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娘がサンタさんにお願いしたSDGsなプレゼント

昭和のおばちゃんが日々見聞きしたこと感じたことを昭和目線で独りごちます。

サンタ業務もそろそろ佳境に入ろうかというこの時期。皆さんお忙しくされているのでしょうか…。

子供たちの願いをかなえるためにありとあらゆる手段を使ってプレゼントを手に入れる…それがサンタ…。

我が家にもサンタが来ていた。
娘が4歳の頃、私もサンタ業務の片棒を担ぐべく、娘に探りをいれた。
「さあちゃんはサンタさんに何頼むの」
と。すると娘から返ってきた答えは
「自転車のかご」だった。

自転車のかご………

当時2つ上の姉が、誕生日に自転車をかってもらったのだが、さあちゃんの自転車は、粗大ごみの日に近所の家の前に捨てられていたものである。
サイズが丁度娘に合っており、
「さあちゃんこの自転車欲しい。」と言ったので、その家の方に承諾を得て持ち帰ったものだった。
当初青色だったそれは、私の手により赤に塗り替えられ、娘の愛車となっていた。親子共々とても気に入っていたのだが、かごはついていなかった。
姉と自転車でお出かけするときは、姉が自転車のかごになんやかんや入れるのがうらやましかったのだろうか…。

自転車のかご…

母は考えた。
子供がサンタさんに頼むものとしては
現実的すぎやしないか、と。
これは、生活必需品、例えばパンツを頼んでいるようなものではないのかと…。

母(私)は、急に申し訳なくなってしまった。
思わず「さあちゃん、かごはお母ちゃんが買ってあげるから、さあちゃんは何か、別のものサンタさんに頼み」と言ってしまった。

クリスマス当日娘のもとには子供らしい何かが届いたが、私も娘も覚えていない。自転車のかごだったら絶対忘れなかったのに…。

今から考えると、4歳の娘は曇りのない眼(まなこ)で、自分にとって本当に必要なものがわかっていたのだろう。そんな子供の眼を曇らせていくのはいつだって大人なんだよなあ…と反省。

さて、今年のクリスマス、自分サンタに何をもらおうか…と考えても、結局生活必需品しか思いつかないおばChannelなのであった。






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