線路は続かないよここまでよ
昭和のおばちゃんが日々見聞きしたこと感じたことを昭和目線で独りごちます。
阪急電車の特急が有料になったと 巷でニュースになっていた。
(プロジェクトX風)奈良県民は思った。
当たり前やん……特急やねんから…。
そう、奈良県内は近鉄電車とJRしか走っっていない。だからJR沿線に住んでいない奈良県民にとって、電車=近鉄 なのである。高校生になって初めてJRの存在(本数が非常に少ない不便な電車)を知ったおばChannel。
では 電車=近鉄orJR ではない を知るのはいつなのか?
それは、高校3年生のときである。
おばChannelも電車は近鉄ぐらいにしか思っていなかったので 大学受験をする際友人に
「何電車で行くの?」と聞かれて
「何電車?」と疑問に思った。
「えっ、近鉄電車やろ」というと、
「いや、その先やん。どこで乗り換えて何電車に乗るん?」
このとき初めて 近鉄電車は難波までしかいかないこと、そこから先は、阪神電車、阪急電車、南海電車などに乗り換えないといけないことを教えてもらった…。なんと物事を知らなかったことよ。
そうか、電車ってそんないろんな会社ががあったのね…。
普通、準急、急行、特急しかないと思っていた…。
これは奈良県民あるあるでる。ちなみに夫もそう思っていたと言っていた。
単に非常識な似たもの夫婦という可能性もあるが……
近鉄電車に乗ればどこまでも行けると思っていた。そうか…電車は続かないよ 難波までよ、か…。
そんな私も大学生になり、地下鉄(大阪メトロ)阪急を乗り継ぎ、大学に通うようになった。
でも阪急電車の特急には乗らなかった。だって特急料金がいると思っていたから…。
大学からの帰り 特急を見送ろうとする私に
「なんで乗らへんの?」と聞く友人。「だって特急券買ってないし。」というと
「特急券?」と逆に聞かれ
「特急料金かかるやろ?」と聞くと
「え?!かからんよ。」と言われたときの 衝撃やいかに!!
「えっ?余分にお金払わなあかんやろ?」とまだ言う若きおばChannelに「いらんよ。なんでいるんよ。」と言われわけがわからなくなった。
特急に乗ると早く着くわけで、「時は金なり」で時短にお金がかかるのは当然のことと思っていたからだ。
なんと 阪急電車は、懐が深い。
何なら阪急電車の普通電車は近鉄の特急ぐらい(有料にしてもいいぐらい)きれいだし…
そんな阪急電車の有料特急。
いつかは乗ってどこまでも行きたい……と思うおばChannelであった。
(阪急電車も続かないよ、神戸までよってか。)