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Vol.13-「令和2年7月豪雨での球磨川氾濫の水害被害」インタビュー “若い世代が活躍できるように”、山と防災害

前回は伝承活動と新しいまちづくりについて説明しました。今回は“若い世代が活躍できるように”と山と防災害です。

若い世代が活躍できるように

町に残って活動されている若い女性がお二人いらっしゃって、そういう人たちが安全に将来も安心して暮らせるためにどんなことが必要なのか、改めて冷静に考えて検証してやっていくことは、5年後、10年後の子供たちの将来を考えたときにとても大切なことだと思っています。

例えば、全国の被災地は今どうなっているかとか、災害から5年経った被災地はどうなっているかとかを被災地で復旧したり盛り上げている人たち同志で情報共有することはとても大切なことです。特に活用されている制度や面白いアイデアなどは積極的に共有していきたいですね。今はネットやSNSで瞬時に共有できますので、前向きにやっていく必要があると考えています。

山と防災害

今回球磨川が氾濫したわけなんですが、防災害は川じゃなくて、山の問題じゃないかと思ってるんです。この坂本地域は山に囲まれたところに見えますけど、見えないところでは木が全部切り倒されてそのままになっているところや、鹿やイノシシの食害が深刻になっています。獣害で下草が全部食べられて山肌がでてしまって、いわゆる“山の保水力”がほんと落ちてますので、大雨が降ると一気に川に水が集中して流れていく。

あるいは支流がすべて塞がって、その度に土石流が増えるとか、これらは山の問題なんだと思います。この山川と海の連携というのは今こそ大事ですし、すでに見つめ直さないといけない時期に来ていると思います。

防災害となると川だけの復旧工事になってしまうんですけど、山そのものに手をつけないといけないんですよね。山肌がでていて一部崩れたままになってるので山の工事に手付かずなのはすごく心配してます。

インタビュー#14に続く

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