Beep21に思うこと
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Dr.KILLのマルチターゲット
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新版明解ナム語辞典
ドクトルだみおのデザインで見る!
びーぷるランド
雅のバラ色人生相談
ニカイドウマサヒロ ゲーム小僧
あたりが復活したら課金しまくる!
Beep21のリリースが出たときに、ツイートしようと思ってテキストエディタに上記のテキストを書いた。が、それじゃないよな…今Beepが復活すると言っても当時のライター陣が当時の熱さでビデオゲームと向き合っているとは限らないし、ビデオゲームを取り巻く社会状況は全く違うし……。
と、このツイートは行わなかった。
ならばBeep21と銘打つメディアにどのようなコンテンツを望むのか? と言われると、Beepの本質であるビデオゲームを文化として考え誌面を作る。ということを現代のコンテンツでやってもらいたいのだ。
『ウマ娘』なら元ネタの競馬から掘り下げたり、東京競馬場を借り切ってのロケ、eスポーツなら『LoL』のリーグについて掘り下げたり、Steamでの人気作や新作紹介、インディーゲームのフォロー、制作現場でのハードや技術トレンド、The Game Awardsの授賞式レポートとか……。
とまぁ、素人の自分が思うような企画じゃチープなネタしか出てこないが、ビデオゲームの紹介だけにとどまらない、ビデオゲームを使ってその楽しさの本質や多様な楽しみ方を伝える媒体であって欲しいと思うのだ。
しかしそれが今できない理由もわかる。情報が多すぎてそれを何かで串刺しにしてひとつの媒体として紹介するのは非常に困難だ。Beepが総合誌として登場した頃のビデオゲームとそれに関する事象は、月刊の雑誌でカバーできる量だったというのもあるだろう。
そして、余談だがBeep21創刊に向けての情報が出てくるたびに、総合誌時代のBeepとBEメガ以降をごちゃまぜにして、総合誌時代のBeepをセガファンにしか魅力がなく、セガ中心の雑誌であるかのようなPRの仕方は本当にやめて欲しいと心の底から思っている。
その反面、87年頃からBeepの読者になった人や、セガファンでセガ情報を求め総合誌時代のBeepにたどり着いた人にたちにとってそういう風にBeepのことを言われても違和感はなく、今回のBeep21も楽しみにしているであろう。
Beep21の創刊を楽しみにしている方々に私は水を差すつもりはない。今回のプロジェクトを立ち上げた方々は、狂気に満ちた並々ならぬセガへの愛情を感じる。そして、セガハード専門誌時代だったBeepの後継誌でやり残したことを、今なおあの時のセガを愛するファンと作り上げ成就させようとしている志の高いプロジェクトだと思う。
ただ、私の知りうる総合誌時代のBeepはセガだけの雑誌ではなかったし、そういうラベルを貼り喧伝することは歴史の改ざんだと言いたい。
どういう意図をもってBeepという看板を持ち出したのか? せめて『BEEP! 21』であるべきだし『セガハードヒストリア21』でいいじゃないか。と思うのであった。