天国の感じ
タイにある教会に行った。キリスト教。
1週間前ほどに、お世話になったドミトリーに荷物を取りに行くと、「ドム」という下ネタが大好きなスタッフに遭遇した。
サムガールという単語をよく言う。(この時囁くように耳元で言ってくる)
彼は僕より2つか3つ年下だったが、友達になった。
「ヘイ、弟!」と、僕に対して言う。とてもお調子者なのだけれど、全く憎めない。底からの明るさがある。
ドムが教会に行こうと僕に誘って来る。ただでさえ英語が分かっていないにプラスして、彼の100%タイ訛りの英語に苦戦しつつ、言っている事を何となく掴む。
了承し、ラーマ9駅という場所で集合する事になる。
インスタグラムのメッセージでやり取りする。
渋谷のハチ公前で!のノリで、ラーマ9駅のクラス1で!とドムは言う。
この駅は広い。
いや分かるか。と思いインフォメーションに聞くが、お姉さんも分からないらしい。
お互いに今いる場所の写真を送り合い、何とか合流する。
もっとうまい方法があったかもしれない。Googleマップとかで。
そうして2人、そこから電車に乗り教会へ。
電車内でも、大きな声で電話をしていたドム。英語で。
僕にとってすこぶる聞き取り辛いけれど、彼は英語力をこれからも伸ばしていくだろうと確信した。
教会には、ドムの友達のアメリカ出身の宣教師2人がいた。
2人ともタイ語も話せるらしかった。
そしてさらに、この教会にいる全員の宣教師たちがタイ語を話せるようだった。
パッと見た感じ、宣教師30人くらいはいたのではないだろうか。
すごすぎる、頑張らなければ。
ドムと宣教師たちに言われるがまま施設の中に入る。
施設の説明を英語で受ける。
あまり分からない、と言う感じになってしまったが、2人の宣教師たちがGoogle翻訳で説明してくれる。
彼らの優しさとテクノロジーの進歩に感謝する。
案内の際の最後の部屋が一番印象に残っている。
この部屋は天国をイメージして作られている。
ただ神を考えるだけの部屋。そう説明された。
確かに全体的に天国感が強いと感じた。
天国感で言うと、空港もそれを感じさせる。
特に、あの動く歩道を歩いている時。
奇跡的に誰も周りにいないと、不安も相まって本当に天国に向かっている気さえしてくる。
この部屋にはそれに似たような、天国を感じた。
天井が高い。全てが絵の具の白のように白い。
彼らは、ドムも含め、土日には絶対いるっぽい。
ので、積極的に参加して語学を頑張りたい。
モルモン書をもらった。非常に分厚くイカつさを感じている。