岐阜に来い 導入編
初めての人は初めまして、そうでない方も初めまして。かぼちゃぷりんと申します。
皆さんは岐阜県についてご存じですか?東海地方の方は「あー、あの愛知県の植民地ね」とか、「白川郷と高山のとこっしょ?」って感じで認識してると思いますし、ほかの地方の方だと「どこそれ?」「岐阜の阜って岐阜以外に使わないよね~」ってなるようなとこだと思います。〇すぞ~~~~!!!!!(死語)
岐阜県には白川郷や高山以外にもたくさんいいところがあるし、観光・食文化などなど様々な面で愛知県に負けていないと私は思っています。
今回はそんな感じの岐阜県について知ってもらい、来てもらうことで、私が生まれ、私を育てた岐阜県の税収を増やすべくこのnoteを書いていこうと思います。ただおすすめポイントを全部挙げるとクソ長読みづらnoteになっちゃうので、今回は全体の中で絞ってご紹介させていただこうと思います。読んだら岐阜に来い。
岐阜県の地理
まず岐阜県の位置ですが、下図の黄色になっている場所にあります。
だいたい日本の真ん中ですね。実際人口重心地が岐阜県にあった時期があり、そこを日本の中心として日本まんなかセンターや日本まんなか温泉が造られたくらいです。隣接している都道府県としては、東から時計回りに長野・愛知・三重・滋賀・福井・石川・富山の7県とたくさんあります。また、地図を見てわかるように我が県は海がない内陸県となっています。(長野などの内陸県は兄弟だと思ってます。)そのため、県民の9割(当社比)は海を見るとテンションが上がるし、海のそばに来たらとりあえず海に行きます。多分。
海がない一方で山地から平野まで多様な地形を持ち、森林資源も豊富となっています。(森林面積は県の約8割を占める)特に地形では、北東部の北アルプス(飛騨山脈)の3000m級の地帯から、南部の濃尾平野にある0m以下地帯まで起伏が激しく多様な姿を持っています。
県内の地方分布としては、郡上市以南で岐阜県の平地のほとんどを擁する美濃地方と、下呂市以北でほとんど山地と森林の飛騨地方におおまかに分けられます。
県庁所在地である岐阜市は美濃地方に、有名な観光地である高山や白川郷は飛騨地方に存在しています。ただこの飛騨地方と美濃地方、間に山地を挟んでいて、車や鉄道でも片道2時間程度かかるため、お互い飛騨の国、美濃の国と呼んでほぼ別の国扱いです。県内でもそれくらい文化などに隔たりがあるわけです。
美濃地方の見どころ
観光名所として有名なのは高山などがある飛騨地方ですが、名古屋などから北進する場合、美濃地方を避けて通ることはできません。なのにみんな美濃を飛ばして飛騨ばかりに行く。何故だッ!!!
というわけで私が住んでいる美濃地方に人を引き摺りこむべく美濃の良いところを軽く紹介します。
まずは美濃の玄関口、岐阜市の川原町です。長良川沿いに位置する界隈で、高山ほど範囲は広くないものの古い町並みが残っている地区です。ここには岐阜の伝統工芸品である岐阜和傘のお店や水うちわのお店があるのでぜひ見て行ってください。ピンポイントな物を扱う店以外にも、長良川流域の名品を集めた長良川デパートというお店もあります。美濃地方の品には何があるのか一か所でみることができるのですごくお勧めです。近くには岐阜城がある金華山や長良川温泉、鵜飼乗り場もあるので、併せて行ってみてはいかがでしょうか。名古屋から岐阜駅までJRで20分だよ~
下記、和傘屋さんと長良川デパートのアカウントリンクです。
https://twitter.com/wagasaCASA?s=20
https://twitter.com/nagara_depart?s=20
続いて西濃地方の淡墨桜で、日本三大桜のひとつらしいです。樹齢は1500年以上で、とても巨大な桜です。樹齢もあって木の老化が激しいものの、樹木医療によって現在も美しく花を咲かせています。
淡墨桜の南には1891年の濃尾地震によって大地がずれた形跡がみられる根尾谷断層と、断層を保存する地震断層観察館・体験館があります。下記の写真の段になっている部分が露わになった断層で、最大で高さ6mもずれています。内陸性地震のエネルギーを目の当たりにできる場所なので、ぜひ訪れてほしい場所です。
中濃地方ですが、なんか関市にやたらと特定のゲームをしているかたがいらっしゃるインターチェンジがあるみたいなんで行ったらどうでしょうか。関裕美関広美I.Cっていうらしいんですが。
飛騨地方
まだ東濃地方も紹介できてないんですけど文字数ヤバイんで飛騨地方行きます。ここは我が県の外貨獲得地で、2020~2022ごろまでは渡航制限で少なかったものの、コロナ前や現在ではめちゃくちゃ外国人います。その要因としては、やはり世界遺産である白川郷の合掌造や小京都とも言われる高山の古い町並みが、古き良き日本らしい風景を残しているからでしょう。私も好きです。
まずは飛騨の中心部、高山市から。高山盆地に存在し、内陸部であることから空襲を免れ、江戸時代の風景が未だよく残っています。
また、この街は京アニ制作のアニメである「氷菓」の舞台となっており、市街地などのいたるところが聖地となっているのでぶらぶらするだけでも結構楽しいです。何故か千反田の家は掛川にあるが。飛騨の国は都に年貢の代わりに職人を納めていたほど、木工技術が高い土地でもあり、一位一刀彫や春慶塗といった木工製品が多くあります。お土産に箸や器でも買って行ってはいかがでしょうか。
次は岐阜を語るには悔しくもあるが外せない、世界文化遺産の白川郷です。正確にはこの白川村の合掌造と山を越えた場所にある富山県五箇山の集落を合わせて登録という形になっています。五箇山もぜひ行こう。
ここの何がいいかといえば、日本の原風景としてのイメージそのままな景観だけでなく、歴史的価値のある建物が立ち並ぶ中で、今も人々が生活の場としていることだと思います。この建物で宿泊することができる場所もあるので、ぜひ泊まってみてほしいです。私も泊まってみたい
写真は夏ですが、冬になれば雪とライトアップで白く化粧をした姿になり、秋は紅葉とともに燃えるような姿を見せるなど、どの季節でも違った美しさを見せるので季節を変えて行ってみるのもいいと思います。豪雪地の山なので冬はスリップが怖いですが。
岐阜来たらこれ食っとけ
観光場所はめちゃくちゃ大雑把に紹介したんですが、日本人として食べ物紹介しないのはよくないですね。ってことで食べ物行きます。
まず美濃地方ですがぱっぱか行きます。文字数が今3000行きそうなので。
岐阜市は器なみなみラーメンの「まるでぶ」、みそかつの「一楽」、あとは喫茶店でモーニング行くのが面白いと思います。茶碗蒸しついてくるので。
大垣だと駅前の金蝶堂の水まんじゅうですかね。水で冷やしていて夏には見た目も味も最高だと思います。
独自性で行くと、羽島市のみそぎ団子は良いですよ!あんこが入ったお団子を串にさし、なんと味噌を塗って焼いたものです。隣接する市でも知られていないローカルフードなんですが、あまじょっぱくてとてもおいしいです。
北濃の方だと、鶏ちゃん(けいちゃん)がいいですね。鶏肉を味噌や醤油ベースのたれで野菜と一緒に炒めた料理で、タレだけでも売っているのでお土産にもいいと思います。焼うどんにすると最高!
中濃地方の関市にある関牛乳もおすすめです。特に関珈琲はほんの少し塩が入った独特の味で、私はめちゃくちゃ好きです。
次は飛騨地方、外せないのは高山ラーメンでしょうか。魚介だしが効いたオーソドックスな中華そばなんですが、心の片隅にいてくれるような、こういうのでいいんだよって感じのラーメンです。国分寺近くの「つづみそば」や、41号沿いの宮川そばがおすすめです。
あとは飛騨の桃やみだらしだんごも良いです。みだらしだんごはたまり醤油味の焼き団子で、駅前や町中で売ってます。
この地方で面白いと思うのは漬物ステーキですね。鉄板やホットプレートで漬物を焼き、卵とじにしたもので、素朴なんですがハマる人はハマるはず。
お土産
ここまで長くて申し訳ないんですが、もうちょいお願いします。地元民がおすすめするお土産です。文字数がヤバい(定期)
美濃地方だと、まずは世界遺産となった美濃の和紙製品や、関の刃物が有名でしょうか。刃物関連で行くと、刀の材料の玉鋼を模した玉鋼ビスコッティなどもあるみたいですので、刀好きな方などどうでしょう。
岐阜県民として絶対外せない美濃のお土産だと、明宝ハムですね。一本1000円ほどするハムなんですが、値段がするだけのおいしさは絶対あると思うので、ぜひ買って行ってください。そのまま食べやすいハムトンという商品もあり、名駅のベルマートにもあったはずなので新幹線の中でつまみにするのもいいと思います。
他にも揖斐川町や白川町(白川郷の白川村とは別、東白川村もあるがこれも白川町の隣)のお茶や、アニメ「やくならマグカップも」の舞台、クソ熱い町で有名な多治見近辺の美濃焼もお土産としておすすめです。
飛騨地方だと、前述した塗り物や木工品、食べ物では桃や赤かぶの漬物がおすすめです。赤かぶの漬物は見た目ものすごく赤いんですが、それほど酸っぱくなく、飯どろぼというほどご飯によく合います。
最後に
もっともっと書きたいことはあるんですがこれ以上は尺が長すぎて読み疲れるし、もう脱落した人も多いでしょう。ここまで来られた方、ありがとうございます。
岐阜県はこれだけ書いても書ききれないほど魅力のある土地です。道の駅の数も日本2位だし、滝の数日本一の町もあるし、人口重心地だったし、高山市は日本で一番大きな市で東京都とほぼ同じ大きさなんです。書ききれないので、地方ごとに個別記事もそのうち書きますので読んでください。ただ、この記事同様クソ長になりそうなので先に謝ります。ごめんなさい。
この記事を読んでくださった方が少しでも岐阜に興味を持って来てくださると幸いです。私はとても喜びます。
まあ私が喜ぶかどうかはどうでもいいですがこれだけは言わせてください。
岐阜に来い