカラーに由来するお花なだけあってそれぞれの彼女ちゃんによく似合うこと間違いなしでしょう。
目で愛で楽しむだけもヨシ、作品制作に活かしてみるも勿論よぉ~し!!!!
こちらでの筆者の文量とクセに胸焼けを起こされていましても、きっとこちらは大丈夫…!ぜひぜひリンクをクリックしてくださいませ。(同じくnoteなので安全性に問題はないですよ!)




…やっぱり「イメージカラー×IOO力ノ」より特に筆者が感化されたもの…「クリスティアーナ×あー子」だけでも書かせていただいてよろしいでしょうか…?書きますね…

イメージカラー:#FFEEF4 クリスティアーナ

by Salicyna, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

あー子のイメージカラーがおそらく#FFEEF4、そこから選ばれましたこちらクリスティアーナはバラの品種の一つ!
ゆっくりと育って花開いていく…そして数あるバラの中でも耐病性に輝くもののあるクリスティアーナ、固有の花言葉こそありませんが、バラと言えば「愛」「美」、そして色ごとの「上品」に本数ごとの「一目惚れ」などなど
ど…
多種多様な花言葉を持つことでお馴染みですね。

筆者としてはこのバラの淡いピンクのグラデーション そして名前のインパクトに「毛樽井亜愛子衣」との親和性を感じたものですが…勿論花言葉についての親和性が言えないこともなく、特別見繕うなら「感銘」はマジエんもおぉ~~~…ものですよね~なんて考えもしますがや~っぱりこの淡さがイイ。
インパクトの強い名の由来はデンマーク王のひ孫「クリスティアーナ・フォン・ザクセン・メルゼブルク」から。
では「クリスティアーナ」とはそもそもなんなのか?となってくると、それはギリシャ語の「キリスト教徒」がラテン語などの変遷を経て、「christianus=クリスチャン」となった…その女性形が「christina=クリスティアーナ」となっているものなのです。
修道士コスあー子の傍らにクリスティアーナを置いてくだされば、私ならし~っかりと気づかせていただきますよ。そこら辺関係なく組み合わせるのでも大大大大大歓迎・肯定ですがね。


【真💕全肯定!!!!】IOO力ノ×お花のススメ

こちら第二回Webオンリーでしたり、当企画の宣伝に際して読んでくださった方も多いのではないでしょうか 当企画の前身にしてシャイニング・初々しさの「IOO力ノ×お花のススメ」
当企画で扱ったお花もいくつかありますし、加えてここでは一切触れていないようなお花をたくさん取り扱わせていただきまして文量は大体このnoteと同じぐらい…いかにして筆者がこの企画で欲した「彩り」を求めるようになったかをなんとな~く感じ取っていただけそうな…そんな風に今では思える作品ですね。

ちなみにさらっとデカめの改定をしていたりもします。
なんか読んでて変だったな~、文章の切れ方おかしくなかった?そ~んなところをし~っかり修正したバージョンになっていますので一度読まれました方もぜひぜひお立ち寄りください。



あとがき

「お花×IOO力ノ」シリーズの発端というものを皆様ご存じでしょうか。
それは2023年の5月…厳密には4月末、恋太郎くんの誕生日のお祝いイラストを描くにあたって「ファミリーの一人一人からお花が贈られたって内容のイラストとかいいよね!!!!いいけどアカン!!!!お花なんも知らへんし思いつかん!!!!!アカンがな!!!!」というところから、Twitterの皆様に「ファミリーのみんなに似合うと思っているお花を教えてください!」と懇願したところにまで遡ります。
それからありがたいことに「ゲッカビジン×凪乃」や「ナデシコ×大和撫子」などたっくさ~~んの案をいただきまして…誕生日のお祝いイラストも無事完成。

皆様からいただいたお花案はこれでおしまい…う~んもったいなさすぎるな…というところで舞い込んできたのが「第一回IOO力ノWEBオンリー」のサークル参加募集締め切りがもうすぐ!であるというお知らせ。
(非公式、小規模のコミケのようなものだと考えていただければOKです。)

そこで思いつきました。
私の「売り」として皆様からいただいたお花案をアピールすればいいのでは?「彼女×お花」というもののポテンシャルを大勢の方に示すことのできる、またとない機会なのでは…?と。
それからオンリーのサークル参加を申し込み(実はこのくだりではんどれさんに助けていただいたり…)、noteを書き上げ…。そしてこれまたありがたいことに、本当に多くの方からご好評をいただきました。



そして2024年1月の第二回WEBオンリーでも同じように動き、同年3月頃より企画の構想を始め、4月下旬に企画として大々的にお出しする…こういう運びでした。

あからさまに内容が吹っ飛びましたね。わざとです。



さて、当企画のお話をしましょう。
…と置きましても、当企画のねらいだとか…作品募集のフリースタイル性に込めた思いのようなものはここまでの文章にちょびちょび差し込んだり、そもそも企画スタート時のこれで表明している通りです。

ウソなし(マジで!!!!)

となってくるとここに書くお話はなんでしょうか?
企画の実行からここまで話が長引いている要因とか?謝罪文とか…?

ここで書かせていただくお話、それはいよいよ沈没間近!!!?みたいなことがささやかれる…なんてものではなく、皆様の間でもし~っかりと話されるようになっていることでお馴染み、当企画の実行にも使った「Twitter」くんについてです。
Twitterくんについて色々思うことはあります。運営とかAIとか、政治的な面について苦い顔をしているのは同じなのですが…ちょっとここでは違う話をします。

単刀直入に書くと、「Twitterくん…ってかTwitterの皆様方におかれましてはこれからも活気があるものであってほしい」…そういうものです。
お花案教えてほしいぞ!企画をするからたくさん投稿してほしいな!!…こういうときに調子よくノッてくださる皆様のことが私は好きですから、その元気さであったり、チャレンジ精神のようなものが失われてほしくない…というのがひとつ。
そしてもひとつ、今はTwitterにいらっしゃらない方がいつか帰ってくるかもしれない…もしそうなったとき、この場…Twitterくんに活気がなかったら寂しいだろうな…そういう思いです。
わざと飛ばしたところに強く強く強く心底心底心底思うことであること、どうかお察しいただきたいです。

このnoteが活気づけに貢献するのか、むしろ長すぎて気を削ぐくらいじゃない?なんて自虐こそしてみますが、内心また別なところもあります。
たとえばこのnoteきっかけでちょっとは気持ちを明るくしてもらえたら…とか、懐かしさに浸って笑ってもらえたら…なんてことを筆者は切に願っています。
はたまた参加者の皆様の作品に「素敵な作品ですね!」なんて声をかけていただけても、それまたもう筆者冥利なものであろうな…そう思うワケなのです。
あるいは次の企画にも参加するぞ~!とか、「お花×IOO力ノ」で一作描いてみたい!作ってみたい!というお声であったり、声にならずともそこに思いがあろうものなら筆者もう感涙ですね。泣いちゃう鳴いちゃう。クェーッ!

(筆者へのねぎらいの言葉もあったらそりゃ嬉しいけど。けどけどけど。)


一方、じきにこのTwitterというSNSから遠ざかっていく方もいらっしゃるでしょう。(実のところこの企画においてもかなり申し訳のないことが起こっております…。大変申し訳ない…。)

そういう方にとって、このnoteが送別にあたっての餞別の品…いわば「はなむけ」になるのであっても筆者、この「けむなわ」は一向に構いません。
言いたいだけだろ!!!!と言われましたら割とそうなんですけれども、実際のところ「踏みとどまれ!!!!」なんて強制するだけの力もない私には、せめて思い出の一つ二つ…になるかもしれないくらいのものを提供して「はなむけ」とする…それぐらいが関の山なのです。

今後のTwitterと作品投稿事情はあまり明るそうにないこと、本当に世知辛く思いますが、そう思うだけではどうしようもないもの。
せめて今くらい明るくあってほしい、この機に活気の火・モチベーションを完全に消してしまわないでほしい…そう願って行動することなら、ギリギリできました。
それが今このタイミングで挙げるこの「IOO力ノ繚乱」noteなのです。

(ということで黙っていましたが、遅かったことはすべて計算づくなのでした。
…というのはめちゃめちゃに激ヤバのウソで、心の弱さを克服するまでに時間がかかった…とか変に脚色するまでもなく怠慢の極みだっただけなのですが、ここはそういう思いに免じていただけると…。でも参加者の皆様から一発ずつぐ~!パンをもらった方がいいぐらいのような気も…)


ちなみに今後のことは一切考えておりません。
Twitter上での作品の投稿について筆者はこれからどうしていくのだとか、「IOO力ノ繚乱」はこれからどういうポジションになっていくのか…次回以降の企画について考えていることはあるのか…総じてな~んもございません。暗くもなければ明るくもない。そんな感じです。

ただ「IOO力ノ繚乱」タグについては良識の範囲内で自由に使っていただいて構いませんし、何かを強制するつもりも例のごとくございません。
加えて筆者も上述の理由から没することは死んでもないと言い切れる、書ききれるのでそこんとこ未来は明るいのかもしれませんね。
筆者はこの地で局所的にでも太陽であり続けるつもりです。仰られた…そして拝命した通りに。

長々と華の無い話をしましたが…
一旦の区切り、ここでの最後は明るくいきましょう!!

ビッグな企画の最後と来たらやはりこれでしょうよ、
それでは…


スペシャルサンクス…!!!!

・当企画に果敢に挑戦してくださった参加者の皆様(敬省略)
akky (note)
ああああ
えーや
おたに
かげらー(焼き鳥)
小林
これ好き
しのぎあい
ちょまふ
ねむい
波乃木
はんどれ
氷点下ツララ
ポン
マブル445 (IOO力ノ与太解説クラブ)
ミモザ
無駄無駄無駄無駄ァァッ
メンチカツ
メーパル
りんたろう。 (YouTube)

及びRTなどで当企画の宣伝ツイートなどを拡散してくださった皆様

・当企画を開くに至るまでの熱意を与えてくださいました
IOOカノ原作の両先生方
及び作品に携わってくださっているすべての関係者の皆様

・当企画に至るまでの「お花×彼女」「お花×IOO力ノ」にて協力してくださった皆様

・企画立案に際して参考にさせていただきました
IOO力ノ界隈の先輩方・企画先駆者の皆様

・企画の実行に際してご助言を仰ぎました
パラメルカさん

・お約束
ここまで読んでくださった読者の皆様
ここにいらっしゃなくてもクソお世話になりましたことに変わりない、Twitterの皆様

・すごい!よくやった!でも遅いわ!!!!
けむなわ



改めまして、当企画へのご参加・ご協力・ご尽力
ありがとうございました!!!!!!!!!!!

また、いつか、あおーぞ!!


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