見出し画像

基本情報技術者試験の勉強を始めて10日経ちました

最近、私は基本情報技術者試験の勉強をしている。

もともとITの知識は人並みで、パソコンの仕組みもわからないようなど素人だが、ある目的のために独学で資格取得に挑戦している。

教材は『栢木先生の基本情報技術者教室』を選んだ。
私が資格の勉強にどう取り組んでいるのか、記録を残したいと思う。そして、今後の独学力向上のための材料にしたい。


1.学びの動機づけ

「なぜ学ぶのか?(WHY)」
・就活のため。この資格を取れば、ITの基礎知識を持つことの証明になるし、就活が有利に進む可能性がある。将来エンジニアを目指すなら持っておいた方がいい資格だ。
・IT業界ではどんな仕事をすることになるのか知ることができる。実務のイメージの解像度が上がる。会社選びにも役にたつ。
・自分がITというものを好きになれそうか計ることができるから。会社に入ってから辛い思いをしないように、試験的にITに触れてみる良い機会になる。

「何の試験か(WHAT)」
・国家試験。情報処理技術に関する基本的な知識・技能を有していることを国が認定してくれる。
・科目A試験と科目B試験がある。
科目A試験は、テクノロジ系(技術的内容)、マネジメント系(管理的内容)、ストラテジ系(業務内容)の3つに分かれている。
科目B試験は、プログラミング、データ構造、アルゴリズム、セキュリティに関する問題が出題される。
・今年4月の試験から、問題が大幅に改定される。過去問がない。

「どうやって学ぶか(HOW)」
・『栢木先生の基本情報技術者教室』を買って勉強する
・Udemyで勉強する
・わからないことはパソコンで調べながら勉強する。ChatGPTがめちゃくちゃ使える。

2.具体的に10日間でどんな勉強をしたのか

①毎日1章ずつ『栢木先生の基本情報技術者教室』を読む。この段階で用語やその意味をできるだけ理解できるようにする。無理そうなら、軽く読むだけにとどめる。
②はじめて知る用語が出てきたら、紙にその用語の名前を書き出す。
③英略字(CPUやBCMなど)が出てきたら、省略前のフルスペルも全て書く。
④図や表を書いた方が覚えやすいときは、そのまま書く。

3/25 第1章:コンピュータ要素、第2章:ソフトウェアとマルチメディア
3/26 第2章復習
3/27 第2章復習、第5章:システム構成要素、第6章:データベース技術
3/28 第6章続き、第3章:基礎理論、第7章:ネットワーク技術
3/29 第3章(基数変換)、第8章:情報セキュリティ
3/30 第3章(論理演算)、第9章:システム開発技術
3/31 第9章続き、第10章:マネジメント系
4/1  第4章:アルゴリズムとプログラミング
4/2 第4章続き、第11章:ストラテジ系
4/3 第11章続き
合計:68時間

10日かけて、全12章(科目Aは全11章)に目を通した。

3.気付き

気付き① 用語の名前自体を覚えるのに苦労する

まずは、IT用語とお知り合いになることを目的として教科書を読んだ。
あるIT用語を、全く知らない状態(未知)から、
どこかで見たことある・聞いたことある状態(既知)にしていき、
最終的には、用語の意味を覚えて忘れない状態にする予定だ。

ここで、IT特有の難しさの壁に突き当たった。それは、用語に英語が多いことだ。

索引を見ると、英略語が300個以上ある。特に、CPUやBCMなど、3文字の英略字が多い。英略字と意味を直接的に結びつけて覚えるのは至難の業だ。

例えば、CPUが何かを知るには、まずCPUという3文字を見てフルスペルを知らなければならない。フルスペルがCentral Processing Unitとわかり、その英語を日本語に直してはじめて、「CPU=中央処理装置」だと理解できる。
「英略字→フルスペル→英語の意味→日本語に変換」

USBやHDDなど、身近に使用している英略字なら、意味が何となくわかるので、いちいちフルスペルを覚える必要はない。しかし、初めて知る英略字の場合は、何かしら手がかりがなければ日本語の意味に結び付けられない。

加えて、英略字以外に覚える日本語の用語も8割方はカタカナだ。アキュムレーターやフラグメンテーションなど、カタカナで書いてはあるが、ほとんど英語だ。しかも、カタカナで書かれると、ますます元の英語の意味が見えにくい。結局、何度も用語を見聞きして覚えるしかない

名前を覚えるのも、意味を覚えるのも、その意味を理解するためにITの仕組みを覚えるのも、どれも大変だ。繰り返し取り組むしかない。


②計算問題がある

基本情報技術者試験では、基数変換やアルゴリズムなど、あらゆる計算問題が出題される。
例えば、基数変換では10進数の数字を2進数に変換するような問題が出る。

手を動かして計算をするのは久しぶりだ。 
計算といっても、四則演算や乗数、方程式が使えれば大丈夫だ。センター試験の数1Aの確率を思わせるような問題がいくつかある。

しかし、ITの計算問題なので、問題を解くのにコツがいる。ビット変換やプログラムの速度計算など、慣れない問題ばかりなので初見では解けない。だれでも簡単に力技で答えられるような問題はあまりない。

計算問題は頻出なので、頑張って解けるようにならないと合格できない。過去問で練習してパターンを掴む必要がある。


4.  今後どうしていきたいか

基本情報技術者試験では、
用語や仕組みを覚えて答える問題と計算問題が出題される。
今後は、覚える作業計算する作業を中心に勉強していこうと思う。

1.『栢木先生の基本情報技術者教室』を1章ずつ復習する。(覚える)
教科書を一通り読むのは、これで2周目になる。

教科書の構成として、全体が第1章から第11章まで分かれているが、その章の中にもいくつかのブロックがある。ブロックごとに、超重要・必須・時々出の3種類に分けられているので、超重要を最優先に復習していきたい。

2. 過去問道場で過去問に取り組む(覚える)(計算する)
基本情報技術者試験ドットコムというサイトに、基本情報技術者試験の過去問を出題する解説付きのWebサービスがある。全部で2560問もの過去問を扱っている。

今後は、教科書で「ソフトウェア」の章の復習をしたら、過去問道場で「ソフトウェア」の分野を指定して問題を解くようにしたい。「ソフトウェア」の分野だけでも114問も問題がある。たくさん解いて、問題に慣れていきたい。そして、少しでも「わからない」を「わかる」ようにしていきたい。

ここには計算問題も多く収録されている。「基礎理論」や「プログラミングとアルゴリズム」の分野は問題数が他の分野より多い。試験で多く出題されるということだろう。

このサイトは、解いた後の解説がとても丁寧でわかりやすい。
ここではいくら間違えてもいいので、めげずに何度も取り組んで、パターンをつかみたい。

この10日間の取り組みで反省点があるとすれば、
『栢木先生の基本情報技術者教室』を1冊読み終わるに70時間近くかけてしまったということだ。
できるだけサクサク読みたかったが、わからない用語が多すぎたので、1冊にかける時間が多くなってしまった。新しい用語とお知り合いになるだけなら、もっと少ない時間でもよかった。

今後は過去問中心にして、教科書は補助的に活用していきたい。
また10日間、変更した新しいやり方で勉強していこう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?