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CONTINUE vol.51

雑誌、CONTINUEが8年ぶりに復刊した。

休刊した雑誌が復刊するなんてどうなっているんだ!? という驚きはさておき、正直復活する前に出たCONTINUE SPECIALは微妙な出来だった。

ガルパンおじさんで、息子とカービィをたしなみ、ねほりんぱほりんも妻と楽しく視聴するし、ゲームネタも吉Pのロングインタビューと全て取り扱う題材も旬だし、記事のクオリティも高い。しかし"これじゃねぇーよなぁ〜"と軽く上から目線で嘆く。

すべからくヒットしている題材で、編集部のセンスでたいして盛り上がっていないのに…とか一部でしか盛り上がっていないのに…ってな題材を取り上げてくれるのが『CONTINUE』じゃなかったのか? と、一応vol.0からの読者で、ちょっとめんどくせぇオッサンとなった自分は思っていた。

だがしかし、vol.51とナンバリングされた本号は紛れもない『CONTINUE』だった。年明けからNetflix独占配信ながら話題となっていた『DEVILMAN cry baby』や約束されたクソアニメ『ポプテピピック』の雑誌を作るスケジュールから考えると流行っているからチョイスした題材ではなく、そこには編集部の意思が感じられるチョイスの特集。

CONTINUEのアイデンティティとなるビデオゲームの記事は、GAME OF THE YEARでクソゲーハンター以下おなじみのライター陣が好き勝手に2017年の家庭用ビデオゲームシーンを総括する。インタビューは『テラクレスタ』の藤原茂樹氏。氏のハドソン時代の話など貴重なインタビューや、いわっちや桜井氏のいないHAL研を3世代の現役社員&社長インタビュー特集、巻末には石井ぜんじ氏のゲームの彼岸にても掲載。

モノクロコラムや吉田豪の電池以下も、鶴太郎がビートたけしとつるんでいた時代や、あつあつおでんのリアクション芸誕生秘話を語るなど、若者置いてけぼりの濃口記事もニヤニヤしながら読み進める。

これだよ、戻ってきやがったよこのサブカルクソゲーム雑誌がよ! と思わずツイートせずにはいられなかった。次号も楽しみだ。

またひとつ、生きる楽しみができたのはよきことかな。

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lucky
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