あんスタをアンインストールしました。
こんにちは。タイトルの通り、あんスタをほぼ完全に引退しました。嫌なら辞めろ、って本当にいい言葉だなって思いました。その通りなんですよ。あんスタを開かないようにして、公式のフォローも外してブロックして、あんスタ専用のアカウントを消したら、本当に楽になりました。
あんスタをしていて楽しかったことはたくさんあります。私の青春時代の一部だったといっても過言ではありませんでした。だけど、あんスタというコンテンツに触れるなかで、好きだと思える要素より、嫌い、嫌だ、と思える要素の方が増えてしまった。だから、辞めようと思ったんです。
私はValkyrieが好きでした。あの二人が嫌いになったわけではない。ないはずです。宗が一人で作り上げていた頃のValkyrieも、みかと二人で作り上げるようになったValkyrieも、好きでした。ただ、三人だった頃のValkyrieは、最後まで好きにはなれませんでしたけど。
たぶん、二人のValkyrieが好きだったからいけなかったんだと思います。Valkyrieの二人が好きだった。五奇人としての宗が好きだったわけじゃなかった。シャッフルユニットの二人が好きになれなかった。二人がValkyrieとして活動してさえいてくれれば、二人が二人らしくいてくれれば、いくらファン数が少なくたって、出番が少なくたって、全然構わなかった。
だけど、あんなに負けたら悔しがっていた宗が後輩のために勝利を譲ったり、同じように負けるのを嫌っていたみかがみんな仲良くなんて戯言を言ったり、そういう些事ともいえるくらい細やかな設定の矛盾と、五奇人の執拗なグループ売りで、どんどん二人が好きな自分が否定されているような気持ちになった。
生みの親に捨てられた経験があって、捨てられるという恐怖を知っているからこそ、何も捨てたくない、捨てられない性格を描写しておきながら、一時の怒りで自分にとっても大切な存在で、尊敬する師の大切な存在を捨てるなんて口走るところなんて見たくなかった。
消えないトラウマを植え付けられて、ほぼ半年不登校になって人格を分裂するまでに精神を蝕まれた相手に、いくらコメディ的なストーリーだとしても感謝なんて強制されるべきじゃなかった。しかもそれを「かけがえのない友人」である二人に冗談交じりで強制されるところなんて見たくなかった。
駆け出しの芸術家として、躓きながらも必死に努力して自分だけの世界観を紡ぎだそうとしているところを描いておきながら、自分から芸術家として名乗ったわけじゃない、なんてよく言わせられたなと思った。
二人がアイドルとして、芸術家として、対等な存在として切磋琢磨し合って、もっともっと輝いていくところが見たかった。だけどみかはいつまで経っても完成されない、未完成の存在なままで、宗はいつまでもそんなみかを支え続けて、隣にわざわざ『降りてきてくださる』存在でしかない。みかが必死に努力して宗に並び立つところが見たいのに。宗が振り向いて立ち止まって『待ってくれている』ようにしか見えない。
宗が未来に進んでも、隣にいる存在として、並び立つ対等な存在としてみかを選んだのは、彼の類まれな才能を見抜いたからであって、だからこそみかは未来にどんどん進んでいかなくちゃいけなかった。なのにクライマックスと銘打ったシナリオでは、まるで成長していない、むしろ退化しているとしか思えないくらい稚拙なみかの姿しか描かれなかった。宗の進む道にある小石を蹴飛ばすだけの仕事ならお前みたいなもやしじゃなくてもっと適任がいるからとっととアイドル辞めちまえとさえ思った。それくらい馬鹿にされていると思った。
ライターはみかを宗の付き人が何かだと勘違いされてはるんでしょうか。対等な存在として隣に並び立つ存在だと思っていたのは私だけで、今もみかを応援しているファンもそう思っていたんだろうか。
こんなことになるなら、吸血鬼と墓穴の時点でさっさと見切りをつけておくべきだったとさえ思う。もっと言うなら、ネヴァーランドの時点で、「もう彼らは変わったんだ」と納得して、辞めておくべきだったとさえ思う。
そういう小さな不満が積み重なって、最後のひと押しになったのはみかの新私服ですかね。その前の宗の新私服もキツかったけど、みかの新私服だけは本当におかしい。あれがみからしいと絶賛しているTLを見て、ああ、こういう人達がクライマックスも絶賛していたんだな、そして公式が求めているのはこういうファンなんだな、私はターゲット層から外れてしまったんだな、と思って、それでログインを辞めました。今まで埋めていたアルバムも、一つだけ穴が空いて、それでもいいと思ってしまった。だから、もう辞めよう、と思った。もう嫌だから。これ以上めちゃくちゃにされるのも、それで心を痛めるのも、全部バカバカしいと思ったから。
だから辞めました。これまで楽しかったこともたくさんあったけど、最後の方は嫌なことばかりでした。またこのキャラか、とか、まだこいつ絡んでくるのか、とか。そんなことばかりで、なんだか楽しめていなかったような気がします。趣味は楽しくするのが一番ですね。