体外受精 vol.10 移植~妊娠判定まで

このところ、なかなか気持ちの整理ができず、noteも書けずにいました。期待してしまう気持ちを文字にして残すのが怖かったからです。

まず、移植の日の話。
移植日は11:30にクリニックへ。この日は1人です。
最初、移植日も夫についてきてもらおうかと迷ったのですが、事前説明を聞く限りかなりあっという間に終わりそうだったので、移植日ではなく判定日に来てもらうことにしました。

血液検査を終えて、結果が出るまでぼーっとしていました。その後、手術室へ。
採卵と違い麻酔もないので、手術用の服に着替えたらあっという間に手術台へ呼ばれました。少し緊張していたこともあり、
「名前と生年月日を西暦でお願いします」と看護師さんに言われたとき、西暦と和暦がわけわからなくなってしまい、え、えっと、西暦、、?とごもごもしてしまいました。笑

少し生々しい話になりますが、手順としては、まず膣の入り口を固定するための器具を入れて、その中にカテーテルを入れて、胚盤胞を通す感じです。(先生の手元は見えないので感覚です。)

基本的に病院って、器具を容赦なく入れてくるじゃないですか。
私は痛みに敏感ですぐ体が力んでしまうので、器具を入れられた瞬間も痛い!と思いましたが、突然「でも出産ってこんなもんじゃないのか、、、出産の練習だと思おう!」と思ったら力が抜け、痛みも和らぎました。

そして、培養士さんが手早く胚盤胞を先生に渡し、あっという間に体内へ。この時、私の子供が欲しいという願いのために、先生・看護師さん・培養士さんと多くの方々が関わってくださっているんだ、となんだか泣きそうになりました。

事前説明通り、ほんの5分、10分で手術は終了。本当にあっという間でした。その後先生から説明を受けて、薬をいただいて終了。判定日は最短10日後ということで、予約をとって帰宅しました。
特に体調を崩すこともなかったので、帰宅後はテレワークをしていました。


判定日まで10日、これが結構長いんですよね。
「体外受精 妊娠率」「グレード3BB 着床率」「フライング検査」とか検索魔になりかけてました。それでもなるべく検索しないように気を紛らわせていました。
採卵の時と似たような下腹部痛を感じつつ、なんかおりもの多いかもと思いつつ、いやいや想像妊娠かも、と自分をなだめる毎日、、、。

自己流のタイミング法を試していた期間、妊娠検査薬がぴくりとも反応しない絶望を知っていたので、結局フライング検査はせず判定日を迎えました。

妊娠判定は、血液検査のhgcの値で判定するそうです。


そして、、、私の値は300ちょっと。結果として、着床していました!(いくつから陽性だったか忘れてしまいました。)

ドキドキしながら診察室へ入った時、先生から「いい値ですね。」と言われ、最初どういうことかわかりませんでした。が、そのあと「着床しています。陽性です。」と言っていただき、ようやく理解が追いつきました。。

「え!陽性ですか!」と思わず声が出てしまいました。

よくある「おめでとうございます。」という言葉はなく、「着床の壁は越えましたね。」と言われたので、やはりまだ常にリスクと隣り合わせなんだな、と思いました。

それでも、まずはこの結果を噛みしめたいと思い、家に帰った後は、夫と喜びました。

判定日は、ちょうど4週0日になるそうです。
5週ちょっとで胎嚢を確認するそうです。

調べてみたところ、だいたいこんな感じで推移するようです(諸説あり)
4w 陽性反応
 →5w 胎嚢確認
   →7w 心拍確認
     →12w 安定期

安定期までいったらなにもかも安心だなんて言えませんが、それでも安定期までが長すぎる。
まだまだ安心はできないんだ、と思いました。

胎嚢確認は明後日です。胎嚢確認するまでnoteを書かない方がいいんじゃないかと思い、なかなかかけずにいました。期待と不安で複雑です。どうか確認できますように・・・。


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