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Mac Studio M1ユーザ からみた Mac mini M4
Mac mini M4を手に入れたので、手元のMac Studioとの比較をざっくりと。
タイムマシンで環境コピーして、2台並べて操作してみたけど、厳密な比較ではないので悪しからず。
スペック比較
Mac Studio M1 Max vs Mac mini M4
共に、メモリ32GB、SSD1TB
SSD W/R は 6000MB/s弱 vs 3000MB/s強 でStudio が2倍速
メモリ帯域幅は、400GB/s vs 120GB/s でStudioが3倍強
CPU コア数はどちらも10コアだが、高効率コアと高性能コアの比率が違う上、割合も反転
Studio: 高効率2 : 高性能8
mini: 高効率6 : 高性能4
GPUは24 vs 10 core でStudioが2.4倍
ベンチマークは割愛!
実際の使用感
1TのSSDはもしかして高速かも??と期待したけど3000MB/s強 で他の比較情報で出てる256GBや512GBより多少早いのかな?って感じ程度かと。それでもStudioの倍遅いので、もっさり感の一翼を担ってる気がする。
Xcode Benchmarkは191.8 から153.0に2割ほどスピードアップ。実際のXcode使用感的にはそこまで差は感じない。ただ、CPU速度が上がった分、ビルド速度やUIなどの操作感が多少上がった気がする。
Stable-Diffusion の画像生成は3倍くらい遅い印象。まあ、厳しい。
Quest Proでのリモートデスクトップ使用は多少描画速度が上がった気がするけど、ほぼ違いを感じず。これは期待してなかったので予想通り。
ビルドなどのCPU全開で使う処理は、高速化されてる実感があるけど、Youtubeをスクロールした際の描画速度?は遅くなっていて全体的にもっさり感が感じられる。同じくcooViewer で自炊ファイルを高速ページ送りとかしても如実に遅さは感じられる。ただし、どちらも実用に耐えられないとかそう言うことはない。
SDの生成速度はなんとなくメモリ帯域幅が影響してるような気がする。。
メモリ容量について
32GBまでアップグレードしてみたけど、他のYoutuberさん達がUPしてる動画などをみてる限り、あまり関係なさそう。。X86系のように増やしたら劇的に安定していい感じ!みたいにはならない気がする。
同時に大量のアプリを起動してうんたらする人は必要だと思うが。。。
なんとなく、M系Macは、メモリに合わせて過不足なく動くってところに重きを置いてる印象がするなあ。
気になった点
たまに、ブラウザでページを開くと、HDMIモニタの接続が2秒くらい切れる。こちらの環境のせいかもしれないが、なんとなくポートのI\O周りに何かありそう。。。
と言うのも、以前MBAを利用していた際、同じようにポートを使い切る運用をしてると外部I\O周りが不安定になったので、Mチップのメモリ管理周りに何かあるんじゃないかと邪推してる。
追記:
サスペンドしててもほんのり暖かい。。こっそりスポットライトとか動いてるんだろうか??
まとめ
仕事面で見ると、結局Xcodeが少し早くなっただけで、あとは劣化しているような印象を感じた。まあ、mini とStudioだしなぁ。3世代ずれてもStudioはそれだけのスペックということなのかも。
総じて、CPUのパワーはいい感じなんだけど、メモリやSSDがついていかないと、なんか無駄にピーキな動作になって、いまいちパワーを上手く使い切れてないような違和感を感じる。
実用に問題があるわけではないので、そこが気にならない人には安いし切り替える選択肢もありだと思う。
ただ、私の性格上、どうせならフルパワー使える状態で使いたい願望が強い。M4チップそのものは良さそうなので、十二分に周辺を整えれば満足が得られそうだが、一段上のM4 Proを検討するより金額や、仕事的に考えても、Studio でのM4の実力を見たい願望が強くなった結果となった。