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“フェラーリ”を観て

終始ダンディズムを感じたマスキュリズムではない
正妻ラウラと亡くなった息子ディーノへの想い
ラウラは関係性は破綻していても、共同経営者として企業を支え続ける
小切手を現金化したが、無条件で貸付し、生きている内は認知をしないで欲しいとお願いする
愛人リナ・ラルディとその子ピルロの関係性
リナは多くを求めないが、ピルロへの認知には想いがある
エンツォの類稀なる自動車設計の才覚とレーシング界へのこだわりがカリスマ性を解き放つ
深い苦悩を抱えながら、刹那の判断に迷いがないのも特徴で厳しい方向にも大胆に舵を切る
その精神が現実としてピルロに引き継がれているのが圧巻である

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