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14日目 Burgos〜Hornillos del Camino

今日は21.5kmと、比較的短めの距離。
朝は7:30くらいに出発した。星が輝いているが、空の端っこは薄明るくなってきている。
昨晩、外が騒がしくて気になりあまり眠れなかった。夜中3時に目が覚めた時もまだ騒がしく、平日なのにこんなに賑わっているのか…と驚いた。大きな街の中心地だもんな、仕方ないか。

明け方のブルゴス大聖堂も圧倒的な存在感

ブルゴスの街が朝焼けに染まるのを見てみたいが、先に進まねばならない。今日からは日陰のないメセタを歩くので、日差しが強くなる時間は避けたい。

糸杉のシルエット

やはり、この時間が非常に特別。美しい朝を感じることができる喜びを噛み締め、1日を歩く活力が漲ってくる。

このように透き通った川は、少ない。

ところどころにある看板には、ユーラシアカワウソの生息地であると書かれている。野生のカワウソ、見てみたい…

人懐っこいネコさんに癒される

撫でて、と近寄ってくる猫もいれば、人を見るなり逃げていく猫もいる。ただ、どの猫も小さく、痩せて見える。普段日本で見かける猫たちが太りすぎているのだろうか。

Rabé de laz Calzadasの修道院

小さな町でカフェ・コン・レチェを飲んだ後、修道院を通りかかった。町から町へと歩いているので教会などはよく見かけるのだが、ドアが閉まっていて入れない場所が多い。なので開いている教会を見かけたらできるだけ立ち寄るようにしている。

こぢんまりとした温かな雰囲気


中に入ると、シスターが祝福を祈ってメダルを首からかけてくれた。あなたの旅路を神様が護ってくれますように、と。
頑張ります。無事に行ってきます。

死んだひまわりたちの中、一輪だけ

修道院を過ぎると、ひたすらに日陰のない道が続く。これが、かの有名なメセタか。乾燥した丘が続き、死んだひまわり畑と刈られた麦畑の風景。風もなく、日差しが照りつける。
しかし、問題は暑さだけではない。ハエがたくさんいるのである。一体彼らはどこからやってくるのか?ここで何をしているのか?知らないけど、とにかくハエがまとわりついてくる。刺したりするわけではないんだけど、とにかくイラつく。早く町に着きたい。

丘を越えると、ようやく町が見えた

窪んだ地形にある町、Hornillos del Caminoが見える。乾いた広大な大地の中にある、オアシスだ。
韓国人の団体はさらに10km程進んだところにある町に泊まるらしい。この天気だとかなりキツいだろう。

川も流れている

公営アルベルゲは満員で、唯一空いていたところに入った。一泊13€。
7:30に出発し、13時過ぎに到着。21.5km。明日も日陰のない道だから、もっと早く出発しよう。

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