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《無料になりました》【新環境メタ】おまつりおんどデッキ 

スボミー登場による環境変化の中で、強さを見せるサーナイトexデッキとドラパルトexデッキ。最新のデッキ分布で採用率が上がっている古代バレットデッキ。使用率変化の乱高下と多岐にわたる使用デッキの数で環境読みを含め「何を使おう」と悩まれているプレイヤーも多いのではないでしょうか。
『なんでまた今「おまつりおんど」なの?』と思いつつこの記事を開いた方も多いとは思います。むしろ、今だからこそ刺さるとも言えるこのデッキとその構築、また、圧倒的、絶望的に苦手な対面に対する対策カードを入れて本気で考えてみました。マイナーデッキで入賞を目指す方にわずかでも参考になれば幸いです。

ポケカブックさんから引用
デッキリスト (?はポケモン1枚です。)

得意な対面


上のグラフの中で、5種のデッキに対して有利に戦える(これだけでシェア率約40%✨)ので、それぞれについて触れておきます。

サーナイトexデッキ


カミッチュ「ともだちのわ」の100ダメージを1ターンに2回連打できるので、バトル場のアタッカーを確実に倒し、もう1匹に攻撃が可能です。相手が序盤にベンチ展開出来なかった場合、ラルトス、キルリアを毎ターン薙ぎ倒して勝つこともできます。
ちなみに、バトル場にハバタクカミがいても「ともだちのわ」で倒してバトル場からいなくなれば、そのターンにもう一度「ともだちのわ」を使うことができるのは必ず押さえておくべき重要なポイントです。

古代バレットデッキ


とても楽です。メインアタッカーの非ルールのトドロクツキが草弱点なので、サーナイトexデッキ同様、連続攻撃で相手のアタッカーを次々と倒せます。ブーストエナジー古代をつけたトドロクツキも140+60=200なので「ともだちのわ」1回で倒せ、1ターンで2匹倒せます


ソウブレイズexデッキ


新カード「アズマオウ」が非常に優秀です。

進化前のトサキントと違い、1エネでワザを使えるようになったこともかなりポイント高し。

素点では足りないですが、「げんきのハチマキ」など何でもよいので、「10」の火力アップがあれば、「クイックドロー」で(60+10)×弱点2×2回攻撃=280ダメージでソウブレイズexをワンパンし、ワザの効果で4枚、サイド2枚の合計6枚手札を増やすことができます。もちろん特性「おまつりおんど」を持っているので、バチンキーの特性「どんどんだいこ」も組み合わせることができ、非常に強力です。

ガケガニデッキ


ガケガニが草弱点であり、ワザを使う為に、相手がガケガニにエネルギーをつけると、スタジアム「お祭り会場」の効果で特殊状態にならないので、相手のプランを崩すことができます。「お祭り会場」の効果条件のエネルギーは基本エネルギーに限らない為、ダブルターボエネルギーなどの特殊エネルギーをつけた場合でも効果が働きます。
こちらが後攻を取るデッキなので、モモワロウを絡めた先攻ワンキルには注意が必要です。

リザードンexデッキ


数を減らしてはいるものの、当然ながら強いデッキです。しかしながら、リザードンexが草弱点なので、弱点をついて400ダメージでワンパンが可能です。スボミーで展開を遅らせつつ、序盤はアズマオウでヒトカゲ(リザード)を倒しながらカミッチュを温存し、進化されてもワンパンで返します。サポート「からておうの稽古」を使えば、ピジョットexを倒せる280ダメージも出せます。序盤に相手のたねポケモンを複数倒し、サイドを複数取りできると相手のカースドボムの機会を減らせるので優位に戦うことができます。

デッキの回し方


このデッキは最初のターンにたねポケモンを展開して攻撃する準備が出来ないとかなり苦しくなります。そして、その対策をせずにデッキを組むとだいたい事故ってほぼ何もできないまま負けます。
なので、最初のターンの動きが非常に重要であり、準備さえできれば、バチンキーの「どんどんだいこ」もあるので、上記のように相手デッキに合わせて勝手に戦い方が決まると言ってもいいと思います。
準備の為に「プレシャスキャリー」を初手で使うことが最大の目標です。その為に、後攻を選び、「ペパー」が使えるようにすること、相手に後1でワザを使われないようにすること、グッズロックされないようにすることが重要です。
むしろ、こちらが「プレシャスキャリー(なければ「なかよしポフィン」)」でスボミーを出し、手張りでバトル場のポケモンを逃すorペパーで「緊急ボード」を持ってきて逃すのいずれかで、後1「むずむずかふん」を使ってこちらからグッズロックするのが目指す動きです。

採用カードと採用理由


「マキシマムベルト」に限らず、入れたいカードは山ほどありますが、なんとか絞って60枚に収めています。採用理由と合わせて、特筆すべき点を紹介していきます。

・トサキント/アズマオウ


軽視されがち(?)ですが、前述の通り、非常に優秀で重宝すべきカードです。トサキントがたねポケモンで特性「おまつりおんど」を持っていることもそうですが、アズマオウも優秀な戦力として考えている為、トサキントの採用は2枚です。

・カイ


「ペパー4枚」がスタンダードかと思いますが、トサキント/アズマオウを重視するからこその「ペパー3・カイ1」の構築です。アズマオウにハイパーボールを使わずにサーチできるのが非常に便利です。

・火力アップカード、ともだちてちょう


「げんきのハチマキ」「まけんきハチマキ」「からておうの稽古」「スグリ」の4枚。最大火力は「(ともだちのわ100+まけんきハチマキ30+からておうの稽古40)×2=340」で2進化ポケモンをワンパンできるパワーを秘めています。「スグリ」は貴重な入れ替え札としても有用で、これらのサポートや「スイレンのお世話」「ボスの指令」を2回使えるように「ともだちてちょう」を採用しています。


・カウンターゲイン、ダブルターボエネルギー


はっきり言って「?」の為のカードですが、対策カードとして入れているこの2枚も、対策が必要無かった場合でも腐らず活用できるようになっています
「カウンターゲイン」は『アタッカー』であるアズマオウがエネ無しでワザを使えるようになり、「ダブルターボエネルギー」は逃げエネ2のバチンキーがバトル場で縛られた場合(よくあります…というより相手はだいたいこれを狙ってきます)の逃げエネとして便利です。前で縛られると特性「どんどんだいこ」も使えず、攻撃も簡単には出来ない為、「おまつりおんどデッキ」の致命的な弱点の1つです。その弱点の解決手段があるのは非常に有用です。火力は下がりますがトサキント/アズマオウに雑につけてワザを使うこともできます。

・「?」の正体


さすがに無視することはできないのが、環境トップの16.4%のドラパルトexデッキです。「おまつりおんどデッキ」に限らず非ルールポケモンのデッキの天敵で、対戦開始時にドラメシヤがいると諦めたくなるレベルです。
苦手どころか絶望的不利な対面ですが、なんとか抗う手段は無いかと考えた結果が「?」の採用です。「ファントムダイブ」を使ってくるドラパルトexやレジドラゴexといったドラゴンタイプのポケモン(比較的有利対面ですが「タケルライコex」も)を止めるのがこのポケモンです。


「アイスエイジ」で相手のドラゴンポケモンをマヒにしつつ、90-20=70ダメージを連打して倒す。

スボミーで相手を足止めしつつも、自分のポケモンが複数倒されている苦しい状況であるのが大半なので、「カウンターゲイン」を活用し「ダブルターボエネルギー」と合わせて、ワザ「アイスエイジ」を起動することができます。
ドラパルトexデッキの場合、スボミーを含めて、相手のベンチ展開や進化が遅れると、対サーナイトexデッキ同様たねポケモンを一掃して勝てますし、複数ドラパルトexに進化されるとさすがにきついので、積極的に序盤に複数サイドを取っておく必要があります。リザードンex同様、ヨマワル進化ラインの「カースドボム」を使ってくる構築も多い為、「カースドボム」をできるだけ使わせない工夫が必要です。したがって、切り札ブラックキュレムexを用意するのは後回しです。1ターンにワザを使う準備もできるので、仮に初手の手札にあっても急いで出す必要はありません。むしろ、(詳しくは後述しますが)ドラパルトex相手の場合は特に、最初に出してしまうと自殺行為になりかねません。
レジドラゴexデッキの場合、他にもアタッカーとなり得るポケモンがいて、レジドラゴexを倒した後、オーガポンみどりのめんexが出てくる場合もありますが、ダブルターボエネルギーでエネルギー2個分計算なので、相手がエネルギーを4枚つけていても210ダメージで一発耐えます。キチキギスexはマナフィで対応します。かがやくリザードンは………💦となるので、対ドラパルトexデッキ同様、序盤でex,Vを積極的に倒してサイドを取っておく必要があります。

非採用カードについて

「よく入っているのになぜ入れないんですか?」と疑問に思われるカードについては全て答えは1つ。「枠が無いから」です。何を入れても強いので、可能であれば全て入れたいです。やむを得ず入れられなかったカードの中から少し触れておきます。

・シガロコ/ベラカス


これについては「ファントムダイブ対策」が主な目的かと思うので、ブラックキュレムexで対策をしたというだけです。進化しないと使えないし…という思いが割と強かったことが今回の構築のきっかけとなっているとも言えるくらいです。そもそも、ピン刺しで進化ラインを入れていました。2枚採用だった「スイレンのお世話」のうちの1枚と合わせ、3枚を「ブラックキュレムex」「カウンターゲイン」「ダブルターボエネルギー」に入れ替えたという経緯があります。
かがやくゲッコウガの「げっこうしゅりけん」やサザンドラexの「オブシディアン」、キュレムの「トライフロスト」などベンチへのダメージ狙撃系のワザはマナフィに守ってもらいます。

・チュリネ/ドレディア


スタートデッキで新登場の特性「にほんばれ」を持つドレディアも魅力ですが、枠がありません。アズマオウを重要視したこともあり、デッキ枠もベンチ枠も足りません💦複数並べるなんて贅沢どころか構築上不可能です💧

ドラパルトexデッキ相手にブラックキュレムexを先に出してはいけない理由


スボミーでグッズロックをしていたとしても「ワタル」などのサポートで進化ポケモンを集めることは可能で、ドロンチの特性「ていさつしれい」やロトムVの特性「そくせきじゅうでん」でさらに手札を充実させられると、サマヨールの特性でベンチのブラックキュレムexにダメカンを5個乗せられ、カウンターキャッチャー/ボスの指令でバトル場に引っ張り出され、ファントムダイブを撃たれると、ベンチポケモンと合わせてサイドを3枚取られ、次のターンにもファントムダイブを連打されて盤面が崩壊し負けます。
出来過ぎ…と思うかもしれないですが、スボミーの足止めという名の時間稼ぎが長引けば長引くほど、これくらいであれば割と揃ってしまいます。
なので、最初から切り札を晒してしまうのではなく、ドラパルトexに進化されて、一度ポケモンを2匹倒されてからベンチに出して反撃できるように準備することが重要です。

最後に


ピカチュウexの特性「がんばりハート」を無視して1ターンで倒すことができるなど、他にもメリットがあるデッキです。環境外デッキを馬鹿にするプレイヤーも中にはいますが、非ルールデッキ「も」輝ける環境になるといいなと思っています。

ちなみに…
「レジギガス」の登場で最後の最後まで強化されることになり、ここに来てもシェア率を保っている「ルギアVstarデッキ」。これに関してはこちらにとって不利なことが多すぎるので、ルギアVが一生進化しないことを祈りながら戦うしかありません…,

グッズロックをしても…
◆「ジニア」などサポートでアーケオスやルギアVstarを持ってこられる。
◆ルギアVの「かぜよみ」や「博士の研究」などのサポートで手札のアーケオスをトラッシュされる。
◆ルギアVstarの「ストームダイブ」でスタジアム「お祭り会場」が毎ターントラッシュされる。
◆テツノカイナの「ごっつあんプリファイ」で毎ターンサイドを2枚取られる。
◆HP150のアーケオスを1ターンに2匹倒せないので、アーケオスから倒しても、もう1匹のアーケオスやエネルギーのついた他のアタッカーが場に残ってしまう。
…これは正直ヤバすぎる。一番の天敵はルギアじゃないのか?笑

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初心者ポケカプレイヤー たま
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