座右の銘は先手必勝
noteの記事で座右の銘について書かれて、つい懐かしい話を思い出しました。
職場の先輩が、入社したときから私を公私共に育ててくれたのですが。
仕事もよく出来る人で何でも剛腕です。今は部署は離れましたが付き合いはあります。
私がやろうとしたことは、先輩が既にやっていたことばかりです。
船の運転、水上バイク、輸入車、クレー射撃、ハンティング、釣り、など全て私より先に始めていました。私の上位互換ですね(笑)
その先輩が直属の上司だった頃、事務所移転で自部門の居室を決める担当に私を指名しました。職場環境は生産性に直結する先手必勝で最上階の南向きのフロアを他の部門に打ち勝って、ぶんどって来いと。
こういうことは、先手必勝だ。先に言ったもん勝ちと指示されました。
当然、意思をもった私が希望通りのフロアを勝ち取ったのですが。
勝ちに拘る先輩で、常に先を見て行動するのは仕事もプライベートも同じだなあと思いました。
それ以来、私も事あるごとに先手必勝が口癖になっていました。
その数年後に親友と呼ぶほどの友達ができて、私のほうが何かと経験豊富で教えてることが多かったのですが。趣味を一緒に始めることになり、すぐ始めるから説明しろと言うんです。
私「今?」
友人「そう今」
友人が「座右の銘は、思い立ったが吉日」というではないですか
私も即答で「私の座右の銘は先手必勝」と言って私らしいと言われて、大笑いしたことが思い出として残ってます。
お互い色んな事にチャレンジして、人生で最もハイスピードで仕事もプライベートも爆走した日々だったと思います。
お互い成長すると進む方向が違ってきて、会うこともなくなったのですが。
たまに、アイツならこんなとき「思い立ったが吉日」と考えてとりあえずやってみるんだろうなと思って、好奇心旺盛でとりあえず「思い立ったが吉日」をやってます。
職場では私は元気で良くも悪くも目立つタイプで、ある時「私の座右の銘は先手必勝なんです」というと周りの連中みんな噴き出しました。どうも私らしいと思ったそうです。
何事も考えた上での先手必勝のつもりなんですが、思い立ったが吉日が混ざってますね。
人は変えられないですが、自分も難しいけど変えられると思います。
勝ち負けに拘る人を嫌う人も多いので、あまり口にするのも考えものかなと思います。
まあ、毎日が楽しいのです。
せっかちな性格は直したいものです。