みんな仕事頑張ろうねって(日雇いバイトに行った。)
こんばんは。皆さんは日雇いバイトに行ったことがあるだろうか。
私は本日初めて行った。
正直に言うと私は「最悪バイトなんかバックレたらなんとかなる」だとかほざいており、仕事というものを舐め腐っていた。だが今回でその生ぬるい幻想は消えたので今回これを日記として書くことで日雇いバイトの衝撃を残し、仕事に真面目になるためにここに日記を残しておく。
まずなぜ日雇いバイトに応募したのかというと散財の末、遊ぶ金がなくなったということと「なぜ普通のバイトをせずに日雇いをしているのか気になった」からである。
だって絶対普通のバイトの方がいいもん。ネットで調べても日雇いが楽だとかいい経験をしたとかほとんど見ないよ。
ということで同じ働いている人に直接聞いた方がはやいんじゃね?ということで応募した次第である。
まずバイト探しから始まるのだが、そこではライン工、ホテルの配膳などのバイトがあったが今回はなんか楽そうなのでイベント設営に応募した。
普段運動しない私は会社に到着するまでで死にそうだったが到着するなり車に乗せられ一つ目の現場に到着した。
その車の中では社員とバイト4人で同乗した。 今回、地獄をともにするバイトはやっさん、パイセン、こんにゃく(おそらくちゃんとした名前があるはずだが社員含む全員歯、または覇気がないのでこんにゃくにしか聞こえないので便宜上こんにゃくとする。)の四人である。
図面があるのでその通りにテント、パイプ椅子、机などを設置していくのだが、やはり一筋縄ではいかないのが日雇いである。まずやっさんがとてつもなく仕事が出来ていなかった。とにかく人の話を聞かず、暇があればトイレに行く。そしてなぜが私のことを先輩と呼ぶ。自分以外経験者のはずなのになんで先輩なんだ。パイセンと被るし。
私が机を設置しているときにも社員がやっさんに対する怒号が聞こえる。テントの組み立ての時にも。椅子を並べるときにも。とにかくそれだけでこっちのメンタルがそがれるのである。やめてくれ、もう。やっさんもへらへらするのやめてよ。だから怒られるんだって。ピリピリとした雰囲気の中、この雰囲気をなんとか打開しようと思い、パイセンが半袖だったので「寒くないんですか」と聞いたら「寒いに決まってるだろ」と怒られた。もう帰してくれ。
だが、やっさんが一番可哀想だが私もきつかった。私にはもちろんあだ名などなくバイトが終わるまで「オイ」で呼ばれていた。オイとは。せめて名前覚えてくれ。
一つ目の現場作業が終わった後に休憩をはさみ二つ目の現場に移動する最中、そこでなぜ日雇いのアルバイトをするのか聞くチャンスがあった。こんにゃくは暇だから(本業が別にあった)、やっさんは面接が面倒だから、パイセンは家で酒を飲んで金がなくなるのが不安になるからだった。
こんにゃく以外怖すぎる。
怖すぎるけど私もバイトは何回も辞めてるしほとんど長続きしなかったので、私がこの日雇いバイトで食いつないでいる未来を容易に想像できた。散財の結果このバイトに応募したし。内定先の企業では流石に考えを改めないとな。
二つ目の現場もやっさんが怒られ、たまに私も怒られ、「オイ」とたまに「メガネ」と呼ばれ足が疲労で何回も攣りそうになりながらトラックの裏でさぼるパイセンと真面目に働くこんにゃくとともに地獄を過ごした。
ヘロヘロになりながら給料を貰い、帰り道にはこんにゃくと話しながら帰った。コーラが好きな話をしたら「どっちが好きかわからないから両方買った(笑)」と300㎖と500㎖のコーラを買って貰った。なぜ?
私は今回きりでもう二度と日雇いのバイトはいかないだろう。
明らかに人の格差を感じた。やっさんが怒られるのはへらへらしているのもあるが社員がやっさんだけに仕事を多く振っていたというのもある。わざと仕事が出来ないようにされているのだ。だがやっさんのようないじめられ役がいることで結束力が固まるのだ。ていうかバイト四人が話しかけても完全無視され、馬鹿みたいに怒られたし僕らもいじめられてたのでは?
だが私自身仕事を舐めている感覚があったが、普通の仕事があることがいかに恵まれているのか実際に痛感したのでそのような経験も大事だと思う。
みんなも一度は尊厳と体どちらもぼろぼろになる日雇いのバイトに行って地獄と人の格差、ありふれた日常が一番幸せであることを実感してほしい。
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