見出し画像

「そう言えばこんな事があったなあ〜」と言う変なお話し(招かれざる客)

お盆の終わり、ほんの少しだけ涼しくなった?
いゃあ…まだまだ暑いですな

10時にはお出かけするのでちゃっちゃと書きます

もう17.8年前になるでしょうかね
今も付き合いのある相方つんと十三の居酒屋で飲み食いし終えたのが夜10時過ぎ

「十三とは」

十三(じゅうそう)は大阪市淀川区にある昔からおじさんの歓楽街なのです
飲食店の他、アルサロやクラブに何やら怪しいお店がたくさんあり、すぐ側には今は少なくなりましたがラブホテル街がありますねん

十三はそう言う雑多なネオン街

ま、お腹もいっぱいになり、余り飲まない私も生ビール2杯も飲んでほろ酔い気分
相方つんはこの時点で生ビール5杯程呑んでますわ

「このあとどうする、帰るん? それともホテルに行く?」と私

「あほ!行かへんで」と最初から拒絶されましたわ
そらそうよ…


「淀川河川敷で花火」

「でも、気分ええのに帰ってもしゃーないから花火しよか?」と つんが言いましてん
その時の季節は夏真っ盛りでしたかね

「ほな、コンビニ行こ」っと二人して淀川のすぐ側にある「◯ーソン」で花火と缶ビール6本パックを購入し、淀川河川敷に行ったんです

少年野球で使うグランド脇のベンチに腰掛け

「とりあえずかんぱーい」(笑)

「美味いなあ」と満面の笑みを浮かべるつん

花火しながらビールを次々に飲み干していくんです、つんは…(あんたはどんだけ呑むねん💦)

「ちょっとオシッコしてくる」とつんが暗闇の中に消えました

遠くで淀川バイパスを走る車の音
それ以外は静かで虫の声が聞こえてましたなあ

「あースッキリした、なかなか止まらへんねん」と言いながら、つんが戻ってきましたわ

心の中で「そら、あんだけ呑んだら止まらんやろ」と思いながらも
「遅かったやん、心配したわ」って言いましてん

そうするうちに花火も買ってきたビールも終了!

もうなんやかやで12時半まわってました…

「ラブホ」


こっちも少し疲れてきたんで
「帰ろか?」と言ったところ

「もう少し飲みたいし、暑い部屋に帰るの嫌やからホテル行こ」って言い出しますねん

「あゝ、ええよ」って元気に返事しましたわ(笑笑)

早速、淀川河川敷から歩いて五分ほどにあるホテル街に行き安めのホテルに入りました

最近は行かないので分かりませんが、当時はホテルに入ると生ビール2杯が無料でしてん

部屋に入り直ぐに湯を入れフロントに電話し、泊まる事を告げ生ビール2杯を注文

ラブホの大きなお風呂ですからお湯が満ちるまで時間かかるんですけど、つんはさっさと髪を輪ゴムで纏め裸になりお風呂へ

シャワーの音が聞こえます…

「汗かいてたからサッパリしたわ」ってバスタオルをまいたつんが出てきました

「ビール頼んでくれたん?」とつん

「うん、もう直ぐ来るやろ」

少しすると「ピンポーン」の音が鳴りました

玄関先の小窓に生ビールが2杯置かれてました

「来たよ」と部屋に持っていくと

「あんたもはよお風呂はいってき」とつん


「妄想」

こんな状況ならですよ
ふつう男はお風呂に入り、体を洗いながらいろいろ想像を膨らませますわなあ(笑)

「久しぶりに◯ッチさせてくれるんやろか」なんて事….むにゃむにゃ

期待に胸を躍らせながら風呂から上がり、ベッドルームに入ると2杯の生ビールは空っぽ

「最後にあと一本ビール呑んでいい?」って言いますので
「ええがな、飲み飲み」って部屋の冷蔵庫から缶ビールを取り出しつんに渡しました

「ごめんな、えらい遅い時間まで付き合わせて  お金も使わしてしもたし」つん

「ええよ、そんな事」ニヤニヤする私

最後の一滴まで飲み干すとベットに横たわるつん

「マッサージ」でスキンシップ

ここからマッサージしてあげますねん

肩と腰が凝ってるのでしっかり揉み揉み
彼女の肌はしっとりもち肌
頭の先から足の指先まで揉み揉み

小一時間かけてゆっくり真剣にしますねん

「あんた、マッサージ上手いよ
仕事にしても大丈夫!」なんて言われると余計に頑張る!

でも流石に此方も疲れてきて
「はい!今日はお終い」


「ありがとうね ほな疲れたから寝よ」とつんが言いましてん

「えっ、このあと何もせーへんの?」と私

「ええっ!わたしそんな気全然ないから
ごちゃごちゃ言わんとあんたも寝て」

「そう言うことか….そうやわなあ…」

「失望…」

仕方ないので寝ましたで…もう午前2時やし
期待して損した気分(苦笑い)

翌日
私は何処へ行っても早起きですねん
6時半ごろから起きだしてトイレに行ったりテレビをつけて見たりし、つんが起きるの待ってます

11時前頃にやっと起き出したつん
開口一番

「昨日子供が煩くて寝れんかったんよ
また、あんたの生霊がわたしを見下ろしてたし」って言いますねん

「何のこっちゃ???」

ここからはつんが言った事

「なんか話し声が聞こえてきて、もううるさいなあと目覚めたら、トイレから子供が3人出てきて走りまわるんよ
ベッドの周りやソファの辺りで飛び跳ねたり

もう、またかいな…

それから暫くして子供らがトイレに戻って静かになったので、もう一度寝ようとしたら視線を感じ目を開けると….
あんたがベットの足元にいて私を見てるねん
、しかも無表情でジィーっとやで
気持ち悪い奴やなと思い横を見ると、あんたはいびきかいて寝てるんやもん
びっくり!
◯ッチさせへんかったから恨んで生霊となって私を見てたんとちゃうかな」

こっちは何もしてませーーーん

なんのはなしです怪-1

また、同じく十三でのお話し
ホテルは違うのですが

やはり、つんがお風呂から上がってきた時に

「あんた、さっきトイレに来てへんかった?」と聞きますので

「いいや、行ってへんよ」

「あ、そう
あんた早よお風呂に入っとてき、話しはあとで言うから」

なんか意味深な言いまわし
こう言う時は危ない…

さっさとお風呂に入って出てくると
やはり無料の生ビール呑みながら言うんです

「私お風呂にはいってたやん
その時お風呂の入り口のドアに膝から下の足が見えたんよ

あんたがトイレに行ったんやと思ったけど…
よう考えてみればあんたの足は毛むくじゃら

さっき通った人の足にすね毛は無かった…

先に言うたらあんたがビビるからお風呂上がるまで言わんかってん」つん

こう言うラブホは男と女の情念が強いから、そしてお風呂や水まわりには何かと出てきはんねん」

なんのはなしです怪-2


お付き合いいただき
ありがとうございました♪

いいなと思ったら応援しよう!