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昭和vs平成 世代の境界線を感じた 10月10日の出来事

昭和のおばちゃんが日々見聞きしたこと感じたことを昭和目線で独りごちます。

10月10日は昭和で言うと体育の日。
東京オリンピックの、開会式の日。
というと
はっ?何言ってるの、この間、夏やってたやんとなるのが平成生まれの若者だろう。
実際、職場のおっちゃん(おばChannelより一回りほど上)が、10月10日に若者を捕まえて
「今日なんの日か知ってるか」と聞くので耳をダンボにしていた。すると、若者は
「銭湯の日」と即答。

銭湯の日?

「まじか?いつの間にそんな日になったんだ?!」おばChannel心の声…
するとおっちゃんも私と同じ反応で
「えっ?銭湯の日?なんでよそれ。」と、逆に質問している。
それに対し若者は
「なんでか知りません。朝、目覚ましテレビで紙兎ロペが言ってました。」とのこと。この答えには、おっちゃんも
「なんでよ、それ。」と、腑に落ちない様子。
おばChannelは気になった。
なんで?なんで?なんで銭湯…。
その時おばChannelは閃いた。

はっ!!わかった

1010.…千十で銭湯や!!
だが、だまったまま話の続きをきくことに。

「で、何の日かわかるか?」
とおっちゃん再び。
しばらく考えた若者は
「ジュウジュウ焼肉の日」
と、答えた。
上手い!

が、東京オリンピックは出てこない。

まあ、知らんわな…。

若者が物を知らない、と思うこともあるが、それはあくまでも、我々世代の物であって、若者にとっては過去の化石みたいなものだ。若者にとっては知らなくても何ら困らない。

我々世代も、若者世代の物を知らない。しかし、それは今を生きていくうえで知っておいた方がいいことが多い。ここが辛いところだ。

結局、正解がでない若者に、1964年の東京オリンピックの開会式だったことをおっちゃんが語り、質問は
「何故10月10日だったのか」に変わっていった。
ここで若者は
「えー、なんでですかぁ?」といいながらググりだした。
そして、
「あー晴れる確率が高かったからですね。」と晴れの特異日であることを調べだした。

これよ、これ。

おっちゃんは、きっと、あ~やこ〜や言って、話がしたかったはずだ。しかし、このスマホと言うアイテムは、それをさせてくれない。
あ~や、こ~やを楽しみたい昭和と、タイパ的にそんなことはしていられない平成。ここに世代の境界線が存在するのだ。

そして、おっちゃんは、若者がスマホを出してきた時点で めんどくさがられていることに気付かなけらばならない。
しかし気づかないのがおっちゃんだ。
今度は
「ガラガラポンって、知ってるか?」と新たな質問を始めた。

「ガラガラポン?ガチャポンのことか?」

と心のなかで思ったおばChannel。
若者も「なんですか?ガチャガチャのことですか?」と、同じ反応。それに対し
「え~、○○さんやったら知ってるやんな。」と、突然おばchannelに振ってきた。おっちゃんはおばchannelを同じ境界線の内側にいると思っているのだ。おばchannelもそう思っていたが、ガラガラポンは知らぬ。使ったこともない。「しらないです。」と答えると
「え~、白紙に戻す。仕切りなおすの意味やで。語源は麻雀から来てるんやで。○○さん麻雀するやろ。」とのこと。

麻雀から?どこが?

そもそも「ガラガラってなんですか?」と聞くと「混ぜるときの音や。」
いや、麻雀はジャラジャラやろ。それに、仕切り直しなら、ポンではなくロンではないのか?などと思いながらも、それ以上話を長引かせるのは得策ではないと考え、「へ~、知らなかったです。」で話は終わった。

そして家に帰ってググってみた。ガラガラポンの意味と語源を。すると
「ガラガラポン」という言葉の語源はくじの入った箱を振ったり回したりして、くじを振り出すときの「ガラガラポン」という音にあります。とあった。

麻雀ちゃうやん。

と思いながらも、おっちゃんとおばchannelの間にも世代の境界線はあったなぁと感じるおばchannelであった。



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