本心 2022.7.20


(なんとなく下書きのままにしてた去年のやつ)


吾輩は居候である、おうちはまだない。

色んなことがあり私は中学からの友人
その実家に住まわせていただいている。
年が明けてすぐこの『カタチ』になった
約6ヶ月の月日が経とうとしていた。

4月からその友人は仕事の関係上、
その家を出ることになり、友人の母と私
という前例のない『カタチ』である。

その友人と仕事や私事のスキマ
電話をする機会がしばしばある

こないだ話したことが心に残っていて
すごく長いので時間がある方は
よかったら覗いてみてネ

お互いの生活環境や他愛のない世間話

やはり電話は好きだ。
マイク越しだが声で表情が見える。

そんな話で盛り上がった後
心のふんどしを締め、感謝を伝えた。
今の『カタチ』のきっかけを作ってくれた
そのおかげで毎日が楽しいということ。

なにがその幸福感をつくってるの?
その問いに答える
最近になって期間など関係なく尊敬できて大好きで自分を大切にしてくれる人がいることを実感してるんだ!

へー。いい事だね!
どんなところに惹かれるの?

この友人は自分の興味も含めて
意識的に大事な点を突いてくる。
そんなところが彼の惹かれる場所だ。

共通の友人を何人か思い浮かべて話す。
素直さ。自己管理能力の高さ。
知識の多さ。家族を大切にしている。

友人の惹かれるポイントは
自分と比べ秀でている部分だと思うので
浮かんだ友人を改めて誇らしく思った。

そんな友人たちの印象の中で
今回、話題のマトになったのが

自分と似ていて、波長が合い落ち着く

だった。
なんとなく、そんな印象が何人かいた。

その人たちの共通点ってなんだろう?
お得意の質問である。

うーん。10秒ほどのシンキングタイム。
出た答えは 

親しい人にしか見せない顔がある

みのもんたさん司会のミリオネアならば
自信を持って答えるファイナルアンサー
正解はないので100万円獲得もできないのだが、この答えにはそれ以上の価値があるとさえ感じるほど、しっくりきた。

ビックマックにはポテトとコーラ
これくらいしっくりきた。

この答えに友人は、

今の話を聞いててお前の理想の姿が
親しい人にしか見せない顔って感じたよ
お前は狭いコミュニティーの中でこそ
魅力がある熱い人間だと思ってるからさ


感無量。

拍手喝采である。

今の自分に突き刺さった言葉の矢。
きっと、返しがついており抜くことはできないであろう。それほどグッサリ。

今の自分が認められた気がした。

昔から感じることがある。

【本当の自分ってなんだろう】

幼少期から目立つことが好きだった。
赤ちゃんが履いている音の出る靴や
シンバルを持ったおもちゃのサル
くらいに目立つことが好きであった。

なんで?今思うと、
自分の起こした行動に笑ってくれる顔が好きで友達に笑顔でいてほしい。という純粋な感情だったはずだ。
あと人の好き嫌いがなかったため、
全員と友達になりたい思考があったかな

この頃から、
初対面の人とも心の距離を縮める
のが得意で自分の強みだった。

18歳を超えた頃かな
社会人になり年上の人と多く関わり
できることを増やしたくて頑張ったり、
人や年の壁に頭を抱えたり、
ザ・社会人1年目であった。

その頃聴いていた音楽。

自分らしく生きろ。壁をぶち破れ。
大人になりたくない。周りに合わせるな。

みたいなメッセージ性のある歌詞で
社会とのギャップにぴったりだった。

いまは、ふーん。
くらいにしか思わないけどね。

あの頃は周りの意見など気にせず
自分の意見を持ち、決断し貫くのが
かっこいい大人で自分らしさ
と勘違いしていた。

そんなのただのワガママである。
小学生でも考えればわかる当たり前。
若気の至りという言葉では
まとめられないほど現実は甘くない。

あと先を考えず、その時の感情のみで動いていた。失敗したら自分の責任、周りの人には迷惑かけていない。自分の決断が正しいと錯覚しており、人の気持ちなど二の次にしていた。

ただその不安定な時期を支えてくれていたのは紛れもなくこの音楽である。


あの頃の自分もその頃は好きだった
それは、自分は立派な大人だと
自信でなく過信があったから。

それから数年が経ち転機が訪れる。


結婚をし約2年で離婚した。
今では幻のようにボヤっとした記憶。

全部自分で決めてしまった
友人には止められた。
カッコいい大人と過信していた自分は
聞く耳すら持たなかった。
そんな大切に想ってくれる友人を
大切に想っていないのは自分だった。

このまま幸せになっていれば
なにも問題なかったのだが、

トラブルの連続であった。
何度も後悔し、無力さを嘆いた。
自分は弱い存在だと責めた。

自分の力だけで解決できないこと。
に直面し痛感した。


一人でで抱え込んで何もかも逃げ出したい。消えてしまいたいとさえ思った日もあった。自分の決めたことで他の人を巻き込んではいけない。って全部押さえつけた。絶対に自分の力だけでは乗り越えることができなかった。


そんな時も支えてくれたのは友であった。しばらく連絡をとっていなかったのだが、友はそんなこと気にせず受け入れてくれた。自分にとって大事にしなきゃいけないもの、大切なもの。失ってはいけないもの。それをハッキリと気付かされた。

そんなこれまでがあるから
これからを噛み締めて生きたい。

いまここに在るのはみんなのおかげ。
胸張って伝える!ありがとう。

本当の自分。
自分らしさに気づけた気がした。

今月でこの『カタチ』が終わり、
新しい生活の幕開けとなる。

今年は変化の年だなんて意気込んでいる。
変わりつつ変わらないもの。
見つけられそうな予感がするな〜

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