胎嚢確認とおじいちゃんの話
待ちに待った胎嚢確認の日でした。
病院に向かう途中から若干の気持ち悪さがあり、待ち時間もスマホをいじる余裕がありませんでした。
平日なのでさほど待ちもなく番号が呼ばれ、いつもの診察室に入り、体調の様子などを聞かれました。
その後、超音波検査へ。
結果としては無事、胎嚢が確認できました。
超音波で確認しながら、先生に「胎嚢見えてるね、いいかんじです」と言われ、ほっとしました。
とはいえ、先生は今回も「安心だね!」みたいなテンションではなく、「次は心拍ですね」と淡々と話されていました。( 一一)
胎嚢確認ができるか、不安な気持ちで過ごした1週間でしたが、一方で、どこか「きっと大丈夫」という気持ちもありました。
というのも、突然なのですが、先日、おじいちゃんが亡くなりました。
急なことだったので、孫たちは都合がつけられない人もいて、孫の中では私のみが葬儀に参加しました。
葬儀の日、おじいちゃんがお付き合いしていたお寺の住職さんが静岡から遥々家まで来て下さり、おじいちゃんのお話をしてくださいました。
おじいちゃんは、住職さんに戦争の話など、いろいろな話をしてくれたそうなのですが、初めて会った日に、孫が××大学に受かって安心した、嬉しい、という話をしていたそうなのです。そのお孫さんは本日いらっしゃいますか?と言われ、(××大学に行ったのは私だけだったので)私だ・・!となりました。まさか住職さん伝いで、当時のおじいちゃんの気持ちを聞くとは思っていなかったので、親や親戚も「こうしてめぐりめぐって話を聞くなんて縁を感じるね」と言っていました。
その日は採卵日からちょうど2週間後で、移植日のちょうど2週間前のことでした。その時から、なんとなく、「おじいちゃんがきっと見守ってくれている」という思いが芽生えました。
こじつけと言われればそれまでなのですが、私にとっては勇気を与えてくれる出来事なのでした。
1週間後、心拍確認をします。
おじいちゃんの納骨の日は、その3日後。おじいちゃんに報告ができるといいなーと思っています。