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"ビートルジュース" を観て

ティムバートン22作目の作品
冒頭からポルカ系のリズムと非現実的なメルヘン世界で一気にひきこまれる
CG一才無しで浮世離れした独自の世界観を創り上げるのは流石の一言
仰々しいまでのビジュアルやアクションに目が行きがちではあるが、セリフにもタランティーノばりの言い回しが含まれているのも気付かされる
今回はキャスティングにも目をみはるものがあり、マイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、ウィリアム・デフォー、モニカ・ベルッチら錚々たる顔ぶれだ
特にウィノナ・ライダーの円熟味を帯びた演技に、過去のスキャンダルを乗り越えて辿り着いた境地がキャスティングと見事に映し出されている気がしてじんと来た
17歳のカルテの頃の張り裂けそうなエナジーはもう無いが、数多の試練を超えてきたであろう風格が漂っており、何かウィノナ・ライダーの人生讃歌を感じた

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