コロナになって分かったこと
私は働き出してから、仕事を休むことがないくらい元気だったのですが、先日濃厚接触者から、コロナになってしまいました。
コロナになって、喉がすごく痛くて痛み止をのんでいるのに効かず、寝ることができない日がありました。
しんどくて、寝たきり。ご飯も食べるのもしんどかったです。
私の働いている病棟は術後の患者さんを見ることが多いです。
術後の患者さんは術後1日目、しんどいから横になっておく、と言われることが多いのです。
でも、看護師としては術後合併症予防として、どんどん動いてくださいと離床を進めます。
私はコロナになって3日ほど寝たきり状態でした。その後はリビングと寝室の行き来のみ。
隔離期間が終わり、体力を戻すために、2キロほど外を歩きました。歩いているときは特になにも思わなかったのですが、帰ってきたらへとへと。こんなにも疲れるのかってぐらい疲れました。いままで、こんなことはなかったんで自分でもすごくビックリしました。
たった7日間ほど家にこもりっきりになっていただけで、こんなにも体力が落ちるのだと、身をもって感じました。
術後の患者さんは、寝たきりになるわけではないですが、何時間もの手術に耐え、夜中も痛みを耐えながら過ごしていることを考えると、しんどくて動けないというのも仕方がないのかなと思ったりしました。
他にも、何日もお風呂に入れなくて、久々にお風呂い入ると、すごく体力を奪われ、すぐに横になったこともありました。
患者さんが、お風呂入ったけんしんどくなった、と言うことをよく耳にしていました。コロナになるまでは、そこまでしんどくはないだろうと思っていましたが、コロナになってしんどいと言っている患者さんの気持ちがわかった気がしました。
実際に体験してみないと分からないことが多く、ほんの少しですが患者さんの気持ちもわかった気がしました。これからもっと患者さんにはこれまで以上に優しく接していこうと思いました。