サンタ慌てふためく!
昭和のおばちゃんが日々見聞きしたこと感じたことを昭和目線で独りごちます。
さてクリスマス前の最後の週末。
皆さんいかがお過ごしですか?
クリスマスの準備もサンタ業務も一段落ついた頃でしょうか?
今でこそ「ネットで注文、自宅に届く」ができるので、プレゼントを探して、店から店を渡り歩くようなことはしなくてもよいのでしょうが、昭和のサンタ業務は、なかなか大変だった。
忘れもしない、2人の娘が5歳3歳のときのクリスマス前の、最後の週末。
もうこの日にプレゼントを買わなければ仕事の都合上絶対買いに行くことはできない。
そこで私たち夫婦はショッピングモールに子供たちを連れていきサンタさんに頼むプレゼントを選ばせるという手段をとった。
聞き出す手間も、探しに行く手間も省ける。ここにあるものから選ぶのだから。
2人とも無難に選択し、途中から、近くに住む義父母も合流し、娘それぞれにプレゼントを、買ってくださり、やれやれ、今年のサンタ業務は一件落着…と思って帰る道中、下の娘が突然こういった。
「やっぱりさあちゃん、サンタさんに違うの頼む」
「さあちゃん、あれ頼む」と娘が指さしたのは、上の娘がついさっき義父母に買ってもらったどんぐり共和国のトトロのクッション。
だったら、なぜ
腹の底からせり上がる言葉を飲み込みながら、
「いやぁ、サンタさんもう用意したんちゃう?」と苦しい言いのがれをするも「そんなはずないやん。まだ大夫に決まってんやん!!」という娘…
「いやぁでも、どうかな…」言葉を濁す私たちに
「サンタさんは何でも願い聞いてくれるんやから」と半泣きになりながら言う娘。
地獄だ…。
なんで母親の私より 会ったこともない爺さんを信頼するかなぁ、と思いながらも、そう仕向けているのは大人たちなのだから仕方あるまい。
取りあえず家につくなり どんぐり共和国に在庫確認の電話。一つあるとのこと。
明日昼までに取りに来てくれるのなら取り置きをしておくとのこと。
仕事終わってからでないと行けない…。ダメ元でママ友に頼んでみると二つ返事で「いいよ。午前中にいくよ」とのこと。
こうして、本当にサンタさんは娘の願いを叶えてくれた。
サンタの連携プレー恐るべし!!
でも、全世界がグルになって、いまだに子供に、ネタバレしてないってやっぱり世のサンタさんがそれだけ頑張ってるってことよね。それって本当にすごいことじゃない?と独りごちるおばChannelであった。