iPadは電源ケーブルつなぎっぱなしでも大丈夫なのか?
先日、「iPadは電源ケーブルつなぎっぱなしでも大丈夫」という話を小耳にはさみました。iPhoneはつなぎっぱなしでもOKというのは知っていましたが、iPadもOKだとは知りませんでした。
「ホントかよ」と思いながら、Appleの公式ページを調べてみましたが、私のテクでは、それに該当する記述を見つけることはできませんでした。ただ、それに関係する記述はありました。情報としては少々古いですが。
「長期にわたってフル充電された状態が続くと、バッテリーの状態に影響が出ることがあります」とはっきり書いています。「やっぱダメじゃん」と正直ガッカリしました。
私はふだん、iPad(iPhoneも)のバッテリーの劣化を遅らせるため、バッテリー容量の80%以上充電しないようにしています。「スマホなどのバッテリー残量を40%〜80%にしておくと、バッテリーが長持ちする」という野良情報(Apple公式ではない情報という意味)を得たので、それを鵜呑みにして実践してきたわけです。
その実践のおかげもあって、iPadはバッテリーの状態が表示されないので、最大容量は不明ですが、iPhoneの最大容量はいまだ100%を保ってはいます。
ところが、購入から1年が経過した最近になって、それにイヤ気を感じるようになってきました。iPadを使っている最中、バッテリー残量がどれくらいなのか常に気になってしまって、作業に集中できないからです。あと、単純に面倒くさいというのもあります。
1年使って、バッテリーの劣化が認められないのは、喜ばしいことですが、今後も引き続き、この面倒くさい運用を続けていくのかと思うと、正直ウンザリします。
そこで、とりあえずiPhoneに関しては、電源ケーブルをつなぎっぱなしにすることにしました。充電100%の状態で数時間放置してみたところ、本体の発熱はありませんでした。
映画視聴も試してみましたが、最初の10数分間は、Appleロのゴマークのあたりがほんのり熱くなった(おそらくチップの発熱)ものの、1時間後には、放置状態と同じく本体の発熱は認められませんでした。
充電状態が一定時間続いたにもかかわらず、本体がほとんど発熱しなかったということは、バッテリーを介さず、iPhoneに給電できていることを意味します。
iPhoneについては、当初の予想通り、電源ケーブルつなぎっぱなしでもまったく問題なさそうです。ここで言う問題なしとは、電源ケーブルつなぎっぱなしでも、バッテリーが発熱しないので、バッテリーを著しく劣化させることはない、という程度の意味です。
じゃあ、肝心のiPadはどうだということで、iPad Proに電源ケーブルをつなぎっぱなしにしてみました。すると、iPhoneとほぼ同じことが起きました。放置状態でも発熱せず、映画を1時間視聴しても、ほぼ発熱は認められませんでした。
A15チップと比べ、M1チップはコア数が多いので、発熱的には不利なのかなと思っていましたが、今回試した限りでは、そういうことはなさそうです。ついでに、A15チップのiPad miniでも試してみましたが、ほぼ同じ結果が得られました。
つまり、iPadも電源つなぎっぱなしで問題なしということになります。
この検証結果を踏まえ、私なりのiPhoneとiPadの使用に関する基本ルールを定めました。
①バッテリー100%状態にしておく
②電源ケーブルをつないでおく
③バッテリー充電中(100%未満の状態のとき)は使わない
④使わないときは、電源オフにする
③④は、これまでのルールの継続です。④については、冒頭に挙げた「長期にわたってフル充電された状態が続くと、バッテリーの状態に影響が出ることがあります」というAppleの警告への対応という意味も込めています。
なお、あくまで個人的な意見ですが、この警告については、現在の最新OSを入れたデバイスには、当てはまらない可能性があると考えています。
しばらくこのルールで運用してみて、なにか気づいたことがあったら、また書きたいと思っています。