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36暇話4・定食

上記画像は、某店の天婦羅定食で、テーブルにある明太子が自由に食べる事ができる。このお店に、一時期、ハマッテしまっていいた。カウンターに座ると目の前で揚げられる食材を見る事ができて、楽しかったし、揚げたてを提供するそのスタイルが好ましかった。欲を言えば、天婦羅以外に選べるメニューが無い事だけ。定食という飲食店ては普通の提供方法に、お得感を感じるのは私だけではないであろう。ついつい、セットにされている御品書きに触手が伸びるのは当然であろうかと思う。

《学生向け・プロ仕事人向けのお店》
街内には、狭く小さいお店ながら、低価格提供をお客様の回転率、即ち、提供数でしのぐお店が多々見受ける事ができる。その中でも、大学生が多い地区に於いてはボリュームたっぷりで、ハイカロリーな食を提供するお店も多い。
京都市内の有名店の主人と友人であるが、学生さんの通学が途切れざるを得ない事象が生まれた最近の世の中の騒動は、そうとうに、経営に響いたのではないであろうか?と思っている。ここの主人は、遠く鹿児島県の出身で、その名称で、同様業態で大学周辺の地域で数店を経営する親会社へ弟子修業後の暖簾分けで、独立をして長年を経営している。で、その名称の全ての店での名物定食が下記画像の定食である。チキンカツの大きさに最初は驚愕したが、そのうちに慣れてしまうから、習慣として、この定食を食したいようになるから不思議エキスでも入っているのかもしれない。

《感動した定食》
その昔、と、記述しても10年程の以前だが、その時、青森八戸駅に居て、東京へ向かう夜行高速バスを待っていた。水分の多いべたべた雪が降る夜で、八戸駅駅前といえど、飲食店は少なく、中華屋の看板に惹き付けられて入店した。で、驚く。
メニューの多くが和食のセットメニューが占める。で、その中から所望したのが下記画像の烏賊刺し定食。どであろうか?烏賊は八戸の名産である事もあり、迷わずにチョイスした記憶が有る。感動の決め手は、烏賊の美味しさだけではなく添えられている小鉢のクオリティーの高さである。白菜漬物も自家製であろう。調味料の味が無く上手であったし、汁モノは、初めての経験する【ざっぱ汁】。魚出汁がよく出ていて、さっぱりとした塩味でいただけた。板場に居る調理人に出汁の成り立ちを質問したら、出汁を取る前にサンマの干物を軽く焼いてから出汁を取ると返答をした。「なるほど!余分な脂を落とすのだ!」トレーに乗る全ての食が丁寧に作られていて、尚且つ、手軽な価格に感動した定食であった。もう一度再訪を考える時が有るが、1300kmの距離は・・・。価格に反して手軽では無い。

《女社長を連れていく》
営業活動が通販中心で、自らも通販番組に出演をしている知り合いの女社長が食事をご一緒したいと言うから、どこでも良いと言うので、語り合う隙を与えない雰囲気のカジュアルレストランをチョイスした。だいたい、女社長が話す内容は私には全く興味が無い話題である事で、不利益である事は、
安易に予測ができたからだ。
目の前に提供された量に、会話を切り出す隙を与えないメニューばかりで、
ひたすら、掬い+食べるを繰り返すだけのワンディシュで提供されて、大音量でアメリカンポップスが流れ、若者ばかりの声の中で、オッサンと妙齢女子が重要な事を話す環境では無いのが必要であった。私が、大阪を拠点として若年時代を過ごした時に知ったお店で、それからの経緯時間を考えるとしたら、老舗と言えよう。ご存知の方も多いこの店で有ると思うが、すべてのメニューに物語が語られている。例えば、「外資系企業の大阪支店に勤務していたマサチューセッツ出身のトムの日本人の妻が、日本を思い出してすき焼きを再現させたのをトムに食わせてみたら、彼はそればかりを毎日楽しみにして彼は帰宅が早くなった。」とか。

今回はここまで。
では。

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