歩きタバコ
バンコクのSilomという都市を歩いていた。
夕方。
日本人の旅行者が歩きタバコをしていた。
Silomにはタイの働く人々が大勢いる。
帰宅ラッシュのような時間帯だった。
歩きタバコをしているタイ人も外国人も誰1人いない。
日本で言うなら、表参道の喫煙所ではない場所でタバコを吸っているような。
タイ、おそらく路上タバコも、歩きタバコも罰金など取られる制度はないかと思われる。
法律上、何の問題もないかもしれない。
が、残念だった。
その人はきっと日本では喫煙所でタバコを吸うと思うし、ましてや歩きタバコなんてしないと思われる。真面目そうな顔だった。
僕の横にはサクラットちゃんがいた。
すごく嫌な顔をして後ろを歩いて、すぐに追い抜いた。
頼むから日本語を話さないでくれ。と思ったが横にいた仲間らしき人と楽しく会話していた。
サクラットちゃんは何も言わなかった。
空気になっちゃうくらい、空気を読む事が得意な民族ではなかったのか。肝心な所でどうして。路地裏とか行けない?タイ舐めてんのか。
愚かな人だと思うと同時に、自分自身も気をつけていかなければいけないと思った。
ダサい侍にはなりたくない。