満員電車の中で

電車の中から下車する人たち。

扉の両サイドに半々で分かれる下車を待つ人で
なんとなく手を繋いでアーチを作ったら
少しだけ平和な世の中になるのではないか。
少しだけ笑顔が増え、楽しくなるのではないか。

少しだけの憂鬱と爽やかな朝日。

そんなことを考え
耳にはイヤホン、吊り革片手に瞼をゆっくり閉じた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?