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大学生になって若いお友達ができました

 息子が、友達数人を連れて泊まりに来た。
その中の一人、元気で明るいTちゃんは、私と似た分野でデザイン系を学ぶ大学生だった。
 一日観光して我が家に戻ってきた夜、

「ママ!熱く語りましょうううう!!!」

と、今日、あちこちで集めてきたパンフレット片手に、珍しい建物、素敵なデザインなど、彼女がインスピレーションを得たことや、その瞬間の感動を次々と語ってくれた。
 とても楽しくて、はしゃぐ彼女が可愛くて、そして嬉しかった。

 友達のお母さんである。
「ご飯作ってくれてありがとう」とか「泊めてくれてお世話になりました」とか、ふつうはそういう相手だろう。
 でも今のTちゃんは、今日の感動を分かち合う相手として、ふつうに私の横に座っている。

 私、今、大学生でよかった。

 今回の大学生活に友達は望んでいなかった。通信制は自分から求めなければそういう機会も乏しいし、オンラインのグループ活動で顔見知りができる程度だ。その上自分はスクーリングに行っていないので、卒業まで本当に一人も友達はできなかった。だから、Tちゃんは、私の今回の大学生活のたった一人のお友達だ。やっぱり友達は嬉しい。

 遠方に住む彼女。もう大学も卒業し、素敵な社会人になっているのだが、相変わらずの明るさで「ママ!遊びに来たよ~!」と訪ねてくれる。
 Tちゃんありがとう。大好きだよ!


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